2012年7月28日土曜日

疲労と心身症


隠れ疲労と心身症

日頃生じる生理的な疲労は、「精神あるいは身体に負荷を与えた際、作業効率が一過性に低下した状態」と定義されます。この状態になると眠気休みたいという欲求倦怠感などを伴うことが多く、人はこれを自覚し休養などをとります。しかし「使命感や達成意欲の強い人は、休息欲や倦怠感を感じにくい」と大阪市立大学大学院疲労医学講座の梶本修身教授はいいます。
このような「隠れ疲労」とも呼ばれる状態を生み出すのは脳です(左図)。体が疲れると脳にある眼窩前頭野で血流量が増加して疲労を伝えるシグナルを発信します。このとき、大脳新皮質に属する前頭前野が「やりがい」や「達成したときの高揚感」を生み出していると、「疲れた」というシグナルを覆い隠してしまうそうです。これは、脳が発達した人間固有のもので、野生動物には過労死などはありません

「疲労」のような自覚症状がない場合でも、心理的なストレスが原因となって体に障害が生じるものに「心身症」があります(うつ病などの精神疾患を伴う身体症状は、心身症から除外されますが、心身症からうつ病への進行はあります)。ストレスは、内臓の機能を調節する自律神経系や、ホルモンの放出に関係する内分泌系、感染症を防ぐ免疫系など、体の各機能に悪影響を及ぼします。その結果、体に自覚症状や疾患となって現れます。代表的な病気では、過敏性腸症候群、胃・十二指腸潰瘍、気管支ぜんそく、狭心症、心筋梗塞、緊張型頭痛など160種にも及びます。
 心身症はストレスが原因となっているため、体の治療だけでは不十分なことが多く、ストレスに対処することが必要になってきます。

■精神的疲労の特徴

人は運動した後に疲れを感じるのはもちろんですが、日常生活では、特に体を動かさなくても、精神的なことが原因で疲れることの方が多い傾向にあります。

疲れを感じやすいのは朝方

肉体的疲労は、筋肉などを酷使することが原因なので、一日の活動と共に強くなり、活動を終えた夜間にピークになります。しかし精神的な疲労は、朝、目が覚めた時、一日を始める前のほうが大きい傾向があります。

休んでも疲れが取れにくい

筋肉の疲労が原因の肉体的疲労では、休息を取ることで疲労から回復できますが、精神的疲労は、休息をとってもあまり疲れが取れない傾向にあります。精神的疲労は睡眠にも影響しますので、睡眠の質が低下してしっかり眠ることができず、疲れが取れなくなるのです。

疲労を感じやすいとき

通常、疲労は、体に負荷がかかればかかる程大きくなるものですが、精神的疲労ではストレスのかかり具合によって、疲労感が大きくなったり小さくなったり変動する傾向があります。何が精神的なストレスの原因なのかをはっきりさせる為には、どんな時、どのように疲れたかを記録しておくのもよいでしょう。

精神疲労は慢性化しやすい

肉体的な疲労は、通常は数日以内で回復しますが、精神的な疲れは慢性化しやすい傾向があります。もしも、疲労感が1~2週間以上続いていて、睡眠障害があったり、イライラしやすくなったり、仕事の能率が低下してしまったりする場合には、疲労からうつ傾向になっている場合がありますので注意が必要です。

【疲労対策】

ストレスからくる精神的疲労は、気力・活力の低下、睡眠の質の低下を招く恐れがあります。リラックスハーブといわれる「ラフマ」は、セロトニンの産生を促し、それによって神経伝達物質のバランスを整えます。すると睡眠を司るメラトニンに影響し「睡眠の質」の改善に期待ができます。
 肉体的疲労の原因であるエネルギー産生の低下には、霊芝・コエンザイムQ10・L-カルニチン・α-リポ酸が機能して働くシステム「ミトコンドリアスクエア」が有効です。また、霊芝による血流対策は、肉体・精神疲労の回復に期待できます。

2012年7月25日水曜日

中国の国家戦略とは!?


国家戦略の弊害!

