2012年8月29日水曜日

夏の疲れ対策!


残暑きびしく、夏の疲れ対策はお早めに!

お盆休みも過ぎ、「十分に休養をとって日頃の疲れも解消した」と思っていますか? 実はこうした人こそ、気付かないうちに疲れがたまっている場合が多いのです。

 気付かないうちにたまる疲れとして注意したいのが、体を自動的に調節する“自律神経の疲れ”です。自律神経は、体内環境を地球の自然環境(この時期の猛暑など)に合わせるために、無意識のうちに常に働いています。具体的には、代謝や免疫、ホルモンなどを調整します。例えば、暑ければ汗をかいて体温を下げたり、寒ければ、震えて筋肉を収縮させて体温を上げたり、といった具合です。
「現代人は、自律神経の疲れがたまりやすい」とは順天堂大学大学院の青木晃・准教授。現在の日常生活の環境は、もともとの地球の自然環境と異なり、自律神経への負担が大きいのです。気温を例に挙げると、冷暖房完備は当たり前。特に夏は冷房の効いた室内と日差しの照りつける屋外とを行き来するなど、激しい温度差に自律神経が対応するのは難しくなります。こうして自律神経の働きが低下すると代謝やエネルギー産生、免疫、ホルモンなどを、うまく調節できなくなり、夏疲れや夏バテの症状が表れやすくなるのです。できれば、夜更かしせずに体内リズムに合わせて6~7時間程度の睡眠を確保する必要があるのですが、現代人はストレスなどが原因で睡眠時間や睡眠の質が低下している場合があります。また、「疲れを感じることなく、ひたすら頑張ってしまう人ほど注意して」と警鐘を鳴らすのが、日本薬科大学教授の丁宗鐵師。「疲れに対する感度が鈍くなっている人は、疲れを感じにくいので無理が利き、社会で活躍できる。だが、実際には特別体が強いわけではない場合がほとんど」。疲労回復が不十分になり、体を壊してようやく疲れがたまっていることに気付く場合も多いといいます。
 大きく分けると、疲れに対する感度が高い人と低い人がいるといいます。「絶対に疲れない人」はいないということです。特にこの時期、自律神経も関係してきます。夏の疲れは秋まで持ち越さず夏のうちに取っておきましょう。    【参照:日経新聞】

■秋まで持ち越さない夏の疲れ対策!

今年は9月になっても猛暑日が続くとの予想ですので、無理は禁物です。
 疲れを自覚している人はまだよいのですが、「自分は疲れていないし、元気だし、毎年夏バテなんてしたことない」と自覚のない人達が、夏の疲れを秋まで引きずることもありえます。

疲れの元凶はエネルギー産生の低下

右図のように細胞内にあるミトコンドリアには、酸素を介してエネルギー(ATP)を生み出す「クエン酸回路」があります。この回路の機能が、自律神経機能の低下や活性酸素などによる酸化ストレスによって低下し、エネルギー産生が低下するため、身体はエネルギー不足状態に陥り、疲れやだるさの原因になっているのです。

疲れが取れないもうひとつの原因は「睡眠の質」の低下が関係する!

「睡眠の質」は睡眠のリズムに関係しています。そして、睡眠のリズムは朝の光を浴びて14~16時間後に、睡眠を促すメラトニンの分泌が重要になります。しかし、ストレスや疲労が蓄積しているとメラトニンの分泌にも影響し、「睡眠の質」が低下して翌日まで疲労が残り慢性的な疲労に発展します。

【夏の疲れ対策】

猛暑のこの時期、食欲の低下や偏食などによりエネルギー産生が低下します。エネルギーを無駄なく効率的に産生することで、疲労回復効果やエネルギー産生時に酸素を使いきり、余分な活性酸素を軽減することができます。

 効率よくエネルギー産生をバックアップするのが、「霊芝」・「コエンザイムQ10」・「α-リポ酸」・「L-カルニチン」が効率的に機能するシステム“ミトコンドリアスクエア”です。
 また、自律神経の低下、疲労の蓄積に影響する睡眠の質の低下には、リラックスハーブ「ラフマ」による「セロトニン活性」が期待できます。

