2011年5月23日月曜日

乳酸の知識④ ~総集編~

疲労の定義

「日本人の3人に1人は慢性的な疲労を感じている」
という厚生省のデータがあります。うち1割弱は「学校や会社の休みが必要」と答えました。他に病気がないにもかかわらず、家事や仕事ができないほど極端な疲労が6カ月以上続いたとき、「過度の肉体的・精神的な活動により生じた独特の病的不快感と休養を求める欲求をともなう身体的あるいは精神機能の減弱状態」と定義しています。疲労は、肉体的な疲労とストレスなどからくる精神的な疲労があり、病気ではなく病的な不快感で、精神機能なども衰弱状態にあるということです。そして、これら疲労の指標となるのが「自覚的疲労感」「体のパファーマンスの低下」ということです。疲労の原因の一つとしては、ストレスが挙げられますが、ストレスには個人差があります。
「ストレスは遺伝と性格が大きく影響しています。ストレスに弱いタイプの人は神経伝達物質の"セロトニン"が欠乏しやすい遺伝子を受け継いでいる、と考えられています」(関西福祉科学大学・倉恒弘彦教授)セロトニン神経が活性化すると、ノルアドレナリン神経(不安やストレスが高まると分泌)やドーパミン神経(すべての行動を起こす動機付けになる)の働きをうまくコントロールして、心の状態を安定させます。また、性格でいうと完ぺき主義者はストレスを強く感じやすい傾向にあるようです。倉恒教授は言います。「最近は仕事が複雑になり、精神的な疲労が高まっているため疲れが取れにくくなっています。でも、疲れは痛みや発熱と同じ体の異常を知らせる警報。自分の体の疲労度を自覚してください」


■乳酸の知識④ ~総集編~

乳酸は、エネルギー産生時に作られる!
エネルギー産生には、瞬発的にエネルギーを必要とするときに産生する「解糖系」と持続的にエネル
ギーを産生する「TCA回路~電子伝達系」があります。糖を使ってエネルギーを産生する解糖系の段階で余った物が「乳酸」という形で残ります。乳酸は一時的に作られる物で、燃えカスや老廃物ではありません。必要に応じてミトコンドリア内の「TCA回路~電子伝達系」で再利用されエネルギーになりますので、ミトコンドリアの多い筋肉繊維や心筋などで、乳酸は多く使われます。

セロトニンの再吸収を亢進する「乳酸」
「乳酸」は、そのセロトニン再取込み口の働きを亢進させ、セロトニンを必要以上に取り込んでしまい、結果的にセロトニンが枯渇した状態を作りだしてしまいます。乳酸も少ないうちは肝臓に運ばれ乳酸を糖に戻す働きで再び糖に還元されて肝臓に蓄えられますが、ストレスや過度の運動などで、過剰に乳酸がたまると還元されずに残り、セロトニン神経に影響を与えます。そのため運動神経などが低下し、力が出ない、疲労、気力が衰えるなどの症状が出てしまいます。

エネルギー産生の低下で乳酸が蓄積する!
ミトコンドリア内にあるエネルギー産生工場の電子伝達系で、乳酸はここで再利用されエネルギー産生に役立ちます。このシステムが低下していると、エネルギー不足を起こし疲労の原因にもなります。また、乳酸も消費できず蓄積することになります。



【疲労対策】乳酸そのものが疲労物質ではなくセロトニンに影響を与え疲労を発生させることが
わかっています。セロトニン神経機能に影響を与える「ラフマ」に期待がもてます。また、エネルギー産生の過程でできる乳酸は、そのエネルギー産生システムが正常に機能していれば乳酸もエネルギー産生時に再利用され消費されます。このシステムは、加齢、病気、ストレスなどで低下することがわかっています。コエンザイムQ10は、エネルギー産生の促進に影響を与えます。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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