2018年4月18日水曜日

高齢者の筋トレ

高齢者でも筋トレで寝たきりは防げる?

寝たきりを防ぎ、健康長寿を目指すには、高齢になっても自分の足でしっかり歩いて、移動できる筋肉量を維持することが肝心です。そのためには、若いうちから特に下半身の筋肉を強化していくことが重要です。

 調査データでは、筋トレを続けていれば、90代の人でも筋肉が肥大することが分かっています。また、要介護認定を受けた人でも、適切な負荷をかけた安全な筋トレを続けていけば、自分の足で歩けるようになるなど、明らかな効果が得られるそうです。

であれば、若いうちから筋トレを頑張らなくてもよいのでは?と思う人もいるかもしれません。そんな方は、右図で、加齢による筋肉量の低下傾向を知っておきましょう。

 図は、人は20代から筋肉量が低下していくことを示しています。筋肉量が多い人ほど、いわゆる「寝たきりライン」に到達するまでの時間が長く、筋肉量が少ない人ほど、早く到達してしまうことになります。
 例えば、今あなたが40歳で、筋肉量が少なかったとします。そのまま筋トレをしないで過ごしていくと、70代半ばには寝たきりラインに到達してしまいます。しかし、筋トレを頑張って、筋肉量を戻すことができれば、寝たきりラインに到達するのは80代半ばになります。さらに、筋肉量を増やせれば、90代半ばまで自足歩行ができることになるのです。
 その際、注意する点があります。高齢になるにつれ、寝たきりラインに達するまでの時間の猶予が少なくなっていきます。また、筋肉量はいくつになってからでも増やせるとはいっても、高齢になってからトレーニングを始めると、代謝や体力が落ちているため、増やせる筋肉量が少なくなります
 高齢者でも筋トレを始める意義は大いにありますが、寝たきりラインに到達するタイムリミットを少しでも先に延ばすためには、30代、40代の人でも、今のうちから筋トレをしておくことが非常に重要です。50代以上の方はなおのこと、今から筋トレを頑張って、筋肉量の減少を少しでも遅くしていきましょう。
【筑波大学大学院スポーツ医学専攻 久野教授】         
(出典:http://gooday.nikkei.co.jp/)

加齢性筋肉減少症 “サルコペニア”

サルコペニアとは、加齢や疾病によって筋肉量が減少することで、握力や下肢筋・体幹筋など全身の「筋力低下が起こること」を指します。または、歩くスピードが遅くなったり、杖や手すりが必要になったりなど、「身体機能の低下が起こること」を指します。
 サルコペニアは、一人暮らしで食事を作るのが面倒になる、入れ歯が合わずによくかめない、病気なって食欲が落ちるなどのちょっとしたことが要因になります。それが運動不足や栄養不足につながって筋力は低下していくのです。
 要介護状態となるのを予防し、健康寿命を延ばすためにも、高齢者は運動不足とタンパク質不足をしっかりチェックすることが大切です。

アミノ酸の摂取によるタンパク質合成に年齢関係なし

タンパク質を摂取することで筋肉の合成が促され筋肉が発達します。通常、その材料となるタンパク質がなければ筋肉は合成できないことになります。タンパク質は、筋肉に必要な材料となるアミノ酸が揃っていなければ意味がありません。アミノ酸の投与に対する高齢者の骨格筋タンパク質代謝の反応は若者と同じであり、アミノ酸の経口摂取により、高齢者の骨格筋タンパク質合成は若齢者と同程度に増加することがわかっています。

筋肉量の減少がエネルギー産生低下・基礎代謝低下を招く

筋肉の中には多くのミトコンドリアが存在します。心臓にミトコンドリアが多いのは心臓の大半が筋肉で出来ているからです。筋肉量が減少するとミトコンドリアも減少します。それはミトコンドリアの活性低下を意味し、サルコペニアの原因であるエネルギー不足につながります。筋肉は身体を動かす役割のほかに、体液の循環や体温の維持をも担っています。特に基礎代謝量は筋肉量と関係が深い(基礎代謝の内約40%が筋肉で消費されている)ため、筋肉量が減るとそれがそのまま基礎代謝の低下につながります。

アミノ酸スコア100のペプチドとコエンザイムQ10

アミノ酸スコアとは、タンパク質の品質を評価するためのスコアで、タンパク質を体内で利用するに必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれ、それらが全て存在する場合にはアミノ酸スコアが「100」となります。そして、吸収にはアミノ酸がペプチドの状態であることが理想的です。

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 康復医学学会の研究から生まれた三種混合だし『薬膳の素』(販売元:和漢生薬研究所)は、アミノ酸スコア100、吸収力の高いコラーゲンペプチド製品です。
 また、サルコペニア対策として「コエンザイムQ10」(Co-Q10)もおすすめします。Co-Q10は、ミトコンドリアを活性化させてエネルギーを作り出すために不可欠な存在です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2018年4月11日水曜日

脳の老化

人は"感情"から老化が始まる?

