2011年4月29日金曜日

ストレスと疲労

支援物資の食品問題

東日本大震災の被災地で、食物アレルギーに対応した食料の備蓄や受け入れ態勢が
整備されていないため、患者らが命の危険にさらされるケースが相次いでいます。
都道府県と政令市計66自治体で、この「食物アレルギー対応食料」の受け入れ態勢が
整備済みなのは、5自治体(8%)だったそうです(毎日新聞調べ)。阪神大震災や新潟県
中越沖地震でも問題化しましたが、自治体レベルでは教訓が活かされていませんでした。
しかし、民間レベルでは過去の教訓から様々な対策を講じています。
新潟県に腎臓病患者向けのアルファ化米を製造している会社があります。開発のきっ
かけは、同社も被災した中越地震です。慢性腎炎の女性社員が避難所生活で思うような
食事ができず、病状が悪化。半年後、人工透析が必要になってしまったそうです。
「避難所でも食事制限ができていたら、人工透析せずに済んでいるのでは‥‥」とアレル
ギーで食事に不自由する被災者の姿も見て、商品開発を始めたということでした。そして、
開発から販売に至り、東京都が食物アレルギーに対応した食料の備蓄として購入しました。
ところが、その事を新聞報道によって知った厚生労働省の薬事担当が「腎臓病者向け」
という部分をとらえてクレームをつけたのです。
医薬品ではないので、「病者向け」であることを表示することはできないと、新潟県とこの
米を備蓄用に購入した東京都に申し入れをおこなったそうです。当然、新潟県も東京都も
この申し入れに反発したそうですが、「この米を食べて、万が一腎臓病患者に問題が起き
たら責任がとれるのか」ということで相手にされませんでした。そして、この米の段ボール
に印刷された「腎臓病者向け」の表示をわざわざ黒く塗りつぶして対応したということです。

健康食品などで安全性に関わる問題が生じた場合に、世間の非難の矛先が「なぜ、こう
したことが起きる前にチェックをしなかったのか!」と所轄の省庁に向けられるのが怖い
ため、そうした問題の責任から逃れるために、どんどん規制を強化する傾向がある
事を私たちは知っておかねばならないのではないでしょうか。
現在、支援物資の中にはアレルギーなどの対応食品が増えてきているようですが、支援
物資の集積所では一般の支援物資にまぎれて行方不明のままになっている物も多いとい
うことです。


グリーフケア 『ストレスと疲労』

長期にわたる避難生活などで持続的なストレスによる「疲労」は、ストレス
によりストレスホルモンの分泌・血流の低下などが考えられます。また、
ストレスが原因による疲労の蓄積は、セロトニンが関係すると考えられるので「慢性疲労
症候群」などにも発展していく恐れもあります。

ストレスによる「疲労」のしくみ



--------------------------------------------------------------------

【ストレス型疲労対策】
血管運動の低下~収縮は、微小循環の血流を低下させ、細胞への酸素供給不を招
き、これに伴い老廃物の蓄積から疲労の原因になることが考えられます。
そして、ストレスからの疲労が長期にわたるとストレスホルモンが過剰に分泌され、セロ
トニンの代謝異常などから痛みを伴う疲労や慢性疲労などに至ることが考えられます。
これらストレスからくる「疲労・慢性疲労」の改善には、セロトニン代謝異常に影響与え
る「ラフマ」や、微小循環の血流に影響を与える「霊芝」が期待されています。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

病気を誘発するストレス

長期の避難生活でストレスが病気を誘発

東日本大震災で特に大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県沿岸部の自治体で、震災後1カ月間の
避難所への救急搬送の出動件数が少なくとも計1556件に上ることがわかり、避難所への出動が全体
の6割を占めた自治体もあるそうです。避難所生活で体調を崩して死亡する被災者も出ているとのこと
です。福島県の相馬地方広域消防本部の担当者は「避難所を巡回診療している医師の話では、口の
中の衛生状態が悪化
している人もいるといい、避難所生活が長期化すると誤嚥(ごえん)性肺炎
どが起きる恐れがある」と危惧しているようです。
◇震災2週間後くらいに避難所生活の疲れから脱水症状などで搬送される人が多かったが、避難所生
活が長期化した場合、再びピークが来るのでは、と懸念する。(宮古地区消防本部)
◇避難所から容体が急変して運ばれるケースが多く、4月中旬になっても続いている。(釜石大槌地区
消防本部)。
避難生活も長期化で心配される病気が増える傾向にあります。

