2014年2月12日水曜日

むくみと病気

ただの「むくみ」と安心できない?

人間は、4本足から2本足で立って歩くようになった動物です。2足歩行になってしまった人間の構造的な問題のひとつといえるのが「むくみ」です。

 下半身が心臓から遠くなったことで、汚れた血液を心臓に送り返して浄化させる静脈の負担が大きくなってしまいました。その結果、血行が滞りがちになり、むくみを生じやすい構造になっているのです。

 はれぼったく感じるむくみの中身は水なのですが、実は身体非常に沢山の水を含んでいます。体重の約3分の2は水が占めている程です。その水の多くは細胞の中にも血液にも含まれ、また細胞と細胞の間のクッションとなる組織にも組織液として含まれています。通常これらの水は、身体の調整機構によってそれぞれ一定に保たれています。

 むくみは大きく分けて、「一時的なもの」と「病気などが原因のもの」の二種類があります。
 たとえば、一日中立ち仕事をしたり長時間同じ姿勢を続けたりして足がむくむのは一時的なもので、健康な人でもよく起こることです。これは重力によって水が身体の下の方へと集まったためです。身体の中で組織液の分布が変わっただけで、組織液が増えたわけではありません。
 一方、何らかの病気で血管の圧が非常に高くなったり、血液成分が変化して浸透圧が低くなったり、血管が痛んで弱くなったりすると、血管から水分が漏れ出して組織液が異常に増えることがあります。これが、病気が原因のむくみです。むくみが現れる病気は案外多いのです。
 むくんでいる部分を押しても元に戻らない、疲れがいつまでも取れない、めまいや湿疹、発熱、しびれなど、単なる疲労以上の症状が感じられる人は、病的なむくみです。

 一晩寝たら解消するむくみはあまり心配しなくてよいと思いますが、1週間以上続いているとか、体重が急激に増える(たとえば1週間に2kgとか)、いきなり尿量が減る血尿がある脈がとぶ胸が重苦しいなど、なにか他の症状があるときは注意が必要です。

■「むくみ」と疾患の関係

むくみは、医学的に「浮腫」といい、体内の細胞の間の組織が通常よりも沢山の水を含んでいる状態です。たとえば下半身の場合、むこうずね、すねの前面の内側(脛骨と腓骨が接近するところ)を指で押してみて指の跡が凹んで残るようなら、それがむくみです。

病気が潜んでいる「むくみ」

 病的なむくみの目安になるのは、体重の増加を伴なったむくみなどです。異常に組織液が増えるとその分体重が増えるのです。他の症状がある時や立ち仕事など、むくみの原因に心当たりが無いのにいつもむくんでいるという場合は、内分泌、腎臓、心臓、肝臓などの病気が隠れている可能性があります。


================================

病院では、むくみの治療としてナトリウムの制限、水の制限、利尿剤の投与などが行われますが、動脈硬化や腎臓、心臓などの疾患が原因で起る病的なむくみの場合、疾患そのものへの対策だけでなく、微小循環の環境と微小循環血流の改善が重要です。

 康復医学学会が長年研究を続けている生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、微小循環の環境改善に対して、様々なアプローチによるエビデンス(科学的根拠)を持っています。
※康復医学学会HP ⇒ www.koufukuigaku.org


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

0 件のコメント:

コメントを投稿