2013年8月4日日曜日

高血圧と特系霊芝

夏の高血圧と頭痛

夏は気温が高く血管が拡張しますので、高血圧の人でも、いつもより低めの血圧値が出ることがあります。逆に、暑さで多量の汗をかき、体の水分が失われて血液粘度が高まり、血圧が上昇しやすくなる季節でもあります。

 熱中症対策として、水分や塩分、ミネラルの補給の重要性が言われます。しかし、塩分の摂り過ぎには注意が必要です。汗をかいた皮膚をなめると塩辛いですが、汗をかき続けていると、そのうちに塩辛さがなくなります。これは、一度出た汗の塩分が皮膚から再吸収されるからです。よほど激しいスポーツや肉体労働で一時的に大量の汗をかかない限り、汗をかいたからといって、塩分不足を心配する必要はありません。水分補給の際に飲むスポーツドリンクにはナトリウムが含まれていますので、たくさん飲むと塩分をとり過ぎてしまいます。普通の日常生活であれば、水分補給だけで十分です。

 お年寄りの場合は、のどの渇きを感じにくいので、水分の摂取量が少な過ぎて脱水症状を起こしやすくなります。のどが渇いていなくても、意識して、こまめに水分をとるようにすることが大切です。

 そして、冷房の効いた場所から外に出る時にも注意が必要です。急激な気温の変化につれて、血圧も上下しやすくなるからです。さらに、血圧変動の幅が大きいと頭痛が起きやすくなります(起床時にも起こります)。これは、急に血圧が上昇すると脳の血管内の血液量が急に増え、血管が拡張して神経が刺激されることで頭痛として感じるのです。この頭痛症状は正常血圧の人でも起こり得るものですが、高血圧の人は正常血圧の人に比して頭痛が起きやすい状態にあります。

 高血圧の約90%を占める本態性高血圧(原発性高血圧)と呼ばれる原因不明の高血圧は、ストレス・肥満・喫煙・過度のアルコール摂取・塩分過多などから微小循環の血流低下を引き起こし、高血圧の発症原因になっていることが知られています。

 高血圧の頭痛の中には危険な頭痛もあります。頭痛が続くならば病院で診てもらうことが肝心です。治療せず放置し続けると、脳卒中・動脈瘤・心不全・心筋梗塞・腎障害のリスクが高くなります。高血圧と診断されている人は、適切な治療と微小循環の血流の改善を中心に対処して下さい。


■高血圧と特系霊芝

康復医学学会の主要研究テーマ「HM-3000(特系霊芝)」には、夏場の高血圧対策として期待できる下記のようなエビデンス(科学的根拠)があります。(『霊芝研究・1』 P215)

●血液粘度の降下作用

33例の霊芝使用組は投薬前後の比較より、全血比粘度の高切変値*、低切変値、血漿比粘度共に減少した。投与2週間後の高切変値の下降例は26例(78.8%)、低切変値下降例は24例(72.7%)、血漿粘度下降例は26例(78.8%)で自身対照のt検定**で顕著な有意差(P<0.01)があった。へマトクリットと血液沈降度は大きな変化はなかった。
*【高切変値】 赤血球の変形能の値  **【t検定】 統計学的検定法の総称


●血圧の降下作用

投与前、後の脈拍数に変化は認められなかった。但し33例中、抗高血圧剤を使用していない例は17例あり、投与後収縮期、拡張期の血圧が下がり、t検定で有意差が認められた。このことは霊芝に降圧作用があることを示している。


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 血液粘度の増加は多因性の変化が原因として考えられ、赤血球数過剰、赤血球変形力低下、血小板凝集能過剰、高脂血症等が上げられる。霊芝エキスは高血圧や高脂血症の患者に対する降血圧、降トリグリセリド(中性脂肪)、降コレステロール作用が認められた。また、霊芝はフィブリン血栓形成を抑制、老化赤血球変形能を高めることが証明された。結果、霊芝には血液粘度の高い患者の血流力学状況を改善し、心臓、脳の血液循環を促進し、血栓形成を防ぎ、心臓、脳血管疾患の発生を抑制する臨床価値が認められる。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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