2015年1月31日土曜日

冬の気象病

近年の異常気象により注目高まる「気象病」

 「寒くなると古傷が痛む」「雨模様になると片頭痛がする」など、 気象や季節の変わり目に体調が悪くなる人は少なくありません。

 気温や気圧、湿度など急激な変化で起こる病気を「気象病」と言います。経験者は多いと思いますが、あまり馴染みのない病名ではないでしょうか。

 さらに、気象が生体に及ぼす影響を研究する「生気象学」という学問もあります。その先進国はドイツです。1952年に医師や気象学者らが共同で天気と病気の相関関係を検討し、心臓病などの患者を抱える医療機関に医学気象予報を提供しました。その後、地球温暖化や異常気象問題で注目を集めるようになり、1992年ごろからは一般市民向けに、風邪やうつ病、気管支炎など約30種類もの疾患に対して予報しています。日本でも、気象と脳血管の関係などについて研究が進められています。

 寒さが身にしみる冬のこの時期には、関節痛やぜんそくなどの症状が表れていませんか? 気温や気圧の急激な変化は自律神経のバランスを崩しやすく、持病のある人は「冬は仕方がない」とあきらめがちです。
 また、乾燥した寒気は鼻やのどの粘膜を直撃して、風邪やインフルエンザなどを引き連れてきます。ご存じの方も多いと思いますが、冬の寒気は体を委縮・緊張させるため、血管は収縮して血圧が上昇傾向になります。普段から血圧が高い人は要注意です。脳卒中やくも膜下出血など、脳血管に関係のある病気は、冬晴れの日に多く発症するといわれています。狭心症も冬場に多くみられます。医師から狭心症に注意するよういわれた人は、寒風に晒されながら外出する時など要注意です。
 傷跡の痛みや神経痛、リウマチによる関節痛なども気象の変化が関連して悪影響を及ぼします。加えて、気管支ぜんそくの持病がある人は、朝冷えから日中の気温の上昇時などに発作が起こりやすいといわれているので用心しなければなりません。

 このように体調と気象には密接な関係があります。持病のある人、ちょっと疲れ気味、夕べは飲み過ぎたという人は、無理をしないで刻々と変化する気象情報を味方につけて体調管理を行なって下さい。
 特にこの時期はインフルエンザが流行しています。外出から帰宅時のうがい・手洗いの励行は、寒風からのどや鼻の粘膜を守るための大事な生活習慣です。
 風邪やエンフルエンザといった季節病をシャットアウトすることは余病を防ぐためにも大切な基本といえます。

■冬に感染症が流行するのはなぜ?

気温と湿度が下がる冬に感染症が流行る理由は、以下の3点が挙げられます。

●冬はウイルスが強くなる

ウイルスは低温・低湿度を好み、冬になると夏より長く生存できるようになって感染力を強めます。冬場に風邪をはじめとするウイルス感染が多くなるのは、外気が寒く乾燥するためです。

●冬は人の免疫力が低下する

気温の低下に伴い体温が下がることで、人の免疫力は低下します。また、外気の乾燥に加えて、夏に比べて水分を積極的に摂取しなくなるため、体内の水分量も少な目になります。体内の乾燥により喉や気管支の粘膜がカラカラになると、本来粘液でウイルスの侵入を防いでいるのどや鼻の粘膜が傷みやすくなり、ウイルス感染を起こしやすくなります。

●冬は飛沫感染の範囲が広くなる

外気の乾燥によって咳やくしゃみの飛沫が小さくなり、飛沫に乗ったウイルスがより遠くまで飛ぶようになります。一度の咳・くしゃみによる感染範囲が広くなり、感染スピードが上がります。

厚生労働省推奨

「咳エチケットの3カ条」

たった1回の咳やくしゃみで、約10~20万個のウイルスが、時速約300kmという新幹線並みの猛スピードで、2~3メートル先まで飛沫すると言われています。厚労省は飛沫感染対策として以下の「咳エチケット」を推奨しています。

① 咳・くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえる
② 使用後のティッシュは、すぐにふた付きのごみ箱に捨てる
③ 症状のある人は、マスクを正しく着用し、感染防止に努める

