2013年5月2日木曜日

最悪の老化物質「AGE」⑲


“依存症” セロトニンとドーパミンの関係

中枢神経系に存在する神経伝達物質の「ドーパミン」は、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもあり、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わります。
 ドーパミンがバランスよく分泌されている状態では、難しいことや嫌なことに対してもやる気を出し続ける状態を保つことができます。その意味で、ドーパミンは重要です。

ドーパミンのもう一つの特徴は「快感」を求めることです。たとえば、スリルを味わった時、“怖か“もう一度”という心理状態に関わっているのがドーパミンです。ドーパミンの影響によって、人は快感・快楽を求めます。
ったけどもう一度体験したい”という心理状態になる人がいます。恐怖感とともに「快感」もあったということです。この

 ドーパミンの分泌により快感・快楽を得たことは、「海馬」という脳の組織に記憶されますが、あまりにも快楽を追求する心理状態が続くと、依存症に陥ってしまいます。薬物をはじめ、酒、タバコ、ギャンブル、そして糖分に対する依存症などが典型的な例です。ドーパミンがバランスよく分泌されるのは、もちろん望ましいことですが、快楽を求めるあまり収拾がつかなくなってしまうのです。

 逆に脳内のドーパミン濃度が低下してしまうと、物事への関心が薄らぐなど精神機能の低下、運動機能の低下、性機能の低下につながります。パーキンソン病(症状として震え、動きにくさ)の患者はドーパミンの減少が原因だということがわかっています。

 そして、ドーパミンの分泌を調整するのが神経伝達物質の「セロトニン」です。セロトニンは、ドーパミン以外の神経伝達物質の情報もコントロールし、精神を安定させる作用があります。そのため、セロトニン不足に陥ると、不安や恐怖を克服できにくい状態になります。些細なことにも不安や苦しみを感じ、一方で快楽・快感への欲求が止められなくなり、結果的に感情を抑制できなくなって依存症や過食などに進行するのです。


最悪の老化物質「AGE」⑲

■対策:糖分依存症とドーパミン

糖分による依存症のメカニズムは、コカインやモルヒネなどの麻薬性物質を投与した時と同様です。糖分摂取によって脳内で快楽物質のドーパミンが放出され快感が得られます。この快楽を求めて糖分への欲求が増し、依存形が形成されるのです。

 糖分を過剰に摂取すると、ドーパミン神経からドーパミンが放出され、それがドーパミン受容体に取り込まれて“快楽”を得ます。この快楽に溺れて糖分を摂取し続けるとドーパミンが増えます(上左図)。すると今度は、過剰なドーパミンのバランスを調整しようとして受容体の数を減らます(上右図)。その結果、今までの糖分摂取量では満足感が得られなくなるので量が増えてしまい依存状態に進行するのです。
 この状態になってしまってから急激に糖分の摂取を制限すると、ドーパミン系の神経伝達が低下した状態のままになっているため、「離脱症状」に陥ってしまいます。
※離脱症状:薬物接種を止めようとするとき、不快な身体的・精神的症状に襲われる状態。

ラフマのモノアミン神経伝達物質に対する影響

≪ラフマのセロトニン(5-HT)・ドーパミン(DO)・ノルアドレナリン(NA)への影響≫
 *イミプラミン:第一世代の三環系抗うつ薬  *p<0.05、**p<0.01vs対照組

 以上の実験により、ラフマは、ドーパミン・ノルアドレナリン及びその代謝物(DOPAC)に影響し、その強さはイミプラミンとほぼ変わらない程であり、短期間でも作用が見られた。
 用量について:低ラフマ用量組は2週間で作用し、高用量組より作用の強いことが判明された。一方、5-HT及びその代謝物(5-HIAA)に対して、イミプラミンと同様に低、中用量のラフマは増加作用を有することが確認された。

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 セロトニンは“質の良い睡眠”を演出しますが、そのほか広範囲に重要な影響を及ぼしています。ドーパミンやノルアドレナリンなど他の神経伝達物質の分泌を調整する働きがあり、過剰な分泌を抑えるため、ドーパミンの異常分泌の抑制にも期待がもてます。
 康復医学学会が研究を続けているリラックスハーブ「ラフマ」は、このセロトニンの分泌促進に影響を与えます。
 また、同学会が研究開発に協力した甘味調味料『甘みストレスフリー』は、“糖質ゼロ”なので、糖分制限が必要な人の甘み欲求に対するストレス軽減にも役立ちます。


いつもありがとうごいざいます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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