2011年12月28日水曜日

天災から絆へ


2011年を振り返って

今年一年を振り返り一番に心を痛めるのが、東日本を襲った大地震でした。M9.0を記録し復興に向けて現在も活動を続けている皆様がいます。また、東京電力福島原発放射能漏れによる汚染の問題が今も続いています。この出来事は、将来にわたり記憶に残る出来事になることは間違いありません。また、震災後から問題になった震災によるPTSDや長期にわたる避難生活によるストレスなどを抱えている人達がいまだにおられます。

そして今年、厚生労働省は、都道府県が作成する地域保健医療計画で、これまで「4大疾病」とされてきた、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病に精神疾患を追加して「5大疾患」とする方針を示しました。職場でのうつ病や高齢化に伴う認知症の患者数が年々増加し、国民に広く関わる疾患として重点的な対策が必要と判断したそうです。諸外国に比べて遅れている精神疾患の改善の充実を期待したいものです。

 本説伝で、今年連続して特集したのが「サルコペニア」でした。日本人女性は26年連続で長寿世界一となりましたが、言い換えれば超高齢社会ということ。要介護・要支援状態の高齢者は年々増加しているのが実態です。超高齢社会を迎えた今、「立ち上がれない」「つまずきやすい」「ものが握りにくい」など、生活の質(QOL)が低下している高齢者が増えています。ちょっとした段差につまずき、転倒して骨折することから寝たきりになることが多いようです。
転倒による骨折の背景には、カルシウム不足による骨密度の低下などがあります。そして、もう一つ意外と知られていない大きな原因に、“筋肉量の減少による筋力の低下”があります。加齢に伴い、生活していく上で支障をきたすほどの著しい筋力低下に「サルコペニア」という名称がつけられています。一因は、筋肉の素となるたんぱく質の不足なのです。

今年の日本漢字能力検定協会の2011年を表す漢字の3位は「震」、2位が「災」でした。そして、東日本大震災や台風被害で家族の大切さを感じ、支援の輪も広がったことに加え、女子サッカー・なでしこジャパンのチームワークも理由に挙がり第1位になったのが「絆」です。今年一年を思い、これからも大切にしていかなければならない「絆」でもあります。

今年も一年間、ご愛読ありがとうございました。本説伝(ホントツタエ)が皆様との「絆」になれるよう来年もがんばります。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月24日土曜日

エネルギー不足⇒低体温


低体温と肥満の関係

普通、体温測定というと、わきの下や口の中をイメージします。しかし正確な意味での体温とは、深部体温によって表されるものです。体の表面の温度が外気温によって若干変動するのに対して、脳や内臓などの温度は一定に保たれており、深部体温とはこうした体の深部の温度を指します。人の一般的な深部体温は37℃を基準としています。

“体温が低い”ということで、まず最初に思い浮かべるものに「冷え症」があります。冷え性「体温に関わらず、手足などが部分的に冷たくなることを不快に感じること(自覚症状のあること)」を指します。
そして、もうひとつが「低体温」です。低体温(症)とは「体全体の体温が低下すること」を指す医学用語です。摂氏に換算して約35℃未満と捉えられていることもあるのですが、深部体温で測定した場合の低体温とは約36℃未満を指します。わきの下で測定する体温は、見かけ上は低くなりますので、これを考慮すると「一般的な体温計で測定したとき、35.4℃未満であれば低体温」と考えてよいそうです。

健康な人は、起床したときの体温が最も低く、活動するにつれて少しずつ上昇し、正午から夕方にかけてピークを迎えます。その後は睡眠時まで次第に低くなります。

一般的に低体温となるのは、「神経性食思不振症(拒食症)」や、過度のダイエットによる体のエネルギー不足、そして特に中高年以降では「甲状腺ホルモン低下症」という病気の存在が原因となる場合があるそうです。

ところが、最近はこうした病気がないにも関わらず、「平熱が低い」人がいます。中で最も注意していただきたいのは、肥満(皮下脂肪の増大)によって深部体温は正常なのに皮膚表面には温度が伝わらず、見かけ上の低体温となっているときです。まずは十分なエネルギーの産生と適度な運動によって、体温調節機能を整えることが大切です。低体温はそのことによって健康に害が生じるというよりも、何らかの前兆として低体温が生じているとも考えられます。

改善策として、まずはエネルギー産生の促進をすることです。すると基礎代謝が上がり、皮下脂肪の対策にもなります。


低体温は免疫力にも影響する
日頃から低体温で様々な不調に悩む人がたくさんいらっしゃいます。低体温は体質だけが原因ではなく、体温が低いうえに薄着などで熱が奪われたり、偏食(ダイエット等)などによる栄養不足、不規則な生活習慣、運動不足などが原因と考えられています。また、ストレスなどによる交感・副交感神経のバランスが崩れて36℃を下回り、低体温特有の疾患免疫力の低下などが表れることがわかっています。


体温調節は、体温を基準値に近づけようとする働きで、自律神経がコントロールしています。しかし低体温によって、リンパ球分泌の低下→免疫低下の原因にもなります。そして、基礎代謝エネルギーの産生(熱の産生)の低下も低体温の原因の一つです。

低体温はエネルギー代謝の低下が一因!



エネルギー代謝に不可欠な成分は、ビタミンやパントテン酸の他、重要なのがコエンザイムQ10α-リポ酸L-カルニチンです。そしてこれらの成分が、炭水化物(ブドウ糖)や脂肪などを細胞内でエネルギーに変えているのですが、そのエネルギー産生に必須となる酸素の供給量アップに影響するのが霊芝なのです。
またTCAサイクルでは、良質なたんぱく質(アミノ酸BCAA)をアミノ酸単体で摂取した場合、胃で壊される種類のアミノ酸があります。最終的に血中に取込まれたときにアミノ酸のバランス、アミノ酸スコアが100の状態で吸収できるのが、和漢研の『薬膳の素』なのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月22日木曜日

冬の対策!


流行期に入ったインフルエンザ
             そして「ヒートショック」

厚生労働省は、全国約5,000か所の定点観測用医療機関から報告されたインフルエンザ患者数が、5,447人となったことを発表しました。
これで1医療機関あたりの平均患者報告数は1.11人となり流行開始の目安の1.00を上回ったことを受け、同省では今年度も「インフルエンザが流行シーズンに入った」ことを宣言しました。今年の流行のタイプは、直近の前5週ではAH3亜型(A香港型)がもっとも多く、またB型も報告されています。また、09年に流行した新型インフルエンザについては、今年から季節性インフルエンザ(感染力は変わらない)として取り扱われるようになりました。

本格的なシーズンを迎える冬場、心配なのはインフルエンザだけではありません。 冬に発症しやすい病気のうち、最も重大なものとして血管障害(心筋梗塞・脳卒中)が挙げられます。原因の1つは、低温環境そのもの、あるいは室内外の気温差が刺激になって脳や心臓へ負担がかかった結果、脳や心臓の血管が収縮することで血圧が急上昇したり、あるいは血液の流れが悪くなったりするためです。
これらの病気が元となる冬の突然死は、特に午前中の寒い時間帯に起こりやすいという特徴があります。体を冷やさないようにすること、あるいは温度差の小さい環境を保つことが対策になります。

このように急激な温度の変化が体に影響を及ぼすことを「ヒートショック」と言います。入浴の場合、まず寒い脱衣場で服を脱ぎ、浴室内で体を動かすことで血圧は急激に上昇します。そして、湯船に入ると心臓への負担がかかって血圧はさらに上昇します。しかし、お湯につかってしまえば温熱効果で血流が良くなり、血圧は急激に下降。そして、温まった体で浴室から出て、寒いところで体をふいたり服を着たりして体を動かすと、再び血圧は上昇します。ただでさえ入浴時にはこうした血圧の急激な変化が起こります。そのうえ脱衣場や浴室が寒くて湯の温度との差が大きいと、血圧が上がったり下がったりと体に負担をかけることになり、ヒートショックが起こりやすくなるのです。


冬のヒートショック対策!
冬のヒートショックが一因で血管障害(心筋梗塞・脳卒中)が発症するのは、高齢者だけとは限りません。日頃の高血圧に対するケアや微小循環の機能改善によって対処し、充分気をつけましょう。

◆霊芝の高血圧患者の血圧(kPa)への影響
※霊芝の高血圧への治療効果及び作用を検証するために、Ⅱ期高血圧患者(一カ月以上降圧剤を投与されても降圧作用が現れていない患者)を集め、霊芝を併用した。結果は、霊芝の併用により、顕著な降圧への影響がある【1kPa=7.5mmHg】

◆虚血性心疾患と霊芝
心臓の冠動脈の血液粘度や動脈硬化が進み血管が次第に狭くなると、血液が十分に送られず、需要と供給のバランスが崩れて心臓が酸素不足の状態に陥ります。これを「虚血性心疾患」と呼び、狭心症と心筋梗塞がその代表的なものです。
※霊芝3mg/ml組は灌流(血流)停止5分前と10分前、心拍数が激しくならなかった。対照組と比べて顕著な差があった。冠動脈流量は、対照組と差が出なかった。これは、霊芝を投与することによって摘出された心臓の損傷は軽いことを証明した(HR:心拍数 CF:冠動脈流量)

冬場のヒートショックは、血管系(脳・心臓)の基礎疾患や先天的なもの、加齢に伴うもの、生活習慣、ストレスなどが起因になります。
上記データが示すとおり、霊芝は、高血圧や狭心症・心筋梗塞・脳血管障害などの基礎疾患の改善に期待できるエビデンスを持っています。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月20日火曜日

前回に続き「うつ」について


意外なうつの原因

うつの原因は、社会や家庭環境? 精神的なストレス? 実はうつの原因には知らないうちに身近に迫っているものもあるのです。冬の寒いこの時期のうつといえば、季節性情動障害(SAD)の冬季性うつがあります。

そして、意外なのが「タバコとうつの関係」です。これは“にわとりが先かタマゴが先か”と同じ類の話ですが、うつになりやすい人は、喫煙習慣を持ちやすい傾向があるということだそうです。タバコに含まれるニコチンは、脳内の神経伝達物質に働きかけて、ドーパミンとセロトニンを、より高いレベルで分泌させる働きがあります。
「それって、いいことじゃない?」と思った方、残念です! この働き、薬物に依存したり離脱時に気分が落ち着かなくなったりすることと関連があります。ニコチンはドーパミンとセロトニンを分泌させるのですが、ニコチンが切れると、このふたつも急激に低下し「禁煙すると、気分が落ちこんだ」「イライラする」ということになります。

もうひとつは、甲状腺ホルモンが充分に分泌されない状態を「甲状腺機能低下」といいますが、この病気の症状のひとつが“うつ”なのです。甲状腺ホルモンは多機能ですが、機能のひとつにセロトニンの分泌を制御する働きがあります。もし、急にうつの症状が出たとしたら、そして寒冷不耐性(寒さに弱い、冷え性など)や、便秘、疲労を伴っているとしたら、甲状腺機能検査をしてみる価ことをおすすめします。

食に関するものとしては、魚などに含まれるDHAなどのオメガ3脂肪酸が不足することが、うつのリスク増と関係すると考えられています。オメガ3脂肪酸は、セロトニン等の脳の伝達物質を制御しています。04年に行われたフィンランドの研究によると、うつと魚不足との関係が、女性には見られたのですが、男性には見られなかったそうです。

睡眠不足がイライラの原因になるのは周知の事実ですが、健康な被験者が睡眠不足に陥ると、落ち着いた映像よりも、イライラするような映像を見たときに脳が活性化することが判明しました。そしてこの反応は、うつ病患者に見られるものだとのことです。「もし睡眠をとらなければ、脳細胞を補充する時間を持てません。脳は正常に機能することができなくなり、数あるうつの原因のひとつとなってしまいます」とフロリダ州概日医学センター理事長のマシュー・エドランド医師は説明しています。


依存症はドーパミンの異常分泌

脳の中には快楽を感じさせる神経伝達物質のドーパミンという物質を作り出す仕組みがあり、より強い快楽を求めるようにできています。タバコのニコチンやアルコール・ギャンブルなどもすべて、突き詰めていくとこのドーパミンの分泌を増やす方向に働くことが知られています。


脳の抑制は戻りにくい!
ニコチンやアルコールに限らず、一度依存してしまうと脳の抑制の仕組みが壊れてしまい元通りになりにくく、悪化を抑えることはできても強まった快楽への衝動を小さくすることはできません。

ドーパミンは少なすぎても×
ドーパミンはバランスが大切です。トーパミン過剰は依存症の原因のひとつですが、分泌の低下は、筋固縮、無動などの運動障害が起こってしまう場合があります。パーキンソン病などはドーパミン分泌の低下が原因のひとつとして知られています。

■ラフマ錠剤のノルアドレナリン・ドーパミン神経伝達物質への影響
★ラフマ錠剤(15、60mg/kg)及びイミプラミン(15mg/kg経口投与)を、恐怖条件付けストレス試験(Conditioned fear test)をかけられているラットに8週間連続経口投与して、脳内の神経伝達物質であるモノアミンの変化をコントロール組と比較した。    *p<0.05、**p<0.01vs対照組



依存症に関与するドーパミン、そして、緊張やイライラしたときなどに分泌されるノルアドレナリンは、血管の収縮に関与し血圧上昇や様々な自覚症状を引起します。これら脳内神経伝達物質の情報をコントロールし、精神を安定させる作用があるのがセロトニンです。

神経伝達物質は、多すぎても少なすぎても、精神的・肉体的両方によくありません。伝達物質のバランスを整えるのがセロトニン神経です。そしてセロトニン神経活性に期待ができるのが和漢研『アンチストレス』(写真)の主原料「ラフマ」(紅麻=キョウチクトウ科)なのです。



いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月15日木曜日

脳卒中とうつ

 
脳卒中・うつ

 脳卒中後にうつ状態が起こりやすいことは以前から知られていましたが、その症状は主に、脳卒中で体が不自由になったことに対する反応性のものと考えられていました。
 しかし、米国の精神科医の教授らがCT上の脳梗塞病巣とうつ状態の頻度を詳細に検討した結果、脳の病変自体がうつ状態を起こす可能性を示し、脳卒中後のうつ状態が単なる反応性のものではないことが明らかになってきたのです。