脳の中で最も早く老化し始めるのが前頭葉。前頭葉とは、感情や意欲、また記憶を司る部位です。前頭葉以外の、たとえば言語理解を司る側頭葉や計算能力に関係する頭頂葉は、かなり高齢になるまで、その機能は老化しません。平均的に73歳くらいまでは言語性IQや動作性IQを維持することができると言われます。一方で前頭葉は、個人差もありますが40代頃から萎縮し、老化し始めるのです。

 前頭葉の老化(=感情の老化)を放っておくと、ボケやすくなり、体も見た目も加速度的に老け込んでいくことになります。しかし逆に言えば、前頭葉の若さを保ち「感情の老化」が防げれば、多くのボケ状態や見た目の老化も未然に阻止できるということです。それゆえ脳から全身に広がる老化を防止するには、まずは前頭葉を鍛えておくことが必須なのです。

40代以降の「脳」の老化

①前頭葉の萎縮
 早い人で40代から縮み始めます。萎縮が進むと、感情のコントロールがきかなくなったり、思考が平板になったりします。
②セロトニンの不足
 脳内伝達物質「セロトニン」の減少は"うつ"を引き起こしやすくします。一時的な減少でも意欲低下やイライラなどの心の不調をもたらします。
③動脈硬化
 脳の血管は非常に細く、動脈硬化を起こすと即、血流が悪化するため、とりわけ深刻です。脳の動脈硬化が進行すると、自発性が喪失します。
④男性ホルモンの減少
 男性ホルモンには脳に直接働きかけて、意欲を高めたり判断力や記憶力を高めたりする機能があります。男性ホルモンの減少により、憂鬱感や、集中力やアグレッシブさの欠如、判断力や記憶力の低下が引き起こされます。

脳の出力系を鍛える

どうしても人の名前、モノの名前が思い出せない。そんなときに便利なのが、「アレ」「ソレ」「コレ」といった指示代名詞。家族との会話では、「アレ、どこやったんだ?」「ああ、アレならアソコに置いてあったわよ」で事足りてしまいます。歳をとればとるほど「名前が思い出せない」‥‥と、指示代名詞頻発の会話になるのは致し方ありません。
 しかし、これをただ放っておくのは問題です。単語が出てこず指示代名詞に頼るのを「よし」として、「思い出そう」という努力を怠ることは、すなわち「思い出す=脳のアウトプット機能」を使わなくなることです。脳の機能は、使わなければサビていく一方なのです。
                  (出典:https://prtimes.jp/)

■脳の老化を予防するために

脳の老化は加齢によりある程度は仕方がありませんが、少しでも老化を食い止めるために知っておくべきことがあります。

前頭葉の老化を食い止める!

脳の前頭葉は、意欲感情思考創造性などを司っています。意識して日常の習慣や趣味・嗜好、考え方をほんの少し変えるだけで前頭葉の老化は防ぐことができます。

 一般的な脳萎縮の原因の一つにお酒があります。アルコール依存症のように明らかな過剰摂取の人には脳萎縮が高い割合でみられることは知られています。しかし近年の調査では、依存症ではない人でも飲酒量に比例して脳萎縮の程度が強くなることが明らかにされています。
 お酒を飲む方は、量を控えるだけでも老化の進行を抑えることができるのです。

「うつ」の予防を心がける!

脳内伝達物質が正常に機能しないと「うつ」などの精神的な症状が現われ、脳の老化は進行します。特に「脳内セロトニン」が減少したり、セロトニン神経通過性が不安定だったりすると、うつ症状は進行し、脳の働きはますます老化に向かってしまいます。

 セロトニンは人体内に約10mg存在しますが、脳内の中枢神経系に存在するのはたった2%に過ぎません(消化管粘膜に90%、血小板中に8%)。セロトニンの原料は必須アミノ酸の一つ「トリプトファン」で、それが5-ヒドロキシトリプトファンを経てセロトニンになります。しかし、トリプトファンを食物から摂っても、腸で生成されたセロトニンはほとんど体内で使われてしまいます。また、脳内セロトニンは脳幹の縫線核で合成されますが、トリプトファンは血液脳関門の通過にあたり、LNAAs(他のアミノ酸群)と共通の輸送体を使って脳内に入るため、高たんぱく食などLNAAsが多い環境ではトリプトファンは脳へ取り込まれにくくなります。そのため、脳内セロトニンを増やすことはなかなか難しいのです。

微小循環(毛細血管)血流を正常に保つ!