軍事以外の意味合いでも使うことが多い“国家戦略”という言葉。政治、経済、文化の視点も含めて、自国の世界の中での位置づけや、同盟相手や他国、国際機関に対して臨む姿勢などの目的を、効果的に達成するための大規模かつ長期的な方法のことです。

さて、7月27日は「土用の丑の日」。今年は鰻の高騰が続いていますので、まず私の口には入らないものとあきらめていますが・・・。
 「土用の丑の日には鰻」の慣習も、もともとといえば夏に売れないうなぎを何とか売れるものにできないか・・・と相談された平賀源内が「丑の日に『う』の字が付くものを食べると夏負けしない」という民間伝承をもとに作ったキャッチコピーが流行ったもの。鰻自体、それほどの滋養効果は期待できないようです。
 日本の消費が約7割を占める鰻は、その国内消費量のうちの7~8割を中国などからの輸入に依存しています。鰻の高値は稚魚の漁獲量が減少が大きな要因とされていますが、一部では中国の操作によるものという報道もあります。鰻の高騰が中国の国家戦略説の一つにささやかれているのです。

 特に日本は鰻に限らず、地下資源や工業製品、生薬の甘草・冬虫夏草、漢方生薬など様々なものを中国から輸入しています。そして中国はそれらを対日本の国家戦略の武器として位置付けているのです。さらなる武器として注目されているのが「霊芝」の国際的販売です。中国にはすでに大規模な霊芝農場が建設されています。和漢生薬研究所が保有する嬬恋農場の栽培技術などに関して、すでに中国側の関係者から接触があったという情報がありました。日本の霊芝No.1生産農場の生産技術と高い品質・効能を気にしているらしいのです。

 さまざまな工業製品や加工食品などを一手に引き受け「世界の工場」といわれる中国では、それに伴い大気汚染や水質汚染などが深刻になっています。さらに、中国は現在、世界最大のレアメタル生産国、利用国であり、そして輸出国でもあります。世界の23%を占めるレアメタル資源で世界の9割以上の市場供給を担っています。しかし、レアメタルは、採掘、製錬、分離、精製の過程で資源やエネルギーの消耗が多く、環境への配慮も乏しい中国では汚染物質の排出も多いため、土壌、植物、地下水、飲料水および大気などの環境に悪影響を与え続けています。
 結果として、野生動物を始め家畜などの奇形種(三つ目の牛、一つ目の豚など)や魚の奇形は言うに及ばず、人間の新生児でも昨年は120万人を越える奇形の赤ちゃん(目のない赤ちゃんや無脳症など)が生まれている・・・との情報もあります。与える影響はとても深刻です。また、大気汚染による弊害は近隣諸国にも悪影響を及ぼし、日本への影響も時間の問題です。

 経済発展が著しい中国ですが、経済的国家戦略には、是非とも安心と安全も配慮してほしいものです。

■中国的現状

記録的な豪雨が国家の危機?

日本では、気象庁が「これまでに経験したことのないような大雨」と表現し甚大な被害をもたらした今年の梅雨でしたが、中国でも深刻な災害になっています。
 首都・北京市では、大雨に見舞われ、国営新華社通信は、同市の気象観測記録がある1951年以降、61年間で最大の豪雨だと伝え、市内で37人が死亡しました(7月22日日現在)。しかし、中国ではこの記録的豪雨がさらに国家的危機に発展する恐れがあるのです。

危険! 長江の巨大ダム

全長6,300キロの長江。日本では最下流部の異称である「揚子江」の名で知られています。その中流域にある三峡ダムは、渓谷(長江三峡)が複数の断層が重なった地形をした、昔から地滑りの多い土地柄で、住民らはここ数年の被害が急激に増えていると証言しています。
 また、中国国土資源部地質環境司の関鳳峻(グアン・フォンジュン)司長は「三峡ダムがある地区で数年以内に地滑り災害が発生する危険性が高まっている」と語っています(7月16日英BBC中国語サイト)。同部の警戒予測では、雲南省西部や四川省南部で地質災害が発生する危険性が高いとされ、関司長は各地方に災害への対策と予防の強化を呼びかけています。この状態で豪雨が加わったらどうなってしまうのでしょうか。

流域には重要工業都市と上海がある!