 そして、生薬の最高峰といわれる霊芝は、「エネルギー産生」「睡眠の質」のベースになるエビデンス(科学的根拠)を持っています

いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年8月24日金曜日

いびきと高血圧


いびきと高血圧

血圧は一日中一定ではありません。「早朝や夜間に血圧が高いと、脳卒中などのリスクが高まる」、とは自治医科大学・苅尾七臣教授。
 朝、血圧が急に上がるのが早朝高血圧です。教授らが高齢者約500人を平均41ヶ月追跡した調査では、上の血圧が就寝前よりも早朝が20ミリ以上高くて、朝夕の平均が13ミリ以上の人は、正常血圧の人に比べて脳卒中リスクが6.6倍も高かったそうです。また、昼間に血圧が上がる人に職場高血圧というのがあり、仕事中に職場のストレスなどによって血圧が高くなります。

 そして、睡眠中に上がる夜間高血圧というのもあります。原因のひとつとして睡眠時無呼吸症候群(SAS)が関係しています。SASは睡眠中の無呼吸が原因で、昼間の眠気や集中力の低下などを起こす病気です。無呼吸とは、呼吸が10秒以上停止した状態を指します。気道がふさがって無呼吸状態になり、呼吸が再開する時に大きないびきが出ます。千葉大呼吸器内科・巽(たつみ)浩一郎教授によると、SASの患者には高血圧の人が多いとのこと。睡眠中に無呼吸や低呼吸を繰り返していると体がたびたび酸素不足になり、結果として血圧の上昇を招き心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。「激しいいびきや眠気があって高血圧の人は一度受診してほしい」。
 いびきは、のどを中心とした上気道が狭いと粘膜が振動して出る音です。肥満や口呼吸、女性ホルモンの低下などが原因のこともありますが、該当しない場合は注意が必要です。いびきをかいていると熟睡しているように見えるのですが、実は眠りが浅く、睡眠の質が低下している場合が多いそうです。
 「いびきの音が大きい人は、それだけ一生懸命に呼吸の努力をしているということ。このため脳が目覚めてしまい、深い眠りに入りにくい」(巽教授)とのことです。
 若い頃はいびきなどかかなかったのに、歳をとってからかくようになったという人は注意が必要です。

■高血圧と睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まった状態(無呼吸)が断続的に繰り返され、その結果十分に睡眠がとれず、日中の眠気、集中力の低下などの症状が表れます。放置しておくと、無呼吸に伴う低酸素やストレス等の影響高血圧心筋梗塞脳卒中などの心血管系 疾患を引き起こすと言われています。
 睡眠中、口を開ける“口呼吸”になると、舌根の沈下をもたらし、いびきや気道閉塞による閉塞型睡眠時無呼吸症候群になる場合もあります。

高血圧に対する「霊芝」のエビデンス(科学的根拠)!

霊芝の高血圧患者の血圧(kPa)への影響


 霊芝の高血圧への治療効果及び作用を検証するために、Ⅱ期高血圧患者(1カ月以上降圧剤を投与された、降圧作用が現れていない患者)を集め、霊芝を併用した。
結果は、霊芝の併用により、顕著な降圧への影響が認められた。【1kPa=7.5mmHg】

【SAS対策】

SASの無呼吸に伴うストレスや、睡眠障害等の影響による高血圧および心・脳血管障害に対して、「霊芝」には、上記のような高血圧対策の他、血栓・酸素の供給に影響するデータも持っています。
 SASは睡眠の質の低下も招きます。睡眠を促すためのホルモンであるメラトニン。そのメラトニンの原料といえるのがセロトニンです。セロトニンは、体内リズムの朝の目覚め(昼間の健康的な活動)に影響し、そして、夜の睡眠(質の良い睡眠)に影響するのがメラトニンなのです。体内リズムを正常に行い、脳内の総合指揮者と呼ばれる神経伝達物質、それがセロトニンです。そして、セロトニン活性に影響を与えるのがリラックスハーブ「ラフマ」です。


★緊急情報===================================

米国の西ナイル熱、過去最高の流行!

 今夏、米国における蚊を媒介とする感染症西ナイル熱の流行は、過去最大規模のものです。8月21日までの患者数は、1,118件で、41人が死亡しました。
 感染症の対策にあたっている米疾病対策センター(CDC)のライル・ピーターセン博士によると、「感染例はもっと増えると予想している」とのこと。今年の大流行の原因は不明だが、暖かい天候が人に感染しやすい条件を作ったと見られています。
 感染症対策に関しては、「本説伝」8月9日号にて解説しています。参考にして下さい。

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光・愛・感謝 五月雨ジョージ


2012年8月23日木曜日

野菜の食中毒に気を付けましょう!