 脳卒中後のうつ状態は、大脳皮質(前頭葉の前方部分)と辺縁系(感情、本能などに関係する部位で脳の中心部にある)の障害、もしくはこれらを結ぶネットワークの障害が基礎にありますが、逆にうつから脳卒中になる場合もあるそうです。
 米ハーバード大学公衆衛生学部は、約32万人を対象とした28件の研究データを解析した結果、うつ病は脳卒中発症率および脳卒中による死亡率の上昇と関連していた、と米医学誌に発表しました。試験開始時にうつ病を発症していた場合と発症していなかった場合を比べた結果、うつ病患者は、すべての脳卒中リスクの45%上昇、死に至る致死性脳卒中リスクの55%上昇、脳梗塞など虚血性脳卒中リスクの25%上昇とそれぞれ関連していました。
 さらに、米国の最新の脳卒中統計を基にうつ病と脳卒中との関連を推算した結果、うつ病患者10万人当たりの脳卒中発症数は、全脳卒中で年間106人、虚血性脳卒中で同53人、致死性脳卒中で22人だったそうです。

 研究チームは「うつ病は、すでに明らかになっている神経内分泌作用や免疫学的作用、炎症作用、不健康な生活習慣(喫煙、運動不足、不健康な食事、服薬順守の不良)、肥満などのほか、脳卒中の危険因子として知られる糖尿病や高血圧といった合併症など、さまざまな仕組みを介して脳卒中の発症に影響しているのではないか」と考察。また、うつ病患者が服用する抗うつ薬が、今回観察された関連性に関与している可能性も指摘しています。さらに、「今回のメタ解析は、うつ病が脳卒中の危険因子になることを示す強力なエビデンス(科学的根拠)になる。うつ病と脳卒中がいずれもかかっている人が多いことを考慮すると、今回認められた両者の関連は、臨床上および公衆衛生上、見過ごすことができない。今後の研究で、うつ病と脳卒中を結び付けるメカニズムなどについて解明する必要がある」と述べています。


脳の微小循環

 脳卒中は脳血管障害の総称ですが、脳の微小循環は、中枢神経組織の毛細血管内皮細胞自体が有する特殊な生理的機能が積極的なメカニズムで関与し、脳の環境を常に維持しています。

■霊芝の微小循環(毛細血管)への影響
※霊芝投与組の服用二週間後、毛細血管の本数は対照組より明らかに多くなり毛細血管入口・出口の口径は対照組より拡張し、流速も対照組より顕著に速くなったことが臨床実験で確認された。これらのことによって腎臓のろ過率は高くなり、体内の老廃物、毒素、化学薬品などの排出は速くなる(エビデンスより)


■毛細血管内皮細胞は、繊細!
 脳の毛細血管は、脳内の血流はもちろんのこと、脳神経細胞へ酸素・栄養素を供給する重大の役目を担っています。そして、その毛細血管の内皮細胞は、とても繊細にできています。

■ラフマ錠剤組の短期/長期投与による
              5-HT(セロトニン)の変化(ng/g) 
セロトニン(5-HT3)及びその代謝物(5-HIAA)に対して、イミプラミンと同様に低、中用量のラフマは増加作用を有することが確認された。

 神経細胞が密集している脳は、毛細血管=微小循環が密集しています。「霊芝」は、微小循環における毛細血管の血管内皮の保護作用、損傷後の修復作用に期待が持てます。また、うつ病は、放っておけば高い確率で脳卒中になるといわれています。
 また、うつ状態に伴い、脳内神経伝達物質に変化が現れることがわかっています。「ラフマ」は、その脳内神経伝達物質「セロトニン」の分泌を促すセロトニン神経の活性化が期待されています。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月10日土曜日

ウイルス対策に大切な粘膜の潤い


不感蒸泄(ふかんじょうせつ)

インフルエンザの季節を迎えましたが、鳥インフルエンザに関しては新聞等で扱うことが少なくなってきているようです。

しかし、海外のメディアでちょっと怖い話題をみつけました。強毒性の鳥インフルエンザウイルス「H5N1」に関するオランダや日本などの研究論文2本について、米科学誌サイエンスが生物テロに悪用される危険を理由に掲載を見合わせていることが分かったそうです。
オランダの論文では、H5N1の遺伝子を5か所変異させると人間同士での感染力を持つことが説明されており、同誌を発行する米科学振興協会は生物兵器開発の参考にされるのではと懸念しているそうです。

強毒性H5N1は、腸管の出血も起こし死亡率が高いウイルスです。現在は人間への感染力が非常に弱く、人間同士での感染例は限られています。しかし、同協会のホームページによると、オランダ・エラスムス医療センターのチームが、人間への感染力を生み出す変異を発見し、遺伝子を組み換えたウイルスを作製。人間と似た反応を示すフェレット(イタチ科に属する肉食性の哺乳小動物)の感染実験にも成功したとのこと。東京大医科学研究所の国際チームによる論文については、内容を明らかにしていないようですが‥‥。強毒性のウイルスは鳥ではなく人間の手によって蔓延してしまうのでしょうか? 

現実的な関心はシーズンを迎えたインフルエンザです。毎年冬に流行する風邪やインフルエンザは、なぜ冬にはやるかはっきり分かっていませんが、空気の乾燥と気温の低さに関係するとされています。そして、乾燥により体内から奪われる水分は、夏のより冬場のこの時期のほうが多いそうです。
快適な湿度は、約40%~60%といわれていますが、日本の冬の外気湿度は50%程度。夏の70%超に比べてかなり低下し、しかも、外気温が低いときに、室内を暖房で温めると、空気が膨張して増える一方、そこに含まれる水蒸気の量は変わらないために相対湿度は低下します。例えば、気温が10℃、相対湿度が100%の空気を25℃まで温めると、相対湿度は41%に落ちてしまうのです。

冬型の気圧配置により、空気が乾燥しやすいことに加え、屋外の気温が低いので、暖房中の室内は、屋外よりもはるかに強い乾燥状態になりやすくなっています。このような状態では、皮膚や呼気から知らず知らずのうちに水分が失われる「不感蒸泄」(発汗以外の皮膚および呼気からの水分喪失)が多くなります。そして、放っておけば体の中も“カラカラ”状態になってしまいます。


シーズン2011 ウイルス対策
■粘液線毛輸送機能

粘液線毛輸送機能とは、鼻や気管・気管支など、気道の粘膜にある線毛組織が、吸いこんだ空気中の細菌やウイルスなどの異物を排除する働きです。鼻腔(びくう)などを覆う線毛と、線毛の周りにある「線毛間液」、その上を覆う「外層粘液」の働きよって、鼻腔や気管、気管支に入りこんだ異物はのどに向かって運搬され、最終的に食道に排出されて処理されます。つまり、粘液線毛輸送機能は、口や鼻から体内に侵入する菌やウイルス、異物から身を守るための最前線なのです。

機能低下の原因のひとつは乾燥!
粘液線毛輸送機能は、左図のように「線毛間液」と「外層粘液」によって保たれています。しかし、乾燥する冬場のこの時期、呼気や皮膚から身体の水分が多く失われ、「線毛間液」が減少し、線毛が「外層粘液」に絡まったり粘液が濃くなったりするため、粘液線毛輸送機能が低下します(右図)。このため異物が排泄されにくくなってしまうのです。

冬場の乾燥対策には…
体内から奪われる水分は、夏場より冬のこの時期の方が多いことがわかっています。そして、粘液線毛輸送機能は、乾燥した環境では、水分が奪われて線毛間液が少なくなったり、外層粘液の粘度が上がったりするために、大切な防御機能が低下してしまいます。実際、先天的に粘液線毛輸送機能に障害がある患者は、子供の頃からカゼを引きやすく、気道の慢性的な炎症を起こすそうです。

日頃からできる対策としては、のど飴を舐めるのがよいでしょう。のど飴で唾液の分泌を促進させ粘膜に潤いをあたえて乾燥を防ぐことです。
暖房中の室内は外よりも乾燥している場合が多いのです。そんな時、私は『レイシセンダンのど飴』を舐めています。この飴特有の苦味の刺激が唾液の分泌に影響して、粘膜が潤ってくるのがわかります。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月9日金曜日

マイコプラズマ肺炎(細菌)/風邪・インフル(ウイルス)


高齢者でも発症するマイコプラズマ肺炎

「マイコプラズマ肺炎」「RSウイルス感染症」などの患者が急増しています。特に今年のマイコプラズマ肺炎は流行っていて、2001年以降の平均患者数は最高値を記録しています(国立感染症研究所)。

 天皇陛下や、皇太子ご夫妻の長女・愛子さまも、一時、感染の可能性があると伝えられました。インフルエンザやRSウイルス感染症と違って、マイコプラズマは真正細菌です。この細菌による呼吸器系感染症がマイコプラズマ肺炎です。「症状が風邪に似ていて外来ですぐ診断するのは難しく、重篤化してしまうケースもある」と感染研の安井良則・感染症情報センター 主任研究官。ワクチンはなく治療は抗生物質が中心ですが、薬が効かない耐性菌の増加が拡大の要因になっている可能性もあるといいます。「今年はこれまで使われてきたマクロライド系の抗生物質が効かないケースが多い。2003年以降、耐性菌が増え、今では8割を超えるという報告もある」(安井研究官)。

 若い世代に多いマイコプラズマ肺炎ですが、65歳以上では獲得免疫などの関係でマイコプラズマによる肺炎を起こすことはほとんどないと言われています。しかし、実は風邪やインフルエンザに罹ると、その後に細菌性肺炎を起こしやすくなるとのこと。

「肺炎球菌やインフルエンザ桿菌(インフルエンザウイルスとは関係ない)などの細菌は、普段から鼻や口腔内の粘膜に住んでいることが多い。健康体なら気管支の粘膜表面に無数にある線毛が働いて病原体は痰(たん)と一緒に排出される。だが、風邪やインフルエンザを発症すると線毛の働きが低下するので、鼻や口腔内にいる細菌が肺の奥まで落ちて、その後、2次的に肺炎が起こるのです」と国際医療福祉大学三田病院・呼吸器センターの佐藤哲夫教授は言います。
 高齢者はもとから線毛の働きが弱いので、最初から合併するケースもあるということなので、注意が必要です。


シーズン2011 ウイルス対策
■ 唾液の効果

 唾液(だえき)は、唾液腺から口腔内に分泌される分泌液で、正常の場合1日に1~1.3リットルが分泌されます。デンプンを分解する消化液としての働きの他、口腔粘膜の保護や洗浄、殺菌、抗菌、排泄など、下記の作用があります。

 1)化学的消化作用:アミラーゼの働きによって、デンプンを分解します。

 2)飲食補助:咀嚼や飲み込みの補助作用をします。

 3)円滑作用:発音をスムーズにします。

 4)溶媒作用:溶解し、味覚を促進します。

 5)洗浄作用:食物残査を除去します。

 6)抗菌作用:リゾチーム、ペルオキシターゼ、ラクトフェリンなどにより、病原微生物に抵抗します。

 7)pH緩衝作用:急激なpHの変化を防ぐ。(虫歯予防など)

唾液に含まれるIgA
 唾液腺には右図のように大唾液腺(耳下腺・顎下腺・舌下腺)と多数の小唾液腺があります。小唾液腺は口腔内の粘膜に広く分布しています。唾液は前述のように殺菌・抗菌作用を持つ成分があり、そのひとつが前回の「本説伝」でお伝えしたIgAなのです。

のど飴の唾液分泌効果
 のど飴をなめることで唾液の分泌が促進されることはよく知られています。そして、唾液には分泌型IgAやリゾチームなどの抗菌活性を有する成分が含まれています。唾液が増えることでこれらの成分の殺菌作用が増し、炎症が起きている喉を一定時間洗浄する効果も期待できます。『レイシセンダンのど飴』特有の苦味の刺激が唾液の分泌を促します。
 逆に、唾液の分泌や上気道の粘膜免疫にとって大敵となるのは、就寝時の口呼吸による“乾燥”です。対策として口テープなども商品化されていますが、私は就寝時に霊芝を1~2粒を(霊芝粒のコーティングにキズを付けて)口に含んでいます。これで無意識に口を閉じることになり、就寝時の乾燥を和らげるうえ、苦味の刺激で唾液が出て口内を潤すのです。

 “昼はのど飴、夜は霊芝粒”が私のウイルス対策です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月4日日曜日

インフルエンザと免疫の本説(ホント)


インフルエンザの関心は高いが・・・

9月9日号の本説伝でお伝えしていた、米国で2人の子どもの新種の豚インフルエンザ感染(間接的に豚に接触していた)記事は、当時感染の拡大は確認されていませんが、医療機関に注意を呼び掛けていました。そして、米疾病対策センター(CDC)は11月25日までに、米アイオワ州の子ども3人が新種の豚インフルエンザウイルスに感染したと発表しました。しかも、3人は豚との接触歴がなく、限定的に人から人への感染が広がったとみられるとのこと。米国では7月以降、同ウイルスへの感染がこのほか7人報告されていますが、豚との接点がないのは今回が初めてだそうです。

このウイルスは、2009年に新型インフルエンザとして世界的に大流行したH1N1型のウイルス遺伝子の一部を保有しているのが特徴だそうです。インフルエンザに詳しい東北大学の押谷仁教授は「今回の豚インフルエンザのケースでは、範囲が限定的とはいえ、状況からヒトからヒトへの感染があったことはほぼ間違いなく、このウイルスの特徴を詳しく調べてどの程度ヒトの間で感染しやすくなっているのかを見極める必要がある。今後さらにヒトに感染しやすくなる変異を起こすことも考えられるので、国内でもウイルスの監視を強めるべきだ」と指摘しています。

流行期をむかえるインフルエンザに関して、日本国内でインフルエンザにかかった子供を持つ母親の8割以上が、インフルエンザは「重症化、死に至る可能性がある病気」であると認識しているそうです(健康日本21推進フォーラム)。また、94.4%の人が今年の冬もインフルエンザが流行すると考え、「昨シーズンも今度の冬も、関心は高い」と答えた人が72.2%でした。そして、「新型インフルエンザ」と「季節性インフルエンザ」についての意識を比較すると、「新型の方が怖いと思う」と答えた人が24.6%、「どちらもあまり怖いとは思わない」が6.5%で、約3人に1人(31.1%)が季節性インフルエンザを軽視していることがわかりました。重症化すれば死亡のリスクを伴うのは季節性インフルエンザも同様であることを指摘し、「3割強の母親が季節性インフルエンザを軽視していることは、いざかかった時の対処に不安を感じる」(健康日本21推進フォーラム理事)と話しています。


