2012年5月4日金曜日

セシウムの新基準値


独自検査で厳しい新基準値をクリア!

 食品中の放射性セシウムの新基準値が4月1日から適用されています。そして、新基準施行から1ヶ月が経ちました。

 新基準値の影響が最も表れたのは水産物でした。今までの暫定規制値では出荷停止の対象とならなかった魚が、相次いで100ベクレル(一般食品の新基準値・下記表参照)を超えました。農産物では原木シイタケやタケノコ、コゴミなど、キノコや山菜(露地栽培もの)が多かったそうです。これら一般食品の新基準値は、年齢区分ごとに限度値を計算し最も小さくなる年齢区分の値(13歳~18歳〔男〕が120 ベクレル/kg)を、安全側に切り下げた100 ベクレル/kgとして新しく設定したものです。この新規制値は、食品の規格を決める国際機関「コーデックス委員会」などの考え方を取り入れて設定されたものですが、先進国と比べて1ケタ違う厳しさになっています。
 一部のスーパーや自治体には、消費者の信頼を確保するため、国の基準よりも厳しい独自基準を設けて差別化を図る動きが見えはじめています。この動きに対して農林水産省は、業界の安全競争がエスカレートする傾向を懸念し、国の新基準値に基づく検査を求める通知をスーパーや外食産業など食品関連団体に出しました。しかし、消費者の口に入るものですから、食の安心・安全の確保は提供する企業の努めでもあります。
 霊芝のトップメーカー・和漢生薬研究所の嬬恋農場でも放射性物質検査を実施しています。そして今回の厳しい新規制値もクリアしています。詳しくは次項で。


■霊芝関連商品の放射性物質検査

食品中の放射性物質の新たな基準値について

以前の暫定規制値に適合している食品も、健康への影響はないと一般的に評価され、安全は確保されています。しかし、より一層の安全・安心を確保する観点から、暫定規制値で許容している基準値をさらに引き下げることになったのです。
 特別な配慮が必要と考えられる「飲料水」「乳児用食品」「牛乳」は区分を設け、それ以外の食品を「一般食品」とし、全体で4区分となりました。


 群馬県嬬恋村の霊芝農場では、平成23年度の秋に収穫された霊芝について、放射性物質セシウム134・137及びヨウ素の検査を独自に行いました。和漢生薬研究所では自社農場で霊芝を栽培していますので、秋に収穫→選別→乾燥→原末加工などの工程を経てからの検査となったため時間を要しました。今回、安全が確認されたものは、順次6月以降の商品となる予定です。そして、現在流通している商品に使用されている霊芝は震災前のものです。

 食品に関してのセシウム・ヨウ素は、平成24年4月1日より基準値が新しく変わりました。今回の検査は新基準に準じたものです。数値は、セシウム134・137は14ベクレル/kg、ヨウ素131は検出されず(試験検査成績書より)という結果でしたので、和漢生薬研究所の霊芝及び霊芝関連商品については、どうぞ安心してお召し上がりください。




いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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