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 ウイルス予防には、手洗い・うがい・マスクの着用が第一。さらに、加湿器などを活用して乾燥を防いでいる人も多いようですが、意外と知られていないのが、体内に侵入してくるウイルスをブロックする方法です。マスクで口元の湿度を保つのも効果的ですが、のどが乾燥でカサカサになっていたら要注意。ウイルスに感染しやすくなってしまいます。

『レイシセンダン葉のど飴』
康復医学学会の研究協力によって開発された商品『レイシセンダン葉のど飴』(和漢生薬研究所)は、「霊芝」「センダン葉エキス」が配合されています。日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で【99.9%/h不活化】という驚くべきデータが確認されており、予防・治療用ののど飴として、世界初の特許(特許第5578646号)を取得しています。

※『レイシセンダン葉のど飴』の詳細は<こちら>。



いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン 

2015年1月28日水曜日

更年期高血圧

40代以降の女性に急増!「更年期高血圧」

血管をしなやかに保ち、脂質代謝を整えるなどして病気から女性の体を守ってくれる女性ホルモンですが、激減する更年期以降は、血管に関連する病気が急増します。

 ホルモンが乱高下する更年期からは血圧も上昇傾向になり、脂質代謝にかかわるエストロゲンの激減で、LDL値がはね上がります。40代、50代になると「以前は低血圧だったのに最近、高くなってきた」という女性が増えてきます。実は、更年期は血圧が不安定になりやすい時期。予備軍も含めると、50代の2人に1人が高血圧なのです。

 高血圧(正常高値も含む)の年代別頻度をみると、血圧は加齢とともに上がりますが、女性は男性より遅く、40代から高血圧になる人が急増し、50代ではほぼ半数、60代で7割近くになります。

「女性ホルモンのエストロゲンは血管を拡張させる働きがあるので、女性は男性に比べ、若いころは血圧が低い。しかし40代に入ってエストロゲンが減りだすと、血管の柔軟性が低下し、血圧も次第に上がっていきます」と静風荘病院(埼玉県新座市)女性外来の天野恵子医師(循環器内科)は話します。

 特にエストロゲンが激減する更年期には、血圧が「乱高下」状態になることが多々あります。更年期の前からじわじわ高くなる人と更年期を機に急に高くなる人がいますが、後者は、いわば「更年期高血圧」という状態です。ストレスなどちょっとしたことで血圧がぐんと上がったり、また元に戻ったりを繰り返します。

 最新の研究では、「ホットフラッシュ」(急に顔がほてったり、のぼせた状態になったり、さらには大量の発汗が見られる状態)との関係も明らかになっています。自治医科大学循環器内科部門の苅尾七臣教授は、「更年期にホットフラッシュのある人はそうでない人より血圧が高い傾向にあり、特に喫煙者で顕著でした。実際の診療でも、ホットフラッシュに悩む人は血圧も乱高下していることが多い」と話します。

 血圧はよほど高くならないと頭痛などの症状は表れず、基本的に無症状です。測って初めて高いことに気づく人がほとんどです。「体質」や「交感神経の緊張」なども高血圧を招くリスクになるので注意が必要です。


■更年期高血圧から本態性高血圧へ

 乱高下を繰り返す更年期高血圧も、更年期が終われば自然に落ち着きます。しかし、問題はその後なのです、本格的な高血圧へと移行するケースです。「更年期のうちに血圧に良い生活を始めれば、その後の血圧上昇をゆるやかにすることが可能」(苅尾教授)。

高血圧の進行過程

生活習慣や血管の老化、それにホルモンの減少が加わって、女性は更年期に血圧が上下しやすい「更年期高血圧」の状態になり、放置すると右図のように本格的な高血圧に進行します。

予防の柱は、睡眠、ストレス対策

【睡眠】:
 睡眠不足になると交感神経が興奮して血管が縮み、血圧を上げるストレスホルモンの分泌も増えるので6時間以上の睡眠を心がけます。また、寝不足は“食塩感受性”を上げることが知られています。
【ストレス対策】:
 ちょっとした緊張などのストレスは交感神経が乱れ、血圧が上がります。そんなときは腹式呼吸なども効果があります。お腹をへこませ口から長く息を吐くを繰り返します。

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更年期高血圧対策に最も効果が期待できるのが、血管内皮細胞が作り出す一酸化窒素(NO)です。NOには血管拡張効果があり、血液がスムーズに流れ血圧が下がります。