シーズン2011:ウイルス対策
■粘膜免疫と免疫グロブリンA

粘膜は常時ウイルスや微生物にさらされており、これらから粘膜面を防御する局所免疫機構が存在します。これを粘膜免疫防御系と呼び、代表的なものとして気道免疫防御系、鼻腔免疫防御系、消化管免疫防御系が知られています。

粘膜免疫の主役、免疫グロブリンA(IgA)
抗体は主に血液中や体液中に存在し、体内に侵入してきた細菌・ウイルスなどの微生物や、微生物に感染した細胞を抗原として認識して結合します。物質としては免疫グロブリンと呼ばれます。
IgAは、のどの表面、気管支の内側の壁、腸の内側、などの粘膜表面に存在し、侵入してきた病原菌やウイルスなどの抗原と結合して、その侵入を食い止めるはたらきがあり、粘膜免疫では主役的な役割を果たします。




IgA産生細胞は粘膜下特有
上気道粘膜面は無菌ではなく、様々な細菌やウイルスなどの病原微生物が絶え間なく侵入を繰り返しています。生体はその侵入を阻止すべく、これらの病原微生物を排除、もしくは常在菌としてこれらと共存するシステムを有しており、これが分泌型IgAによる生体防御反応です。分泌型IgAは粘膜上に分泌されている状態で血中にはあまり廻りません
血中や組織液に存在する免疫グロブリンの75%を占めているのは免疫グロブリンG(IgG)です。しかし、インフルエンザウイルス感染により誘導される免疫は主に気道粘膜の分泌型IgAなのです。

霊芝で粘膜を刺激する
数々の「~免疫療法」などといわれるのは、血中や組織液に存在するIgGのことです。細菌やウイルスなどの侵入を阻止すべくIgAを産生する細胞は、粘膜の下の組織(IgGも産生できる)にしか存在しません。そして、粘膜免疫は粘膜の上から刺激することでIgAの分泌を促します。 霊芝のサプリメントを舐めれば、霊芝特有の苦味成分が上気道の粘膜を刺激して粘膜免疫に期待が持てるのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年12月1日木曜日

サルコペニア⑬ 動物性たんぱく質


草食系と肉食系、そして・・・

植物を主な食物とする(草食性)動物のことを草食動物といいます。そして現在、人間のタイプを表して“草食系”と言われています。一般的な草食動物としてイメージされている事柄が、性格や行動様式に当てはまっているような人々を指して用いられている言葉です。対義語は“肉食系”です。

牛肉や豚肉をたくさん食べる肉食系女子は、あまり食べない女性より、大腸がんの一種、結腸がんのリスクが4割以上高くなるとの研究結果を、国立がん研究センター予防研究部が公表しました。90年代後半に45~74歳だった男女約80,000人を2006年まで追跡。食習慣の調査から1日の肉類摂取量を算出し、量に応じて5グループに分け、がんとの関係を調べました。期間中に788人が結腸がんになったそうです。その結果、女性で牛肉や豚肉を最も多く食べるグループ(1日約80グラム以上)は、最も少ないグループ(25グラム未満)より、結腸がんの発生リスクが48%高かったそうです。

欧米より肉を食べる量が少ない日本では、これまで結腸がんと肉食の因果関係が不明でした。しかし、動物性たんぱくは手軽に補給できるたんぱく源です。問題は摂取過剰による“たんぱく源以外”の弊害です。「肉」を摂りすぎることでコレステロールや脂肪分の過剰摂取となり、動脈硬化心臓病・痛風を招いたり今回のような結果にもなります。

そこで推奨されるのが、同じ動物性たんぱく質の「魚」です。「魚介類は健康的な食事の重要な一部をなすものである。魚介類は、高質なたんぱく質及びその他の必須栄養素を含んでおり、飽和脂肪酸が少なく、オメガ3脂肪酸を含んでいる。色々な種類の魚介類を含んだバランスの良い食事は、心臓の健康、子供の良好な成長及び発育に貢献する。特に、女性や小児は、多くの栄養上の利益から食事には魚介類を含めるべきである」。(農水省のホームページ「魚介をたべることの利益」より)

草食系は、最近の男性によく見られるタイプのようですが、健康に関しては「魚食系」がよさそうです。


サルコペニア⑬
■ 気がつくと摂りすぎている「肉食」

肉や魚にはアミノ酸スコアが100のものが数多くあります。たんぱく源としてはどちらも良質なのですが、「肉」の食べすぎによるコレステロールや脂肪分の過剰摂取が心配です。また、肉は、料理の主材料として使われる事が多いため摂取量が多くなりがちです。

「魚介系」、三種混合だし『薬膳の素』は
       理想的なたんぱく質補給源です!
【鮪】アミノ酸スコア100のたんぱく質が豊富で、栄養素が集中している。
魚類の中でも良質なたんぱく質が豊富なのが“まぐろ”です。中でも必須アミノ酸のBCAA(参照:11/14サルコペニア⑧)動物性たんぱく源の中ではダントツです。また、必須脂肪酸の不飽和脂肪酸を多く含みます。


【椎茸】低カロリーで食物繊維が豊富
椎茸は低カロリーで、たんぱく質、ビタミンBやD、ミネラル、食物繊維を豊富に含み、椎茸特有の成分(エリタデニン)が血中コレステロールを排泄する役目をしますので、生活習慣病の予防に期待がもてます。


【昆布】トップクラスのアルカリ性食品
現代の食生活では肉や加工食品を多く摂るようになって、身体が酸性に傾きがちです。昆布はアルカリ性食品で、低カロリーミネラルが豊富なうえ、アルギン酸、フコイダンという食物繊維も豊富です。さらに昆布に最も多く含まれる「ヨウ素」甲状腺ホルモンを作る材料になっているほか、子どものカラダや知能の発育を促進させる働きがあります。

“だし”で摂るうま味成分の健康効果
たんぱく質を日常的に補うには、三種混合だし、和漢研の『薬膳の素』が効率的です。『薬膳の素』をだしとしてうまく取り入れれば、料理で使う油や砂糖、塩分などを減らすこともできます。そして、必要な栄養素も摂取できます。また、「うま味成分」のグルタミン酸は“昆布”イノシン酸は“鮪の赤身”グアニル酸は“椎茸”に多く含まれています。これらの「うま味」が凝縮していて満足感を得られます。そして、吸収力が高いペプチドタイプでアミノ酸スコア100の状態で吸収できます。(参照:11/22サルコペニア⑪)


和漢研の『薬膳の素』は理想的な“健康うま味だし”です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年11月27日日曜日

サルコペニア⑫ 長寿遺伝子は幻想!?


サルコペニアとサーチュイン遺伝子

 特集でお送りしています「サルコペニア」は、筋肉の減少・機能低下によって運動障害をおこしたり、健康的な長寿生活のQOLが低下したりするのが特徴です。

 長寿とのつながりでいえば、寿命を延ばす「サーチュイン遺伝子」が話題になりました。
 ところが、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL/ロンドン大学)の健康加齢研究所の研究チームは、サーチュインと長寿の間に因果関係があるというのは幻想だ、ということを明白な証拠とともに示したのです。研究チームは、指標となる研究を再現し、寿命延長効果をもたらすとされたミミズやミバエの「Sir2」や哺乳類の「SIRT1」という遺伝子以外に、寿命延長効果をもたらす要因があったか検討したのです。その結果、「サーチュインは長寿の鍵とは言えず、寿命延長効果はないとみられる」という結論に至ったということです。
 過去の実験の問題点は、実験で比較した遺伝子操作された個体と自然の個体との間にありうる相違点を詳細に検討しなかったことにあったそうです。例えば線虫でサーチュインのレベルだけが異なるように慎重に準備した実験では、寿命延長効果はみられなかった――つまり、サーチュイン以外の要因が寿命延長に寄与したが、それが見逃されていたということです。

 かつてこれらの先駆的な実験の一部を行ったマサチューセッツ工科大学(MIT)のレオナード・ガランテ氏も、雑誌「ネイチャー」に掲載された“短報”の中で、自身が行った過去の実験に不備があったことを認めたそうです。また、健康加齢研究所の研究チームらがミバエを使って行った同様の実験結果でも、サーチュインが原因とされていたものは実際は別の遺伝的要因で起きていたことが分かったのです。

 過去の研究では人工的に合成したミバエのサーチュインがレスベラトロールで活性化されるとされていました。しかしこれも、今回研究チームが2か所の研究所で複数の手法を使って調べたところ、そのような結果は得られずに終わったのでした。その上、食事を制限するとサーチュインが関与し寿命が延びるという現象も否定したそうです。


 健康や肥満・長寿のために食事について考えることは良いことですが、食事の減らし方を間違えると問題が出ます。特に高齢者の場合、たんぱく質不足による「サルコペニア」が心配されます。


サルコペニア⑫
たんぱく質不足→筋肉減少→サルコペニア

 サルコペニアを起こす身近な原因のひとつに、栄養障害があります。高齢者の栄養障害の要因は多岐にわたり、低栄養状態がさまざまな機能障害を起こします。その栄養素がたんぱく質です。老年期に入ると老化の過程でたんぱく質の分解が主となり、合成は低下したんぱく質が減少します。

偏食・ダイエット・食欲不振・摂食障害
 健康管理やダイエットを目的とした場合、菜食主体の食生活が推奨されます。しかし、これは間違った健康情報です。そこで問題となるのは“たんぱく質の不足”なのです。
特に高齢者の場合は、食欲の低下に加え、胃腸機能の低下による消化吸収量の減少、嚥下障害*などによってたんぱく質が不足になってしまいます。
*嚥下障害:水分や食べ物を口の中に取り込み、咽頭から食道・胃へと送り込む(飲み込む)過程で、どこかがうまく機能しなくなり飲み込みにくくなること。

手軽に摂取!必須アミノ酸『薬膳の素』
〇必須アミノ酸BCAA
 必須アミノ酸のBCAAは、筋たんぱく質を作りだし、また壊れにくくする働きがあることが知られています。体内で合成できず、体外から取込む必要があるBCAAは、鮪の赤身に多く含まれています。

〇吸収力のペプチドタイプ
 小腸にはアミノ酸とペプチドの2つ吸収システムがあり、ペプチド形態で摂取した場合には、腸管内でペプチドからアミノ酸になるものもあるので、アミノ酸タイプで摂取した場合よりも効率的であると考えられています。

〇アミノ酸スコア100の状態で吸収
 アミノ酸成分を単体で摂取した場合、胃で壊される種類のアミノ酸があります。最終的に血中に取込まれたときにアミノ酸のバランス、アミノ酸スコアが100にならないと意味がありません

〇負担が少ない“だし”タイプ
 高齢者の場合、必要なたんぱく質は成人期の約30%増が目安だそうですが、食事などによる補給が難しい場合があります。
 和漢研の『薬膳の素』は、食事の負担を軽減でき(脂肪分が非常に少ない)、必須アミノ酸が多く摂取できる商品です。その上、鮪・昆布・椎茸のうま味成分たっぷりの美味しい“三種混合だし”です。


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愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年11月22日火曜日

サルコペニア⑪ 体力とは


本当に必要な体力のために

 皆さんはどんな時に年齢を感じますか? たとえば、「走るとすぐに息が切れる」「階段を登ると次第に足が上がらなくなる」「夜更かしをすると次の日がつらい」「仕事に対して集中力が続かない、頑張りがきかなくなった」などのとき、思わず「体力がなくなったなぁ‥‥」とつぶやいてしまいませんか? 

 よく考えると、先にあげた「走ると…」「階段を…」の場合は、明らかに運動能力が低下したことを指しています。一方、「夜更かしを…」「仕事に対して…」などは、持続力やストレスに対抗する力の低下を意味しています。

 一口に体力といっても、実にさまざまな能力を含んでいます。普段から週末にスポーツを楽しんだり、元気に散歩や山登りなどをしている、などという体力では、「頑張りがきくのか、きかないのか」はわかりません。この場合の体力は、あくまでも運動するための体力に過ぎないからです。運動できる体力があるからといって、病気にならないわけではありません。体力抜群のはずのスポーツ選手が、若くして亡くなってしまうこともまれではありません。

 一方、スポーツは全くしない、体の細い高齢の方が長生きしていることもよくあります。特に高齢者の方々に必要な体力は、運動ができる体力ではなく、日々の生活を自分ひとりで不自由なく送れる体力で十分なのです。もちろんスポーツ選手に限らず高齢者にとっても、体力に関わるのが「筋肉」(筋肉細胞にはミトコンドリアが多い)です。

 筋肉は、日常の生活活動などによる刺激と、たんぱく質、アミノ酸等の摂取によって増加します。そのため、食事の際に栄養の偏りに気をつけて十分な量のたんぱく質を摂取することが重要です。一方で、たんぱく質であれば何でもいいわけではありません。たんぱく質は分解するとペプチド~アミノ酸になりますが、食物の種類によってこのアミノ酸の組成は大きく異なります。そして、この違いが筋肉の合成の度合いが大きく異なることが分かってきています。つまり、摂取するアミノ酸の種類により、より効果的に筋肉を維持、増加させていくことができるのです。



サルコペニア⑪
■たんぱく質 → ペプチド → アミノ酸

 食品中のたんぱく質は、胃や小腸で消化を受け、ペプチドやアミノ酸になります。これらのうち、小腸で吸収され体内に取り込まれるのは、アミノ酸が 2 ~ 3個つながったペプチドと、バラバラに消化されたアミノ酸だけです。

小腸の吸収システムにはペプチドとアミノ酸の2つがある!
 小腸の吸収システム(下図)には、小さなペプチドをまとめて一度に吸収するシステムと、アミノ酸を個々に吸収するシステムが別々に存在します。アミノ酸だけを摂取した場合には、当然アミノ酸を吸収するシステムしか使われません。一方、小さなペプチドを摂取した場合には、アミノ酸になるものもあるので、両方の吸収システムを使うことができます。


最終的にアミノ酸スコア100を実現!
 上図のように、ペプチド形態で摂取した場合には、アミノ酸単体で摂取した場合よりも効率的であると考えられています。また、アミノ酸成分を単体で摂取した場合、胃で壊される種類のアミノ酸もあるのです。最終的に血中に取込まれたときに、アミノ酸のバランス、アミノ酸スコアが100にならないと意味がありません。