カナダ・トロントのプルーブ・インターナショナル(Probe International)が公開した2010年の中国政府の調査結果によると、三峡ダム周辺では2003年以降、マグニチュード3以下と小規模ながら、地震の回数が30倍になったそうです。今後、大雨の頻発により地すべりが心配される中で大きな地震が加われば、ダム決壊が懸念されます。実際に中国国土資源部は、ここしばらく続いている豪雨への警戒も呼びかけており、集中豪雨が発生した場合にはすぐに避難できるように準備してほしいとしているそうです。
 長江の流域には成都、武漢、重慶などの重要工業都市、上海、南京などの商業都市を含む中国の19の省(市、自治区)があり、ダム決壊は国家的危機に直結します。

 さらに大気汚染も深刻です。汚染物質は今後日本に大きな影響を及ぼしますので要注意です。中国上層部のみなさん、ぜひ「汚染国家」と言われないことを国家戦略にして下さい。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年7月21日土曜日

慢性的疲労症候群


社会的再適応評価尺度

 慢性疲労症候群は、ストレスと強い結びつきがあることはよく知られています。しかし、内科的な疾患が原因の場合もあります。また、慢性疲労症候群とまではいかなくても“慢性的な疲れ”“一晩寝ても取れない疲れ”などもストレスが関係しています。

 「社会的再適応評価尺度」というのをご存知ですか? 
 これは生活習慣病の発症の原因を探るときに使われる指標です。「結婚」「上司とのトラブル」「配偶者の死」など、43項目に及ぶ「人生の出来事」型ストレスの経験の有無を問います。人によってはダメージの大小はありますが、いずれも日常生活の中で感じるストレスの要因として考えられるものです。それによると、健常者群では平均4.4項目あるのに対して、慢性疲労症候群患者群の発症時期の場合は平均で8.3個と2倍近く多く「人生の出来事」を抱えているそうです。この評価尺度のストレスの種類はさまざまです。少し落ち込む程度のものから、その後の人生に大きく影を落とすものまで、多種多様です。1967年にこの評価尺度を製作したHolmesとRaheは、その出来事によって受けるストレスの重みに応じて得点化しました。これを算出することにより心身症になる危険性を推測するのが目的だそうです。ちなみに得点順の「人生の出来事ベスト10」は以下のとおりです。

①配偶者の死
②離婚
③夫婦の別居
④留置所などの拘留
⑤家族の死
⑥ケガや病気
⑦結婚
⑧失業
⑨婚姻上の和解
⑩退職


 この評価尺度を使った調査報告によると、慢性疲労症候群をはじめとする心身症などは、人生の出来事型ストレスの経験が健常者に比べ多いことがわかっています。

「疲れたぁ~」と感じるときは?

みなさんに「疲れていると感じる時はどんな時ですか?」と質問すると、帰ってくる答えは下記のようなことが多いようです。

〇朝起きても昨日の疲れが残っている  
〇やる気がしない
〇肩や首のコリが続いている
〇なんかだるい       
〇気分が晴れない
〇朝、食欲がない
〇朝起きても、ぼぉーっとしている


 そして、「そんな時はどうしていますか?」と質問すると・・・

◆ストレッチをする
◆マッサージや整体に行く
◆お風呂に入り体を温める
◆早く寝て休む
◆我慢する
◆栄養のある物を食べる
◆お酒を飲む


など、疲れを解消しようと努力はしているみたいですが・・・。

それでも疲れがとれないと感じるのは?