O-157再び?

20日までに死者5人、発症者が110人に上った腸管出血性大腸菌O-157は、浅漬けが感染源でした。過去、浅漬けが原因となるO-157による集団食中毒では、2000年に埼玉県の高齢者関連施設で1人、05年に香川県の施設で6人が死亡しています。

 野菜は、発生件数は少ないものの、食中毒の原因に十分なり得ます。ヨーロッパでは昨年、スプラウト(新芽野菜)が原因とみられる腸管出血性大腸菌O-104による大規模な食中毒が発生、約50人が死亡しました。乳酸菌で発酵させるぬか漬けなどの漬物は本来、乳酸が雑菌を死滅させますが、浅漬けは水素イオン指数(pH)が5程度と、発酵させた漬物に比べて酸性が弱いものが多いのです。佐賀大学・染谷孝准教授(土壌微生物学)は「O-157は比較的、酸に強いのが特徴。米国でpH4以下のリンゴジュースで長期間生存した報告もある」と指摘しています。香川県環境保健研究センターが浅漬けにO-157を付着させた実験では、4℃の低温で7日間保管しても菌数はほとんど減らなかったそうです。感染源の浅漬けは、野菜を洗浄した後、塩素系の消毒液に10分間漬けて殺菌し、再び洗浄。その後、塩や酸味料に1日以上漬けてから、包装して出荷していたそうです。しかし、近年は減塩ブームで、酸味の強い漬物も敬遠される傾向にあります。塩分濃度2~3%、pH5程度と酸性度が弱い商品が多く、菌が入ると増殖を防ぐのは難しいとのことです。

 今回の洗浄に使っていた地下水の大腸菌検査は陰性で、市保険所は「野菜の泥についた菌が消毒されなかった」とみています。生野菜の汚染ルートのひとつとして専門家が指摘するのは牛ふんの堆肥だそうです。堆肥は発酵する途中で60~70度の高温になり、O-157などの大腸菌は死滅しますが、発酵が未熟な堆肥には菌が残ります。

 O-157は75度、1分の加熱で死滅するそうですが、生野菜を漬ける浅漬けは、加熱の工程がありません。保存食のイメージが強い漬物ですが、浅漬けに関しては生鮮食品と同程度の管理が必要になりそうです。
              参考【読売新聞記事】

■焼成カルシウム、野菜の洗浄と除菌

野菜の洗浄と除菌に最適な焼成カルシウムは、水に溶かした時に生じる強アルカリ性の洗浄力により、一般生菌・カビ菌・食中毒の原因菌などが取り除かれます。さらに、抗菌力効果で鮮度が落ちにくく食品の日持ちが向上します。

左図のように食品の表面に付着している農薬、ワックス、防腐剤、着色料などの添加物や環境ホルモンは、免疫の低下、アレルギーなどの原因のひとつになっています(有害物質を年平均3~4kg摂取しているといわれます)。焼成カルシウムはこれらの人体に不必要な有害物質を洗浄・除去できます。




食材本来の旨み・味がよみがえる。

表面に有害物質が付着したままの食材を食べていたのでは、食べ物本来の味を損ねます。焼成カルシウムで、食材に付着している有害物質を取り去ることで、本来のおいしい味が蘇ります。

康復医学学会が、『安心村(R)』を推奨する理由

それは『安心村(R)』にはエビデンスがあるからです。
日本食品分析センターより『安心村(R)』には「カンピロバクター」「サルモネラ菌」等に対するデータがあります。カンピロバクターでは『安心村(R)』各希釈液で30分後の生菌数が100以下、同じくサルモネラに対しても生菌数10以下というデータの結果が出ました。その他、大腸菌、黄色ブドウ球菌、白癬菌、レジオネラ菌、枯草菌、真菌類などのデータがあります。

【食品の安全対策】

多くの細菌性食中毒では原因菌を100万個単位で摂取しないと発症しませんが、『腸管出血性大腸菌』は強い感染力を持っており、100個程度で発症する可能性があります。野菜の場合、肥料や堆肥などから大腸菌が混入することがあります。また、葉ものは、大腸菌に限らず農薬・大気汚染などによる様々なものが付着する可能性があります。また、雨による土壌への侵入から根菜類も油断できません。野菜の洗浄、除菌、葉の表面に付着している農薬の除去・鮮度保持には、pH12.5の強アルカリ性で、簡単(浸しておくだけ)・スピーディー(5分)・安価な食品添加物『安心村(R)』がお薦めです。野菜をはじめとする食品の安全対策に期待できます!