 『薬膳の素』は、吸収力が高いペプチドタイプなので、そのまま小腸まで届き、アミノ酸スコア100の状態で効率よく吸収されるのです。さらに『薬膳の素』は、必須アミノ酸を多く含くむ鮪・昆布・椎茸の三大素材を用いており、使いやすく手軽に摂取できる"混合だしタイプ"となっています。


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愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年11月20日日曜日

サルコペニア⑩ 必須アミノ酸


必須アミノ酸アミノ酸スコア

あらゆる生き物は、すべてたんぱく質によってその生命活動が支えられています。なかでも人の体の場合は、20種類のアミノ酸がいろいろな配列で結合してたんぱく質を構成しています。たんぱく質の性質や働きは、アミノ酸の並び方によって決められているので、アミノ酸一つの違いが大きな差を生み出すのです。

人の体は、筋肉も血管も脳も、細胞で構成されています。そして、細胞分裂を繰り返します。その細胞の材料となる成分がアミノ酸です。そのうち、私達が体の中で作り出せず、必ず外から摂取しなければならない成分は9種類あり、それを「必須アミノ酸」と呼んでいます。
必須アミノ酸が足りなくなると、細胞は生まれ変わることができません。古い材料のままです。すると、皮膚が衰えたり、臓器の機能に障害が出たりするのです。つまり必須アミノ酸は、体の老化を防ぐ働きをしているのです。

しかし、やたらに多く摂取すれば良い訳でもありません。 9種類の必須アミノ酸をバランスよく取り入れる必要があります。必須アミノ酸は、いずれかが不足すると、ほかの必須アミノ酸の働きも低下させる性質があります。バランスが悪いと、きちんとした働きはできません。逆に、体調を崩す原因にもなってしまうのです。 必須アミノ酸をバランスよく含んでいるものを「良質たんぱく質」といいます。そして、食品中必要な必須アミノ酸の品質を評価するのが「アミノ酸スコア」です。たんぱく質を体内で利用するには必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれている必要があり、それらが全て存在する場合にはスコアが「100点」となります。昨今では、老若男女、健康志向や美容・ダイエットを意識した食生活で、ついつい野菜中心になりがちです。しかし、カロリーを意識しすぎて肉や魚を摂らないことは、むしろ良くありません

必須アミノ酸を豊富に含む「アミノ酸スコア100」の良質たんぱく質『薬膳の素』は、手軽に摂れる“だしタイプ”なのでカロリーも気になりません。良質たんぱく質を意識して摂ることで、健康なからだづくりをすることに期待がもてます。


サルコペニア⑩
体内で合成できないアミノ酸

あらゆる生き物は、すべてたんぱく質によってその生命活動が支えられています。なかでも人人間の身体の場合は20種類のアミノ酸が、いろいろな配列で結合してたんぱく質を構成しています。アミノ酸の並び方によってたんぱく質の性質や働きが決められているので、アミノ酸一つの違いが大きな差を生みだします。

必須アミノ酸と非必須アミノ酸
人間の場合、体内でつくりだせないアミノ酸が9種類あります。(図参照)これら9種類のアミノ酸は生命を維持するために欠かせないものなので、「必須アミノ酸」と呼ばれています。これらの必須アミノ酸は、食物から摂取する必要があるのです。


必須アミノ酸の中でもBCAAは、筋たんぱく質を作り出しやすく壊れにくくする働きがあることが知られています。そして、加齢などによる運動機能低下や疲労、栄養不足が原因のサルコペニアなどに必要とされています。そして、体外から取込む必要のある“必須アミノ酸”のBCAAは鮪の赤身に多く含まれています鮪と昆布・椎茸の三大素材を用いた混合だし、和漢研の『薬膳の素』は、必須アミノ酸がバランスよく、全て存在する場合に与えられる「アミノ酸スコア100」です。また、吸収力が高いペプチドコラーゲンタイプの理想的なBCAA補給源です。


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愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年11月17日木曜日

サルコペニア⑨ 老化とアミノ酸


たんぱく質の需要は若者より高齢者

 高齢者と若年者が同じ栄養条件を与えられた場合、高齢者の血漿中のアミノ酸の含有量が低く、特にBCAA(必須アミノ酸の一種/前回参照)が不足することが、近年の研究で報告されています。

 BCAAはたんぱく質合成作用があり、また体内の生理活動中にエネルギーが消費されるときには大量の酸性物質が発生します。アミノ酸が不足していると抗酸化作用が低下するため細胞の分裂が加速され、疲労や組織の老化の原因となります。

 老化の抑制や抵抗力の強化、免疫機能の促進など、高齢者の健康を維持するためには、ミネラルや糖分を含む食品の摂取が必要となります。そして免疫機能を支える基本はたんぱく質で、すべてがたんぱく質から作られています。このため人体にたんぱく質やアミノ酸が不足すると、ミネラルや糖分はその機能を果たさなくなってしまいます
 老化による免疫能力の低下はその他の器官にも影響を与えるので、感染症や癌、免疫複合病などは高齢者ほど発症率が高まるのです

 そして、近年の研究結果で、ストレスなど精神的に極度に緊張した状態や病気の時は、本来体内で合成されるはずの非必須アミノ酸が不足しやすいことも分かってきています。
 では、どのくらい不足しているかというと、高齢者の体内総たんぱく質量は若年者の60~70%まで下がっているそうです。これは、高齢者においてはたんぱく質の合成より分解が主となり、また胃液の分泌が減ったり、胃液の酸度が下がることで、たんぱく質の消化吸収量が減少するからです。そのため加齢と共に筋肉量が低下しますが、たんぱく質の需要量は逆に増えるのです。
 一般的には成人期の30%増くらいが目安だそうですが、年齢と共に食欲や消化吸収力も低下するので食事だけで30%増は大変です。



サルコペニア⑨
■ 老化とアミノ酸

 高齢者の生理・栄養状態は、老化の進み具合によって変わってきます。
 たんぱく質に関していえば、乳幼児から成長期まではたんぱく質代謝の過程で、合成が分解より大きくなります。これは身体が成長する中で多くのたんぱく質を必要とするからです。そして成人期になると、合成と分解がほぼ等しくなり体重も安定しています。さらに老年期に入ると老化の過程で分解が主となり、合成はゆったりとしてきます。

たんぱく質代謝の低下による症状
● 筋肉繊維が衰えて体力が低下し、サルコペニアの原因にもなる。また、免疫能力も低下する。
● ヘモグロビンの合成が減少して老人に多く見られる貧血症になる。
● ホルモンの働きや小腸の機能が衰えて、たんぱく質の吸収過程で分解が不十分となり、有効なアミノ酸量が不足がちになる。
● 腎臓のロイシン、イソロイシン、バリンの不足によって腎機能が低下し、アミノ酸の再吸収に影響が出る。
● 肝臓にメチオニンが不足して肝機能が弱まり、脂肪肝になり易くなる
● 脳細胞にリジン、トリプトファン、アルギニン、グルタミン酸などが不足しがちになり、老年性痴呆症やパーキンソン氏病を誘引する。

食事による負担を軽減し効率よく補給!
 高齢者の場合、食欲の低下に加え、胃液の分泌が減ったり、胃液の酸度が下がることで、たんぱく質の消化吸収量が減少するため、食事などによる補給が難しい場合があります。鮪・昆布・椎茸の三大素材を用いた和漢研の『薬膳の素』は、食事による負担を軽減できる“だし”タイプです。アミノ酸スコア100吸収力が高いコラーゲンペプチドを豊富に含んだ、理想的なBCAA補給源です。


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愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年11月14日月曜日

サルコペニア⑧ BCAAと廃用症候群


「BCAA」って何?

血中の必須アミノ酸濃度は、筋肉中のたんぱく質合成能を制御しています。そして、必須アミノ酸を豊富に含むたんぱく源による食事療法は、筋肉のたんぱく合成能を活性化させると考えられています。

 BCAA(Branched Chain Amino Acid)とは、分岐鎖アミノ酸と訳され、ロイシン、イソロイシン、バリンの3種類のアミノ酸のことです。
BCAAは、血漿中の遊離必須アミノ酸の約4割を占めていて、肝臓ではほとんど代謝されず、主として骨格筋と脳で代謝されます。そして、骨格筋のたんぱく質合成を促進し、たんぱく質の分解を抑制します。運動時の骨格筋の維持や増量に、重要な役割をすると言われています。また、運動後の筋肉の疲労を、早く回復させます(運動3日後、4日後の筋肉痛や疲労感が、早く軽減する)。

運動時に、筋肉にグリコーゲンが不足すると、筋肉のたんぱく質のアミノ酸が分解されエネルギー源となります。そのときBCAAは、筋肉のたんぱく質のアミノ酸の分解を抑制し(疲労の軽減)筋肉の合成を促進させる(疲労回復の促進)のです。BCAAを含む必須アミノ酸は、カラダで作り出すことができないので、食事やサプリメントなどからとる必要があります。
そして、BCAAはサルコペニアを防ぐ上で有用であることが明らかになってきています。


BCAAの中でもロイシン高配合必須アミノ酸を継続的に摂取すると、筋肉量と筋力が向上し、歩行するスピードが速くなるなど、運動能力の改善が確認されています。また、ロイシンは、特に筋たんぱく質を作りやすくする機能が強く、加齢に伴ってその必要量がしだいに高まることも指摘されている重要なアミノ酸です。
BCAAの3種のアミノ酸を多く含む食品では、豚や鳥肉を押さえて「まぐろ」がダントツに多く含有されています。
(「五訂食品成分表_2005」(女子栄養大学出版部)より)


■ 廃用症候群

「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」とは、疾患などのために活動性や運動量の低下した安静状態が続くことで全身の臓器に生じる二次的障害の総称です。しかし、安静臥床のみの廃用症候群は少なく、低栄養を合併することが多く、程度が重いほど疾患や低栄養に関したサルコペニアの合併が多いそうです。

疾患・障害の概要
廃用症候群でよく認められるのは、骨粗しょう症、筋萎縮、関節拘縮、など筋骨格系。また、心機能低下、起立性低血圧、摂食・嚥下障害、褥瘡(床擦れ)、抑うつ状態、高次脳機能障害などがあります。安静臥床のみの廃用症候群は少なく、疾患による侵襲、悪液質などの原因は筋萎縮だけではないこともあります。

サルコペニアと廃用症候群の関係
【加齢】 廃用症候群は高齢者に多い。
【活動】 活動の低下は必ず現れる。
【疾患】 廃用症候群の引金となったサルコペニア疾患、手術、感染症などを認めることが多      く、疾患が重症なほど、重度となりやすい。
【栄養】 廃用症候群の91%にサルコペニア状態を認めたという報告がある。

必須アミノ酸BCAAを効率よく補給しましょう!
廃用症候群は、その大半が低栄養などのために活動性や運動量の低下が原因と言われています。アミノ酸の中でも分岐鎖アミノ酸(BCAA)は筋肉に多く含まれている成分であり、筋たんぱく質を作り出しやすく壊れにくくする働きがあることが知られています。そして、BCAAは鮪の赤身に多く含まれています。その鮪の赤身に、昆布・椎茸をプラス。三大素材を用いた混合だし『薬膳の素』は、アミノ酸スコア100で、その上大量のコラーゲンペプチドを含み吸収力が抜群! まさに理想的なBCAA補給源です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年11月9日水曜日

サルコペニア⑦


日本食は世界遺産? 
       農水省が登録目指す!

小笠原諸島――ここがユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されたのは記憶に新しいところです。
その世界遺産には「無形文化遺産」というのもあります。形にならない社会的習慣や儀式、祭礼行事などが対象とされる世界遺産で、ユネスコが審査・登録を行います。農林水産省の検討会は、“日本の食文化”をこの無形文化遺産に登録することを目標に、課題などを盛り込んだ最終報告書をユネスコに申請しようとしています。

日本食文化を特徴づける要素としては、

(1)年中行事や人生儀礼などと結合
(2)国土に根ざした多様な食材を新鮮なまま使用
(3)米飯を中心とした栄養バランスに優れた食事
(4)だし汁のうま味やさまざまな発酵食品を活用

以上の4点を提示し、「WASHOKU(和食)」を日本食文化を代表する言葉として、積極的に用いるよう提言したそうです。
検討会の座長を務めた静岡文化芸術大学の熊倉功夫学長は、「食文化の多様化によって日本食文化は危機的な状況にあり、世界遺産への登録をきっかけに、もう一度、日本食の文化のよさを再認識してほしい」と話していました。

日本食の特徴は、だし汁のうま味や、日本酒や漬け物をはじめとする多様な発酵食品の活用にあります。中でもだし汁のうま味は、日本人自らが発見したものです。最初に発見されたうま味物質はグルタミン酸で、東京帝国大学(現在の東京大学)教授だった池田菊苗によって、1908年にだし昆布の中から発見されました。1913年に、小玉新太郎が鰹節から抽出したイノシン酸もうま味成分であることを確認し、さらにその後、椎茸中からグアニル酸が抽出され新たなうま味成分であることが発見されたのです。しかし、このうま味成分が世界的に認められたのは2000年、舌の味蕾にある感覚細胞にグルタミン酸受容体(mGluR4)が発見されたことからでした。“うま味”を表現する言葉は世界の主要言語の語彙にはなく、結果として“umami”が使われるようになったという経緯があります。

世界無形文化遺産の「食文化」では、これまでフランス料理のほか、メキシコ料理、地中海料理などが登録されています。世界的にも和食は知名度もあり、だしに使われる定番素材、昆布椎茸は、さまざまな食効があることがわかっています。つまり、和食が世界無形文化遺産に登録されれば、それはそのまま“健康文化遺産”にもなるということ、がんばって欲しいものです。


サルコペニア⑦
■ 三大だし素材の健康効果

素材1:(まぐろ)
鮪や鰹のうま味の主成分・イノシン酸は、細胞生成に不可欠な肝臓でつくられる物質です。20歳くらいから生成量がダウンします。イノシン酸が不足するとDNAの活性が弱くなり、老化が進んでしまいます。イノシン酸を取り入れることで、新陳代謝が促進され、細胞が活性化、老化の進行を防止します。意外と知られていませんが、イノシン酸は鰹より鮪の方が多く含有しています。