●老化現象
 老化による代謝の低下、筋肉の減少、内蔵機能の低下などです。これは、老化はあたりまえで仕方ないと思っていながら、若い頃と同じような食生活や睡眠を続け、無理なトレーニング、ダイエットなどに励んで、疲れが慢性化してしまう現象によるものです。

●社会環境
 近年、IT化が進み豊富な情報が早く収集できるようになる中で、テクノストレスなどで目や脳の疲労が注目されています。また、サービスや仕事も24時間体制で動くようになったことで、夜中でも働く多くの人は「睡眠の質」が低下して、それが疲労蓄積の原因となっています。

●ストレス
 上記のように、老化現象も社会環境も昔と今では違います。当然「疲れの質」も変わってきました。かつては、筋肉の酷使、単なる使いすぎが原因の疲れでしたので、休養をとれば回復することができました。

 しかし、現代社会で多くの人々が悩んでいる「疲れ」は、実はストレスによる「脳疲労」「睡眠の質の低下」「内蔵機能の低下」など、さまざまな原因が関わりあっているのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年7月19日木曜日

「疲れ」の種類、対策


休養しても疲れが取れないから困っているのに・・・

現代人のほとんどが日常的に疲労を感じているといわれます。でも、疲労と疲労感とは、ちょっと違います。
 たとえば、楽しいことがあって気分が高揚しているときは、いつもと同じ量の仕事や家事をして体に負担がかかっても、まったく疲労を感じないことがあります。逆に気分が沈んでいるときや、いやいや仕事をするときは、ちょっと働いただけですぐに疲労を感じます。
 疲労は、このように精神的な部分が深く関係している場合があります。同じ人でも「この程度働いたら疲労を感じる」という基準が作れないのは、実際の疲労と疲労感にギャップが生じる場合が多いためです。

 疲労に関して医学的にはこんな解釈をしています。医学は人間に関する事柄を身体内のメカニズムに基づいて説明する科学です。人は病気になったとき、さまざまな症状を訴えますが、医師はそれらの症状の特徴からその病気がなんであるかを特定して、それがどのようなメカニズムによって生じるのかを説明します。病気ではありませんが、疲労の場合も同じです。
 医学書には「身体的あるいは精神的作業を連続して行ったときの、倦怠感、不快感、脱力感などの“自覚的疲労”、作業能力の量的または質的低下を“他覚的疲労”、疲労の原因となっている生理機能の変化を“生理的疲労”という。疲労は細胞間の相互関係の異常により生じた機能の低下であって、休養により容易に回復する。疲労が蓄積した状態を“過労”、強い疲労のため動くことが困難である状態を“疲憊(ひはい=疲れ果てて弱ること)”または“極度疲労”という。長期にわたる疲労を“慢性疲労”という」(『医学大辞典』第十九版/南山堂)とあります。

 疲労は肉体的・精神的なストレスから生理機能の変化が生じ、さまざまな自覚症状や作業能力の低下などを引き起すとありますが、現代社会における“疲れ”の中で「休養により容易に回復する疲労」なんかで困っている人はいません。

■「疲れ」を放置していませんか?

仕事や生活に追われている人だけでなく、子供やお年寄りまですべての現代人が、過労ストレスで生じる「疲労感」は、放置すると健康を損ない病気に至る危険信号です。また、「疲労」と「老化」には、共通点が多いことが知られています。「疲れに適切に対処することが健康長寿を全うする」‥‥これが基本です。

疲れの種類:原因・対策


 疲労の種類【活力の低下の一部】と【身体症状】に関連する疲労は、筋肉を使うことによって起こる筋肉疲労や、エネルギー産生低下、血流低下が考えられます。筋肉を動かすエネルギー産生の低下は、必須栄養素の不足血流低下からくる酸素不足がその要因です。また、代謝異常での老廃物・疲労物質の蓄積が問題になってきます。精神的ストレスなどが原因の【気力の低下】と【活力の低下の一部】は、脳内神経伝達物質の分泌異常微小循環の血流低下が原因と考えられます。

【疲労対策】

身体的疲労によるエネルギー不足には、コエンザイムQ10・霊芝・L-カルニチン・α-リポ酸の働きによる理想的なエネルギー産生システム「ミトコンドリアスクエア」の機能が大切です。さらに、霊芝による血流改善の効果に期待がもてます。
 ストレスからくる気力・活力の低下には、リラックスハーブ「ラフマ」の神経伝達物質のバランス調整効果に期待がもてます。

 疲労の種類はそれぞれ単体で起るとは限りません。種類がわかりにくい疲労には、それぞれのキーワードを活用してみて下さい。



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愛・感謝 五月雨ジョージ


2012年7月15日日曜日

疲れ対策


■「疲れ」って何だろう?