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光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年8月20日月曜日

熱中症と血流


熱中症弱者? かくれ脱水と基礎疾患!

総務省消防庁は、8月7日現在までの熱中症による死者が49人にのぼることを発表しました。
「最悪の場合、死に至る怖い病気。でも、正しい知識を持って対処すれば防げます」とは救急専門官の話。

 高齢になると発汗など体温の調節機能が低下します。高齢者が特に気をつけなければならないのが、自身の脱水状態に気づかない「かくれ脱水」の存在です。「暑いと感じる感覚も、年齢とともに鈍くなります。のどの渇きを感じていないのに、熱中症になることもある。自覚のないまま進行することもあると、まずは自覚してください」とのことです。

 また、年齢に限らず熱中症にかかりやすい“熱中症弱者”の存在があります。「血糖コントロール中の糖尿病患者さんや、βブロッカーを服用している高血圧や心不全などの患者さんがそれです」と日本救急医学会・熱中症に関する委員会 三宅康史委員長(昭和大学准教授)は言います。
 なぜ糖尿病患者さんが? 「血液中のブドウ糖濃度が高いと、それを薄めようとして血管の外側から水分を取り込み続けます。増えた水分は尿として体外へ排出される浸透圧利尿が生じるため、体内の水分不足=脱水症状を招いて熱中症にかかりやすくなるのです」。糖尿病患者の自律神経系に支障があると「暑さを感じにくい」「汗をかきにくい」そうです。そして、高血圧の利尿剤はいうに及ばずですが、βブロッカーなどの心臓の機能を落とすことで血圧を下げたり心臓の負担を軽くしたりする薬の場合、「暑熱環境で体内に熱がたまると、体温の上昇を抑えるため、熱を放出しなければなりません。そのため対表面の血流を増やすことで、①皮膚から外気への熱伝導を促進し、②大量の発汗と汗の蒸発時に体から奪う気化熱で体温の低下を図ります」。体内に溜まった熱を体外へ汲み出すのが血流、汲み出しているのが心臓のポンプ機能、その心臓ポンプ機能を落としてしまうのがβブロッカーですからよけいに熱中症にかかりやすくなるのです。


■熱中症と血液循環

気温が高くなって体温が上がると、自律神経の働きにより、発汗および皮膚血管の拡張が起こります。また、末梢血管に多くの血液を分布させて熱の体外への放出を増やし体温を低下させるという生体生理現象が現れます。
 発汗が多量になると、体内の塩分濃度の減少に伴い、筋肉が硬直、痙攣したりします。また、自律神経は体内の塩分濃度を保つために発汗量を制限(少なく)します。屋内では汗が気化できずに流れ落ちるだけで気化熱が発生せず、体温を体の外へ放出することができないため、体内に熱がこもります。

熱中症→循環機能異常!

血液中の酸素濃度が低下すると、唇や爪の色が紫色になります(チアノーゼ)。通常、健康な人の血液では、酸素とヘモグロビンが結合していて、それが血液の赤い色をつくっています。しかし、熱中症で体温調節が限界を超えると皮膚血管の拡張のために皮膚に血液が集中し、発汗などのため血液粘度も上昇し血流障害を起こします。重症の場合、心負担→血圧低下→チアノーゼを経て虚脱状態や意識障害などになります。そして、血栓症を発症する場合もありますから、脳血管障害、心機能障害をはじめ高齢者や基礎疾患を持っている方はより注意が必要です

【熱中症対策】

夏のこの時期、炎天下でもエアコン環境の中でも、体温調節異常→循環機能異常が起りうることは、十分考えられます。実際、家の中でも就寝中に熱中症が起きています。
 また、血流障害による夏の血栓症は冬より多いという調査報告もあります。暑さでだるくなり、食欲がなくなり、あっさりしたものや清涼飲料水、アルコール類ばかりを摂っていると、体内でエネルギーに変える栄養素やタンパク質が不足し、体がだるくなったり、疲れやすくなったりして夏バテ症状を引き起こすことになります。

 熱中症による血流低下→酸素供給低下が気になる人や、基礎疾患を持っている人は、多めの水分で「霊芝」を飲むことをお薦めします。
 また、食欲減退からくるエネルギー産生不足には、霊芝・コエンザイムQ10・L-カルニチン・α-リポ酸の4つの生薬・栄養素を補給してエネルギー産生を促進させることで、基礎疾患やかくれ脱水など熱中症弱者の熱中症対策に期待ができます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ


2012年8月12日日曜日

オリンピック、アスリートとストレス


オリンピックの憂鬱?