素材2:椎茸(しいたけ)
椎茸は低カロリー食品です。その上、たんぱく質、ビタミンBやD、ミネラル、食物繊維を豊富に含みます。そして、血圧・コレステロール調整作用のある「エリタデニン」は、椎茸特有の成分であり、血中コレステロールを排泄する役目をしますので、動脈硬化、脳溢血、狭心症などの予防に期待がもてます。また、他のキノコ類にはない「レンチナン」を豊富に含み、免疫力に関しての効果が期侍されています。

素材3:昆布(こんぶ)
昆布は低カロリーでミネラルが豊富です。海藻に含まれる成分である「アルギン酸」は、血圧を上げる原因となるナトリウムを排泄することにより、血圧を下げる働きをもっています。そして、昆布に含まれるヨウ素が原料となって作られる甲状腺ホルモンは、タンパク質や脂質、糖質の代謝をよくし、余分な体脂肪を燃焼させる働きもあります。また、皮膚や髪、爪を健康に保つよう働いてくれます。

うま味だしで摂るたんぱく質
たんぱく質を日常的に補うには、三大素材を用いた「だし」が効率的です。だしは「うま味」が凝縮していて美味しいだけでなく、満足感を得られ、もちろん低カロリーです。さらに、だしをうまく取り入れれば、料理で使う油や砂糖、塩分などを減らすこともできます。

和漢研の三大素材混合だし『薬膳の素』は、アミノ酸スコア100で吸収力が高いコラーゲンペプチドを使用した、美味しさと健康に理想的な「うま味だし」です。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年11月4日金曜日

サルコペニア⑥ うま味で健康生活


うま味と肥満の関係

「うま味」といえば、「グルタミン酸」、「イノシン酸」、「グアニル酸」です。グルタミン酸はアミノ酸の一種で、昆布に多く含まれています。また、核酸の一種、イノシン酸が多いのが鰹や鮪。グアニル酸は椎茸に多く含有することが知られています。皆、日本人にはなじみの深い食材です。
うま味は「第5の基本味」と言われ日本人が発見しました。舌にある感覚細胞にグルタミン酸受容体が発見されたのは2000年。うま味の実在が“umami”として世界に認められました。 

うま味に敏感な日本人ですが、うま味の感度が鈍いと肥満になる割合が高い傾向にある(!)という調査結果が、日本高血圧学会で発表されました。山陰労災病院・水田栄之助医師による調査は、09~10年、鳥取県内の男女48人(平均年齢37.4歳)を対象に実施されました。グルタミン酸を含むうま味調味料を水に溶かして口に入れ、反応を観察しました。肥満は体重を身長の2乗で割ったBMI(体格指数)が25以上と定義されています。その結果、同調味料の濃度が0.1%未満の溶液でも味を感じることができたグループは、BMI値の平均が11.5%だったのに対し、濃度0.1%以上にならないと味を感じられないグループのBMI値は、36.4%でした。「うま味感度が鈍いと、うま味を摂取することで生じる満足感が低下し、代わりに甘いものを食べることによる満足感が強くなると考えられる。その結果が肥満の増加につながっているのでは」と水田医師は話しています。

最近の研究では、うま味物質は食事を美味しくするだけでなく、摂取後に消化器官などで代謝促進効果を増したり神経性情報が脳を介した末梢制御機構によって代謝を促進し、肥満形成や体脂肪蓄積を抑制するなど、さまざまな効果が明らかになってきています。

日本人が発見した“umami”成分に対して味覚が鈍い人。その原因は、やはり欧米化した食生活や、健康に良いと信じて菜食中心に走ってしまい、結果としてたんぱく質不足に陥ってしまう‥‥などが考えられるのです。


サルコペニア⑤
■食習慣における“たんぱく質不足”

サルコペニアの原因のひとつとして身近にあるのが栄養障害です。低栄養状態は高齢者においてさまざまな機能障害を起こしかねません。その原因となる栄養素がたんぱく質です。

野菜中心の食習慣の弊害
生活習慣病の改善や健康管理を目的とした場合、一般的には野菜中心の食生活が推奨されます。菜食主体の食事で問題となるのは、たんぱく質(アミノ酸)の摂取不足です。植物性のもので満たす場合、豆類と穀類に頼ることになります。かなりしっかりと摂取しない限り、必要なアミノ酸を満たすことができないだけでなく、植物性のたんぱく質だけでは摂れない栄養素もあるのです。マスコミなどで紹介される健康への取り組みは、一面的に捉えてがちな情報が多く、弊害などは紹介されないことが多いので注意が必要です。

「うま味」で摂るアミノ酸
たんぱく質(アミノ酸)を健康的に補うには、日本人の食の知恵「だし」がおすすめです。だしは「うま味」が凝縮していて満足感を得やすく、もちろん低カロリーです。だしをうまく料理に取り入れれば、油や砂糖、塩分などを減らすこともできます。「うま味」成分のグルタミン酸は“昆布”イノシン酸は“赤味の鮪や鰹”グアニル酸は“椎茸”に多く含まれています。
和漢研の『薬膳の素』は、体内に必要な必須アミノ酸がバランスよく存在する「アミノ酸スコア100」の鮪を使用し、吸収力が高いコラーゲンペプチドたっぷりの理想的な「三種混合うま味だし」です。
※学研より発売の月間フィッテ11月号で、“だし”によって食欲をセーブするダイエット法が紹介されました!


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愛・感謝 五月雨ジョージ


















2011年11月2日水曜日

ADHDと子供への向精神薬の弊害について


向精神薬処方の低年齢化の弊害

今年の3月に、厚労省の研究班が全国の小児神経専門医など1,155人に対して「発達障害」がある子供への向精神薬処方についてのアンケートを実施しました。

アンケート結果によると、回答した618人のうち約3割が小学校入学前の幼児に向精神薬を処方していて、小学校低学年まで含めると5割以上、高校生まで含めると7割を超えていたそうです。
しかし、「本来、『発達障害』と診断されるべきで薬の必要のない子供が『初期の統合失調症』と誤診されて、向精神薬を処方されるケースが実に多い。その場合、診断・治療法が間違っているので当然効果はなく、薬の副作用にだけ苦しめられることになります」。
多くの向精神薬は麻薬や覚せい剤と同じく脳の中枢神経に作用する。これを成長過程にある子供に処方するのは危険極まりないと、林試(りんし)の森クリニック・石川憲彦院長は言います。
「15歳までの子供の脳は未発達で大人の脳とは全く別物です。精神に作用する薬は脳の発達を阻害する恐れあり、子供への処方は大人の何倍も危険です。また、脳細胞は他の臓器と違い、一生の間ほとんど細胞が入れ替わらないため、蓄積的な作用による危険も増幅されます。従って12歳まで薬を処方しないのが大原則。15歳になってもなるべく薬は控えて問題を解決するべきでしょう」。
それでも、冒頭の調査結果のように向精神薬処方の低年齢化は進んでいて、特に近年懸念されているのが「発達障害」を口実にした処方だそうです。

もともと発達傷害は、知的障害や脳性まひの子供を意味していました。しかし近年になり「学習障害」「注意欠陥多動性障害(ADHD)」など、病気の概念が拡大され、これに伴い、年端もいかない子供に精神科や心療内科の受診を勧める学校関係者が増え、子供に対する向精神薬処方が急増しているそうです。

また、発達障害は、大人になっても症状が止まらない「成人ADHD」の存在が知られています。家事をしようとしても、何から手をつけていいのかわからず、片付けているそばから物が散乱していく、本を読み始めると止まらない、無性に車の運転をしたくなる、などの症状があらわれます。彼らには、注意力を維持しにくい、時間感覚がずれている、様々な情報をまとめることが苦手、等々の特徴があるそうです。そして、大人の場合は日常のストレスも関係しているそうです。   【SAPIO11/16号より】


■ ADHD(注意欠陥多動性障害)

多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする発達障害もしくは行動障害のこと。集中困難・過活動・不注意などの症状が通常7歳までに確認されます。しかし、過活動が顕著でない不注意優勢型の場合、幼少期には周囲が気付かない場合も多いそうです。

成人にもあるADHD 
ADHDは、近年は大人になっても残る可能性があるといわれています。その場合は多動ではなく、感情的な衝動性(安定性がないことや短絡的に結論に飛躍し順序だてた考えでなく感情が優先しすぎ)や注意力(シャツをズボンから出し忘れていたりファスナーを締め忘れていたり、こういった日常の行動が人並みでない‥‥など)や集中力の欠如が多いそうです。

成人の場合、ストレスも関与
ストレスによる生体反応を見てみると、ストレスの刺激(物理的または心理的)を受けると生体反応が起こることから、自覚症状や疾病があらわれるのがわかっています。そして、ADHDは精神神経系の生体反応が考えられるといわれています。

ストレスによる精神神経系の生体反応
ストレス⇒CRH*↑⇒5-HT↓⇒精神的自覚症状↑
●関連する疾患と症状
ノイローゼ、パニック障害、ADHD、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、緊張性頭痛、偏頭痛、不眠、睡眠障害、心因性多飲多食症、拒食症、うつ状態など。
★CRH(コルチコトロピン放出ホルモン)というストレスホルモンが増加してセロトニン放出を抑制するという変化が表れることがわかっています。CRHは、痛みや冷熱、大きな音、不安や恐怖などのストレスに対して、脳の視床下部や偏桃体などから分泌されます。

【ストレスによる精神神経系対策】
現在、ADHDなどに主に処方されている薬は、脳内神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリンに作用する薬です。脳内神経伝達物質はバランスが大切ですが、ストレスによりストレスホルモンが放出されセロトニン神経が抑制されることがわかっています。脳内神経伝達物質のバランスを司るセロトニン神経の活性には「ラフマ」が期待できます。また、自覚症状の軽減や薬に対する副作用対応などには、微小循環の血流対策として「霊芝」が、期待が持てます。


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2011年10月28日金曜日

ウイルス対策~拡がるウイルス感染(後編)

流行してみないとワクチンの効目がわからない?

渡り鳥は、食糧、環境、繁殖などの事情に応じて定期的に長い距離を移動します。この時期の渡り鳥は、主として越冬のために北の国から渡ってきて、冬を日本で過ごし、冬が終わると再び繁殖のために北の国に渡って行きます。昨季、鳥インフルエンザの集団感染が発生した国内最大のツル越冬地・鹿児島県出水市の出水平野にも、今季マナヅルが飛来したそうです。

そして、インフルエンザの季節が近づいてきました。重症化などを防ぐワクチン接種も始まっているようです。ワクチンは、専門家が流行するタイプを予測し製造していますが、それとは別のタイプが流行る可能性もあります。今年は、メーカーで製造不良が発生し、ワクチン入荷が遅れている医療機関もあり、関係者は気をもんでいるとのこと。

インフルエンザのウイルスのうち、主に流行の原因になるのはA型B型です。各型のウイルス表面にある糖たんぱく質の違いにより、さらに多くの「亜型」と呼ばれるタイプに分かれます。WHO(世界保健機関)は、毎年2月、前シーズンを参考に翌シーズン向けに作るワクチンの型を決めています。昨冬は、「H3N2型(A香港型)」「B型」、09年に登場した「H1N1型」の3タイプが流行しました。H1N1型は豚由来の新型インフルエンザと呼ばれましたが、現在は通常の季節性インフルエンザになりました。
今冬もこの3タイプに対応できるワクチンを用意したようです。しかし、国立感染症研究所感染症情報センター長・岡部信彦氏は、「今冬も昨シーズンと同じ3タイプの組み合わせで流行すると思うが、どれが主流になるかは分からない」と話します。流行の規模がどの程度になるかの予測も難しいといことです。また型や亜型が同じウイルスでも毎年少しずつ変異を起こし、ワクチンを作っても実際のウイルスとは抗原性が完全には一致しないとのこと。
そして、変異の可能性が指摘されるのがH1N1型です。このウイルスは約50年前に流行したタイプと似ていたため、高齢者はかかりにくかったようですが、大きく変異すればワクチンの効き目が下がってしまうそうです。効果は免疫力に比例するため人により差が出ますが、一般的には成人での効果が高いといわれています。ただ、接種後も「過労や睡眠不足など不摂生な生活をすれば免疫力と体力は下がってしまうので、注意していただきたい」(感染研)とのことです。


■拡がるウイルス感染(後編)

【上気道の粘膜免疫】
ウイルスの侵入経路である上気道では、粘膜免疫を初めとするウイルス対策機能が働いています。ウイルスに感染するかしないかは、この場所にかかっています。そしてこの粘膜は、乾燥に非常に敏感になっています。

【ウイルスの不活化】
ウイルスによる感染症の治療時は、ウイルスの持つ働きを完全に絶つことが不可欠です。それが仮に、無毒と考えられているウイルスであっても、です。ウイルス自体の持つさまざまな作用(たとえば遺伝子のコピー機能など)を完全に抑えることを、「ウイルスの不活化」といいます。

【免疫の調整作用】
インフルエンザを含めたその他さまざまなウイルスは、健康な人はさほど心配しなくても大丈夫ですが、免疫力が落ちた人や、年配者、幼児、妊婦などが感染すると、肺炎や敗血症を起こす7恐れがあります。そして、この場合治療の方法は少なく、当然致死率も高くなります。

対策その1 ◆粘膜免疫の保護◆
口呼吸になってしまう就寝時などは、上気道を乾燥させ粘膜免疫に影響をあたえます。マスクをしたり、最近では口を塞ぐテープなど、さまざまな方法で対処されている方が多いようです。
しかし、もっとお薦めしたいのは、就寝時に『霊芝のサプリメントを1~2粒を口に含んで寝ることです(コーティングにキズをつけるか半分に割る)。霊芝を口に含むことによって、無意識に口は閉じます。また、霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促し、のどの乾燥を和らげるのです。

対策その2 ◆ウイルスの不活化◆
ウイルスは、鼻や口から侵入し上気道で感染しますので、「のど飴」のような形態が、のどでのウイルス不活化に有効です。和漢生薬研究所の『レイシセンダン葉のど飴』は、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験により、驚くべきデータが確認されています。上気道でのウイルス阻止が期待できます。

対策その3 ◆免疫の調整作用◆
「霊芝」は、免疫系に対して調整的な双方向性があるため、いろいろな免疫失調症に効果が期待できると考えられています。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ・NK細胞の活性化、造血芽細胞の促進・・・などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持などに有効な影響を発揮することが期待されています。

