2014年5月14日水曜日

低酸素ストレス

短期の休暇で低酸素ストレス!

近年、登山がブームなっています。ゴールデンウィーク中も各地が登山客でにぎわいましたが、遭難事故が相次ぎました。
 経験不足や装備不十分で入山し、急激な気候の変化による低体温症のほか、高度による体力低下などを考慮していないことが遭難の原因のひとつといえます。

気圧は標高1000mで平地の9割、2000mでは8割未満になり、酸素濃度もそれに比例して薄くなります。そのため肺に取り込まれる酸素量が減り、血中の酸素飽和度が下がります

 一流スポーツ選手でも高地トレーニング初日は疲労感が強く、記録も低調になります。全身への酸素供給量を高めるため、普段より呼吸数や心拍数を高める反応が起きます。高地滞在が3週間を過ぎるころ、酸素を運ぶヘモグロビンが増え、高地に適応した体に変化してきます。この状態で平地に戻れば、高まった呼吸循環機能とヘモグロビンの効果で持久力がアップして試合で好成績が期待できるのです。

 しかし、ゴールデンウィークなどの短期間で登山を楽しみ平地に戻った場合、体が適応できないまま「低酸素ストレス」に襲われます。低酸素ストレスは、通常の生活の中でも起ります。
 酸化ストレスは、酸素が過剰な状態において活性酸素が産生されることで問題を引き起こしますが、低酸素もそれ自体が酸化ストレスを引き起こします。酸素不足になると、細胞がエネルギー不足になり、酸化ストレスも亢進し、様々な細胞障害が起こります。酸化ストレスは血管内皮細胞障害を引き起こすとともに、ミトコンドリア呼吸の低下を引き起こし、細胞の酸素消費効率を下げます。
 さらに、慢性低酸素状態は一部の抗酸化酵素の発現を低下させることにより酸化ストレスを増悪させます。

 このように、低酸素障害と酸化ストレスは悪循環を形成し病気に関与します。休暇が終って、今までになかった頭痛やめまいなどが続いている場合は、脳が低酸素状態になっていることが考えられます。

■対策:低酸素ストレス

現代の生活習慣の中では、慢性的に低酸素状態にある人が増えているといわれています。これは、ストレス、喫煙、機密性の高い住宅での換気不足、大気汚染による空気中の酸素濃度低下など、多くの理由が指摘されています。

生体内酸素の主な作用

【細胞の活性作用】

酸素は、細胞による代謝活動を活発にし、体内のガス(一酸化炭素、二酸化炭素)、その他老廃物の排泄を促進します。そのため細胞が活性化され多くの疾患予防や抗老化にも影響します。

【疲労回復効果】

人は活動するのにエネルギーが必要です。このエネルギーを産生するのに必要なもの、これが酸素です。エネルギーの不足が疲労の原因のひとつなのです。酸素がエネルギーを作り、疲労の回復物質「乳酸」も炭酸ガスと水とに分解してしまいます。

【脂肪分解】

酸素は新陳代謝を活発にし、脂肪を効率よく燃焼させます。酸素が有効に活用されるだけでも、細胞が活性化され、基礎代謝も上がり脂肪が分解されます。

【記憶力や集中力に影響】

脳の働きは、酸素と密接な関係があり、酸素の消費量も最大なのは脳です。酸素不足になって、まず影響が出るのが脳です。軽い症状として、眠気・イライラ・目の疲れ・視力の減退など様々な症状が出てきます。また、記憶力や集中力が低下し、仕事や学習力にも影響します。

低酸素と酸化:HM-3000(特系霊芝)

低酸素ストレスは、上記のような作用を低下させ、生体の恒常性の維持に支障をきたします。また、酸素は同時に活性酸素による酸化ストレスも引き起こします。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、酸素の供給量を上げる物質「2,3‐DPG(グリセリン2,3-リン酸)の分泌を促進し、血液粘度の適正化、赤血球の凝集予防、毛細血管の拡張など“血流改善”のポイントから低酸素ストレスに対処します。
 また、活性酸素による酸化ストレスに対しては、抗酸化酵素「GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)の活性化に関するデータを持っています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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