 康復医学学会の主要研究生薬「HMー3000(特系霊芝)」にはNOの産生促進のエビデンスがあります。また、対処が難しいストレス対策・睡眠障害には、同学会の研究素材で神経伝達物質のバランスを整える効果の「ラフマ」があります。血圧をこまめに測り、どんなときに高くなるのかを把握して生活習慣を改善することも大事です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年1月24日土曜日

疲労と若々しさ

疲労大国ニッポン! 皆、慢性的に疲労を感じている

新しい年がスタートし、気持ちを新たにした人も多いことでしょう。2015年を元気に若々しく過ごすためにも、疲労を感じたら無理をせず、体を休めることが大切です。

このたび健康食品や化粧品の製造・販売等を行うSBIアラプロモが、全国40代~60代の男女600名(男性300名、女性300名)を対象に行った「疲労とアンチエイジングに関する意識調査」によると、過半数の人が「常に」または「しばしば」疲労を感じていることがわかりました。「たまに」疲労を感じる人を加えると、その割合はおよそ9割にのぼりました。
 また、男女ともに、年代が低くなるほど疲労を感じている人の割合は高い傾向にありました。

 日ごろなんらかの疲労を感じていると回答した590人に疲労による影響について聞いたところ、「特に影響はない」と回答したのは15.9%で、残りの84.1%の人がなんらかの影響を感じていると回答しました。
 疲労によって受ける影響として多かったのは、「何もやる気が起きなくなる」(46.9%)、「いつもより家事や仕事の効率が悪くなる」(42.5%)、「不機嫌になる」(29.8%)でした。
 「常に」疲労を感じている人では、すべての項目において全体よりも10%以上高い反応が見られるなど、日常生活において疲労を感じる頻度が高ければ高いほど、さまざまな形で悪影響を受けていることがわかりました。

 疲労を感じている人が行っている疲労対策は、「睡眠(67.6%)」、「休養(38.6%)」、「入浴(25.4%)」がTOP3でした。その他、「栄養のあるものを食べる(24.7%)」、「栄養ドリンクを飲む(16.6%)」、「軽く体を動かす(15.6%)」など、疲労を感じている人はそれを放置することなく、疲労を改善するためにあらゆる対策を行っている実態がわかりました。しかし、それらの疲労対策について効果があるかと質問したところ、疲労対策で1位となっていた「睡眠」でさえ効果が「とてもある」と感じている人は38.1%で4割にも達していません。
 疲労に対して、さまざまな対策を講じてはいるものの、効果を実感出来ていない実態がくみ取れます。

■疲労とアンチエイジング

疲労を感じている人は、若さを感じにくい!

調査で自身を「実年齢より若い」と感じることがある人は、「常に」「しばしば」「たまに」を合わせると56.5%でした。しかし、疲労の有無別でみると、疲労あり群は、疲労なし群と比べて、実年齢より若いと感じる割合が10ポイント低く(疲労あり群 55.2%、なし群65.8%)、「常に」「しばしば」若いと感じる割合にいたっては、実に2倍以上の差が出ています(疲労あり群22.3%、なし群46.1%)。これらのことから、疲労が若々しさを奪っている様子がうかがえます。

疲れの種類とその原因


疲労の種類の【活力の低下】(眠いを除く)、【身体症状】に関連する疲労は、筋肉を使うことによって起こる筋肉疲労やエネルギー産生低下・血流低下が考えられます。筋肉を動かすエネルギー産生には、必須の栄養素と血流低下からくる酸素不足が問題になってきます。また、代謝異常での老廃物・疲労物質の蓄積が問題になってきます。精神的・ストレスなどが原因の【気力の低下】と【活力の低下】の「眠い」は、脳内神経伝達物質の分泌異常や微小循環の血流低下が原因と考えられます。疲労の種類はそれぞれ単体で起るとは限りません。種類がわかりにくい疲労には、それぞれのキーワードを活用してみて下さい。

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 身体的疲労の原因はエネルギー産生の低下です。康復医学学会が研究している「コエンザイムQ10」によるミトコンドリア活性と、生薬「HM-3000(特系霊芝)」による血流改善の効果に期待がもてます。
 また、ストレスが原因の気力・活力の低下には、神経伝達物質のバランスを整える効果の「ラフマ」があります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年1月21日水曜日

昼間の眠気

昼間の強い眠気は、思わぬ病気も? 