対策その4 ◆体力の強化◆
日頃から体力が低下しているとウイルスに感染しやすく、またウイルスに感染し発熱や自覚症状を伴うと体力が奪われてしまいます。体力の低下は感染を進行させ、完治が遅くなります。体力アップには『コエンザイムQ10』を補充することで、エネルギー産生促進に期待が持てます。


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2011年10月27日木曜日

ポリオとRSウイルスについて

アジア各地にも広がるリスクが高い「ポリオ」「RSウイルス」

経口生ポリオワクチンの定期摂取率の低下が問題になっていますが、日本では1980年から30年以上、野生のポリオウイルスによる小児まひの患者は出ていません。確かに1960年のポリオ大流行を急速に終わらせたのは経口生ワクチンです。しかし、生ワクチンは腸の中で増える間に病原性(毒性)を強めることがあり、頻度は少ないものの、生ワクチンを飲んだ人や保護者などに、ごくまれにワクチンの副作用として小児まひが起こっているという背景がありました。
他の先進国では、1990年代後半から経口生ワクチンを不活化ワクチンに切り替えてきましたが、日本国内で承認されているワクチンは、今のところ経口生ワクチンしかありません。先進国の中で、いまだに経口生ワクチンを使用しているのは日本だけです。

こうした中で先日、神奈川県が独自に不活化ポリオワクチンを海外から輸入することを決めたという報道がありました。神奈川県の黒岩祐治知事は、厚労省予防接種部会の委員を長年務めていました。「そのため、不活化ワクチン導入に対してもいろいろな思いがあったようだ」と神奈川県健康危機管理課・金井信高課長。

また、長年、国内での感染例のないポリオですが、WHO(世界保健機関)は、ポリオの感染が中国で見つかったと発表しています。パキスタンでまん延しているウイルスと遺伝子が同じで、同国が感染源の可能性があると指摘。アジア各地にも広がるリスクが「高い」として警戒を呼び掛けています。中国ではこれまでに子ども6人を含む計9人の感染例を確認。すべてのケースが新疆ウイグル自治区ホータンで見つかりました。厚労省では、中国への旅行者に対し、「現在、日本で定期予防接種されている経口生ポリオワクチン2回では不十分で、少なくとも出発前に1回はワクチンを受けるように」と呼び掛けているそうです。

そして、国立感染症研究所によると、例年は秋に患者が増え始め冬にピークを向える「RSウイルス」が、今年は6月末から増加し始め、10月に入りすでに昨年の11月下旬並みで、2004年以降最も早いペースで流行しているとのことです。
RSウイルスについては次ページでさらに詳しくお伝えします。


■拡がるウイルス感染(前編)

今年のRSウイルスは、過去最大の流行の恐れ
乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症の患者は、都市部を中心に増え続け、国立感染症研究所は、これまでで最も大きな流行になる恐れがあるとして注意を呼びかけています。毎年冬場にかけて流行する、主に乳幼児で流行する発熱やせきなどの症状が出る病気で、初めて感染した場合は肺炎脳症を引き起こして重症化することがあります

感染源はおとな?
RSウイルス感染症は、主にくしゃみなどによる飛まつ感染接触感染で発症し、発熱や鼻水、せきなど、かぜのような症状が出ます。年齢を問わず何度でも感染を繰り返します。大人は鼻かぜ程度の軽い症状で済んでしまうことが多いので、乳幼児のいる家庭では、親や兄弟が感染していることに気付かずに乳幼児に感染させてしまうケースが多いようです。

ウイルスの侵入を防ぐことが先決!
ウイルスに対して鼻腔から肺に至る気道では、線毛や粘液が24時間の防御を行っています。鼻から入った空気は4つある副鼻腔を通過する間に、ホコリやウイルス・細菌などの異物を除去、それと同時に温められ、100%加湿された空気は、肺胞で酸素が最も吸収されやすい状態となります。
そして、上気道では粘膜免疫を初めとするウイルス対策機能が働いていますが、この粘膜は、乾燥に非常に敏感になっています。
のどが潤っていると、粘膜免疫、粘液線毛の輸送機能や抗菌作用、免疫タンパクが発達し、防御機能が正常に働き、ウイルスの繁殖を防ぐことができるのです。

対策は次号後編へ!


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2011年10月24日月曜日

睡眠障害について

 国際会議『ワールドスリープ2011』

「かくれ肥満」「かくれ脳梗塞」など、数値の異常や自覚症状はないものの、注意が必要な場合に「かくれ・・・」という言葉をよく耳にします。
今月(10月)京都市で開催された日本睡眠学会で、働き盛り世代(20~40代)の約8割が、軽度かつ短期の不眠である「かくれ不眠」に該当するとの研究結果が古賀良彦・杏林大教授(精神神経科学)により報告されました。古賀教授によると、かくれ不眠は「起きたときに『よく寝た』と実感できない」などの悩みや不満を抱えている状況を指すそうです。気づかないまま半ば放置しているケースも含まれます。かくれ不眠を放置し続ければ、不眠症に進行する恐れがあることから、教授は「高血圧や糖尿病、肥満のリスクが増大する」と警鐘を鳴らし、「睡眠を改善することで得られるメリットを伝えていくことが重要だ」と訴えました。
そして、この睡眠学会なるものは、日本だけではなく世界的にも拡大していて、世界睡眠連合などが主催しアジア初開催となる国際会議「ワールドスリープ2011」が同じく国立京都国際会館で行われました。ワールドスリープは4年毎に世界各国で開催され、今回で第6回目の開催となるそうです。

近年、生活様式の多様化、夜型化により睡眠時間が短縮されてきたことで、さまざまな弊害が生じています。たとえば、睡眠障害は、昼間の眠気に起因する交通事故のみならず、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・うつ病などの誘引因子となります昼間の眠気は、就業や勉学の生産能率低下につながり、このような状態が長期化すると心身への影響もみられ、不安やうつ状態をまねく場合があります。このように睡眠の問題がもたらす社会経済的損失は計り知れません。

国際会議『ワールドスリープ2011』は、睡眠障害、ナルコレプシー、不眠症、睡眠呼吸障害、睡眠のメカニズム、睡眠生理・薬理学、うつ病と睡眠、生活習慣病と睡眠、睡眠サイクル、神経薬理学など幅広いテーマを取り上げ、多くの海外の研究者の参加を得て貴重な学術情報の交換の場を提供することを目的としている会議なのです。


■不眠がもたらす、肥満・高血圧・高血糖

睡眠の程度によっては、糖値、中性脂肪などの数値を高め、善玉コレステロールの数値を低下させて、肥満や糖尿病に拍車をかけることがわかっています。下記のグラフは、睡眠時間と各数値の関係です。睡眠時間が短い場合と長い場合に高い数値を示しています。そしてその場合のHDL(善玉)コレステロールは、逆に低くなっています。睡眠不足は当然ですが、あまり長時間の睡眠も良くないことがわかります。このことから、睡眠は時間より「質」の問題だということが言えるのです。

睡眠と血糖・中性脂肪等の関係!

睡眠障害は、上記のグラフのように血糖値、中性脂肪などの数値を高め、て肥満や糖尿病に拍車をかけますが、その過程で基礎代謝の低下や食欲の亢進などが表れ肥満や高脂血症などから高血圧なども発症します(左図)。このプロセスが、睡眠障害は、昼間の眠気に起因する事故等のみならず、高血圧・糖尿病・心筋梗塞・うつ病などを誘引し、また、就業や勉学の生産能率低下を招くという結果につながります。








【睡眠障害対策】
睡眠中は、メラトニンが分泌され深い眠りを作り、朝方になるとセロトニンが分泌量を増やし覚醒しスッキリ目が覚めるというリズムがあります。寝つきが悪く、ぐっすり眠れない睡眠不足、途中覚醒などはメラトニンの不足です。ぐっすり眠れ朝スッキリ目覚める質の良い睡眠が低下するのは、メラトニンの原料のセロトニンが慢性的に不足しているからです。
「ラフマ」は、セロトニン神経の活性→セロトニン分泌の促進に期待できるリラックスハーブです。


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2011年10月21日金曜日

基の国から~嬬恋村霊芝農場~

キノコの放射能汚染

福島の、市民団体による野菜の放射線量測定をはじめとして、ほうれん草、牛乳、茶葉など、全国各地で線量測定が行われています。そして多くの地域で基準値を上回る食品が検出されています。

放射能汚染された土壌で育った野菜が気になりますが、東大病院放射線科・中川恵一准教授は心配することはないとおっしゃっています。「野菜の場合、放射性物質のセシウムを土壌から吸収するのはカリウムが足りていないとき。カリウムはいわゆる肥料なので、きちんとした農家なら充分にカリウムを与えています。危険なのは野生の植物や自家栽培の野菜。カリウムを与えられていないので、セシウムを吸収してしまう。実際、山菜やきのこは放射線量が高くなっています」。
また、放射線の除去方法としては、野菜の場合、「しっかりと土を取り除き、水で洗い流すことが基本」(放射線医学総合研究所・放射線防護研究センターチームリーダー・神田 玲子氏)

そこで、気になるのがキノコです。キノコについては、放射性セシウムの暫定規制値超過の報道が見られます。放射性セシウムはキノコに濃縮しやすいそうです。このことは、1986年のチェルノブイリ事故後の調査研究により示唆されていたことでした。しかし、キノコに含まれる放射性セシウムの濃度は、種類や菌糸を張る場所の汚染状況によって異なります。チチタケのように木の根から養分を取る「菌根菌」は、枯れ木や落ち葉に生える「腐生菌」よりもセシウムを取り込む傾向があるとされています。そして、現在、スーパーなどの店頭に並んでいるキノコの場合、工場や屋内、ハウスなどで栽培されたものが多く、直接、汚染された土壌などに関与していないので心配ないそうですが、キノコの培地のおがくずや水などが汚染されている場合は心配です。

和漢研の霊芝については、収穫ハウス、収穫霊芝など独自の線量計で計測しています。以下の『基(もと)の国から』にて報告があります。



『基(もと)の国から~』

なだらかな事なんて何にもない、用意されている事なんて何にもない、
木を切り丘を削り浅間山に吼えた、男達の物語。【第26話】




■特別な思いの収穫!

32年前、種菌を持ち農場を作ろうと考えた『元の男』。そして、土と水の原点を知り守った『素の男』。2人の男で始まったこの農場だが、32年の後の今年は特別だった。3月11日、未曾有の大震災があり、この農場にも少なからず影響をもたらした。だが、無事に今秋も収穫期をむかえることができた・・・。

今年の収穫は特別な思いを抱いての収穫になった。それは、霊芝の放射能汚染の問題だ。この秋、各地のキノコ狩りで収穫されたきのこから規定値以上のセシウムが検出され、この農場にも問い合わせが相次いだ。
新聞などの報道でご存知の方も多いと思うが、栽培物のキノコの場合と野生のキノコの場合では大きな違いがある。もちろん栽培方法によっても違いがある。嬬恋農場の場合、

①ハウス栽培のため風向きや雨などでの汚染の心配はない。
②原木栽培のため、おがくず栽培のようにおがくず自体の汚染がない。
③土壌の浅間砂は毎年交換している(震災前の搬入)
④水源は湧き水で日頃から小動物や落ち葉などの対策のため密封されている。

という条件から汚染の心配はしていないが、日頃からお取り扱い、御愛用して頂いている皆様方にしてみれば、それでも数値の心配があるとお思いのことでしょう。そこで、今回は、独自に線量計で測定した結果を報告します。


左の数値は農場内の線量です。現在、群馬県内にてお茶以外で出荷規制されている農作物はありません(群馬県HP)。また、嬬恋村役場発表の線量は0.061μSv(マイクロシーベルト)ですが、嬬恋農場は、計測地の村役場よりも標高が高く若干誤差があります。標高が同程度の隣接する草津町などでは0.146μSv を観測しています(19日現在群馬県HP)。

もちろんこれらの放射線量は、基準値以下なので健康に影響を与えるレベルではありません。どうぞご安心下さい。
(年間被ばく量の暫定基準値は1~20ミリシーベルトです。1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト)

※線量計はアロカ社製(単位Svは、マイクロシーベルト)




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2011年10月14日金曜日

身近に迫る紫外線の害!

身近にも拡がるオゾンホール

米カリフォルニア州の知事は、14~18歳の若者が「日焼けマシン」を使うことを全面的に禁止する法案に署名しました。未成年者の日焼けマシン使用については、ほとんどの州が何らかの規制を設けていますが、カリフォルニアが最も厳しいケースとなりました。

米国以外では、ブラジルがすでに日焼けマシンの全面禁止に踏み切っています。その背景には、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関が、09年に紫外線を出す日焼けマシンについての研究で、20件以上の論文を調べた結果を発表したことがありました。日焼けマシンを30歳未満で使い始めると、皮膚がんのリスクが75%高くなることが分かったと発表し、発がんリスクの分類を5段階中最高のグループに引き上げていたのです。

そんな紫外線の害の心配が身近にも起ってきています。今春、北極の上空で、南極のオゾンホールに匹敵する深刻なオゾン層の破壊が起きたことが、日米な9カ国の国際研究チームの調査でわかったのです。観測は史上初めてなのですが、北半球は緯度が高い地域にも人口が多く、本来はオゾン層で遮られる有害な紫外線の増加が懸念されていました。調査の結果、4月上旬、北極圏の成層圏で、もともとあったオゾンのうち最大で80%が失われていることがわかりました。南極ほど濃度は薄くなっていませんが、北極はもともとの濃度が高いため、破壊された量は南極のオゾンホールに匹敵していました。 気象条件の違いから、北極は南極のような大規模なオゾンホールはできないと考えられていましたが、研究に加わった国立環境研究所 地球環境研究センター 地球環境データベース推進室・中島英彰室長は「南極で観測されていたオゾンホールが、北極にも出現したといえる」と話しています。 影響で3~4月にスカンディナビア半島やロシア北部で成層圏中のオゾンの濃度が低くなった領域が広がり、人の居住する地域でも有害な紫外線が増加したとみられています。オゾンが薄い領域は「かけら」のようにちぎれて日本の本州付近上空も通過したもようです。


■身近に迫る紫外線の害!