脳の老化を食い止める基本的な条件の一つが微小循環血流の正常化です。微小循環血管(毛細血管)は年齢とともに劣化し、また減っていきます。皮膚の毛細血管を調査した研究では、60~70代の人は20代に比べて、毛細血管が4割も減少していました。体の老化は毛細血管の劣化からと言われますが、脳の老化も同様です。脳の微小循環血管の劣化・現象を食い止めてためにも、十分な血流のアップが必要なのです。

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 康復医学学会のお勧めする「ラフマエキス」には、脳内セロトニンの増加及びセロトニン神経通過性の安定促進が期待できます。また、「HM-3000(特系霊芝)」には脳内の微小循環血管とその血流の改善効果が期待できます。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2018年4月4日水曜日

脳神経内科

新しい標榜科は「脳神経内科」
神経内科から変更、日本神経学会

 一般社団法人日本神経学会(代表理事:高橋良輔 京都大学医学研究科臨床神経学教授)は、学会としての標榜診療科名を「神経内科」から「脳神経内科」に変更すると発表しました。
 同学会によると、診療科名変更の目的は神経内科の診療内容をよりよく一般の方々に理解していただくことにあるとのこと。現行の「神経内科」では、いまだに心療内科や精神科と混同されることがあるといいます。標榜診療科名を脳神経内科に変更することにより、脳卒中や認知症が対象の診療科であることを周知する狙いがあります。

患者が受診科を迷い、適切な治療の機会を逸することも

日本神経学会は、神経内科の標榜が認可された1975年以降、名称を浸透させるためにさまざまな対応を行ってきました。例えば、神経学会の関係団体である神経内科フォーラムの企画として、新聞の全面広告で「神経内科をご存知ですか」というキャンペーンを2013年から行っております。

 しかし、いまだに心療内科や精神科と混同されることがあり、専門とする脳卒中や認知症などの診療領域が国民に広く認識されていない状況が続いているといいます。そのため、患者自身が神経内科受診を思いつかずに受診科を迷うことで、診断がつかない状態が何年も続いたり、適切な治療のタイミングを逸したりするといった事態を招いています。

 そこで同学会は、昨年(2017年)の理事会で「脳神経内科」への名称変更を決定し、今年の社員総会で報告しました。標榜診療科名を変更することにより、内科的な専門知識と診療技術により脳・神経の疾患を治療する診療科であることを明確化します。

 なお、標榜診療科名の変更に伴う専門医の名称変更などの課題は残るものの、既に厚生労働省医政局の理解を得て、現在、日本医学会などの関係機関・学会に説明を行っているということです。 
(出典:https://medical-tribune.co.jp/) 

■神経内科で扱う疾病と康復医学

神経内科は脊髄神経筋肉の病気をみる内科です。体を動かしたり、感じたりする事や、考えたり覚えたりすることが上手にできなくなったときにこのような病気を疑います。 

神経内科と他の科の違い

神経内科と間違えられやすいのが精神科、精神神経科、神経科、心療内科などです。これらの科は精神科の仲間で、主に気分の変化(うつ病や躁病)、精神的な問題を扱います。
 神経内科はこれらの科と異なり、精神的な問題からではなく、脳や脊髄、神経、筋肉に病気があり、体が不自由になる病気を扱います。症状としてはしびれやめまい、うまく力がはいらない、歩きにくい、ふらつく、つっぱる、ひきつけ、むせ、しゃべりにくい、ものが二重にみえる、頭痛、かってに手足や体が動いてしまう、ものわすれ、意識障害などたくさんあります。まず、神経内科でどのような病気か診断し、手術が必要な病気の場合は脳神経外科に紹介します。脳神経外科は外科ですので、基本的に手術などが必要な病気を扱います。脳腫瘍や脳動脈瘤などが脳神経外科でみる代表的な疾患です。
 
 中には精神科と神経内科どちらでも診る病気もあり、認知症てんかんなどはその代表的なものです。最近は認知症も原因がわかりつつあり、脳の変化もよくわかってきています。
 また、大学によっては既に神経内科とよばず脳神経内科など他の名称の場合もあります。