日中、何らかの眠気を感じるのはよくあることですが、重要な会議の最中に寝てしまったり、車の運転中に居眠りをしたりするほどの強い眠気には注意が必要です。睡眠不足だけでなく、思わぬ病気が隠れていることもあるからです。

 昼食後、一息ついた午後に感じるような軽い眠気は生理的なものですが、強い眠気が日常の社会生活に影響するほどなら「原因をつきとめて、治療や生活習慣の改善を図るようにすることだ」と、睡眠総合ケアクリニック代々木の中村真樹院長は注意を促しています。

 日中に我慢できないほどの眠気を催す原因としては、まず、必要な睡眠時間が取れていないことがあります。また、何らかの病気が睡眠の量や質に影響を及ぼしたり、起きていることそのものを難しくしたりするようなケースもあります。
 睡眠時間に関しては、日本は先進国の中でも短い国の一つです。2009年の経済協力開発機構(OECD)の調査によると、日本の平均睡眠時間は7時間50分で、最も長いフランスよりも1時間ほど短かったといいます。
 睡眠量が少ない状態が続くと、睡眠障害の一つである睡眠不足症候群になることがあります。日中に強い眠気や倦怠感などを引き起こします。

 睡眠不足症候群の人は、眠りが足りないという感覚に乏しいことが多い傾向にあります。中村院長は「睡眠不足が続くと、本人はそれを自覚しづらくなるのが怖い」と指摘します。しっかり寝たら日中の眠気や疲労感が軽くなったというようなら、睡眠不足症候群の可能性があります。

 社会活動に支障をきたすような昼の眠気につながる恐れがあるのが「概日リズム睡眠障害」です。交代制の職場などによる不規則な生活が原因で自律神経が乱れ、頭痛や倦怠感、集中力の低下などが起こります。
 そして、睡眠の質を低下させる原因には、肥満などが原因で起きる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」や、「むずむず脚症候群」もあります。SASは睡眠中に空気の通り道である上気道が閉塞するため断続的に無呼吸を繰り返す病気です。むずむず脚症候群は足の不快感で睡眠が妨げられます。
 また、日中に強い眠気に襲われて眠ってしまう「ナルコレプシー」は、脳の病気の一つです。運転時などに発作が起こると事故の原因にもなってしまいます。「日本人の発症率はおよそ600人に1人とされる。多くは10代で発症するので、何か心当たりがあれば早期に専門の医療機関を受診することが大切」とスリープ&ストレスクリニックの林田健一院長は言います。

 平均睡眠時間が世界的に少ない日本人にとって大切なことは、「睡眠の質」を高めることです。

■「昼間の眠気」原因と対策

昼間に眠気を催す原因として疑われるもの

(日本経済新聞 電子版より)

昼間に眠気を予防するためのポイント

□適切な睡眠時間を確保する
□毎朝決まった時間に起きる
□朝日を浴びる
□朝食を取り、夜寝る2~3時間前には食べ物を口にしない
□夕食前後に軽い運動で体温を上げる
□カフェインやアルコールは就寝4時間前まで
□就寝前は明かりを落とす
□就寝前はパソコン作業やゲームなどを避ける
ラフマエキス配合商品
「アンチストレス」

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 睡眠専門のクリニックには、主に不眠の悩みを訴える人が多いのですが、最近は眠気についての訴えも増えています。
 日中の眠気の原因のひとつには、睡眠ホルモンといわれる神経伝達物質メラトニンの原料・セロトニンの不足があります。

 康復医学学会の研究素材「ラフマ」にはセロトニン分泌を促進する働きがあり、睡眠・覚醒のサイクルを整え「質の良い睡眠」に導きます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年1月17日土曜日

ラクナ梗塞

片足立ちと脳卒中の関係?

脳の血管が詰まったり、血管から出血したりして起こる「脳卒中」。日本では厚労省が5大疾患の一つに挙げており、死亡原因につながる病気です。

 そのリスクがあるかどうか、“片足立ち”で簡単に分かることが科学的に証明されました。京都大学大学医学部の研究グループが、脳卒中分野で世界トップクラスの論文誌ストローク誌オンライン版で2015年1月に報告したものです。

●片足立ちで20秒未満は要注意!