紫外線には下記のように3種類あります。

UV-C…大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しない。
UV-B…ほとんどは大気層(オゾンなど)で吸収されるが、一部は地表へ到達し、皮膚や眼に有害である。日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因となる。
UV-A…UV-Bほど有害ではないが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されている。

※オゾン層の破壊などにより有害なUV-Bが降り注ぐ量が増加している。

秋は意外と多い紫外線量!
この時期の秋の紫外線量は、春や夏に比べて空気が澄んでいる分、直接肌に降り注ぎ光老化が心配です。光老化とは、紫外線などで肌細胞がダメージを受けることで進行する肌の老化のことです。新陳代謝が衰え、コラーゲンなどの生成が減少して、肌の弾力が低下したり角質が厚くなったりします。
また、目の水晶体が白く濁る白内障は、加齢だけが原因ではありません。紫外線に当たることで水晶体のたんぱく質が変化して、白内障になることもあります。そして、水晶体は数少ない毛細血管がない領域のため、損傷すると修復が難しいのです。

紫外線から目を守る
日中の薄い雲ぐらいではUV-Bの80%以上が透過してしまいます。建物の中にいれば、紫外線は屋外のおよそ10%以下になり、屋外でも帽子の着用で20%減少します。外出時、紫外線からの目の保護にはUVカット機能を持った眼鏡やサングラスの着用が有効です。

【紫外線対策】
光老化のお肌対策は、アミノ酸スコア100のコラーゲンペプチドを使用した『薬膳の素』。目から入ってくる紫外線のような光酸化ストレスは、「目を閉じて休める(光を遮断する)」ことによって目に対してのストレスが軽減されることになります。「目のストレスフリー」対策としては、強制的に光や紫外線を遮断しストレスを軽減する“高機能アイマスク”です。


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愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年10月12日水曜日

ウイルス対策

7割の人が疲労や倦怠感を感じている!

 「疲れ」と「疲労感」は違うといいます。疲労感は報酬や達成感などで吹き飛んでしまうこともありますが、疲れは十分な睡眠や適切な栄養の摂取などの対策をとらないと取れません。

厚生労働省が2002年に行った調査では、15歳から65歳4000人を対象に調査した結果、約7割の人が疲労や倦怠感を感じているということがわかりました。そして、そんな疲労を「疲労度として数値化できる!」と、国の疲労研究プロジェクト(厚生労働省労働研究班)は研究しています。プロジェクトに参加した大阪市立大学大学院の教授は、言います。「痛み、発熱、疲れというのは生きていくうえで体に必要なアラームで、特に疲労は感覚尺度なので一番見逃されやすく、一番危険なのです」。

最新科学では、口の中の唾液でヘルペスウイルスを計測し疲れを数値化することもできるようです。ヘルペスウイルスは、普段は体の中で静かにおとなしくしていますが、人間の体調が悪くなったり疲労が蓄積したりすると、ウイルス自身が「宿主が寿命じゃないか」と判断して、唾液に混じって体から逃げ出そうと行動を起こします。それが帯状疱疹や口唇ヘルペスなのです。そのため、唾液中のヘルペスウイルスの量を測れば、その人の疲れ具合、ダメージ度が分かるというものです。「例えば内科では、体温や血圧、血液中の白血球の数などで診断するが、疲れにはこういう指標がなかった。疲れを評価する複合的な物差しが出来上がれば、その人にとって何が最も適切な治療なのかもわかる。全国のどの病院でも適切な疲労の診断ができるようにしたい」と関西福祉科学大教授。まだ病院で測ることはできませんが、2~3年後を目安に病院で測定できるようにしたいとのことです。

今年は様々な事が起っていますので、疲労を感じている人は平年よりも多いと考えられます。適切な疲労&ヘルペス対策を心掛けて下さい


■疲労の指標、ヘルペスウィルス!?

疲労は、痛みや眠気と並んで非常に重要な体で感じるシグナルですが、疲労・ストレスによるヘルペスウイルスの再活性化は,良く知られた現象です。「疲れるとカゼを引き易い」「疲れると発疹が出る」など、疲労とウイルスを結びつける現象は日常良く見られます。そして今回、疲労の測定の指標にヘルペスウイルスを測定し疲労の診断が実用化されたのです。

対策はウィルスの不活化と免疫の調整作用
ヘルペスウイルスの仲間は通常は体内に潜伏し、疲労の蓄積、ストレス、発熱など宿主の体力や免疫などが低下した状況になると、再活性化します。そして、ウイルスは口の中に集まり、皮膚の小さな傷口や粘膜組織から侵入し、皮膚細胞の中に入り込み、口内炎口の脇に症状が出ます。口の中に集まるヘルペスウイルスの予防のチャンスは、まさに口の中にあるわけです。したがって、のど飴のような形態がヘルペスウイルイス不活性化に期待できるのです。今秋は、夏の猛暑の影響で、免疫を調整する機能が低下する人が増えていると考えられますので、注意が必要です。

レイシセンダンのど飴:不活化データ
感染症対策としては、ウイルス自体の持つさまざまな作用(たとえば遺伝子のコピー機能など)を完全に抑えるウイルスの不活化が有効です。『レイシセンダン葉のど飴』は、日本食品分析センターによる驚くべきウイルス不活性試験データを有しています。



霊芝:免疫に対する調整作用
霊芝は、免疫系に対して調整的な「双方向性」があるため、さまざまな免疫失調症に効果が期待できると考えられています。特にリンパ球増殖の調節免疫因子産生の促進マクロファージ、NK細胞の活性化造血芽細胞の促進などによって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持などに有効な影響を発揮すると期待されています。


ウイルス予防対策には、「不活化」と「免疫」の併用です!




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愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年10月7日金曜日

要注意!季節の変わり目

要注意!季節の変わり目

人の身体には、季節や環境・習慣が変わっても、体内の環境を一定に保つ仕組みがあります。恒常性とも言われていますが、体温などは冬でも夏でも、人間の体は一定の体温に保たれています。季節の変わり目のこの時期に体調を崩しやすいのは、外の環境が大きく変化するため、自律神経やホルモンなどすべて影響を及ぼして、ひいては抵抗力や免疫力が弱まるからです。また、夏の猛暑による食欲不振、強い紫外線の影響など、夏の様々なストレスがこの時期にどっと出てきます。

そして、秋だからこそ注意しなければならない病気があります。たとえば、食中毒にはこれからも注意が必要です。2004年度の厚生労働省の食中毒統計調査では、この時期の食中毒患者数が最も多かったそうです。「酷暑で体が弱っているところに、夏を乗り切った気の緩みが重なり、油断するからです。涼しくなったとはいえ、食中毒が発生しやすい気温の日もあります。

そして、紫外線です。秋の紫外線の量は3、4月と変わりません。しかし、春や夏に比べて空気が澄んでいる分、直接肌に降り注ぐのです。「目の水晶体が白く濁る白内障は、加齢だけが原因ではありません。紫外線に当たることで、水晶体のたんぱく質が変化して白内障になることもあります」(井上眼科病院・井上院長)。

気管支ぜんそくは、10月頃から患者が急増します。「気温の急激な低下が気管支の収縮を引き起こし、空気がのどを通りにくくなるのです。しかも秋の日本列島は移動性高気圧に覆われて、上空の気温が地表面より高くなる"気温の逆転"が起きます。そうなると、空気中のほこりが地表面に集まり、ぜんそくの発作が多くなるのです」(東葛病院付属診療所・伊東所長)。

そして、日が短くなる秋から冬はうつが増える季節でもあります。日照時間が減るこの時季から“冬季うつ”と呼ばれる季節性気分障害が増えてきます。気分の高揚に関係する脳内ホルモンのセロトニンの働きが低下し、落ち込みやすくなります。先日のNHK「ためしてガッテン!」でも、セロトニンは片頭痛に関与していると紹介されていました。


9月28日放送:NHK「ためしてガッテン!」より
■不眠・めまい・耳鳴り、
          不快症状を解消せよ!

番組内では、長年に渡る片頭痛は、セロトニンの不足が原因であると紹介されました。また、女性の場合は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少でセロトニンも減少する生理時や更年期に起こる片頭痛を紹介していました。

片頭痛は、セロトニン代謝異常
 ストレスを含む様々な要因でセロトニンの代謝異常が起こると、図のように脳内の血中にセロトニンが一時的に増えます。すると血管が収縮します。収縮した血管からセロトニンが急激に減少すると今度は血管が拡張します。これによって血管の透過性が亢進し、炎症物質が産生され、血管壁が炎症や浮腫を起こします。これが痛みとして伝達されて片頭痛の発作が起こると考えられています。

【片頭痛対策】
慢性的な頭痛や片頭痛など、精神的なストレスで誘発される頭痛に対しては、軽い抗うつ薬や抗不安薬が処方される場合があります。頭痛薬は、初期の段階では有効なときもありますが、長期連用・飲み過ぎは、頭痛をさらに発症させることにつながるので、注意が必要です。また、ストレスや疲労などでセロトニン神経が低下すると、セロトニンの代謝異常がおこります。「ラフマ」はセロトニン神経への影響に期待がもてます。


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サルコペニア⑤ ダイエットの新常識

ダイエットはやはりストレスだった!

ダイエット中に食事を減らしても体重が減少しないのは、やはり無理なダイエットによるストレスが原因のようです。食事のカロリー摂取量を厳しく制限した低カロリー・ダイエットは、有害なストレス・ホルモン「コルチゾール」のレベルが大きく増加するという研究データが発表されました(米国のカリフォルニア大学:Psychosomatic Medicine誌電子版)。
この研究では、121人の女性を4グループに分けて、3週間、以下のいずれかのプログラムを割り当てました。またすべての女性に、その日の気分を日誌をつけるようにお願いしました。

①1日当たり1,200キロカロリーの低カロリーダイエットをして、毎日の食事内容と摂取カロリーを記録する
②1日当たり1,200キロカロリーの超低カロリーダイエットをするが、毎日の食事内容を記録しない
③通常通りの食事をするが、毎日の食事内容と摂取カロリーを記録する
④通常通りの食事をして、毎日の食事内容も記録しない

この結果、3週間後に、①の低カロリーダイエットを行った女性のストレスホルモンのレベルがかなり上昇したことが分かりました。身体が必要とするエネルギーを提供するために十分な熱量を摂取しないと、自動的にストレス・ホルモンの生産が促進され始めるのです。そして、高レベルのコルチゾールに慢性的にさらされると、コレステロール値、血糖値、血圧、免疫システムなどに悪影響を与えて、ダイエット効果よりも、むしろ健康リスクを増加させてしまいます。また、低カロリーダイエットなどの無理なダイエットにより、筋肉量が減少してリバウンドで体脂肪が増加し、代謝が悪くなって減量しにくい身体になってしまうのです。

今回、この研究で毎日の食事内容と摂取カロリーを記録した女性の多くが、ストレスホルモンのレベルとは関係なく、ストレスを感じたと報告したそうです。


加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
サルコペニア⑤ サルコペニア内蔵肥満とレプチン

サルコペニアは、骨格筋・筋肉の量が減少していくことで、病名ではなく、こうした状態につけられた名前です。「サルコペニア+内臓肥満」は、食欲と代謝に関与するホルモンのレプチンに影響し、サルコペニア肥満を促進してしまうことがわかっています。



満腹信号を出すレプチン!
レプチンとは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲中枢に働いて満腹信号を出し食欲を抑制させる働きがあります。内臓脂肪が増えるとレプチンの量も増加しますが、増えすぎたレプチンは飽和状態になっていき、レプチンが効かなくなった状態、いわゆる「レプチン抵抗性」という状態になってしまうのです。研究データでは、正常/サルコペニア単独/内臓肥満単独/サルコペニア内蔵肥満の4つに分類した調査では、血清レプチン濃度はサルコペニア内蔵肥満群が、サルコペニア単独群や内蔵肥満単独群よりも高いという結果がでました。

【サルコペニア内蔵肥満の対策】
サルコペニア内臓肥満の対策は、減少している筋肉を増やし、代謝を高め、内臓脂肪を減らすことです。筋肉量を保つためには、推奨一日量を上回るたんぱく質の摂取が必要であることが報告されています。たんぱく質を手軽に摂取・吸収に期待できるのが、コラーゲンなどのサプリメントです。和漢研の三種混合だし『薬膳の素』は、アミノ酸スコア100のコラーゲンペプチドです。また、筋肉細胞に多く存在するミトコンドリアの活性には、ミトコンドリアスクエアを形成する「霊芝」「コエンザイムQ10」「α-リポ酸」「L-カルニチン」の4つの栄養素がおすすめです。


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2011年10月3日月曜日

サルコペニア④対策編「肉・魚を食べることの重要性!」 

PEM(Protein Energy Malnutrition)
=たんぱく質エネルギー栄養不足

日本の栄養事情を見てみると、典型的短命であった大正7~8年当時、1日の一般的な食事は、主食の米に味噌汁、漬物、魚一切れでした。植物性タンパク質は多いものの、動物性タンパク質が極端に少なく、動物性脂肪もほとんど摂取しない状況でした。昭和40年代に入ると米の摂取が減り、牛乳・乳製品、肉が増加しました。戦後、徐々に日本国民の平均寿命は延びました。そして、昭和50年代にたんぱく質・脂肪の、動物性と植物性の摂取の比がほぼ1対1になったのと時を同じくして、世界一の長寿国になったのです。

高齢者は加齢により、食生活において、食欲の低下、噛む力、飲み込む力の弱化、唾液の分泌の減少など、身体的機能の変化がよく認められます。そのために偏食が多くなり、自分では気づかないうちに栄養素が不足した状態になりやすくなります。最初のうちは体内の貯蔵栄養素を利用することで代謝を維持し体力を保持しようとします(まず糖質、次いで脂肪、タンパク質が利用されます)。そして、低栄養状態におちいると、生活活動度の低下、体重の減少、骨格筋の筋肉量や筋力の低下、体脂肪の低下などが認められ、また感染が起こりやすくなります。さらに、血液中のたんぱくが低下する低アルブミン血症などの危険性もあります。 このように、近年、高齢者の間ではたんぱく質・エネルギー低栄養状態が大きな問題となっており、PEMと呼ばれています。