さまざまな競技で熱戦が続いたロンドン五輪もいよいよ閉幕。波乱があったり期待以上の結果が出たり日本選手の結果もさまざまでしたが、出場するトップアスリートは大会期間中、心身ともにストレスのかかる状況に追い込まれています。普段と異なる環境で試合に臨むことが多い状況だけに、最高のパフォーマンスを発揮する上で最も重要なのが、大会中の体調のコンディションです。
 JOC(日本オリンピック委員会)が行った調査によると、国際大会期間中にアスリートがかかる病気のうち、かぜ症候群が全体の35.2%を占め、国際大会期間中アスリートの3人に一人は風邪で体調を崩していることがわかりました。
 アスリートは体力があるため、病気に強いという印象を持っている人も多いと思います。早稲田大学スポスポーツ科学学術院・赤間高雄教授は「確かに、アスリートは体力がありますが、それはパフォーマンスに影響する“行動体力”であり、病気と戦う“防衛体力”(免疫力)は一般の人と同じか、それ以上に低くなっている場合もある」と述べています。風邪には、ウイルス性普通感冒、インフルエンザ、細菌感染症の3タイプがありますがが、ウイルス性普通感冒には対症療法しかなく、免疫によって治癒します。同教授によると、アスリートの2人に一人は免疫力の低下を実感しているそうです。また「免疫力が下がったと感じることはよくありますか?」という質問をしたところ、「よくある」「ときどきある」という回答が全体の54.6%を占めているそうです。
 そして、アスリートたちが、自分自身の免疫力低下を感じるきっかけとしては、「だるくなる」が71.7%と断然多く、続いて「やる気が落ちる」43.3%、「集中力が続かない」38.3%となりました。これら免疫力低下を感じるきっかけは、アスリートにのしかかる競技に対するプレッシャー(不安)や日本国民の期待からくるストレスです。だるい、やる気が落ちる、集中力が続かない、などはまさにストレスの主訴です。メダルにあと一歩、この場合重要なのはストレス対策だったのです。技術と体力は十分なのですから・・・。

■アスリート、本当のライバルはストレス

 どんなスポーツであっても結果を求められます。この結果に捉われてしまうあまり、これがストレスになって“パフォーマンス”の質が低下します。そして本来持っている力を発揮できなかったり、結果を出せなかったり・・・というのはよく聞く話です。

結果や期待がストレスになる!

結果に対する不安や観戦している人々の期待ストレスになって、生体反応が起ります。ストレスの刺激(物理的或は心理的)を受けると、生体反応~自覚症状や疾病が表れるのがわかっています。(7月19日号参照)

○精神神経系

ストレス⇒CRH↑⇒5-HT↓⇒精神的自覚症状↑
【関連する症状】
緊張性頭痛、偏頭痛、不眠、睡眠障害、やる気、集中力の低下など。

○筋肉運動系

①ストレス⇒交感神経↑・血管運動失調・筋肉収縮↑⇒
筋肉攣縮⇒筋肉内老廃物↑⇒筋肉痛
②ストレス⇒CRH↑⇒5-HT↓⇒慢性的な疲労
【関連する症状】パフォーマンスの低下、だるい、疲労回復の低下、慢性的疲労など(7月21日号参照)。
*CRH(コルチコトロピン放出ホルモン)というホルモンが増加してセロトニン(5-HT)放出を抑制するという変化が表れることがわかっています。CRHは、痛みや疲労、不安や恐怖などのストレスに対して、脳の視床下部や偏桃体などから分泌されます。

【運動ストレス対策】


 一般の人がトップアスリート並みのストレスを抱えることはないと思いますが、仕事で結果ばかりを気にしてストレスが溜まり仕事がうまくいかなくなることはあります。
 同様に、うつ傾向の人は他人がどう思うかと、その結果ばかりを気にする傾向があります。ストレスが精神神経系のCRH(別名ストレスホルモン)を分泌させ、セロトニン分泌を低下させます。
 セロトニン分泌の低下にはリラックスハーブ「ラフマ」が期待できます。
 また、筋肉運動系のパフォーマンス低下や慢性的な疲労は、血流と酸素の供給量不足による血管運動失調・筋肉収縮が原因です。血流不足→酸素不足には「霊芝」です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年8月9日木曜日