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 神経内科(脳神経内科)で扱う代表的な病気(頭痛、脳卒中、認知症、てんかん、パーキンソン病など)の症状は、康復医学の得意とする分野でもあります。
 
康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、全身に張り巡らされた微小循環*を改善するため、瘀血(おけつ)を原因とする倦怠感や肩こり、頭痛といった不定愁訴の自覚症状が改善されます。
 当然、脳内の微小循環血流もスムーズに流れることになるので、脳血管障害や認知症の症状も改善される可能性が高いのです。
 また、てんかんなどの神経細胞の異常や、パーキンソン病のような神経伝達物質(脳内ホルモン)のバランス異常に対しては、康復療法として「ラフマ」をおすすめします。ラフマエキスは、脳内セロトニンの増加とセロトニン神経通過性の安定に働き、様々な脳内ホルモンのバランスを整えることがわかっています。

*微小循環細動脈の末梢から毛細管に分かれ、再び集まって細静脈の末梢に至るまでの毛細管の環境及びその血流と、その間の血液-間質液-組織細胞間の物質移動、間質液の流れとリンパ系を通じての輸送なども包括します。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2018年3月28日水曜日

人獣共通感染症

猫とキスをするのは危険?

2016年に野良猫にえさやりをしていた60歳代の女性が呼吸困難の症状を呈して死亡するという出来事がありました。この女性は野良猫にえさやりを行なっており、猫からコリネバクテリウム・ウルセランスが感染したと考えられています。 この菌はジフテリア菌の仲間で、よく似た症状を起こすことがあります。古くから牛などの家畜が持っていると言われてきましたが、近年では犬や猫からも検出された報告があり、人への感染源になっている可能性があると言われています。
 猫も犬と同様に社会性の高い動物です。友好関係にあるお互いの存在を確認することで安心感を得ます。群や親子の絆の形成に親愛の情を示すコミュニケーションは必須です。母猫からの仔猫への、舐めたり、毛づくろいをしたりなどのグルーミングは大人になっても残る行動です。また、猫の口周りや顎、耳の付け根にはアポクリン腺という汗の1種を分泌する部分があります。この部分の匂いを嗅いだり舐めたりすることで縄張りをアピールしたり、仲間同士の挨拶をするのです。飼い主を仲間と思ってキスをしてくるのでしょう。
 人の感染症はおよそ1500あると言われています。しかしその半分以上が本来人以外の動物を宿主としている病原体と言われています。このように、本来は人以外の動物にいるはずの病原体が人に感染して病気を起こす感染症のことを「ズーノーシス(zoonosis)」と呼び、日本語では「人獣共通感染症」あるいは人畜共通感染症」と呼びます。先ほど話題にしたコリネバクテリウム・ウルセランスも人獣共通感染症の一つです。
 猫のキスで感染する可能性のある感染症として、代表的なものは、パスツレラ症、トキソプラズマ、コリネバクテリウム・ウルセランス症、猫のクラミジア性結膜炎などです。
 猫から猫へ感染するときにくしゃみや接触などで感染するため、猫から人へも同じように感染する可能性があると考えられています。猫から人に感染したという国内での報告はまだありませんが、アメリカやイギリスで数例の報告があります。猫にくしゃみや鼻水がみられる時は、動物病院に連れて行って治療を受けさせましょう。
 猫から人に感染する病原体はさまざまなものがありますが、排泄物を片付けたり触ったりした後には必ず手洗いをするなど、衛生的な状態を保つようにすれば予防できるものが多いです。病気への正しい知識を得ることで適切な予防策をとって、猫と楽しい生活を送りましょう。                           
(出典:https://mainichi.jp/) 

■ペットから感染する人獣共通感染症

 ペットを室内で飼うことが多くなって互いに接触する機会が増えたこと、住宅の気密性が高くなって病原菌が繁殖しやすくなったこと、ペットを家族のように扱い濃厚な接触をする人が増えたことも原因と考えられています。
■パスツレラ症 
 犬や猫が噛む、ひっ掻く、舐めることで感染。犬の75%猫の100%近くが口内に病原体を持っているため、飼い主が最も注意しなければいけない病気。傷の周りが赤く腫れて激しく痛む。鼻や口から感染し、せきなど風邪に似た症状が出て、副鼻腔炎気管支炎になることもある。重症になると肺炎髄膜炎を起こし死亡した例も。