「年を取ったら野菜を中心にして肉・魚は避けるべき」とよく言われてきましたが、最新の研究では、動物性タンパク質を多く摂取している高齢者の方が、植物性タンパク質が中心の高齢者に比べ老化の速度が遅く、病気になりにくいことが分かってきました。つまり、「動物性タンパク質」を効率的に体に取り入れ、体の栄養状態を高めながら生活活動度を高く保つことが大切だったのです。高齢者が QOLをいかに維持するか、すなわち、健康で自立した生活を続けることを可能にするには「健康維持のための適切な栄養管理」が不可欠です。
そして、高齢者がいい人生を送り、天寿をまっとうする生き方を「サクセスフル・エイジング」といっているようです。


加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
■ サルコペニア④対策編

筋肉と基礎代謝の関係
筋肉の役割は身体を動かすだけではなく、体液の循環や体温の維持が挙げられます。特に基礎代謝量は筋肉量(基礎代謝の内約40%が筋肉で消費されている)と関係が深いため、筋肉量の減少が基礎代謝の低下につながります。

筋力低下→食欲の低下→タンパク質不足→サルコペニアの悪循環!
筋肉量の低下がもっとも著しい部位は大腿部(太もも)です。この部分が衰えると、少しの移動でも疲労感が増すため、徐々に体を動かさなくなり運動量が減少します。運動量が減少すると食欲も低下します。タンパク質の不足から、ますます筋肉量が減りサルコペニアの悪循環に陥ります。

タンパク質は、さまざまな組織をつくる!
人に必要な三大栄養素が「たんぱく質」「糖質」「脂質」というのはよく知られています。しかし、「必須アミノ酸」といって体に絶対に必要なたんぱく質はあっても、“必須糖質”や“必須脂質”というものはありません
タンパク質が不足すると・・・
赤血球の材料が少ない→「貧血」
血管を作る材料が少ない→「脳出血」
免疫細胞を作る材料が少ない→「肺炎」「結核」
筋肉を作る材料が少ない→「転倒」→「骨折」
また、脳の神経伝達物質を十分に合成することも、神経を伸ばすこともできません。つまりたんぱく質は代わりがきかない栄養素なのです。

効率よくたんぱく質を摂取する!
普段の食生活でたんぱく質が、きちんと吸収され、有効利用されているかは別問題です。たんぱく質を手軽に摂取・吸収に期待できるのがコラーゲンなどのサプリメントの特徴です。そして、吸収にはアミノ酸がペプチドコラーゲンの状態がベストです。
和漢研の『薬膳の素』は、17℃と低い温度で溶解する、アミノ酸スコア100のペプチドコラーゲンをベースにした“天然だし食品”です。効率的なたんぱく質摂取にご利用ください。


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2011年9月30日金曜日

サルコペニア③ 対策編

危険! メタボ+サルコペニア

中高年期の肥満が動脈硬化や糖尿病の主因であるのは周知の事実。今や「メタボ」という言葉は日常生活にすっかり定着しています。しかし、最新の研究で、“加齢による筋肉の衰え”も生活習慣病に直結する可能性があることがわかってきています。

2010年9月に、立命館大と国立健康・栄養研究所の共同研究で「サルコペニア肥満が動脈硬化指標に及ぼす影響」と題する研究発表が行われました。サルコペニアは加齢によって筋肉量が減少、筋機能が低下し階段の上り下りなどの日常行動に困難を来たす状態で、日本の基準では若年期から筋肉の量が33%減った状態を指すそうです。研究では、健康な40~85歳の男性196人を、①正常 ②一般肥満(BMI25以上) ③サルコペニア ④サルコペニア+肥満(腹囲85㌢以上)の4つのグループに分け、3種類の動脈硬化指標値を測りました。結果、④→③→②→①の順に高い数値が出たそうです。ただの肥満よりサルコペニアのほうが動脈硬化のリスクが高く、肥満とサルコペニアを併発すると、さらにハイリスクになるという結果がでました。

サルコペニアに至るまでに、筋肉の量はどう落ちていくのでしょうか。筋肉の総量は30代から落ち始め、50歳までに約10%減少し、50歳を過ぎ80歳までにさらに30~40%と急激に減少します。原因として筋肉は日々、合成と部分解を繰り返し食事で摂取されたたんぱく質はアミノ酸に分解された後、再びたんぱく質に合成され筋肉となります。「空腹状態のとき筋肉は分解作用をより促進し、筋肉から分離されたアミノ酸を基に糖を作ることでエネルギー源を維持します。私の実験では、この筋の分解作用の働きは若年者と高齢者で差がなかった。つまり食事摂取時の筋肉の合成段階で高齢者になんらかの栄養障害が起きている可能性があります」(同大スポーツ健康科学部准教授)。そして、サルコペニア症候群の予防策として勧めるのがたんぱく質の摂取だそうです。筋肉維持には1日体重1キロ当り0.75~1グラムのたんぱく質が必要で、体重60㌔の人なら60グラムが必要だということです。
【参考:サンデー毎日】


加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
■サルコペニア③ 対策編

加齢が原因の「原発性サルコペニア」や栄養に関連する「二次性サルコペニア」は、エネルギーとたんぱく質の摂取不足が原因であることがわかっています。

筋肉を作るたんぱく質
たんぱく質を摂取することで筋肉の合成が促され筋肉が発達します。その材料となるたんぱく質がなければ筋肉は合成できないことになります。たんぱく質に代われるものはありません。また、たんぱく質は筋肉以外にも臓器を形成する成分となるほか、生体反応の基本である酵素機能をコントロールするペプチドホルモンや神経伝達物質にもなります。

筋肉低下⇒ミトコンドリア活性低下⇒エネルギー産生低下⇒代謝低下
筋肉の中には多くのミトコンドリアが存在します。心臓にミトコンドリアが多いのは心臓の大半が筋肉で出来ているからです。筋肉量の減少は、ミトコンドリアの減少→ミトコンドリアの活性低下につながり、サルコペニアの原因のエネルギー不足につながります。

アミノ酸の経口投与によるたんぱく質合成は、年齢関係なし
たんぱく質は、消化の過程でアミノ酸とかペプチドという小さい単位まで分解されてから体内に吸収されますが、筋肉に必要な材料となるアミノ酸が揃っていなければ意味がありません。 アミノ酸の投与に対する高齢者の骨格筋タンパク質代謝の反応は、若齢者と同じであり、アミノ酸の経口摂取により、高齢者の骨格筋タンパク質合成は若齢者と同程度に増加することがわかっています。

アミノ酸スコア100の『薬膳の素』
「アミノ酸スコア」とは、たんぱく質の品質を評価するためのスコアで、たんぱく質を体内で利用するには必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれている必要があり、それらが全て存在する場合にはアミノ酸スコアが“100”となります。そして、吸収にはアミノ酸がペプチドコラーゲンの状態がベストです。和漢研の『薬膳の素(R)は、アミノ酸スコア100のペプチドコラーゲンをベースにした“天然だし”食品です。


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2011年9月23日金曜日

サルコペニア② 骨と筋肉

骨と筋肉の密接な関係

WHO(世界保健機関)が提唱する健康の定義には、「健康とは、完全に、身体、精神、及び社会的によい状態であることを意味し、単に病気でないとか、虚弱でないということではない」とあります。長寿大国にあっても老後が寝たきりや要介護では意味がありません

年齢と共に減少する骨密度は、骨折の原因となり寝たきりなどのキッカケになりますが、他にも腰痛、背中・腰が曲がる、円背、亀背、身長が縮むなどの症状につながります。しかし、原因は骨密度だけではありません。骨粗鬆症に悩んでいる方が、病院でもらった薬を欠かさず服用しているのに、一向に改善しないなどと聞くことがあります。それは、筋肉に対する取り組みが欠けているからです。筋肉と骨密度には、たいへん密接な関係があります

筋肉は骨(厳密に言うと骨膜)に付いています。筋肉が強く働くとその筋肉が付いている骨も影響を受けます。その強さに比例して、骨の強さも決まります。筋肉だけが強くなっても、もし骨が弱ければ折れてしまったり曲がってしまったりしますので、骨も筋肉と同様に強くなるために、カルシウムなどを蓄積させて骨密度を増やす必要があります。しかし、骨に必要なカルシウムなどの電解質をいくら食事やサプリメントで摂取しても、強度を保つのに必要な状態(筋肉の働きや重力への抵抗など)でなければ、カルシウムは吸収されず排泄されてしまいます。筋肉が強く働くと、骨膜は強く振動されることになり、骨の強度を向上させるために脳に指令を送って、血中のカルシウムなどの電解質を骨に沈着させるのです。

このように骨と筋肉には密接な関係があるのです。
最近では、ダイエットや健康を重視するあまり、筋肉に必要なたんぱく質が不足している人が多いようです。筋肉の減少が骨にも影響しQOL(生活の質)にも影響を及ぼしかねませんので注意が必要です。


加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
■ サルコペニア②

サルコペニアは、骨格筋・筋肉が減少している現象です。加齢に伴い筋肉量の低下する老年症候群のひとつですが、広義には、すべての原因による筋肉量と筋力の低下を意味します。70歳以下の高齢者の13-24%、80歳以上では50%以上に、サルコペニアを認めるという報告があります。

サルコペニア4大原因
サルコペニアには、加齢も含め4つの原因があります。そのうち、加齢のみが原因の場合を「原発性サルコペニア」、その他の3つは「二次性サルコペニア」といいます。二次性サルコペニアの場合、入院時に複数が認められるそうですが、栄養に関連するサルコペニアは、加齢とともに生活習慣でも十分考えられるものです。

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《原発性サルコペニア》
●加齢以外の原因なし
《二次性サルコペニア》
●活動に関連(廃用*、無重力)
●栄養に関連(エネルギー摂取不足・飢餓)
●疾患に関連(侵襲**・悪液質、神経筋疾患)
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*廃用:長い間使わなかったために、器官や機能が失われたり萎縮すること。
**侵襲:生体内の恒常性を乱す可能性のある外部からの刺激。外科手術、感染、中毒など

たんぱく質の不足と合成促進の低下!
今回、ポイントとしているサルコペニアは、栄養に関連する二次性サルコペニアです。これはエネルギーとたんぱく質の摂取量不足によって生じます。しかし、原発性サルコペニアも加齢による筋たんぱく質の合成促進反応と分解抑制反応の減弱によるもので、やはりたんぱく質が関係しているのです。

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栄養に関連したサルコペニアの場合に重要なのが、適切な栄養管理です。筋肉量が少ないからといって栄養を考慮せず筋力トレーニングを行っても、筋肉量は逆に減少する可能性が高くなるので注意してください。
たんぱく質は、常に分解と合成を繰り返していますが、加齢による分解・合成の低下偏食やダイエットなどによって不足が生じてしまいます。また、通常の食事で摂ったたんぱく質が、消化吸収されて有効利用されているかは定かではありません。たんぱく質を手軽に摂取・吸収・有効利用に期待できるのがサプリメントの特徴です。くわしくは、対策編でお送りいたします。


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2011年9月22日木曜日

サルコペニア① 長寿国ニッポン

長寿国ニッポンとサルコペニア

昨年、長寿とされていた人が実際にはすでに亡くなっていて存在してなかったという事実が発覚しました。日本人女性は長寿世界一を26年連続で維持しています。女性の2010年の平均寿命は86.39歳で、5年ぶりに前年を下回ってはいましたが、男性は79.64歳と5年連続で過去最高を更新し、順位は前年より一つ上げ世界4位でした。
日本はこんなに長寿な国ですが、言い換えれば超高齢社会で、要介護・要支援状態の高齢者は年々増加しているのが実態です。超高齢社会を迎えた今、「立ち上がれない」「つまずきやすい」「ものが握りにくい」など、生活の質(QOL)が低下している高齢者が増えています。そして、ちょっとした段差につまずき、転倒して骨折することから寝たきりになるというケースが増えているのです。特に太ももの付け根の大腿骨頚部の骨折は、そのリスクが非常に高く、年間約11万人以上にも及び、その内20%がそのまま寝たきりになるといわれています。「どうしてあんな所でつまずいたのだろう」といった本人の後悔が、さらにストレスとなってケガの回復を遅らせることにも繋がります。
そして、転倒による骨折の背景には、カルシウム不足による骨密度の低下などが挙げられていますが、それだけではないのです。もう一つ意外と知られていない大きな原因に、筋肉量の減少による“筋力の低下”があります。人は普段、脳が出す指令を受けて障害物を乗り越えていますが、 高齢者の転倒はこの指令を受けても筋肉がそのとおり動かないというギャップが生じ、つまずいてしまうことで起こります。自分ではまだまだ元気だと思い込んでいる人ほど、そのギャップが大きく、転倒したときの危険性が高くなります。こうした脳と筋力のギャップは、年をとれば多かれ少なかれ誰にでも起こります。加齢に伴い生活していく上で支障をきたすほどの著しい筋力低下に対しては、専門家によって「サルコペニア」という名称がつけられています。


加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症 サルコペニア①

サルコペニア(sarcopenia)とは、年をとるとともに、筋肉量が減少していく現象のことです。病名ではなく、こうした状態につけられた名前です。周知の病気「骨粗しょう症」は30歳を過ぎた頃から骨密度が低下する現象ですが、サルコペニアも、やはり30歳以降、筋肉組織の量や筋繊維の大きさなどが減少していく現象です。重要なことは、近年、筋肉の減少が急激に減る人が増えているという事実です。

栄養障害が一因
サルコペニアの原因としては、運動不足、サイトカイン系の異常、酸化ストレス、成長ホルモンや性ホルモンの異常などさまざまなものがお互いに関連しあって作用していますが、中でも最も身近な原因は「栄養障害」です。高齢者における栄養障害の要因は多岐にわたり、低栄養状態が高齢者におけるさまざまな機能障害の原因となっているのです。

【ADL】日常生活動作。
ADLとはActivities of Daily Livingの略で、食事、排泄、着脱衣、入浴 、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために必要な基本動作のことです。このADLは、高齢者の身体活動能力や障害の程度をはかる上で、重要な指標の一つとなっています。

高齢者におけるサルコペニアの要因として、総蛋白質摂取量が不十分であることが考えられます。さらには、筋肉量を保つためには推奨一日摂取量を上回る蛋白質の摂取が必要であるという報告があります。これらのことから十分な蛋白質摂取量を確保することが高齢者におけるサルコペニアの予防や治療の第一歩であることが言われています。寿命を延ばす為に食事を減らす(サーチュイン遺伝子の為)と大変なことになります。「サルコペニア」は特集でお送りいたします。

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