危険なウイルス感染


熱帯ウィルスと新感染症対策

東アフリカのウガンダで「エボラ出血熱」が発生し、感染した20人のうち少なくとも14人が死亡していることが明らかになりました。世界でエボラ出血熱の発生が確認されたのは09年以降で初めてです。
 エボラ出血熱は7月初めに発生しましたが、原因が致死率の高いエボラウイルスだと確認されたのは27日になってからでした。そのため、原因特定前に感染がかなり拡大している恐れもあり、現在WHOなど国際的な保健当局者が対応に動いているそうです。
 現在、米国など他国への拡散が懸念されていますが、専門家は現在の大発生が米国に広がる恐れはないと見ているようです(過去には米国で輸入された研究用の猿が原因の感染あり)。

また、赤道直下の熱帯モンスーン気候のシンガポールでは、近年、ネッタイシマ蚊などによって媒介される感染症「デング熱」が流行の兆しをみせています。デング熱は蚊の発生に伴って増加し、流行周期は約5年ほどであるといわれています。

 そして、忘れてはならないのがインフルエンザです。
 7月31日、コロンビア大学の研究者らは、人間を含んだ哺乳類に大きく影響を及ぼす新型インフルエンザの研究結果を発表しました。この変異型インフルエンザウイルスは、予想外のところから病原菌が発見されており、パンデミックになる可能性が高いと警告しています。
発見されたのは昨年9月、ニューイングランドの海岸で162匹のアザラシの赤ちゃんが謎の死を遂げ、大半が肺炎や皮膚病に感染していたのがきっかけでした。研究者たちが5種類の海洋哺乳類を解剖したところ、鳥インフルエンザが変異した新たなインフルエンザウイルス「H3N8型」が発見されました。研究者の一人であるコロンビア大学のイアン・リプキン教授は、「アザラシから鳥インフルエンザウイルスが見つかったのは新しい発見だ。鳥インフルエンザが、哺乳類の受容体に結合することができる変異型になったということなのだから」と述べています。また、研究者らは「このインフルエンザは重篤な症状を引き起こす可能性が高い。H5N1型鳥インフルエンザウイルス(2003~2004年に東アジア養鶏場をもとに流行したもの)はヒトに感染した例もあるため、今回の変異型にも注意が必要だ」と呼び掛けています。

 変異ウィルス化しているインフルエンザですが、まん延の恐れのある感染症については日本国内でも対策を進めています。今年5月に公布された「新型インフルエンザ等対策特別措置法」の有識者会議が7日に開催されました。危機管理のための新型インフルエンザ及び全国的かつ急速なまん延の恐れのある新感染症対策の強化を図り、国民の生命及び健康を保護し、国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最小となるようすることが目的だそうです。

 インフルエンザに限らず「新感染症対策」としているところが、さまざまな熱帯性の強毒ウィルス感染も身近になっている表れでもあります。

■ウィルス感染への対策

ウイルス侵入経路の上気道(鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭まで)では、粘膜免疫を初めとするウイルス対策機能が働いています。ウイルスに感染するか、しないかはこの場所にかかっているのです。しかし、上気道の粘膜免疫に関わる粘膜は、乾燥に非常に敏感になっています。そして、この上気道でのウィルスの不活化が有効となります。
 インフルエンザやその他のウイルスは、免疫機能のバランス・体力の低下が心配な年配者や幼児、妊婦などが感染すると、肺炎敗血症を起こし治療も難しくなります。また、感染すると末梢血管を含む微小循環にも影響を与えます。

●感染対策1:ウイルスの不活化

ウイルスは、鼻や口から侵入し、上気道で感染します。まずのどでウイルスを不活性化させるためには「のど飴」のような形態が有効です。
 「レイシセンダン葉のど飴」は、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で、きわめて高い有効性を示したデータが確認されています。上気道でのウイルス阻止にお薦めの商品です。

●感染対策2:粘膜免疫の保護

口呼吸になってしまう就寝時(特にこの時期のエアコン使用時)は、上気道を乾燥させ粘膜免疫に悪影響をあたえます。
 対策としては、就寝時に霊芝粒を1つ口に含むのがお薦めです(粒の表面にキズをつけるか半分に砕くとより効果的です)。モノ(霊芝粒に限らず小石でも)を口に含むことによって無意識に口は閉じられますので、口内やのどの乾燥を防ぎます。さらに、霊芝の爽やかな苦味が唾液の分泌を促すとともに、気道の粘膜免疫の機能も高められます。