■ネコひっかき病
 猫や犬が噛む、ひっ掻く、舐めることで感染。ひっかかれた部分の皮膚が赤く腫れ、その近くのリンパ節が腫れて痛む。微熱、倦怠感などが現れる。通常は2~3週間で治るが、重症になると脳症をひき起こすことも。ノミが原因となることが多い。

■カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症
 犬や猫に咬まれたりひっ掻かれたりすることで感染・発症。免疫機能の低下した人において重症化する傾向のある感染症。主な症状は、発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛などで、重症例では、敗血症髄膜炎を起こし、播種性血管内凝固症候群(DIC)や敗血性ショック、多臓器不全に進行して死に至ることも。

■イヌ・ネコ回虫症 
 犬や猫のフンに含まれる虫卵が口に入ることで感染。「公園の砂場が危ない」と話題になった感染症。人の体内に入った回虫が体内を移動して内臓や目に入ることで様々な障害をひき起こす。子どもに多くみられ、内臓に入ると発熱、ぜんそく、肺炎など、目に入ると視力障害視野障害が起こる。

■トキソプラズマ症 
 ネコのフンから感染。加熱が不十分な豚肉から感染することも。抗体を持たない妊婦が初めて感染すると、まれに胎児に影響する。胎児が感染した場合、死産や流産を招いたり、神経・運動障害をひき起こすことも。

■皮膚糸状菌症(真菌症)
 白癬などともいい、皮膚病(糸状菌症)にかかっている犬や猫、ハムスターなどと接触することで感染し、発疹、かゆみ、化膿などを起こす。通常は抗真菌薬を塗れば治る。ペットの治療によって感染源をなくすことが重要。

■レプトスピラ症
 犬の腎臓で増殖する菌が、尿が排出されるときに一緒に出てくる。人が発症すると、悪寒、発熱、倦怠感、結膜炎などの症状が出る。重症になると、尿たんぱくが出て、出血と黄疸症状が出る。適切な治療を行わないと致死率は20~30%になる。

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 康復医学学会では、人獣共通感染症の予防に対して「ホタテ貝殻焼成カルシウム」の水溶液による手洗いやスプレーをおすすめしています。塩素系の消毒剤と比べ、持続性があり、天然素材の原料なのでペットや赤ちゃんにも安心・安全。そのうえ消臭効果も期待できます。
 触れあった後は手洗いなどを確実に!


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光・愛・感謝 村雨カレン

2018年3月20日火曜日

慢性疲労症候群

日常生活も困難な "慢性疲労症候群"

ある日突然、座っているのさえつらいほどの疲れに襲われる。微熱や頭痛が続き、朝起きることもできなくなってしまう。これらの症状が伴い、20~40歳代の女性を襲うことが多いのが慢性疲労症候群(CFS)です。

 風邪と思って病院に行くのですが、微熱や喉の痛みは治まりません。検査をしても疲労や筋肉痛の原因が見つかりません。疲れているのに眠れず、次第に朝起きることができなくなり、会社を休んでしまう――。CFSによく見られるケースです。
「職場に迷惑をかけるからと休職するのだが、復職しても欠勤を繰り返し、退職せざるを得ないということもある」(大阪市大医学部附属病院疲労クリニカルセンター山口医師)

 CFSは「筋痛症性脳脊髄炎」とも呼ばれ、生活が著しく損なわれるほどの強い全身倦怠感、微熱、リンパ節腫脹、頭痛、筋力低下、睡眠障害、思考力・集中力低下などが休養しても回復せず、少なくとも6か月以上の長期にわたって症状が続き、重症例では生活全般において介護が必要な状態となり得る疾患です。重症患者は医療機関への通院も困難となると言われています。
 1984年に米国で集団発生のあったCFSは、日本では現在約40万人の患者がいると報告されていますが、明確には把握されていません。はっきりとした原因は分かっていませんが、インフルエンザやヘルペスなどのウイルス感染精神的・肉体的なストレスなどにより、神経内分泌・免疫系の機能不全を来すことが関係しているのではないかといわれています。

 診断ではまず、疲労の原因と考えられる病気がないことを確認します。その上で、疲労感など診断基準となる主な症状があるか、6カ月以上続いているかを調べます。
 根治的な治療法はなく、活性酸素を減らすビタミンCや漢方薬を処方し、睡眠導入剤や痛み止めなどによる対症療法を併用します。また、起床時に横になったままストレッチをする、ラジオ体操をするなど、続けることができる軽い有酸素運動も指導するそうです。