研究グループは、片足立ちの時間の測定と姿勢動揺検査で姿勢の安定性を測定し、MRIで脳血管障害の有無を確認、そしてアンケートで認知障害の検査を行い、関連性を調べました。
 その結果、片足立ちの時間が短いほど脳血管の障害があると判明しました。特に20秒未満だった人では、ごく細い血管が詰まっている「ラクナ梗塞」や微小な脳の血管の出血といった脳の血管に異常が認められる割合が高くなりました。
 ラクナ梗塞が2か所以上見つかった被験者の34.5%、1か所見つかった被験者の16%が20秒以上立てませんでした。また、微小出血が2か所以上見つかった被験者の30%、1か所見つかった被験者の15.3%が20秒以上立っていられませんでした。全体として、脳小血管病が見つかった被験者は高齢で、血圧が高く、頸動脈が狭窄している傾向があったのですが、それらの因子について補正した後も、ラクナ梗塞や微小出血がある人ほど片足で立っていられる時間が短かったのです。
 この結果は、たとえ症状が無く、健康そうに見える人であっても、姿勢が不安定であれば、脳の初期の病的変化や機能低下を隠し持っている可能性があることを示しています。

●予防につなげる

片足立ちでチェック!
症状のない脳血管障害(無症候性脳血管病変)は、高齢者の脳卒中のリスク要因であることが知られています。
 また、脳小血管病は脳の小動脈の動脈硬化により、血液がスムーズに流れなくなることにより起きます。

 これらを予防するには、食生活や運動により高血圧や高脂血症、動脈硬化を防ぎ、心臓血管系の健康を保つことが重要です。
 年齢とともに発生率は上がり、認知障害とともにバランス感覚などの運動能力の衰えも、潜在する脳小血管病のサインであることが考えられます。

 高血圧などに不安のある人は、片足で何秒間バランスをとっていられるか、一度試してみてください。そして、姿勢の不安定さと、症状のない脳血管障害や認識力の低下についてチェックしてみましょう。気になる人は早めの微小循環のケアが必要です。

■症状が出ないこともあるラクナ梗塞

ラクナ脳梗塞
ラクナ梗塞は、他の種類の脳梗塞と違い、大きな発作が起こることはありません。
 ラクナ梗塞の症状は「ラクナ症候群」といい、運動麻痺やしびれなどの感覚障害が主に起こりますが、梗塞する部分が小さいので、症状が出ないことがあるのです。これを「無症候性脳梗塞」といいます。

遺伝的に日本人に多く発症する

脳の血管の細い動脈に、直径1.5cm未満の小さな梗塞が起きた状態を「ラクナ梗塞」といい、直径1.5cm以上の大きな梗塞はラクナ梗塞とは呼びません。
 日本人に多く、脳梗塞全体の約35%を占めています。また、日本人は遺伝的にも細い血管が動脈硬化になりやすいとも言われています。

原因は、高血圧・動脈硬化

ラクナ梗塞は、「高血圧」により細い動脈に発生する動脈硬化が最大の原因です。
 高血圧は、血管の内側の壁に強い圧力を加えます。そのために血管内壁が傷つき、どんどん硬くもろくなってしまって、動脈硬化が発症します。動脈硬化が起こると血管の血液が通る部分が狭くなり、血流がとだえて、脳梗塞になってしまうのです。

ラクナ梗塞の症状・発作

ラクナ梗塞は、梗塞する部分が小さく、症状が出ないということから「隠れ脳梗塞」とも呼ばれます。しかし、発作がない状態のまま少しずつ症状が進行すると、脳のいろいろなところにラクナ梗塞が発生して「多発性脳梗塞」になります。こうなると、言語障害、歩行障害、嚥下障害(食べ物を飲み込みづらくなる)などの症状や、認知症の症状が表れることもあります。

「HM-3000(特系霊芝)」
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脳内の微小循環は、脳神経細胞へ酸素・栄養素を供給する重大の役目を担っています。脳血管障害の対策としては、血流の改善、血管内皮細胞の保護・修復などが有効です。

 そして、これらに期待できるのは、康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」です。脳血管の血流・血管内皮細胞の修復効果により、脳血管障害における病床後の健康回復・社会復帰・再発防止に重要な役割を果たします。

※「HM-3000」商品詳細は<こちら>へ。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ

2015年1月14日水曜日

インフルエンザとワクチン

インフル全国的に流行、ワクチン接種も油断禁物!

