2012年11月28日水曜日

ミトコンドリア・対策編①


メタボの秋~冬、その対策!

味覚満載の食欲の秋も終わり、冬本番をむかえています。この時期心配なのは“メタボ”です。

メタボという言葉を聞くと「肥満」を連想する方が多いと思いますが、“メタボリック”という言葉は、本来“代謝”という意味です。そして、メタボリクックシンドロームとは「代謝症候群」という、代謝の異常によって起こるさまざまな病的変化のことです。
 糖尿病、高脂血症、高コレステロール、高血圧、動脈硬化といった病気は、代謝が原因で起こる場合も多々あります。これらがさまざまな形で組み合わさったメタボは、心筋梗塞、脳梗塞などの心臓や血管の循環器系統に異常を引き起こすので、その対策はとても重大です。

 正に「肥満は万病のもと」といえますが、体に悪いのは皮下脂肪ではありません。むしろ“内臓脂肪”のほうが危険です。メタボの日本の解釈は「内臓脂肪症候群」です。しかし、メタボを心筋梗塞や脳梗塞ほど重大な病気と考えている人はほとんどいません。その原因は、内臓脂肪が増えただけではすぐに目に見える症状が出ないところにあります。
 どこか体調が悪ければ病院に行く人は多いと思いますが、本質は代謝のバランスが崩れているところにあるため、個別に治療を試みてもうまくいきません。内臓の脂肪代謝に関係してくるのはエネルギー代謝であり、細胞内小器官・ミトコンドリアでエネルギーを充分に産生できないことが問題なのです。メタボリックシンドロームは、ミトコンドリアの機能低下が原因で起こるもっとも重大な病気のもとなのです。

 メタボの解消・予防には、ミトコンドリアを活性させてエネルギー代謝率を上げ、内臓脂肪を減らすことのが唯一の方法であるといっても過言ではありません。

 今号より、基礎講座として「ミトコンドリア活性・対策編」をお送りいたします。

※ノロウィルス 大流行の兆し!

ノロウイルス患者は、過去10年で最も流行した2006年に次ぐペースで増加しており、厚労省は注意を喚起しています。
 「手洗い」「うがいの励行」が基本なのは当たり前ですが、康復医学学会が推奨するノロウイルス感染防止のポイントは、「患者の嘔吐物」や「おむつ・下痢などの排便」の始末に関しての注意です。ウイルス飛沫が大きな感染源になるからです。
 その予防には、ペーハー値の高い焼成カルシウム(原料:貝殻、pH12.4)などの使用を呼びかけています。水に溶かした焼成カルシウムを撒いて嘔吐物や排便を取り除いた後、その場所に再度噴霧することを進めています。他の薬品などに比べ安全性が高く、持続性があることが、焼成カルシウムを推奨する理由です。


細胞内器官ミトコンドリア・対策編①

■微小循環とミトコンドリア活性

前回までのシリーズ「細胞内器官ミトコンドリア」で、ミトコンドリア内でのエネルギー代謝の低下が、老化や健康寿命だけではなく慢性的な疲労やメタボ・美容など多岐にわたって関係している、とお伝えしてきました。
 そして、これらの対策として有効なのが、微小循環対策ミトコンドリア活性にあることを訴えて来ました。

ミトコンドリア活性に必須な栄養素!

エネルギーは貯めておくことはできないので、常に効率よく産生できる状態にしておくことが元気に活動するポイントです。そのためには、微小循環の環境を良好に保つことが条件となります。
 その基本は、酸素の供給量UPに影響する生薬「霊芝」の摂取です。さらに、必要な栄養素として必須なのが、ブドウ糖を効率よくミトコンドリアへ送る「α-リポ酸」、脂肪酸を送り込む「L-カルニチン」、そしてエネルギー産生の着火剤であり電子伝達系の要でもある必須栄養素「コエンザイムQ10」です。

 霊芝を除く上記栄養素は、体内で合成されるものですが、加齢や疾患、生活習慣、ストレスなどによって、それの産生量は減少してしまいします。食事だけでは必要量を充分満たすことは難しいので、日常的にサプリメントで補給するのが良いでしょう。
 これらの栄養素は、炭水化物や脂肪などの栄養素をミトコンドリア内でエネルギーに変えるために働いています。また、生薬「霊芝」は、微小循環の末梢血管血流を改善して、全身組織への酸素の供給量を上げる働きが認められています。だから、霊芝はミトコンドリア活性に影響を与えるのです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ



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