「CFSの患者は、ウイルスなどから体を守る免疫力の鍵となるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性数値が下がっているので、感染症には弱い。風邪やインフルエンザの予防に手洗いやうがいも大切だ」(山口医師)

 該当する症状に悩む人は、一般内科を受診して疲労の原因となる他の病気が隠れていないか確認した上でCFSの対策を実践するのが望ましいとのことです。
(出典:http://kenko100.jp/) 


■慢性疲労症候群

脳の機能低下が原因

肉体的な疲労で手や足、腰がだるいとしても、手足、腰の筋肉で疲労を感じているのではなく、筋肉の抹消から脳に信号が伝わり、脳で「疲れた」という感覚が生じているのです。その結果として、意欲や行動が低下すると考えられています。
 
 抹消組織から送られてきた信号を感知し脳内で疲労感を伝える物質の働きが「疲労の本質」といわれています。
 その過程は、免疫系や内分泌系もからんでいて、脳にこれらの働きを制御する、右図のような「疲労回路」があるのです。疲労感が長く続く慢性疲労症候群の患者は、脳内の神経伝達物質の合成・分泌障害などが確認されていて、脳の疲労回路機能が低下していると考えられます。

原因はセロトニン神経の低下

慢性疲労症候群患者の脳全体を調べたところ、右図の白点線部分のみでセロトニン輸送体の量が減少していました。これは、セロトニン終末(神経線維の末端)の数の減少を表していると解釈されます。
 同時にセロトニンの分泌量が減少していて、この部分でセロトニン神経が低下していると考えられています。

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 慢性疲労症候群のような、日常生活に支障をきたすほどの疲労に対しては、康復医学学会の研究テーマのひとつ「コエンザイムQ10(Co-Q10)」に期待がもてます。Co-Q10は抗酸化やエネルギー産生に関わるメカニズムが解明されています。
 また、同学会の主要研究素材「ラフマ」には、セロトニンの分泌促進に関するデータがあります。セロトニンは、睡眠ホルモンのメラトニンの原料でもあるため、慢性疲労症候群の症状のひとつである「睡眠障害の改善」にも期待できます。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2018年3月7日水曜日

「無添加」の実情

心ひかれる“化学調味料不使用”

 スーパーで、パッケージに大きく「化学調味料不使用」と書かれた人気の「だしパック」を見つけた若いお母さん。値段は張りましたが家族の健康のことを考えて購入しました。でも。家に帰ってラベルを見ると、「酵母エキス」「粉末醤油」などという文字が‥‥。以前読んだ本に「家庭の台所にないものは添加物と思え」と書かれていたことを覚えていた奥さんは不安になりました。
 では、化学調味料、酵母エキス、粉末醤油とはいったいどんなものなのでしょう?

■化学調味料

:本来天然素材の食物の中に存在するグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸などのうま味成分を人工的に製造し、ナトリウム(Na)と反応させてうま味を強めたものが「うま味調味料」と呼ばれるものです。アミノ酸系の「グルタミン酸Na」、核酸系の「イノシン酸Na」「グアニル酸Na」、この核酸系の2つを混合した「リボヌクレオチドNa」などがあります。これらはかつて「化学調味料」と呼ばれていましたが、消費者に人工的物質の悪いイメージを与えるので、業界では「うま味調味料」と呼ぶようになりました。

■酵母エキス

:酵母エキスの原料は、うま味を取るためだけに培養されたトルラ酵母や、ビール酵母。これらから抽出したエキスにはグルタミン酸や核酸の強いうま味が含まれます。だしパックに混ぜれば、だし素材の焼きあごやかつお節、昆布の使用量が少なくできます。

■粉末醤油

:粉末醤油は、油を搾ったあとの脱脂加工大豆(たん白質)を塩酸で分解して作った強いうま味を持つアミノ酸液(「たん白加水分解物」と呼ばれます)に、加工でんぷんを加えて粉末にしたものです。たん白加水分解物を使っているのは世界でも日本だけクロロプロパノール(発がん物質)が問題になっていますが、日本には規制が無いので、普通に使われています‥‥。

 うま味調味料は呼び方が変わっても添加物として扱われますが、酵母エキスたん白加水分解物(粉末醤油)は「食品」扱い。だから、だしパックにこの二つを使用していても「化学調味料不使用」と名乗れるわけです。