インフルエンザの流行が例年より早く始まりました。

 国立感染症研究所は全国約5000の医療機関から週間の患者数の報告を受けており、それが平均で1機関当たり1人を超えると全国的な流行と判断されます。今シーズンは11月24~30日の週で1.9人と初めて1人を超えました。12月1~7日の週で3.49人、8~14日の週で7.38人と増え続けています。通常は年明け1~2月にピークを迎えます。

予防ワクチンを接種したので自分はかからないと安心している人がいたとしたら、それは誤解です。
 今シーズンはワクチンを部分的に変更し、効果の改善が期待されていますが、それでもまったく感染しないわけではないので油断は禁物です。日本のインフルエンザ用ワクチンは感染を完全に防ぐためのものではなく、予防接種をしてもかかることがあります。

 ではなぜ摂取するのでしょうか。それは、症状をある程度軽減したり、重症化するのを抑えたりする効果が“期待”されているからです。インフルエンザでは慢性呼吸器疾患糖尿病などの基礎疾患を抱える人や免疫力が低下している人、高齢者や子どもが重症化する恐れがあります。

 他の病気のワクチンと違い、インフルエンザでは予防接種を毎年する必要があります。感染研・感染症疫学センターの砂川富正第二室長は「ウイルスが突然変異でマイナーチェンジを毎年のように起こす。細胞とくっつくたんぱく質などが変わり、毎年流行する」と説明してします。
 重症化などを改善する効果は、どの種類のウイルスをもとにワクチンを作るかなどによって変わります。
 製造に使う種類は事前に流行を予測して決めます。製造に何カ月もかかるため、日本では前のシーズンが終わる前の3月下旬までに選びます。その後に情勢が変化しても修正できません。予想と流行がずれれば、効果も低下する可能性があるのです。

 ワクチンは劇薬です。重大な副反応もあるので接種を禁止すべき疾患を持っている人もいます。予防接種をした人もできない人も、油断せずにあらゆる予防策を講じてください。

■今シーズンのインフル:再認識と対策

今シーズンの流行は今のところほとんどがH3N2なのですが、一般にH3N2は高齢者が重症化して肺炎になる恐れが比較的高いとされます。また、小児が重症になって脳症を発症するケースもあります。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで発症する病気です。感染経路としては以下の2つがあります。
飛沫感染:感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことにより感染
接触感染:手などに付いたウイルスが主に口から体内に侵入して感染

風邪と違うインフルエンザ

風邪との違いを見分けるポイントは以下の5つです。インフルエンザが疑われる場合には速やかな処置が必要です。
 ・ 38℃以上の高い発熱  
 ・ 急激に症状が現れる  
 ・ 1~2月が流行のピーク
 ・ 重症化する可能性が比較的高い  
 ・ 頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が伴う

ワクチンの効果について

・ ウイルスが体内に侵入する「感染」を防ぐのではない
 ・ 発熱などの症状が現れる「発症」と「重症化」を防ぐのを“期待”
 ・ 効果は100%ではなく、予防接種を受けても発症や重症化することもある
 ・ 副反応(副作用)が現れることもある

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 インフルエンザワクチンは重い急性疾患や基礎疾患を持つ人などは接種をしない方がよい場合もあります。また、接種による副反応が起きる例もあり、かかりつけ医と相談して接種するかどうか決めることが大切です。ワクチンを接種したから大丈夫ではなく、感染経路を絶つ対策が必要です。
『レイシセンダン葉のど飴』

 康復医学学会の研究協力によって開発された商品『レイシセンダン葉のど飴』(和漢生薬研究所)は、日本食品分析センターによるウイルス不活性試験で【99.9%/h不活化】という驚くべきデータが確認されており、特許(特許第5578646号)を取得しています。
この特許の特筆すべきところは、「インフルエンザ予防・治療用の経口投与組成物」として認められたことでしょう。キャンディ(飴)としては世界初の発明品と言えます。 

