2014年5月7日水曜日

睡眠とグリシン

万能アミノ酸「グリシン」

グリシンは、グルタミン酸などと同じアミノ酸の一種です。しかし、調味料としての使用を認識している人は少なく、知名度も低く、通常は特筆すべき点がなさそうな地味な食品添加物として使われています。
 グリシンはアミノ酸の中で最も分子構造が単純で、特にコラーゲンなどのゼラチン質に多く含まれています。毒性は皆無に等しく、ラット(経口)で7,930 mg/kgという毒性数値なので、ヒトにとっては無害・無毒と言えるものです。pH調整作用や細菌の発育を抑える「静菌作用」もあるため、グリシンを用いることで「保存料不使用のおにぎり」といった表示も可能になります。

表示ラベルには「グリシン」の他、「アミノ酸等」「安定剤」「pH調整剤」などとして記載されています。おにぎりやサンドイッチ、餅やだんご、その他さまざまな惣菜にも使用されていますので、見たことのある人も多いと思います(左写真)。

 いろいろな表示ができるのは、それにふさわしいだけの働きを持っているからです。意外な使い方としては、米を炊く時です。古米やブレンド米ですら、新米に匹敵するかのような自然な甘さを有するようになります。古米をおいしくすることができるだけではなく、さまざまな料理に相性の良い調味料となります。上手に使えば“上等な甘さ”をさらに高めてくれる働きがあります。肉料理などのソースに加えれば、砂糖を使うよりも肉のうま味がはるかにアップして自然な風味になり、美味しさを演出してくれます。

 グリシンは近年、「快眠アミノ酸」というコンセプトでサプリメントも売り出されています。厳密な理由はまだ解明されていないのですが、日中に4g以上のグリシンを摂取していると、睡眠途中に覚醒が起こりにくい睡眠リズムが得られるという研究報告があります。だから「快眠アミノ酸」と言われているのです。

 「安定剤」「pH調整剤」などと表示されるとネガティブなイメージのグリシンですが、成分の“本質”をしっかりと理解すれば、調味料に、健康食品にと、まさに万能アミノ酸といえるのです。

■加齢と共に減る睡眠時間

だんだん短くなるのが健康な証拠

眠りが浅いと、朝目覚めたときに休息感や充足感が得られませんが、大人の場合、眠りが浅くなる一番の原因は「寝過ぎ」です。

 日本大学医学部付属板橋病院精神神経科の内山真教授は
 「加齢とともに、ぐっすり眠れる時間は短くなる。若いころと同様に8時間以上も寝ていると、睡眠自体が浅くなり、熟睡感が得られない」
と指摘します。
 心身ともに健康な人の平均睡眠時間は、10代までが約8時間、成人になると7時間、60代では6時間

 もちろん、個人差はあるので今の自分に合った睡眠時間を確保することが重要です。

理想は『眠くなったら寝よう』

熟睡できないことへの不安感が大きくなり、眠ること自体がストレスになってしまうと眠れなくなります。「寝なければ」ではなく、「眠くなったら寝よう」という程度の気持が大切です。
 「体には睡眠や活動など生体リズムを調節する体内時計が備わっており、体温が高い時間帯にはなかなか眠れない。体のリズムを無視して眠る時間を決めるのではなく、眠くなったら床に就くのが基本」(内山教授)

 そもそも眠りは体温との関係が密接です。体温は活動する日中は高く、夜になると低くなり、この高低差が大きいほど眠りは深くなるのです。

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 眠りを導くもの、それは体温です。身体は本来、深部体温が下がり始めると眠りを誘い、就寝後の寝付きが良く、深い眠りが得られます。
 現代生活の睡眠と活動のリズムでは、このタイミングを外してしまうことが多く、睡眠に問題を抱える人が増えています。その原因のひとつは、深部体温が下がりにくいからです。

 深部体温を下げ、良質な休息をサポートする効果で注目されている商品があります。それが、甘味調味料『甘みストレスフリー』(和漢生薬研究所)です。この商品の主原料こそが「グリシン」なのです。⇒商品説明はこちら


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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