疲労の原因には、大きく分けると「肉体的疲労」「精神的疲労」があります。

 肉体的な疲労は、基本的にはエネルギー産生の低下です。栄養不足や酸素不足で細胞内でエネルギー産生機能の低下により十分なエネルギーの摂取が行われない場合に起ります。
 そして、もうひとつが脳機能の低下です。思考や記憶を連続して行うことや、家庭や職場・人間関係などのストレスにより脳の機能が低下(脳疲労)し、情報の処理や神経伝達物質の分泌がバランスよくスムーズに行われなくなることで、疲労する場合の精神疲労があります。現代の疲れ=肉体疲労だけではないのです。

 今、話題のイミダペプチド(人間や動物の骨格筋に存在するアミノ酸結合体)などは肉体疲労のみに対応する栄養素です。

 肉体的疲労の場合は、疲労感から肩こり・腰痛などの痛みなどの自覚症状に至る場合もあります。一方、ストレスからの精神疲労は、抑うつなどの精神疾患へ発展するケースもあります。また、パーキンソン病などは、患者の8割以上が“うつ”などを経験しているとも言われています。


【2つの疲労対策】

肉体的疲労のエネルギー産生の低下には、コエンザイムQ10・霊芝・L-カルニチン・α-リポ酸が作り出す「ミトコンドリアスクエア」の効果に期待が持てます。
 また、精神的疲労には、リラックス・ハーブ「ラフマ」です。ラフマは神経伝達物質のバランスを整える効果に期待が持てるのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

お知らせ2つ。


和漢生薬研究所が

経済産業省のサイトに掲載されました!

和漢生薬研究所は、このたび経済産業省の知的資産経営ポータルサイトに知的資産経営を実践している企業として認められ掲載されました。
「知的資産」とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産であり、企業の競争力などの源泉となるものです。これは、特許やノウハウなどの「知的財産」だけではなく、組織や人材、ネットワークなどの企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方です。さらに、このような企業に固有の知的資産を認識し、有効に組み合わせて活用していくことを通じて収益につなげる経営「知的資産経営」と呼びます。
そして、企業が持続的な「知的資産経営」を続けていくためには、その企業の取り組みを取引先、顧客、株主・投資家、従業員、地域社会などに認知・評価してもらうことが重要です。そのため企業は、財務諸表だけでは十分に表現することができない「知的資産」や知的資産を活用した経営手法について、情報開示を行う必要があります。これが「知的資産経営に関する情報開示」です。
是非一度、ご覧になって下さい。この業界では初めてです。
http://www.meti.go.jp/policy/intellectual_assets/jirei.html

学術研究会議「康復医学学会」が

特定非営利活動法人に!


設立11年目を迎えた特定非営利活動法人「微小循環予防医学の会」は、健康講演会やマイキュレーターによる末梢毛細血管の観察によって、一次予防や健康増進の啓蒙、普及活動に勤しんでまいりました。
そして、当会では、今までの治療や予防の啓蒙・普及活動に加え、「治療後の健康を回復する」「健康な期間を延ばす」ことを目的とした、日本独自の「康復医学」を体系づけていきたいと考えました。そこで、その名称を学術研究会議「康復医学学会」に改め、今までの活動に加え、康復医学の学術研究と、より広範囲な事業展開目標にして健康の新たな基準を設けていこうと考えています。
平成24年7月2日、康復医学学会は「特定非営利活動法人」としての活動を認められました。詳しくは学術研究会議「康復医学学会」のホームページをご覧下さい。
→ http://www.koufukuigaku.org/


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年7月12日木曜日

疲労と脳


「疲れたぁ~」は、からだの注意信号!

