2012年2月16日木曜日

がんと酸素③


がん患者の代替医療の96%がサプリメント!

 最新の医学を駆使しても治せない病気――いまだ数多く存在しています。そしてそのためでしょうか、代替医療への関心が時代を追うごとに高まっています。わらにもすがる思いで、がん患者の半分は漢方やサプリメントを利用しています。
 一方で自然派志向の人を中心に、科学的根拠のない民間療法も広がりをみせ、健康被害に及ぶなど社会問題になっている実態もあります。

 金沢市に住む一人のがん患者は、ある講演をきっかけに代替医療に興味を持ちました。そして、通院していた金沢大学附属病院の補完代替医療外来に行き相談しました。「がん治療のメインにはならない」との説明を受け、主治医の承諾のもと、体力を付ける目的で臨床試験中のサプリメントを使うことになったのです。使い始めて約2年経ち、その患者によると「活気が出てきたような気がする。憂うつな気分もなくなった」とのこと。また「薬は副作用が強いが、代替医療なら心配なさそう」なので、安心して使えるのもよいということです。金沢大病院では、健康食品や漢方などの利用の相談にのる専門外来を、月2回開いているそうです。同外来を担当する鈴木信孝特任教授は「治療に使っている薬と漢方薬とを併用してもよいかという相談が多い。通常の医療をうまく組み合わせて使うよう指導している」と説明しています。

 代替医療は、健康食品や漢方、ヨガ、はり・きゅうなど幅広い分野を含みます。有効性の科学的根拠がよくわかっておらず、漢方を除けばほとんどの医療機関で積極的に扱っていません。しかし一方で利用者は多く、厚生労働省研究班ががん患者を対象に代替医療の利用の有無を聞いたところ、約45%が利用経験があると回答しています。うち96%が健康食品を利用しており、気功やはり、きゅうの利用者も数%。知人やインターネットの情報を頼りに、患者が自分の判断で使っているケースが多いことがわかりました。これほどサプリメントが使われているのに、実際には期待の結果が出ているのかどうかは疑問です。

 免疫にばかりとらわれて本質的なこととを忘れているのではないでしょうか。血液の流動性が促進されなければ免疫も働きません。


がんと酸素の関係③対策編
■"がん細胞"と微小循環

低酸素の環境を変えるのは微小循環!
微小循環(細動脈→毛細血管→細静脈)での血液は、微小血管からNO(一酸化窒素)が産生され、赤血球どうしが適度な間隔を持って弾力性(変形能)があるのが良い状態で、毛細血管で組織細胞への酸素を供給しています(左上図)。微小循環領域で、血液粘度が高く赤血球どうしがくっ付き凝集し変形能も低下している状態の場合、赤血球→組織細胞への酸素の供給量は低下します。そして、細動脈・細静脈と毛細血管の接合部分にある括約筋が、ストレス・自律神経の影響などで収縮すると、毛細血管内の血流が低下することがあります(左下図)。
 また、赤血球(ヘモグロビン)が運んだ酸素を細胞に供給する(切り離す)際には(左上図)、2,3-DPGという物質が必要です。この2,3-DPGの低下は、全身の各組織細胞への酸素供給量に影響し、組織の酸欠状態を招く恐れもあるのです。。

「霊芝」の微小循環に影響を与えるデータ
  ○霊芝のNO(一酸化窒素)産生への影響
  ○霊芝の患者爪上微小循環への影響
        (微小循環領域の毛細血管本数・入出口の口径、流速)
  ○霊芝の赤血球の変形能への影響
  ○霊芝の赤血球凝集への影響
  ○霊芝の2.3‐DPGへの影響
  ○霊芝の骨髄造血前駆細胞生成への影響
        (赤血球になる前の造血細胞に影響を与える、主に貧血など)

 がん細胞が原因の低酸素の状況は、貧血などの二次的に酸素不足になることもあります。また、微小循環領域での血管・血液の影響や、赤血球~細胞への酸素の供給量低下も酸素不足の一因です。
 霊芝には、これらの改善に期待ができるデータがあります(上記)。微小循環の血流改善は、がんの三大療法(手術・抗がん剤・放射線)などによるQOL(Quality of Life=生活の質)低下の改善にも期待できます。




いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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