2013年4月25日木曜日

最悪の老化物質「AGE」⑰


AGEとNO(一酸化窒素)

 2型糖尿病は、インスリン抵抗性が原因で血糖値が高くなる疾病ですが、現在では血糖値の増加による直接的な死亡はほとんどありません。糖尿病による死亡の原因は、動脈硬化による種々の合併症によるところが大です。

 糖尿病の三大合併症として知られるのは、激しい痛みなどを伴う網膜症、腎障害、神経障害です。これらの合併症は細小血管障害によるものです。一方、大血管障害としては、心筋梗塞、脳梗塞、壊疽など種々ありますが、いずれも血管障害です。高血糖や糖尿病病態では、AGE(終末糖化産物)が顕著に増加し、これが血管の内皮細胞を障害します。

 血糖値が高くなると、まずブドウ糖(グルコース)とタンパク質が酵素によるところなく結合し、反応が進んでAGEを生じます。そして、AGEの特徴は、受容体が存在することです。この受容体RAGEは、少なくとも4種類の存在が知られており、血管内皮細胞やマクロファージその他に発現してしまいます。例えば、内皮細胞上の受容にAGEが結合すると、内皮細胞は糖化ストレスを受けます。内皮細胞が糖化ストレスを受け内皮細胞が障害されると、血管の緊張増加による血管収縮、動脈硬化、血栓形成などが生じ、これらの原因によって臓器の血流障害が生じ、臓器機能不全となり、合併症が誘発されることになります。通常、NO(一酸化窒素) はこれを抑制しますが、AGEにより内皮細胞の機能が障害し、NOの産生そのものが低下したり、NOが活性酸素によって活性が低下すると血管障害が進行することになるのです。


最悪の老化物質「AGE」⑰

■対策:AGEによる微小血管障害

AGEによる血管障害は、微小血管障害から、太い血管へと進行していきます。微小血管障害とは毛細血管レベルの血管がおかされる病態で、腎障、網膜症、神経障害などがあります。太い血管は、脳卒中、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などへ進行します。

対策のポイントは、血管内皮細胞!

 血管内皮細胞は、通常は微小循環を円滑に維持しています。しかし、高血糖によりAGEが増加す血管内皮細胞が阻害され、NO(一酸化窒素)の産生が低下し、血管が収縮し炎症を起こし易くなります。そして、血栓が形成され易い血管になってしまうのです。

※血小板の表面は糖たんぱく質に覆われていて、血管内皮細胞は陰性荷電を帯びています。そのため正常な血管内では、血小板と血管内皮細胞は結合しないので、血小板凝集は起こらないようになっています。
※血管内皮細胞は、糖化や酸素ストレスにより強くダメージを受け、血管透過性が亢進したり微小血栓を形成したりして微小循環障害を起こします。

霊芝とNO(一酸化窒素)

 霊芝は、血管を円滑に維持する血漿一酸化窒素を産生させる可能性を有するデータを持っています。
霊芝の患者血漿一酸化窒素産生への影響

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 康復医学学会では、AGE対策として安全で無理なく糖質制限ができる甘味調味料『甘みストレスフリー』を推奨しています。この商品の主原料はアミノ酸で“糖質ゼロ”。安全性も確認されています。リラックスハーブ「ラフマ」と一緒に摂ることで「睡眠の質」の改善にも影響を与えます。
 AGEは微小循環に障害を与え、さまざまな症状や疾病を生じる元凶です。このような微小循環の血管障害に対しては、康復医学学会が研究を続けている「霊芝」が有効なデータを持っています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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