2013年10月12日土曜日

気をつけたい秋冬の食中毒

秋から冬にかけてがピーク?

「食中毒」というと夏場に多いイメージがありますが、ここ数年の「月別食中毒発生状況」(厚生労働省)をみると、9~10月の食中毒発生件数が目立っています
 2010年にもっとも食中毒の発生件数が多かった月は、10月の163件。2011年は9月の139件。2012年は真冬の12月が一番多く、10月が二番目に多い112件。このように秋口を過ぎてからの発生件数が、年間を通して上位になっています。この時期は、夏バテや秋バテで体力が落ちており、体の抵抗力が弱くなっていることも影響しています。

 国立感染症研究所細菌第一部長の大西真先生は、「秋以降に増えるというよりも、“夏に食中毒が多い”という傾向が近年崩れてきていることが理由に挙げられます。もともと夏は細菌性の食中毒が起こりやすいのですが、主な原因菌のひとつだった『腸炎ビブリオ』や『サルモネラ属菌』による食中毒の発生件数が、以前に比べて減ってきているのです」と話しています。
 秋のシーズンに食中毒の発生が目立つ原因はほかにもあるようです。「一概にいうことは難しいのですが、季節的にキノコなどの『自然毒』による食中毒が増えることがひとつ。そして、行楽シーズンということもあり、バーベキューなど衛生管理が不十分な野外での食事が増えることや、冬に細菌性のものにとってかわり増加するウイルス性の食中毒と時期的に重なることも原因として考えられます」(大西先生)。

 そして、冬に多く発生する食中毒。
 冬場、暖房が効いている室内は、人間はもちろんのこと、食中毒菌にとっても快適な環境です。食品に食中毒菌が付いていた場合、それはどんどん増えてしまいます。
 ノロウイルス食中毒は、インフルエンザなどと同じウイルスの一種が体内に入り込み感染することで発生する胃腸炎です。インフルエンザ同様、寒く、乾燥した冬の時期に流行します。年間で発生するノロウイルス食中毒のうち10月から翌年の2月の間に全体の7割が発生しています。
 ノロウイルスは非常に感染力が強いので、体内に取り込まないことが最大の予防となります。手洗いの慣行、食品の十分な加熱はもちろんですが、外出先や家族などの感染者からの二次感染を防止することが大きなポイントになります。


■食中毒菌:流通する食肉に普通に生息している!

「カンピロバクター菌」は、鶏や牛など家畜の腸に普通に生息しています。厚労省や農林水産省のデータでは、国内の農場で飼われている鶏の約3割が保菌していました。食肉処理されて流通する国産鶏肉の3割以上が、菌に汚染されているとの報告もあります。

強力な感染力、腸管出血性大腸菌

多くの細菌性食中毒では原因菌を100万個単位で摂取しないと発症しません。しかし、「腸管出血性大腸菌O-157」などは、わずか100個でも感染すると言われ、たいへん強い感染力を持っています。
 酸性条件でも比較的強く、口から入った場合でも、胃酸で殺されることはありません。冬場の低温状態にも強く、家庭の冷蔵庫の中でも生き残る菌なのです。

食中毒対策は、感染経路を断つ!

強い感染力の腸管出血性大腸菌の感染経路は、肉だけではなく野菜などにも及びます。
 野菜の場合、肥料や堆肥などから大腸菌が混入することがあります。葉ものは、大腸菌に限らず農薬・大気汚染など、様々なものが付着する可能性があります。また根菜類などは、雨による土壌からの侵入も油断できません。感染経路は経口に限られているため、感染しているものを口にしなければ感染しません

感染経路を絶つには徹底した“食品の洗浄”

食品の洗浄・除菌にお奨めするのは、康復医学学会の研究をもとに開発された焼成カルシウム商品『安心村』です。簡単(浸しておくだけ)・スピーディー(5分)・安価(30包1980円)の特徴を持つ、強アルカリ性(pH12.5)の洗浄剤です。焼成カルシウムは食品添加物としても使用されている天然素材なので安心・安全です。
『安心村』は、一般生菌・カビ菌・食中毒の原因菌などを食材から取り除き、剥がれ落ちた菌が再び付着するのも防ぎます。また、抗菌力効果で鮮度が落ちにくく食品の日持ちが向上します。
 さらに、希釈液を感染者の嘔吐物などに散布することで、空気感染による二次感染予防にも期待が持てます。
『安心村』は日本食品分析センターによる調査で、「O-157」の他「カンピロバクター菌」「サルモネラ菌」に対しての有効性が認められています。カンピロバクター菌では『安心村』各希釈液によって、30分後の生菌数が100以下に、同じくサルモネラ菌に対しても生菌数10以下に減少させるというデータ結果が出ています。その他、「大腸菌」「黄色ブドウ球菌」「白癬菌」「レジオネラ菌」「枯草菌」「真菌類」などに対する効果のデータも持っています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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