2013年9月7日土曜日

血栓症

血栓症と血管内皮細胞

心臓や脳血管などのトラブルは、血管内にできた血液の塊「血栓」が引き起こします。そして、こ
れに拍車をかけるのが高血圧です。高血圧は血管壁に過剰なストレスを与えるので、血管障害を促進する重要な要因のひとつと考えられています。
 血圧が高い状態が続くと、血管はその圧に負けまいとして壁の厚さを増してきます。また、血管の内腔をおおっている血管内皮細胞は直接高い圧にさらされるため、小さな傷ができたり、血栓を抑制する機能などが低下します。すると、血管壁に慢性的な炎症反応が生じ、血栓ができ易くなります。また、白血球やコレステロールなどが血管の内側の層に集まってきて動脈硬化が進行し、血管の狭窄も起ります。この血管内皮細胞に関しては、炎症反応を抑えることで老化を遅らせ、平均寿命を3割伸ばすことに成功したマウスのデータなどもあり、アンチエイジングにも期待されています。
 このような血管の障害は、特に脳、心臓、肺、腎臓の血管に起こりやすく、その結果、心臓病や脳卒中、肺塞栓、腎不全などの合併症が引き起こされます。もちろん、これらの疾患が突然発症することはないのですが、微小循環領域では、早い段階から血流の障害が起こり始めています。原因不明とされる本態性高血圧(高血圧の95%を占める)も、微小循環での血流が滞ることが原因で血圧が高くなるのです。

 今年は残暑の厳しい毎日が続き、熱中症がニュースになっていますが、もう一つ気をつけなければいけないもの、それが「血栓症」なのです。発汗により血液粘度が上昇すると、血栓形成が促進して血管障害が起りやすくなります
 仕事の後の冷えたビールは最高の贅沢ですが、アルコールには利尿作用があり、喉が渇いている時に飲んでしまうと、体内の水分がさらに奪われ、逆に血栓症になりやすい状態を作ってしまうので注意が必要です。


■血栓症とその対策

血栓症は、糖尿病、高脂血症、動脈硬化などが引き金となります。急激な血圧低下や脱水が原因で血液の成分濃度が高くなり、血液の流れが停滞して発症することが多いのが特徴です。たとえば、夏場のこの時期に屋外の仕事やスポーツなどに夢中になり、十分な水分補給ができない場合など。このような状況では脱水症状に陥りやすく、脳や心臓に血栓が詰まり倒れる場合もあります。

血栓と塞栓

血栓症は、高血圧、糖尿病、高脂血症などが原因となります。血管の内側を一面覆っている内皮細胞がはがれて、コラーゲンを含む血管壁が露出すると、血小板が活性化され、どんどん集まってきてくっつき始めます。また、フィブリン(血液凝固に働く繊維状タンパク質で、血餅や血栓形成の主役)も出てきて、この血魂が大きくなり動脈硬化などで細くなった所に少しずつ集まり血流をせき止めてしまいます(上図)。
 塞栓は,主に心臓でできた血栓が流れてきて動脈を詰まらせることで起きます(下図)。不整脈などの心疾患などが引き金となり、過労や飲みすぎが原因となって、発作に突然みまわれます。年齢を問わず起きることが多く、若い人も例外ではありません。

特系霊芝の血栓形成抑制効果

血栓は、夜間の睡眠中、血圧の低下によって起きることもあります。血栓症は、徐々に進行していくガンなどと違い兆候が見えにくく、突然、重篤な疾患を起こし、心筋梗塞や脳内出血などで死に至るケースもあります。しかも、現代では血栓症は急速に低年齢化し、脅威は身近なものとなっています。
 康復医学学会の主要研究テーマ「HM-3000(特系霊芝)」は、血小板血栓及びフィブリン血栓を必要以上にできにくくする抑制効果があります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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