2011年10月7日金曜日

サルコペニア⑤ ダイエットの新常識

ダイエットはやはりストレスだった!

ダイエット中に食事を減らしても体重が減少しないのは、やはり無理なダイエットによるストレスが原因のようです。食事のカロリー摂取量を厳しく制限した低カロリー・ダイエットは、有害なストレス・ホルモン「コルチゾール」のレベルが大きく増加するという研究データが発表されました(米国のカリフォルニア大学:Psychosomatic Medicine誌電子版)。
この研究では、121人の女性を4グループに分けて、3週間、以下のいずれかのプログラムを割り当てました。またすべての女性に、その日の気分を日誌をつけるようにお願いしました。

①1日当たり1,200キロカロリーの低カロリーダイエットをして、毎日の食事内容と摂取カロリーを記録する
②1日当たり1,200キロカロリーの超低カロリーダイエットをするが、毎日の食事内容を記録しない
③通常通りの食事をするが、毎日の食事内容と摂取カロリーを記録する
④通常通りの食事をして、毎日の食事内容も記録しない

この結果、3週間後に、①の低カロリーダイエットを行った女性のストレスホルモンのレベルがかなり上昇したことが分かりました。身体が必要とするエネルギーを提供するために十分な熱量を摂取しないと、自動的にストレス・ホルモンの生産が促進され始めるのです。そして、高レベルのコルチゾールに慢性的にさらされると、コレステロール値、血糖値、血圧、免疫システムなどに悪影響を与えて、ダイエット効果よりも、むしろ健康リスクを増加させてしまいます。また、低カロリーダイエットなどの無理なダイエットにより、筋肉量が減少してリバウンドで体脂肪が増加し、代謝が悪くなって減量しにくい身体になってしまうのです。

今回、この研究で毎日の食事内容と摂取カロリーを記録した女性の多くが、ストレスホルモンのレベルとは関係なく、ストレスを感じたと報告したそうです。


加齢性筋肉減弱症又は筋肉減少症
サルコペニア⑤ サルコペニア内蔵肥満とレプチン

サルコペニアは、骨格筋・筋肉の量が減少していくことで、病名ではなく、こうした状態につけられた名前です。「サルコペニア+内臓肥満」は、食欲と代謝に関与するホルモンのレプチンに影響し、サルコペニア肥満を促進してしまうことがわかっています。



満腹信号を出すレプチン!
レプチンとは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲中枢に働いて満腹信号を出し食欲を抑制させる働きがあります。内臓脂肪が増えるとレプチンの量も増加しますが、増えすぎたレプチンは飽和状態になっていき、レプチンが効かなくなった状態、いわゆる「レプチン抵抗性」という状態になってしまうのです。研究データでは、正常/サルコペニア単独/内臓肥満単独/サルコペニア内蔵肥満の4つに分類した調査では、血清レプチン濃度はサルコペニア内蔵肥満群が、サルコペニア単独群や内蔵肥満単独群よりも高いという結果がでました。

【サルコペニア内蔵肥満の対策】
サルコペニア内臓肥満の対策は、減少している筋肉を増やし、代謝を高め、内臓脂肪を減らすことです。筋肉量を保つためには、推奨一日量を上回るたんぱく質の摂取が必要であることが報告されています。たんぱく質を手軽に摂取・吸収に期待できるのが、コラーゲンなどのサプリメントです。和漢研の三種混合だし『薬膳の素』は、アミノ酸スコア100のコラーゲンペプチドです。また、筋肉細胞に多く存在するミトコンドリアの活性には、ミトコンドリアスクエアを形成する「霊芝」「コエンザイムQ10」「α-リポ酸」「L-カルニチン」の4つの栄養素がおすすめです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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