2014年8月1日金曜日

急性ウイルス性咽頭炎「ヘルパンギーナ」

警戒基準超え、流行する「ヘルパンギーナ」!

夏の風邪は治りにくいと言います。その原因は、昔はお“お腹の冷え”にありました。エアコンのない時代、あまりの暑さに体に何も掛けずにお腹を出して寝てしまったり、冷たい物を飲み過ぎたりした結果、体を冷やしてよく風邪をひいたものです。しかし、現代の夏風邪は、エアコンが原因です。エアコンは空気を乾燥させ、さらに激しい外気温と室温の差が体に負担を与え、抵抗力も低下させてしまいます。
 また、夏は暑さによる食欲不振や夏季長期休暇などで、生活習慣が乱れて体調を崩し易くなります。そんなとき注意すべきなのが“感染症”です。ウイルスや細菌、真菌、微生物が、皮膚や粘膜などから体内に侵入して増殖し、さまざまな症状を起こすのです。

国立感染症研究所は7月29日、第29週(7月14日~7月20日)の「ヘルパンギーナ」の発生状況を発表しました。
 定点あたりの報告数が特に多いのは、東京都、山梨県、大阪府などで、国の警報基準を超えた都道府県は10都府県に上ります。

 ヘルパンギーナは、エンテロウイルスによる感染症で、いわゆる夏風邪の代表的疾患です。主な症状は、38度以上の突然の発熱や口の中にできる水疱(小さな水ぶくれ)で、1週間程度でおさまります。患者の90%以上が5歳以下の小児です。ヘルパンギーナは毎年5月頃より増加し始め、7月頃にかけて流行し、8月頃から減少を始めます。

 感染を防ぐためには、こまめに手を洗う、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュなどでおおう、子ども同士の触れ合いなどによる接触感染に注意する、集団生活ではタオルの共用を避ける、などが重要です。症状が治まった後も、患者の便の中には発症から2~4週間はウイルスが含まれているため、トイレの後やオムツを替えた後は、しっかり手洗いすることが重要です。

 杉並堀ノ内クリニック小児科の粂川好男院長は急増している理由の1つに、ここ最近ヘルパンギーナの大きな流行がなく、子どもの免疫力が落ちていることをあげています。
「喉が痛いためにご飯が食べにくいという方が数多くいる。喉越しのいい物を少しでもとる、あと水分をしっかりとる。こういったことが脱水予防に大事」(粂川院長)

 症状は1週間程度で治まるといいますが、重症化した場合、脳炎などを引き起こす可能性もあります。そして、注目すべきは、子供から2次感染でヘルパンギーナにかかった大人は“重症化”する恐れがあということです。

■ヘルパンギーナ対策

ヘルパンギーナ(エンテロウイルス*属)の宿主はヒトだけです。感染経路は接触感染を含む飛沫感染と糞口感染。
 2~4日の潜伏期を経過し、発熱に続いて咽頭痛が出現し、咽頭粘膜の発赤が顕著となり咽頭炎、口腔内の口内炎、小水疱が出現します。小水疱はやがて破れ、浅い潰瘍を形成し、疼痛を伴います。発熱については2~4日間程度で解熱し、それにやや遅れて粘膜疹も消失します。発熱時に熱性けいれんを伴うことや、口腔内の疼痛のため不機嫌、拒食、哺乳障害、それによる脱水症などを起こすことがあります。
 ヘルパンギーナは多彩な病状を示す疾患であり、まれには無菌性髄膜炎、急性心筋炎などを合併することがあります。
*エンテロウイルスは、腸管内で増殖するウイルスの総称のため、「腸管ウイルス」ともいいます。

大人が感染すると症状は重い!

家族内に症状を発症した人がいる場合、既に家族がウイルスに感染している可能性は十分考えられます。大人がヘルパンギーナに感染するケースでは、子供からの2次感染によるケースも多いのです。大人は免疫力も体力も子供と比較すると強い傾向にありますが、大人が感染した場合は39度を超える高熱など重い症状が続く事もあり、亡くなる人も出ています。しかし、既に2次感染している場合であっても、全ての感染者に同様の症状が出るとは限りません。

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 ウイルスや細菌の感染経路は、経口接触嘔吐物・糞便などです。感染を絶つには、徹底した洗浄による予防が有効です。
 これまでウイルス対策としては、康復医学学会の研究テーマ「焼成カルシウム(粉末タイプ)」を紹介してきましたが、このたび、焼成カルシウムの「スプレータイプ」及び「水溶液タイプ」が開発され、メーカーによる商品化が決まりました。
 スプレータイプは、帰宅時の手洗い、キッチン、ドアノブ、トイレ、浴室、マスク、子供のおもちゃ、ぬいぐるみなどの家庭内感染予防に使用します。
 水溶液タイプは、嘔吐物処理や赤ちゃんや高齢者のオムツなどの糞便処理、また、家庭内や職場・作業場などでの感染対策におすすめです。

『レイシセンダン葉のど飴』
(和漢生薬研究所)
ウイルスは、鼻や口から侵入し感染しますので、水際で阻止することが大切です。
 康復医学学会の研究協力によって開発された「霊芝」と「センダン葉」を配合したのど飴は、日本食品分析センターによってウイルス不活性試験が行われ、99.9%/h不活化という驚くべきデータが確認されています。上気道でのウイルス阻止におすすめです。
 そして、この度「霊芝とセンダン葉」配合ののど飴は、「咽頭炎用及びインフルエンザ予防・治療用の経口投与組成物」として特許を取得しました(特許第5578646号)。
 インフルエンザ対策のキャンディーで“予防・治療用効果”が認められ特許を取得した製品は世界初です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

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