●感染対策3:霊芝の免疫調整作用

霊芝は免疫系に対して調整的な双方性があるため、さまざまな免疫失調症に対する効果が期待できます。特にリンパ球増殖の調節、免疫因子産生の促進、マクロファージ及びNK細胞の活性化、造血芽細胞の促進などの作用によって、生体の免疫バランスが保たれ、生体機能の維持などに有効性を発揮すると期待されています。

●感染対策4:微小循環の保護

インフルエンザ脳症の症例では、「サイトカイン」(免疫システムの細胞が産生するたんぱく質性因子で、それに対するレセプターを持つ細胞に情報伝達し、細胞の増殖・分化・機能発現を行うもの)が発症に関与していると推測されています。 ウイルスに対する炎症反応で、生体がサイトカインを産生し、血管内皮細胞損傷や毛細血管の透過性の増加などが考えられています。毛細血管の透過性が増すと血液中の成分が滲出(漏れ出)したります。
 フラボノイド配糖体の一種「ルチン」は、この透過性を正常に保ちつつ血管壁を強化します。

●感染対策5:体力の強化

高齢者や基礎疾患がある人は、体力が低下しているとウイルスに感染しやすく、また、ウイルスに感染し発熱や自覚症状を伴うと体力が奪われます。
 体力の低下は感染を進行させ、完治が遅くなります。そこで前回取り上げた「ミトコンドリアスクエア」霊芝、コエンザイムQ10、L-カルニチン、α-リポ酸の補給によるエネルギー代謝サイクル)により、エネルギー産生を促進させることが大切になってくるのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年8月3日金曜日

緊張性(緊張型)頭痛

疲労感を伴う緊張性頭痛はストレス性

 緊張性頭痛は、最も一般的な頭痛のタイプで、その痛みは首・後頭部・眼・体のその他の筋肉に広がっています。緊張性頭痛は頭痛の約90%を占めており、人口の約3%は慢性的緊張性頭痛を持っているといわれています(ウィキペディアより)

〇緊張性頭痛の特徴

男女の性別は関係なく中高年に多くみられます。症状は片頭痛に比べて長く続くのが特徴です。多くの場合は睡眠不足が続いたり、あるいは心配事が頭から離れなかったりするとひどくなります。また、生活環境の変化に伴って増加することが多くみられます。

〇緊張性頭痛に伴う他の症状

持続的に首筋が張る、肩がこるなどとともに、徐々に始まる頭痛、後頭部の鈍痛などが多くみられます。人によっては、痛みよりも“重い”感じ、何かをかぶった感じと訴えることもあります。その他、フワフワしためまいがしたり、目が疲れやすい、だるく何もしないのに疲れる、など疲労感を伴うこともあり、症状は多岐にわたります。


〇緊張性頭痛の原因

 緊張性頭痛は、原因となるストレスの種類によって二つに大別されます。不安やうつ状態などが長期間続くと、“精神的なストレス”がたまり、神経や筋肉の緊張が高まります。すると、痛みを調整する脳の機能が働かなくなり、頭痛が起こります。

また、現代のIT社会における“テクノストレス”があります。ここで頭痛の原因となるのは、主に不自然な姿勢の継続から起こる、筋肉へのストレスです。 また、パソコン画面のスクロールを長時間、目で追う作業は、無意識に一定方向への偏った眼球運動によって眼筋が負担を感じて疲労します。テクノストレスがさらに強くなると精神的なストレスも大きくなり、その影響で狭心症や胃潰瘍などになることもありますので、頭痛はまだ初期の症状とはいえ、この段階でうまく対処し、慢性化や症状を進行させないよう、注意する必要があります。



【緊張性頭痛対策】

緊張性頭痛などの精神的なストレスで誘発される頭痛に対しては、鎮痛剤で効果が出ない場合、病院では軽い抗うつ薬や抗不安薬が使われます

 また、市販の頭痛薬は、初期の段階では有効なときもありますが、飲み過ぎると頭痛をさらに慢性化させることにつながるので、注意が必要です。

慢性的な頭痛は睡眠障害にも影響します。リラックスハーブ「ラフマ」はセロトニン神経に影響を与え、「質の良い眠り」を演出します。また、交感神経の緊張をほぐす、細動脈の拡張改善効果から緊張性頭痛に期待がもてます。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ

2012年8月1日水曜日

うつ病の投薬に警鐘!