図1

「精神的負担などから睡眠不足が続くと交感神経が緊張状態となり、血圧の上昇を招く。さらに脱水
などから血が固まりやすくなり、脳卒中や心筋梗塞の原因となる」(自治医大循環器内科教授)。
また、インフルエンザや感染性胃腸炎などの感染症や、がれきの撤去や家屋の片づけの際、乾燥し
たヘドロが空気中に舞い、細菌や化学物質を吸い込むことで肺炎を発症する恐れも指摘されています。
「粉じんが多い場所を避け、マスクを着用するように」(石巻赤十字病院呼吸器内科部長)と呼びかけて
います。そして、毎日揺れることに対しての不安、先行きの不安などの悪循環、思うようにならに事に対
する不満ストレスなども重なっています。阪神大震災で孤独死について調査した神戸大大学院教授は、
「避難所生活の身体的、精神的ストレスは心臓疾患などを起こりやすくさせる。避難所でプライバ
シーを確保できる環境を整えるか、仮設住宅への早期の移転が必要だ」と指摘しています。
【毎日新聞】


■グリーフケア ストレスと高血圧

過剰なストレス、特に悲嘆的な精神ストレスや急激なストレスが加えられたとき、交感神経が過度に
刺激され、血圧が驚くほど上がっていることがあります。それをきっかけに脳卒中や心臓病などの発作
が起こることもあります。また、ストレスが慢性的に長く続くことは、交感神経の高ぶった状態が続くこと
高血圧などの持病を持っている方は特に注意が必要です。

ストレスによる血圧上昇のしくみ
名称未設定 1



【ストレス型高血圧対策】
ストレスにより血管が収縮し血流が低下している微小循環に対して、毛細血管の入口への影響には、
NO(一酸化窒素)が大きく関わっています。「霊芝」はその血中一酸化窒素産生の促進に期待が
もてます。また、セロトニンが神経伝達物質のアドレナリン・ノルアドレナリン抑制への影響を与えます。
そして「活性ラフマ」はセロトニンの産生に影響を与えることがわかっているのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2011年4月27日水曜日

グリーフケア ストレスと血流

不安の連鎖

震災の影響で工場が被災したために商品が滞っている物もありますが、現在、スーパーや
コンビニの商品は通常どおり並んでいます。震災の発生直後は「モノがなくなる」という不安
から、東日本に限らず全国的に買いだめが起きました。被災や物流の混乱を伝える新聞や
テレビのニュースや実際に店頭の品薄状態を見ると「なくなる」という心理状態が膨らんで
パニックのようになり大量に買い込んでしまうそうです。
また、人は体験した時よりも、後でその時の事を人と話した時に、体験の内容を強く実感す
る傾向があります。そして、現代は、通信手段や情報網が発達し、余計に不安が増幅しや
すいじょうきょうにあります。
品薄状態は落ち着いてきていますが、一向に収まらないのが、余震と放射線です。被災地
以外でも、余震に関しては子供達が、地震への不安から「またくるの」「いつくるの」と親たち
が問われ、連日続く余震に「パニック症候群」「PTSD」などの影響をもたらして、一時避難
している家族もいるとのこと。そして、放射線に関しては目に見えず、においもしない、五感
で感じられないことが大きな特徴で、不安にさせられ「沈黙の災害」とも呼ばれています。
災害ストレスの専門家によると今一番の問題は、「原発事故に関する情報の出方が断片的
で、専門家も断定的には言いにくい状況であることが、市民の不安を増幅している」と指摘
しています。また、被ばくは感染症でもないのに、不確実な情報が流れていました。放射線
の計測結果などの情報が信頼できる形で伝われば、不安は軽減されると話しています。
チェルノブイリ事故の時は、周辺住民の多くが情報不足のまま非難を強いられ、強いストレ
スにさらされ、食欲不振、睡眠障害、心身症状を訴えるケースが多かったそうです。
現在、放射線による直接的な健康被害は報告されていませんが、原発による「放射線ストレ
ス」の健康被害は出ているのではないでしょうか。【東京新聞】


■グリーフケア ストレスと血流

大きな悲嘆に襲われた人に対するサポートがグリーフケアですが、悲嘆は、時間の経過に
伴って、そのストレスにより精神的反応から生理的・身体的反応が表れ様々な症状や疾病、
持病の悪化などに至る場合があります。その生理的・身体的反応に関与するのが血流でも
あります。

ストレス性赤血球増加症
ストレスが強い場合に赤血球数やヘマトクリット(赤血球容積)が増加することが報告されて
おり、ストレス性赤血球増加症と呼ばれる状態があります。また、高血圧、肥満、高尿酸血
症などを伴う中年男性では、顕著に表れるそうです。左下の図のように赤血球が増加すると、
赤血球どうしがくっつく連銭状態になり微小循環の血流が悪くなります。


自覚症状としては本態性高血圧に近く、顔面紅潮やほてり、のぼせ、心悸亢進、大量発汗
などが見られます。また、ストレスがかかると交感神経が活発に働き副腎髄質から大量の
アドレナリンとノルアドレナリンが分泌されて血管が収縮し、さらに血流が悪くなります。