「〇〇無添加」「〇〇不使用」
という言葉。何となく、ですが、心ひかれませんか?
 あご(トビウオ)とか、かつお節をそのまま使えば、酵母エキスやたん白加水分解物などは必要ないと思うのですが、消費者の「安い・簡単・便利・きれい・オイシイ」の要望を満たすため、ありがたいことに商品メーカーは、様々な技術を駆使して作られた大量の化学調味料や化学加工物質の添加物を使って私たちに提供してくれているのです。

(出典:「素朴な疑問」(安部司著/不知火書房) 

■“調味料(アミノ酸等)”驚くべきその製法

「調味料(アミノ酸等)」というのは一括表示名です。様々な添加物である調味料の集合体(何種類使っているかは不明)ですが、主体はグルタミン酸ナトリウム(MSG)です。近年、メーカー側は「化学調味料」ではなく「うまみ調味料」というようになりました。うま味調味料は、かつては化学合成でも作られていましたが、今は以下のように作られています。

サトウキビからうまみ調味料!?

サトウキビから砂糖を取るとき、結晶化しない糖分が出ます。これを「糖蜜」と言いますが、結晶化を繰り返していくと、最終的にはこれ以上砂糖が取れないという「廃糖蜜」というものもできます。
 ある食品メーカーがバクテリアの遺伝子を組み換えることによって、これらの「糖蜜」からグルタミン酸を吐き出す「菌」(Glu-No.3株など)を作り上げました。
 この「菌」が作り出すグルタミン酸を精製して、炭酸ソーダで酸・アルカリの中和反応によって「グルタミン酸ナトリウム(ソーダ)」という化学物質に作り上げるのです。
「グルタミン酸」というのは天然に存在する物質で、白い結晶はほのかな酸味とうまみがありますが、味が薄過ぎて食品工業には使えません。しかし、「グルタミン酸ナトリウム」は完全な化学合成物質。グルタミン酸に比べて非常に強いうまみを出す物質です。しかも塩分が一緒にあると、より強いうまみを感じるようになります。
 この作り方をメーカーでは「サトウキビからうまみ調味料」と言い、特定の遺伝子組み換え菌による製法を「みそやしょうゆと同じ発酵製法」と言っているのです。

遺伝子組み換えによる調味料の問題点

このうま味調味料で問題になったことがあります。遺伝子組み換えによる添加物はいろいろ輸入されているのですが、その1つ、かつお、しいたけのうま味といわれる核酸系うま味調味料(リボヌクレオチドナトリウム)が、食品衛生法で定める「安全性基準」の審査を受けずに輸入、販売されていました(2011年12月)。
 遺伝子組み換えによる食品添加物の輸入は自己申告制であることから、申告がないと安全審査の対象にならず、無審査で大量輸入の恐れがあります。

 また、グルタミン酸ナトリウムについては遺伝子組み換え技術によって生産されても、最終物質がアミノ酸の純品であるから「健康影響の評価」は受けなくてもよく、「遺伝子組み換え」の表示は不要となっています。

 日本では当たり前のこの調味料ですが、海外では制限・禁止されています。アメリカでも、ベビー食品には使用禁止で、他の食品でも「NO MSG」の表示がないと売れません。日本でおなじみのカップ麺もアメリカでは「NO MSG」で製造、販売されています。       
(参考:厚生労働省医薬食品局食品安全部資料)


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光・愛・感謝 村雨カレン

2018年2月28日水曜日

睡眠薬

睡眠薬リスク 高齢者の転倒も

ベンゾジアゼピン系薬
都内の80代女性は、20年ほど前に寝付きにくくなり、睡眠薬を使い始めました。その後ベンゾジアゼピン(BZ)系薬を含め睡眠薬を2剤にまで増やしましたが、夜中に起きてトイレに行くたび転倒するようになりました。同居の娘さんから相談を受けたクリニックの主治医は「睡眠薬が影響しているのではないか」と考え、女性に減薬を勧めました。女性は医師の指導のもと、徐々に薬を減らしていきましたが、副作用も表れず食事や睡眠も取れていました。現在は夜眠れずつらい時だけ、BZ系薬でない睡眠薬を半錠使っています。心配されたトイレでの転倒もあまりしなくなったそうです。