安易な薬使用に警鐘!

「うつ病治療」に学会、初の指針

うつ病を適切に診断して治療つなげるようと、日本うつ病学会は7月26日、医師向けの治療指針をまとめました。うつ病の治療指針は初めてで、学会として勧める診断、治療法を示しています。患者数が増え続ける中、治療法の目安を示すことで、問題になっている誤診や安易な薬物治療をなくすことをめざした指針とのこと。

 うつ病は、社会的に広く知られるようになった影響や長引く不況などで患者数が急増。厚生労働省は、2008年に70万人を突破、約10年で3倍に増えたと推計しています。国内では、うつ病を含めた気分障害の薬物治療に限った指針(03年改訂)しかなく、うつ病の診断・治療に役立ち、最新データを踏まえた指針が必要との声が上がっていました。

 指針では、軽症の場合、抗うつ剤を使った治療の有効性について、科学的根拠が不十分として「安易な薬物療法は厳に慎まなければならない」と明記しました。中等症・重症では、1種類の抗うつ薬を十分な量と期間で使うことを基本として、合理的な理由なく、複数の抗うつ薬を使うべきではないとしています。また、治療ごとの特徴も説明。うつ病かどうかを診断する際に、患者に聞くべき情報の目安も示し、そううつ病や不安障害、発達障害などと誤診しないよう、受診時の症状や睡眠の状態だけでなく、病気になる前の性格の傾向、職場や学校での状態を、本人だけでなく家族らにも確認することが望ましいとしました。学歴、職歴、婚姻歴の確認も必要とするそうです。
 また、最近、注目を集めている若者特有の「新型(現代型)うつ病」については、今回の指針の対象外としました。出社はできないが、旅行や飲み会などの余暇活動は楽しめるという症状ですが、指針では「マスコミ用語であり、精神医学的に深く考察されたものではない」「医学的知見の明確な裏打ちはない」と記述。何らかのケアが必要な場合もあるが、現時点で明確な分類、定義はできず、科学的に根拠のある治療法はないと判断しました。

■生活環境ストレスと疲労

 疲労は、老若男女を問わず生活の中で感じる「生活環境ストレス」がその原因の一つになっています。生活環境ストレスが継続・重複すると脳の神経に乱れが生じ、日中活発な交感神経が夜になっても静まらず、夜に働く副交感神経が夜になっても機能せず睡眠障害を起して、寝ても疲労が抜けない状態になります。

【5つの生活環境ストレス】

①人間関係や仕事上感じる精神的なストレス

職場や家庭、友人関係等の人との付合いの中で感じる不協和音や仕事のプレッシャーなどから生じる精神面のストレス。

②過重労働などによる身体的なストレス

残業などの過重労働やスポーツのオーバートレーニングなど、体を酷使することで起る身体面のストレス

③紫外線や騒音などによる物理的なストレス

細胞内のタンパク質や遺伝子を傷つける強い紫外線や騒音、季節ごとの暑さや湿度の高さ、寒さなどの物理的なストレス。

④化学物質や残留農薬などの科学的なストレス

新築住宅で問題になりがちなホルムアルデヒドや野菜の残留農薬など、化学物質によるストレス。

⑤ウイルスや細菌感染などの生物学的なストレス

かぜやインフルエンザ、O-157、寄生虫などの人間を脅かすさまざまなウイルスや細菌への感染よってもたらされるストレス。

【疲労対策】

 生活環境からのストレスは、精神的・肉体的な疲労の複合型です。そして、気力や活力の低下、睡眠の質の低下を引き起こします。神経伝達物質・セロトニンの産生促進に関与するリラックスハーブ「ラフマ」は、睡眠を司るメラトニンというホルモンの分泌促進に影響し「睡眠の質」改善に期待ができます。

 また、肉体的疲労の原因となるエネルギー産生の低下には、霊芝・コエンザイムQ10・L-カルニチン・α-リポ酸を補給して、エネルギー代謝サイクル「ミトコンドリアスクエア」を効率的に機能させましょう。


★霊芝 ⇒血流を良くし、酸素の供給量をアップ。
★α-リポ酸 ⇒糖を加工し燃焼しやすくする。
★L-カルニチン ⇒ミトコンドリアへ脂肪を取り込む
★コエンザイムQ10 ⇒エネルギー産生を促進する着火剤


いつもありがとうございます。
愛・感謝 五月雨ジョージ