2014年7月12日土曜日

冷え症

これからの季節に多い「冷え」と「冷え症」

これから暑い夏を迎えるこの季節。実は冷えを感じる人が意外と多いのです。

 夏は、室内外の温度差が激しくなり、体がついていけなくなります。すると自律神経が乱れ、毛細血管の調整ができなくなります。血管が過度に収縮したままとなり、熱を運ぶ血液が抹消まで運ばれずに冷えを感じるのです。
 特に仕事で外出する機会が多く、1日のうちに暑いと涼しいを繰り返している人は、冷えや夏バテを起こしやすいので注意が必要です。
 さらに冷たいものの摂りすぎや、暑さとストレスによって胃腸の機能も落ちています。食欲がなくなり簡単な食事で済ませるようになると、栄養バランスが乱れて、冷えと疲れが悪化します。
 また、汗をかいて水分を摂りすぎることで、体の塩分が不足します。すると疲れやだるさを感じやすくなるのです。

 さらに、暑くて寝苦しい夜が続くと睡眠不足となり、疲労はピークに達します。様々な理由が重なって悪循環に陥り、冷えと疲れを生じ、ついには夏バテを起こしてしまうのです。

 夏バテ予防の第一は“エアコンの温度設定”です。室外と室内の温度差は5℃以内が理想的と言われています。さらに、外から帰ってきたら、汗をしっかり拭き取ります。そして汗で出た分の水分を摂りましょう。冷えすぎたものや甘いものは避け、一気飲みも厳禁です。1回量は150~200ccほどにしてゆっくり飲むのが効果的です。

そして、夏に限らず一年を通して冷えがある人は問題です。冷えは西洋医学では病気とはされておらず、一般的には「冷え性」と呼ばれています。東洋医学では、冷えの症状=「冷え症」とされています。
 冷え症は、簡単にいうと血行不良の状態ですが、起こる原因はいろいろです。まずチェックしたいのは隠れた病気がないかということです。例えば、冷えを起こす病気としては「貧血」「心臓の病気」「甲状腺の病気」「膠原病」などで、これらがある場合は対策を講じます。

 また、冷えが心や体の調子を崩すことがあります。例えば「月経痛」や「頭痛」などの痛みを悪化させます。また「イライラ」や「不眠」などを起こしてしまうこともあります。

※「冷え性」と「冷え症」の違い
冷え性:手足や腰などが常に冷たく感じる症状や体質のこと(自覚症状や体質)。
冷え症:身体の特定の部位のみ特に冷たく感じ、それが耐え難い場合のこと(病気としての症状)。


■タイプ別"冷え症"の原因と特徴

1.皮膚温度上昇タイプ(血管拡張型・ニュータイプの冷え症:全体の30~40%)

【次世代型冷え症】 

〔冷えの場所〕 手足はもちろん全身に冷えを感じる。
〔原因〕 偏った食事、低血圧、基礎代謝の低下、自律神経の乱れ、冷房の影響、家電、OA機器からの電磁波や静電気が影響。足先の温度は高く、普段は血管が拡張して皮膚から熱を放散するために寒さを感じる。何かのきっかけで冷たさを感じると、一気に血管が収縮し、皮膚温度を極端に低下させる。
〔特徴〕 自律神経が軽い麻痺を起こしている。ときとして足先がほてったり冷えたりする。

【かくれ冷え症】 

〔冷えの場所〕 自分では冷えを感じない。
〔原因〕 次世代型と同じ
〔特徴〕 手や足は温かく、ほてりを感じているが、内臓の温度は低下している。冷えに気づきにくく、対応が遅れがちになってしまう。

2.皮膚温度低下タイプ(血管収縮型・従来の冷え症:全体の60~70%)

【抹消血管収縮型冷え症】 

〔冷えの場所〕 主に手足、足先に強い冷えを感じる。
〔原因〕 冷房刺激で抹消血管が過度に収縮し、その結果、血液が足先まで運ばれず冷えを感じる。関節が硬くなったり、足の筋力低下により足指の機能低下(外反母趾や甲の薄い足など)により起こる。
〔特徴〕 秋口から春に掛けて症状が強い。手足の血流が通常の1/10に低下することもある。

【内臓温度低下型冷え症】 

〔冷えの場所〕 腰から下の冷えを感じる。
〔原因〕 みぞおちのあたりの温度が、おへその下の温度より低いタイプで、下腹部にうっ血を起こし血流量が増加。上腹部の血流が減少して起こり、体に血液がまわりにくくなる。下腹部の臓器が複雑な女性に多い。
〔特徴〕 このタイプの人は、女性は婦人科系疾患、男性は腎臓や泌尿器科疾患になりやすい。

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 上記のように「冷え症」は、抹消血管の拡張・収縮のバランスの乱れからくる、微小循環の血流低下が原因の場合があります。血管の恒常性に関与するのが血管内皮細胞から産生される一酸化窒素(NO)です。
 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、NOの産生促進作用を示すデータがあります。

※冷えに有効な生薬「HM-3000(特系霊芝)」の商品情報は<こちら>から。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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