BZ系薬の長期使用について、患者はメリットばかりでなく副作用などにも目を向けて考える必要があります。例えば、05年に英国医師会誌に掲載された論文によると、服用しても睡眠時間が平均25分しか延びず、夜起きる回数も減らず、転倒などの副作用が6人に1人の割合で起きているといいます。入院や死につながる交通事故、転倒、大腿骨頸部の骨折の発生率が、BZ系薬を使う患者では2倍という研究報告もあります。
 このため、米国の老年医学会では、高齢者の不眠や興奮、せん妄に対し、BZ系薬などは最初に選ぶべきではないと提言。その上で「高齢者や医療従事者らはこうした危険の可能性を知っておくべきだ」と訴えます。
 しかし、医療経済研究機構のチームが日本医療データセンターのレセプト(診療報酬明細書)などで分析すると、BZ系薬を使う65歳以上の高齢者は国内に約2割いて「ここ10年、利用者の割合に変化がない」そうです。BZ系薬の使用が減らない理由としては、①患者が強く求める ②医師が副作用を重篤と考えていない ③減薬や休薬を促す薬物療法以外の治療へのインセンティブがない――など様々です。

 海外では、BZ系薬の抑制策を取る国が多く、オランダでは催眠鎮静作用のためのBZ系薬処方を保険対象から外し、処方割合が睡眠障害では67%から59%に減少。フランスでは14年からBZ系薬の医療保険の償環率を65%から15%に抑えました。日本では、薬の承認審査を行う医薬品医療機器総合機構が17年にBZ系薬の長期使用による依存を防ぐため薬を適正に使うよう医師らに注意喚起しましたが、奥村氏は「効果は疑問。長期使用を抑制できるよう国が規制すべき」と指摘しています。

 一方、医療現場でBZ系薬を減らす動きもあります。東京女子医大では、患者らにBZ系薬に関するパンフレットを配布。医師らに講習会で広報したところ、処方された患者が約2割も減りました。薬剤師長は「長期使用を抑制する効果があり、大きなトラブルもない。医療関係者と患者がBZ系薬について理解を深めることが重要だ」と話しています。
(出典:https://mainichi.jp/) 

■睡眠薬(睡眠導入剤)

睡眠薬は現在5種類が処方されていますが、作用メカニズムの違いから2つに分類することができます。

①脳の機能を低下させて睡眠に導く薬
⇒ ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、バルビツール酸系
②自然な眠気を強めて睡眠に導く薬
⇒ メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬

 このうち、現在は主に①の脳の機能を低下させる睡眠薬が使われています。大脳辺縁系や脳幹網様体と呼ばれる部分の神経活動を抑えることで、催眠作用をもたらす薬です。
 それに対して近年は、自然な眠気を強くする睡眠薬が発売されています。私たちの睡眠・覚醒の周期に関係する生理的な物質の働きを調整し、睡眠状態に仕向けていく薬です。
 前者の薬の効き方は、「疲れきって寝てしまった」時のような形です。脳の機能を強制的に低下させるので、強引さのある効き方をします。それに対して後者は、本来の眠気を強める形になります。したがって、効果が人によっても異なります。

アルコールとの併用で「健忘症」「呼吸困難」の危機

アルコールと一緒に飲むことで、睡眠薬の薬理効果は数倍になるので注意が必要です。特にベンゾジアゼピン系睡眠薬は、主に大脳辺縁系を中心とする情動中枢に分布するベンゾジアゼピン受容体に結合して作用し、アルコールと同様、脳の活動を抑えます。つまり、アルコールとの併用は脳の活動が抑えられ過ぎてしまうのです。両者は似た薬理効果があるため、アルコール依存症の患者が睡眠薬に依存することも少なくありません。さらには「前向性健忘」といって、一時的な物忘れが起きることがあります。また、アルコールと一緒に摂取すると呼吸が抑制され、命にかかわる事態になりかねません。酷いケースになると、アルコールと睡眠薬の併用で幻覚や妄想が起きることすらあるのです。
 ベンゾジアゼピン系睡眠薬や抗不安薬を服用し始めたら、お酒は止めるべきです。

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睡眠薬に走る前に‥‥

現代の日本人の4人に1人が何らかの睡眠障害から睡眠不足に悩んでいます。大きな原因として自律神経のバランスが崩れて眠れない体質を作ってしまっていることがあります。

ラフマ
康復医学学会がお薦めするのは「ラフマ葉エキス」のサプリメントです。ラフマから抽出される特異成分のヒペロシド、イソクエルシトリンにはその生理作用として、鎮静、抗ストレス、睡眠改善、血圧安定などの効果があると言われています。同様の抗ストレスハーブである「セントジョーンズワート」などと比べ、ラフマには"薬物への相互作用が見られない"のが特長で、安全性も高く使いやすいため、近年研究者の間で大いに注目されています。


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光・愛・感謝 村雨カレン