※『レイシセンダン葉のど飴』の詳細は<こちら>へ。         


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光・愛・感謝 村雨カレン

2015年1月9日金曜日

高齢者のたんぱく質不足

65歳を超えてたんぱく質の摂取量が多いと死亡率が低下する

年を重ねたら肉や魚を積極的に食べると良いといわれていますが、研究した結果としても関係が証明されています。そのひとつがイタリアからの報告です。
 50歳から65歳まではたんぱく質は摂り過ぎない方が良いが、65歳を超えてからは、たんぱく質を多く摂ると死亡率が下がるという結果です。

 米国、イタリアを含む研究グループが、たんぱく質摂取と年齢別の死亡率の関係について、ホルモン関連の国際誌「セル・メタボリズム」の2014年3月号で報告したものです。

 研究グループは、50~65歳でたんぱく質を食べる量が多い人死亡率が75%上昇し、18年間の経過観察中にがんによる死亡リスクが4倍高くなったと報告しました。
 たんぱく質を摂る量が多いと、「成長ホルモン受容体」「インスリン様成長因子1」という2つの要因により乳がんとメラノーマの発症率・悪化が確認されています。

 反対に高齢者では逆の結果となります。65歳以上では、たんぱく質の摂取量が多いほうががんによる死亡率、あらゆる原因の死亡率の両方が低い結果となりました。
 この年齢の人はたんぱく質を食べる量が少なくなると、有害な影響を及ぼすことも分かりました。 「成長ホルモン受容体」「インスリン様成長因子1」の2つのホルモン関連の要因はたんぱく質の影響を受けやすいとされ、不足気味になると年齢に関係する病気が少なくなると見られます。

 東北女子大の加藤秀夫教授(時間栄養学)は言います。
 「高齢者の栄養状態の指標とされているアルブミンやヘモグロビンは、いずれもたんぱく質の一種です。たんぱく質は、血液や筋肉など、体のいろいろな組織をつくる材料になり、不足すると、脳出血、肺炎、骨折など、さまざまな病気を引き起こします。 とりわけアルブミンが減ってしまうと、体にとっては緊急事態です。水分を血管に取り込む力が弱くなるので、むくんだり、腹部に水がたまりやすくなります。アルブミンはホルモンを体中に運んだり、筋肉のエネルギー源である脂肪酸を運搬する役割もあるので、体を元気にする力が低下してしまいます」

 中年期ではたんぱく質を摂る量を減らして、高齢になったら増やすことが健康の維持、長寿につながるということです。ただし、肉や魚などでたんぱく質を摂取すると、同時に余分な脂質も摂取してしまう場合も多いので、良質なたんぱく質を摂取するには工夫が必要です。

■対策:高齢者のたんぱく質不足

高齢者の場合、食事を作るのが面倒になる、よく噛めない、食欲が落ちるなどの要因で栄養不足になりがちです。要介護状態を予防し健康寿命を延ばすためにも高齢者のたんぱく質不足は、しっかりチェックすることが大切です。

アミノ酸の摂取による筋肉合成に年齢関係なし

たんぱく質がなければ筋肉は合成できないのですが、そのたんぱく質も、筋肉の合成に必要な材料となるアミノ酸が揃っていなければ意味がありません。アミノ酸の投与に対する高齢者の骨格筋たんぱく質代謝の反応は、若齢者と差はなく、アミノ酸の経口摂取による高齢者の骨格筋たんぱく質合成は、若齢者と同程度に増加することがわかっています。

筋肉の低下は体力・代謝の低下につながる

筋肉の中には多くのミトコンドリアが存在します。筋肉量の減少は、ミトコンドリアの減少からエネルギー不足につながり体力が低下します。筋肉の役割は身体を動かすだけではなく、体液の循環や体温の維持が挙げられます。特に基礎代謝量は筋肉量と関係が深いため、筋肉量が減ると基礎代謝の低下につながります。

低栄養の指針:アルブミン

アルブミンは、身体の中の総たんぱくの50~70%を占めており、水分の調整や血液中の様々な物質の運搬をする働きがあります。アルブミンは、たんぱく質を材料として肝臓で作られるため、たんぱく質が不足すると低値となるので身体の栄養状態の指標として用いられます。数値が低いと栄養不良のほかネフローゼ症候群、たんぱく漏出性胃腸症、重症肝障害、感染症、甲状腺機能亢進症などが疑われます。

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『薬膳の素』
肉や魚など食事でたんぱく質を摂取する場合、同時に脂質なども同時に摂取され健康に不安が残ります。また、たんぱく質を効率的に摂取するには、アミノ酸がコラーゲンペプチドの状態が理想的です。

