2013年2月2日土曜日

疲労とその対策⑧


★緊急報告その2★ 中国発生源の感染症で国内初の死者!!

恐れていた脅威が現実のものとなりそうです。厚生労働省は、中国で09年ごろから発生が報告されていたダニが媒介するウイルス感染症で、昨年秋に山口県の成人女性一人が死亡したと発表しました。この病気は「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)で、国内での確認は初めてとのことです。患者には発熱や嘔吐、血小板の減少などがあり、最近の海外渡航歴はなく、明確なダニのかみ痕も確認されませんでしたが、血液からこのウイルスの遺伝子が見つかりました。
 この先、中国大陸からは汚染物質だけではなく、黄砂がウィルスや病原菌などを付着して飛来することが十分に考えられます。中国での致死率は12%とのことでしたが、今回の日本人の場合、発症から1週間という速さで亡くなっています。

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■良質な睡眠はがん細胞を抑制する

脳内神経伝達物質のメラトニンは、眠りをうながすホルモンです。メラトニンは日中の明るいうちはほとんど分泌されませんが、暗くなると分泌量が増えます。すると体温が下がり眠りやすい体内環境を整え生体リズムを作るのです。
 また、メラトニンは、自律神経系の働きにも影響を与えます。交感神経が優位になるのはメラトニンの分泌量が少ない日中で、体は外界からの刺激に即応できるよう活動モードになります。これに対して副交感神経は、メラトニンの分泌量が増える睡眠中や、リラックスしていときに優位になります。すると、「アセチルコリン」という神経伝達物質が分泌されて、心拍数、呼吸数が減り、血圧も下がります。さらに、血管が拡がるので血行もよくなり傷ついた細胞の修復や、タンパク貿の代謝が進みます。
 注目すべきは、この細胞修復とタンパク質の代謝です。細胞は、活性酸素に攻撃されると老化が進みます。細胞のなかには遺伝情報を収めた核があり、細胞が傷つくと遺伝子にも狂いが生じ、そのまま放置されることで異常な細胞が複製され、やがてがん細胞へと成長してしまいます。がん細胞は毎日、何千個も生まれていますが、それが成長してがんを発症するか、それとも消えていくかの違いは、眠っている問の修復作業にかかっているのです。


康復医学の基本 疲労とその対策⑧

■睡眠の重要性:セロトニンとメラトニン

 メラトニンは脳の松果体から分泌され、体の日内リズムを調整しているホルモンです。不眠や時差ぼけの改善や抗老化作用があります。メラトニンは年齢とともに減っていきますが、ストレスやうつでも減少します。
 松果体内には、他の脳内部位の50倍ものセロトニンが存在し、そのセロトニンを原料としてメラトニンを作っています。脳の入り口には「血液脳関門」という関所があり、ここからは通常の抗酸化物質も入り込むことはできません。したがって、現段階ではどんな抗酸化物質も脳内では威力を発揮できないのです。しかし、セロトニンを原料とした脳内最強の抗酸化ホルモンのメラトニンは、この脳関門を容易に通過して様々な効果を発揮することがわかっています。

メラトニン産生だけではないセロトニン神経

メンタルバランスを保つ! 
 人はストレスなどの外因・内因的な影響を受けて、高揚したり、落ち込んだり絶えず変化しています。しかし、その振り幅が大きすぎたり、継続すると「うつ」へと向かいます。セロトニン神経は、そのバランスを整えます。
自律神経の調整! 
 心機能、血圧、代謝、呼吸などを管理する自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスがシーソーのように保ちながら、強くなったり弱くなったりを繰返しています。このバランス保つのがセロトニン神経です。
痛みの感覚を抑える!
 感覚に対しては、興奮ではなく抑制する作用があり、特に下行性疼痛抑制系などに関わり鎮痛効果があることは知られています。ひざ・腰の痛みはセロトニン神経機能低下のため痛む場合があります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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