2014年5月29日木曜日

トランス脂肪酸

害にしかならない「トランス脂肪酸」!

トランス脂肪酸を巡る問題が再び持ち上がっています。
 東北女子大時間栄養学の加藤秀夫教授は言います。
「各国のさまざまな研究によって、トランス脂肪酸が体に悪影響を与えることははっきりしています。悪さはしても、プラスに働くことはない。体には必要がないものなのです。すでに米国では食品への使用が禁止されていて、欧州では100g当たり2g以上のトランス脂肪酸を含む油脂の国内流通を禁止している国もある。南米やアジア各国でも食品への含有量表示を義務付けています」

 WHO(世界保健機関)もトランス脂肪酸の摂取を抑えるべきだとして、1日当たりの総エネルギー摂取量の1%未満とすることを勧告しています。日本人の場合、1日当たりの総エネルギー摂取量を2,000kcalとすると、トランス脂肪酸の摂取量は2g未満が目標値になります。しかし、日本ではいまだに食品への表示が義務付けられていないのが現状です。
 「2009年から何度も検討されていますが、そのたびに見送られてきました。日本人の1日の平均摂取量は0.9g前後で健康への影響は少ない、というのがその理由です。しかし、食生活が大きく変化して、いまは若者を中心にトランス脂肪酸の摂取量は大幅に増えています。注意が必要です」(同加藤教授)
 今年(2014年4月~)から内閣府消費者委員会で再び表示義務化が検討されていますが、結論が出るまでに時間がかかるのは間違ありません。食品への表示が曖昧な以上、自分の身は自分で守るしかありません。

 トランス脂肪酸は、植物油に水素を添加して固体化・粉末化していく過程で生成され、マーガリンショートニング、市販の商品ではクッキーなどの焼き菓子揚げ物に多く含まれています。

 過剰に摂取した場合、LDL(悪玉)コレステロールを上昇させ、HDL(善玉)コレステロールを低下させることが分かっています。血中の中性脂肪が増加することでインスリン抵抗性が増し、血管の老化を早め、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や狭心症といった心臓疾患のリスクを高めます。他にも、アレルギー疾患の罹患率を上昇させたり、認知症パーキンソン病を引き起こすという報告もあります。

■血管の老化=「酸化」

血管の老化、いわゆる血管年齢は、主に動脈の硬さで決まるといえます。年齢とともに誰でも血管は硬くなっていくものですが、高血圧、メタボ、喫煙、飲酒などの生活習慣に問題がある場合や、トランス脂肪酸の過剰摂取により悪玉のLDLコレステロールが上昇した場合は、更に進行してしまいます。

超悪玉コレステロールsdLDL

血管の老化の中でも、病気に直結するのが血管壁の硬化により血管が狭くなる動脈硬化です。悪玉のLDLコレステロールが酸化され、血管壁の硬化が引き金とされます。

 さらに近年、中性脂肪が高いと、LDLコレステロールは、より粒子が細かい超悪玉の「sdLDL(small dense LDL)コレステロール」に変わり、血管の奥まで入りこみ、血管壁の硬化を促進することが判明しています。
 sdLDLは、血中滞在時間が通常のLDLより長いため、血管内皮と長時間接触し、小型なので血管内皮細胞の間隙を通過し動脈壁に浸透してしまい、血管壁の酸化変性を受けやすいのです。

酸化を防ぐ「抗酸化酵素」

体内では悪玉コレステロールの酸化を防ぐためのしくみを持っています。酸化を防ぐ物質、酸化還元酵素(GSH-Px、SOD、CAT)の働きで酸化を防ぐのです。

 酸化還元酵素は、人間の体内で作られる酵素ですが、加齢と共に産生する能力が低下します。酸化還元酵素が減少すると、生活環境や習慣などの影響で過剰になった活性酸素を除去しきれなくなり、動脈硬化が進み、老化の進行生活習慣病がんなどの原因になります。

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 悪玉LDLコレステロールの酸化による動脈硬化に対する酸化ストレスには、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」がおすすめです。HM-3000には、酸化還元酵素GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)の活性化促進に関するデータがあります。
※参考エビデンス【霊芝のラットGSH-Pxへの影響】(『HM真菌エビデンス』微小循環研究所 刊)

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いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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