突然ですが、「今週は疲れたぁ~っ!」「なんか疲れが溜まってる‥‥」と、つぶやいてしまう経験は皆さんにあると思います。でも「疲れや疲労っていったい何ですか?」と尋ねられて、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
 疲労は体にとって重要な信号です。けがをすると痛みを感じ、風邪をひくと熱が出るのと同じように、疲労は「体に異変が起きています!」とあなたに知らせているのです。これらの痛み・熱・疲労「体の3大アラーム」といわれています。

 疲労には、ちょっとした休息や休暇を取ることによって改善する“原因が分かりやすい疲労”と、日々のストレスや他の病気が原因で疲れが出る“原因が分かりにくい疲労”があります。休養したらすぐに改善する疲労は心配ないのですが、休養しても改善しない疲労は心配です。人の体は、呼吸・血液循環・消化・吸収・生殖などの機能を調節する「自律神経システム」と、体を動かすエネルギーを作る「エネルギー代謝システム」、そして、病気から体を守る「免疫システム」の各システムが機能しています。「疲れにくい」ということは「体力がある」ということです。体力のある人は、豊富な活動のエネルギー(エネルギー代謝システム)と、病気の防衛力(免疫システム)があり、そして両者をうまくコントロール(自律神経システム)しているのです。これらのシステムが正常に機能している状態では、疲労も休養を取れば改善されます。
 しかし、人は継続的にストレスにさらされたり、無理をしたりしていると、それを脳が感じ取ります。脳幹綱様体⇒視床下部(自律神経の中枢)⇒大脳辺縁系(食欲、性欲などの本能や感情の中枢)⇒大脳皮質(運動やら五感をつかさどる中枢)へと伝わり、中枢神経から自律神経、免疫系、内分泌系に変化をもたらし、体を正常に維持していくシステムが乱れ、疲れが蓄積していくのです。
そして、微熱、関節痛、筋肉痛、咽頭通などの副症状があり6ヶ月以上継続的な疲労を感じる場合は、慢性疲労症候群の可能性があります。放置するとさまざまな症状が伴う疲労です。みなさんは大丈夫ですか?

■疲労を感じる脳

肉体疲労で手や足、腰がだるいとしても、手足、腰の筋肉で疲労を感じているのではありません。筋肉の抹消から脳に信号が伝わってはじめて、脳で「疲れた」という感覚が生じ、意欲や行動が低下すると考えられています。

 抹消組織から送られてきた信号を感知し、脳内で疲労感を伝える物質の働きが「疲労の本質」といわれています。その過程は、免疫系や内分泌系も絡んでいて、脳内にこれらの働きを制御する「疲労回路」(左図)があるのです。
 疲労感が長く続く慢性疲労症候群の患者は、脳内の神経伝達物質の合成障害などが確認されていて、脳の機能が低下していると考えられています。



ストレスによる「疲労」のしくみ


【疲労対策】

血管運動の低下・収縮は、微小循環の血流を低下させ、細胞への酸素供給不足を招き、これに伴う老廃物の蓄積から疲労の原因になることが考えられます。そして、ストレスからの疲労が長期にわたると、ストレスホルモンが過剰に分泌され、セロトニンの代謝異常などから痛みを伴う疲労や慢性疲労などに至ることがあります。

 セロトニン代謝異常に影響を与えるリラックスハーブ「ラフマ」や、微小循環の血流に影響を与える生薬「霊芝」は、これらストレスが原因の「疲労・慢性疲労」の改善に期待が持てます


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年7月7日土曜日

肌が老化する5つの原因!


肌老化の5大原因!

「美魔女」なる言葉があります。実年令より数段若く見える女性のことだそうですが、皆様は日頃若く見られていますか?