ストレスに対する「活性ラフマ」の影響とマイキュレーターの観察項目の変化
ストレスは、微小循環にも影響します。そして、その生体反応は、マイキュレーターの映像
で捉えることができます。そして、「活性ラフマ」により微小循環の環境に影響を与えること
がマイキュレーターで確認することができました。また、ストレスによる血流の低下に関して
は、血液の流動性への影響に期待できる「霊芝」がグリーフケア対策の一環になると考え
られます。



*観察対象者は、男性96名、女性322名。平均年齢61±11歳。実行者418名、途中落脱
者87名、実際1カ月以上継続者331名。ラフマ葉エキス錠剤を1錠/回、1日/3回を1カ月以
上連続経口投与し、ストレスによる微小循環の生体反応を観察しました。
血流に影響を与えられると考えられるのが「霊芝」「ラフマ」です。


いつもありがとうございます。
愛。感謝 五月雨ジョージ

2011年4月23日土曜日

復興へ心をひとつに~「グリーフケア」

復興へ心をひとつに!

3・11の東日本大震災から一ヶ月を過ぎ、復興への動きも始まりを見せていますが、原発事故の災害
は峠を越したどころか、余震や放射能問題で、被害は拡大しそうな気配もあります。しかし、報道など
で見られる被災者同士の助け合いや、企業や有志による義援金活動など多くの人々が困難を乗り切る
ために力を合わせようという強い意志が国内ばかりではなく世界中に広がり勇気づけられます。

そして、これまで震災当初から復興へ向かう現在、今まで絶大な尽力をつくされているのが、警察官を
はじめ消防士・自衛官の方々です。震災当日、避難を知らせるために多くの警察官が津波の犠牲に
なったと聞きます。また、消防のレスキュー隊も決死の覚悟で原発に派遣されています。被災地に行く
と、これらの方々が瓦礫の山の中で活躍していらっしゃるのを多く見るとの報告が現地から寄せられて
います。自衛官では、今回万が一の際、自衛隊に復帰して現役なみの活動を期待されている志願制の
即応予備自衛官も派遣されているようです。今回の震災ではこれまで延べ約1300人の即応予備自衛
官が招集され、中には自らも被災されている自衛官もいるそうです。阪神大震災では3カ月で活動が終
了したとのことですが、今回は被災規模の大きさから現在の態勢を当面維持しなければなりません。

私たちには、物資や義援金などの支援はできても、このような活動はとてもできません。大きな自然災
害時に絶大な助けになる警察官・消防官・自衛隊の方々に感謝すると共に、苦境に耐え、立ち向かう
被災者の方達の、「何事もあきらめない心」も日本の誇りであります。私たちの会社でも微力ではありま
すが、営業担当者が東北方面へ向い復興のお手伝いをさせていただいており、多くの感謝のお言葉を
頂いております。また、東北方面では震災後のストレスに対応する商品(活性ラフマ等)の受注が増え
ているとの報告があります。これらの商品が被災された消費者の皆さまにお役に立てることも、メーカー
として誇りに思います。
そして、私たちは復興へ向け支援策の第二段も粛々と進めております。今、国民一人一人が心を一つ
にして、復興支援で連帯し苦難に立ち向かう時ではないでしょうか。


■グリーフケア

グリーフケアという言葉をご存知ですか?英語でグリーフ=悲嘆を意味するそうです。配偶者、親や友
人、大切な人を亡くすと、喪失感や自責の念、怒りやうつ状態などさまざまな精神的、身体的な症状が
表れ、そうした大きな悲嘆に襲われた人に対する第三者によるサポートを「グリーフケア」といいます。

被災地で導入の動きが出てきている…
悲嘆は、時間の経過に伴って必ずしも軽減していくのではありません。気分の落ち込みと前向きな気持
ちの間を揺れ動きながら、少しずつ落ち込みが軽減していきます。成人における通常の悲嘆は、感情的
反応、認知的反応、行動的反応、生理的・身体的反応などがあります。

震災ストレスによるセロトニン産生低下→身体的自覚症状
悲嘆は、上記のような反応を示しますが、時間の経過に伴って変化する場合があります。長期にわたる
と震災のストレスにセロトニン産生が低下し身体が、生理的反応~身体的反応を経て、様々な症状が表
れます。報道を見ているだけでも表れる場合もあります。

ストレス ⇒ ストレスホルモン上昇 ⇒ 5-HT(セロトニン)低下 ⇒ 身体的自覚症状

震災ストレスに関連する疾患と症状では、緊張性頭痛、偏頭痛、めまい、不眠、睡眠障害、拒食症など
がありますが、精神的にも、あきらめが早くなる、やる気が出ない、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、
うつ状態などがあります。

【グリーフケアと一緒にセロトニン対策】
すでに被災地では、多くの人がストレスから自覚症状などを感じています。上記のような自覚症状や疾
病は、セロトニンの代謝異常から起因すると考えられています。「活性ラフマ」は脳内セロトニン産生へ
の影響に期待がもてます。現在、被災地の東北地区では「活性ラフマ」の受注増が報告されています。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