2012年6月9日土曜日

血管内皮細胞について


血管内皮細胞の重要性

血管内皮細胞は、肥満になると慢性的な炎症が続きます。これがインスリンの効きを悪くし、糖尿病やメタボリック症候群を引き起こすと考えられています。

東北大大学院医学系研究科代謝疾患医学コアセンター・片桐秀樹教授、糖尿病代謝科・長谷川豊助教らのグループは、この血管内皮細胞の炎症反応を抑えることで、マウスの老化を遅らせ、平均寿命を3割伸ばすことに成功しました。血管内皮細胞の炎症を抑えると、正常な体重のマウスの場合は長寿になり、肥満のマウスの場合は病気の進行を防ぐ効果があったそうです。今後、健康を保ちながら寿命を伸ばすアンチエイジング療法の開発につながると期待されています。
 研究グループは血管の内側表面を薄く覆い、血液と接する血管内皮細胞に着目。遺伝子操作で血管内皮細胞の炎症反応を起こりにくくしたマウスを作りました。その結果、実験で生まれた「抗老化マウス」の平均寿命は約30%延び、日本人に当てはめた場合、平均寿命が83歳から108歳になるそうです。
 今回の研究成果は、血管内皮細胞での炎症反応が、老化の進展や寿命の長さを規定していることを初めて証明したものです。その炎症反応を調節することにより、老化を防ぎ健康的な長寿につながることが期待されています。同研究科の片桐秀樹教授は「病気のマウスが悪くなるのを防ぐだけではなく、健康な状態でさらに寿命を延ばせた。アンチエイジング療法の開発につながる」と話しています。

 血管内皮細胞は、微小循環を円滑に維持しています。ストレスや高血糖などで、酸化ストレスが増加すると、血管内皮細胞が障害され、一酸化窒素の産生が低下します。すると血管の収縮や炎症を起こし易く、血栓ができ易い血管になり様々な疾患に影響を及ぼします。


■血管内皮細胞の保護一酸化窒素産生促進

血管内で血液が凝固しないように放出される一酸化窒素(NO)は、血管拡張のほか血小板凝集を抑制して、血栓が形成されないようにしています(左図)。

コエンザイムQ10が、血管内皮細胞を保護

細胞培地にCoQ10を含ませて血清で培養した正常な血管内皮細胞は、アポトーシス(積極的、機能的細胞死)の抑制が見られました。免疫組織化学検査結果も、アポトーシス促進遺伝子の性質は明らかに活動を弱め、抑制遺伝子の性質が活発になり、これにより一定濃度のCoQ10は、血管内皮細胞を保護します。
※2004年第7回代替医療学会発表データより抜粋

霊芝の血管内皮細胞の増殖への影響

 霊芝は、微小循環の機能促進に影響を与えます。微小循環の機能促進は、血管内皮の保護、損傷後の修復へとつながり、微小血管の正常及び血管形成の予防に期待が持てます。    ※「HM真菌エビデンス」より


霊芝が、血漿一酸化窒素の産生を促進

 一酸化窒素(NO)は、血管の拡張だけではなく、血小板凝集の抑制、酸化ストレスによる内皮障害の抑制、白血球の内皮細胞への接着の抑制など、重要な役割があります。常時作り出されている血管内皮細胞の保護とNO産生の促進には、霊芝&コエンザイムQ10が、その効果に期待がもてます。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

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