 健康でイキイキとしている方は、実年齢より若く見られることが多いようです。実年齢を減らすことはできませんが、若さを維持していくことは可能です。「皮膚は内臓の鏡」という言葉があるように、見た目の年齢は肉体・内臓年齢を反映しているものです。
 「若さを維持する」「見た目年齢を若返らせる」努力は、内臓を含めた全身の健康そのものに直結しています。最近のアンチエイジングは、抗老化だけではなく、“若々しく体を維持する”というように変わってきています。
 そもそも「年齢」を感じる瞬間とはどういう時でしょうか?
●寝不足もなく自分では元気だと思っているのに、「大丈夫?」と言われる。
●窓ガラスやショーウィンドウに映った自分の顔に正直びっくりする。「誰これ?」
●肌の調子が傾くと回復するのに時間がかかる。
●擦り傷で出来たかさぶたが取れた後、ピンク色の新しい皮膚ができているのがあたりまえだったのが、年齢とともに「もとどおり」ではなくて、シミのように茶色く色素沈着している‥‥等々。
 回復力の衰えがこのような「あるある」をもたらしています。
 こんな時女性は、自分自身で感じる年齢肌と、雑誌やネットでの年齢肌対策の特集やアンチエイジング化粧品の広告などを重ねあわせて、漠然と「そろそろかなあ」「やばいなあ」と思ってしまうようです。

 肌老化といわれる原因は、次の5つがあると考えられています。
①紫外線
②乾燥
③血行不良
④ホルモン不足
⑤糖化
 紫外線は、肌の奥の真皮にあるコラーゲン繊維まで到達し、肌のハリと弾力性を低下させます。
 肌が乾燥するのは、肌表面の角質の細胞間を埋めている「細胞間脂質」が減少しの隙間から肌の水分が蒸発しやすくなってしまうのが一因です。
 女性特有のホルモン「エストロゲン」は、肌の新陳代謝を促進してシミやシワなどを防いでくれる作用があります。しかし、年齢だけでなく、ストレスや不健康な生活を続けていると、エストロゲンの分泌量が減りやすくなってしまいます。
 そして、真皮にあるハリと弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質に糖が結合して、褐色の老化物質が蓄積します。すると、肌の弾力と透明感が失われて、たるみや黄ばみ、くすみなどの肌老化を起こすことになるのです。
 血行不良に関しては以下で詳しくお伝えします。

■若さのカギは血流!

実年齢より若く見える人と老けて見える人がいます。若く見える人は、背筋が伸びて、肌髪のツヤもよく、はつらつとしています。実年齢より若く見える人の条件のひとつは、「血流」です

血流は人間のライフライン

「血液は細胞に酸素や栄養を運ぶ役割を担っていますが、血流が悪くなると全身の細胞に必要な栄養が行き渡らなくなります。特に重要なのは、体の末梢に張り巡らされた毛細血管の血流です。血流は、まさに人間のライフラインなのです」(順天堂大学医学部・小林弘幸教授)。
  細胞の栄養状態が悪いことは、肌や筋肉、血管そのものなど体を構成する臓器を老化させることに直結し、病気にもつながります。
 「血流が良く、質のいい血液が届けば、筋肉もきちんと維持できます」(小林教授)。

栄養・成分は、腸から血流に!

若さを保つのに必要な栄養分や抗酸化成分などは、小腸で吸収されます。小腸には絨毛というのがあり、この中には微血管があります。これが酸素・栄養素を吸収し、血液に取込まれ全身に運ばれます。当然、血流が悪いと酸素・栄養素が十分に運ばれず、結果として細胞が元気を失って老化が進むことになるのです。


いい血流を支える血管!

「いい血流」を支えるもう一つの要素は、しなやかな血管を保つことです。「血管が硬くなったり、詰まったりする動脈硬化は、まさに血管の老化。動脈硬化を進めるのが、活性酸素が細胞を傷つける“酸化”と糖がタンパク質と結びついて細胞を変質させる“糖化”です」(三番町ごきげんクリニック・澤登 雅一院長)。

 良い血管はとても大切ですが、運ばれた酸素・栄養素は各組織末端の「微小血管」を通して細胞に供給されます。そして不必要な老廃物や二酸化炭素も微小血管を通して回収されます。つまり、本質は「微小循環」なのです。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ


2012年7月5日木曜日

梅雨時の紫外線対策


紫外線とコラーゲン

沖縄地方以外の日本列島は梅雨本番を迎えています。そして、梅雨が明けると心配なのが紫外線です。

 適度な日光浴ならば、紫外線は人の体内でビタミンDを合成するなどの効果があるといわれています。しかし、過度の紫外線は、皮膚の老化の進行、白内障、免疫機能低下による口唇ヘルペスなどを引き起こす危険性がかなり高いと医師や専門家が指摘しています。また、世界保健機関(WHO)は、紫外線の浴び過ぎが原因で、世界で年間約6万人が死亡しているとする報告書を発表しています。

 紫外線の被害が大きいオーストラリアでは、皮膚ガンの発生率は世界一で、3人に2人は皮膚ガンにかかると言われています。そのため、親が子供に日焼け止めを塗ることが法律で定められているそうです。また、犬や猫などのペットも皮膚ガンになる傾向が上昇しています。羊までもが白内障になり、畜産業界でも問題になっているようです。

 まだそこまでの心配はない日本ですが、日本の年間紫外線量は、4月~8月がピークとなります。また、1日の紫外線量の変化は、朝から少しずつ増え続け、正午前後がピークになります。そして、そこから夕方にかけてはあまり減らないので、1日を通しての対策が必要となります。
 雨や曇りの日が多いこの時期ですが、安心はできません。快晴時に比べて曇りの日で60%、雨の日でも約30%の紫外線が降り注いでいるのです。

 紫外線A波(UVA)は真皮のコラーゲンを直撃、破壊します。肌の土台といえる真皮の大部分はコラーゲンでできています。そして、肌表面の角質を作るおおもとは、真皮の健康状態に大きく左右されています。
 弱った土台からは、弱った肌細胞(=保水力の弱い細胞)しか生まれないうえに、肌の生まれ変わり機能(新陳代謝)も乱れ、古く乾燥した角質が肌表面にいつまでも居座り幾重にも重なっていく「角質肥厚」が起こります。水分不足の角質がはがれず重なって肌にとどまる状態は見た目にもガサガサして透明感もなく、くすんでみえます。
 そのままコラーゲンが壊され続ければ、当然肌のハリも失っていくことになるのです。


■梅雨時の紫外線対策!

 紫外線には3種類の波長の異なるものがあり、それぞれUVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)と呼ばれています。このうちUVCはオゾン層で吸収され、地上には届かないので直接肌への影響はありません。

紫外線は雨の日でも30%

UVAは、地表に届く全紫外線の95%を占めています。UVAによる主な肌ダメージは、いわゆるシミ、シワ、たるみです。
 また年間の紫外線量は、4月~8月がピークとなります。梅雨のこの時期、快晴を100とした場合、薄曇:80~90%、曇り:約60%、雨の日でも30%もの紫外線が降り注ぎます。

肌ダメージの3大原因

●ストレス
肌にとってのストレスは、角質の水分不足、日常生活の精神的なストレスによる血流低下。この2つが重なって、肌のターンオーバーが低下して透明感が失われてしまいます。
●紫外線   
過剰なメラニンを作る引き金になるのが紫外線です。真皮層へ達するUVAは活性酸素を生み、シミをさらに濃くします。コラーゲン線維を傷つけ、たるみの原因にもなります。
●メラニン
紫外線・ストレスによる刺激によってメラサイトが目覚め、過剰な色素が合成されます。生成されたメラニンは、やがて表皮に運ばれ、シミくすみとなって表面化します。

【梅雨時の肌対策】

この時期の肌のダメージの原因は、紫外線水分不足、そしてストレスによる血流低下です。これらが解消されると、角質がふっくらし、透明感のある明るい肌色になります。また、メラニンを排出する皮膚の代謝もアップしてキメも整います。
 真皮層の血流促進には、ご存知「霊芝」がお薦めです。また、お肌の乾燥=水分補給には「コラーゲン」が、ストレス対策にはリラックス・ハーブ「ラフマ」が良いでしょう。




いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