2014年5月1日木曜日

ミトコンドリアの活性化が重要

ミトコンドリアの活性化に役立つ栄養素!

代謝が下がるのは、年齢のせいだから仕方がないと思っていませんか?
 「食べていなくても太る」「以前より疲れがとれにくくなった」――40代、50代にとってこれらは共通した悩みですが、これには「代謝」が深く関係していると考えられます。

 体内で行われている様々な代謝の中で、代表的なのは、食物に含まれる糖や脂肪をエネルギーに変える「エネルギー代謝」です。この代謝がうまくいっていれば、糖や脂肪が余すことなく使われ、たくさんのエネルギーを作ります。
 エネルギー代謝をうまく働かせるために重要なのが「ミトコンドリア」です。ミトコンドリアは、細胞の中にある小さな器官です。酸素を用いて糖や脂肪を分解し、臓器や筋肉などの器官が動くのに必要なATPという物質に変えます。ミトコンドリアは体内の発電所で、ATPが電気のような存在です。

 「ミトコンドリアは、男女ともに40代前半が曲がり角です。放っておくと数も減るし、機能も低下し、疲れやすく太りやすい代謝が悪い状態になります。また、ミトコンドリアの数が少ないと、ひとつひとつに負担がかかり、活性酸素が発生しやすくなります。活性酸素は、全身の老化につながるうえに、ミトコンドリア自身も弱らせることに。そのため、ミトコンドリアを活性化させることが重要なのです」と話すのは日本医科大学大学院医学研究科の太田成男教授。

 肥満と健康の話になると「メタボリックシンドローム」という言葉が思い浮かびますが、メタボリックとは英語で“代謝の”という意味です。メタボとは単なる肥満を指すのではなく、エネルギー代謝が崩れた状態を指すのです。メタボを解消するために「運動をする」「摂取カロリーを減らす」というのは常識ですが、摂取カロリーを抑えるために「お茶漬けかパンだけにしよう」と考える人がいます。これはミトコンドリアにとってはよくない食事です。ミトコンドリアでエネルギーを作る際には、酸素以外にもアミノ酸やビタミンなどの成分を必要とするからです。
 大阪市立大学大学院医学研究科の福田早苗特任講師は、「代謝がよく、疲れにくい体を作るために、たくさんの栄養素がかかわります。アミノ酸や、ビタミンB1など、代謝や抗疲労効果の高い成分を組み合わせてとり続けることが大切です」と言います。

■代謝を上げるミトコンドリア活性

基礎代謝は、年齢を重ねるにつれて下がります。左の図のように、1日に必要なカロリーを体重で割った数値を見ると、男女ともずっと下がり続けることが分かります。

 基礎代謝の低下というとカロリーに目が行きますが、カロリー制限は、重要な筋肉も落としてしまいます。とくに体重減ばかりに気をとられていると、こうした失敗に陥ります。筋肉が減少すると基礎代謝率も低下する(筋肉にはミトコンドリアが多い)ので、リバウンドしやすい、太りやすく痩せにくい体質になります。

 また、下の項目があてはまるような生活習慣の人は、ミトコンドリア自体の活性の低下が考えられますので基礎代謝の低下に拍車をかけることになります。


身体の中で起こる種々の化学反応に利用される栄養素

ミトコンドリアで作られるエネルギーの基になる栄養素は、たんぱく質、糖質、脂肪などですが、体に吸収された後、そのまま利用されることはほとんどなく、たいていの場合、化学反応を受けて代謝されます。

 たとえば、糖質や脂肪は連続した一連の化学反応(解糖系やTCA回路)を経てエネルギーを産生します。化学反応自体を行うのは酵素と呼ばれるたんぱく質ですが、酵素の働きを円滑に行うためには、補酵素やビタミン、ミネラルが必要なのです。

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 筋肉に必要なアミノ酸の中でも分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、筋たんぱく質を作り出しやすく壊れにくくする働きがあることが知られています。
 康復医学学会が推奨している『薬膳の素』(和漢生薬研究所)は、アミノ酸スコア100、吸収力が高いコラーゲンペプチドを使用した理想的なBCAA補給源です。

 また、ミトコンドリアによるエネルギー代謝に不可欠な栄養成分は、ビタミン類などの他に、補酵素「コエンザイムQ10」が必須です。コエンザイムQ10は、栄養素を細胞内でエネルギーに変えるために働き、ミトコンドリア自身を活性化させます


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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