 康復医学学会の研究から生まれた商品『薬膳の素』(和漢生薬研究所)は、アミノ酸スコア100のコラーゲンペプチドで、また脂質の心配がありません。
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『真斗利来素』
また、同学会が研究している「コエンザイムQ10」は、ミトコンドリアでのエネルギー産生の最終段階に必要となる補酵素です。加齢とともに減少しますので、サプリメントなどで積極的に摂ることが大切です。お勧め商品は『真斗利来素(マトリクス)100』(和漢生薬研究所)です。
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2015年1月6日火曜日

正月太り対策

「正月太り」対策の意外な落とし穴

新年あけましておめでとうございます。今年も『本説伝』をよろしくお願いいたします。

 さて、今年一発目は「正月太り」の話題から。

年末年始に蓄えてしまった脂肪を早いうちになんとかしたい、ダイエットしなければ・・・と考えている人は少なくないはずです。ダイエットといえば、真っ先に思い浮かべるのは運動や食事制限ですが、実は見落としがちな生活習慣があります。それは「睡眠」です。

 「睡眠は肥満と密接な関係があるんです。しっかりと睡眠をとる人は肥満になる確率が低く、逆に睡眠不足の方は太りやすいというデータが報告されています」と語るのは、「脳と体の仕組みから絶対にリバウンドしないダイエット法」を解説した書籍『何をやっても痩せないのは脳の使い方をまちがえていたから』がロングセラー中の精神科医・奥田弘美先生。

 「睡眠が不足すると食欲を湧かせるホルモンであるグレリンが分泌されるため、やたらとお腹がすいてしまいます。また、満腹中枢を刺激して食欲を抑えるホルモンであるレプチンが低下するため、普段より食べすぎてしまうということがわかっています。つまり、睡眠不足によって『食欲過多』と『食べすぎ』というダブルの肥満効果が出てしまうのです。しかも、アメリカの調査では睡眠不足になると甘いお菓子やポテトチップスなどのスナック類、パスタやパンなどの炭水化物が特にほしくなるという結果も出ています」。



 睡眠不足と食べすぎとの関係は明らかです。そして、太りにくい状態を維持するためには睡眠時間が7時間は必要だといいます。

 「特に5時間以下しか寝ていないという方は要注意です。睡眠時間の短い人のほうがグレリン濃度が高く、レプチン濃度が低く、肥満傾向にある人が多いという結果が海外の研究では出ています。また、平均睡眠時間を7~8時間とっている人に比べて、4時間以下の人は73%も肥満になる確率が高く、5時間の人は50%、6時間の人は23%肥満になりやすいというデータもあります。まさに睡眠不足は肥満へいざなう恐ろしい生活習慣であるといえるでしょう」

 長期連休明けのため、どうしても睡眠のリズムは崩れがちですが、一刻も早く立て直すことが心身に大きな影響を与えるのです。

■正月太り対策:睡眠不足と肥満

 「“ストレスは寝て解消する”という習慣は、本来、すべての人間にプログラミングされていた自然な習慣のひとつなのだと思います。それが大人になるにしたがって、仕事や趣味などで夜更かしが増え、睡眠がもたらすストレス解消と肥満予防の効果効能を忘れ去ってしまった人が多いのです。しかし、健康的に肥満を解消したいのでしたら、十分な睡眠時間と質の高い睡眠を心がける生活習慣に変えていきましょう。睡眠不足状態が体から消えていくにしたがって、心身の疲労やストレスが解消されていき、昼間も軽やかにしっかり動けるようになっていきます。もちろん睡眠は健康だけではなく、見た目にも大きな影響を与えます。睡眠をしっかりとると、全身の代謝がアップするので、むくみがとれ、リンパ管から老廃物が排出されやすくなるので、顔も体もスッキリと引き締まりますよ」(奥田先生)
(「日刊SPA!」より)

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 康復医学学会の研究素材「ラフマ」には、睡眠ホルモン・メラトニンを作る原料であるセロトニンの分泌を促進し、さらセロトニン神経を活性させるいうデータがあります。

 年末年始で不規則になった生活習慣やストレスによる睡眠障害の改善には最適です。

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光・愛・感謝 村雨カレン