2015年2月11日水曜日

認知症と生活習慣病

認知症高齢者5人に1人(10年後)

 全国の認知症の高齢者数は、2025年には最大で約730万人に上ることが、厚生労働省研究班による推計でわかりました。厚労省の別の推計では2012年時点で約462万人としており、65歳以上の7人に1人ですが、2025年には5人に1人に増加することになります。日本政府は認知症の国家戦略を早々に策定し、国家戦略を正式決定する方針です。

 認知症は統計上、アルツハイマー型認知症と血管性及び詳細不明の認知症の2つに分類されています。多くの認知症性疾患では、その原因は不明です。しかし、脳血管性のものは比較的わかりやすく、アルツハイマー型についても、確定したわけではないものの深く研究されています。

 脳血管性のうち、わが国に最も多いタイプに広範な梗塞・不全軟化があります。このタイプは、大脳深部の白質線維の連絡機能が断たれることで認知症症状が出現します。

 大脳の表面付近の梗塞に起因する例では、梗塞巣の容積が100ミリリットルを超えると認知症の発現頻度が増加します。

 アルツハイマー型の病因は不明ですが、病理学的な特徴とされる老人斑を構成するアミロイドβ(Aβ)にその原因を求める考えが主流になっています。

 そのほかの認知症のうち、レビー小体型認知症と前頭側頭葉変性症については、鍵となる脳内構造物が明らかになりつつあり、原因解明が期待されています。

 なお、スピロヘータ、ウイルス、プリオンなどの感染性因子により、神経細胞が傷害されて起こる認知症があります。たとえば脳梅毒ともいわれる進行麻痺、エイズ脳症、狂牛病などです。

 また、認知症の兆候かと思われる言動が、実はうつ病の症状の場合があるという理由で「仮性認知症」と呼ばれるものがあります。アルツハイマー型の40~50%の人が抑うつ気分だということが確認されており、10~20%の人にはうつ病が合併しています。脳血管障害などには、約30%にうつ病が合併していることがわかっています。

■認知症予防は生活習慣病対策から

 認知症と生活習慣病との関連も注目されています。食生活、運動、休養、睡眠などの習慣によって引き起こされる慢性疾患が生活習慣病ですが、その生活習慣病の人が高齢になれば、脳の血管に障害が起きたり、記憶力・思考力が低下したりすることは、当然考えられるからです。日常の知的活動不足やコミュニケーション不足も大きな原因になります。

 また、脳血管障害が原因でなくても、身体的な生活習慣病になって寝たきりや入院生活が続けば、その環境が認知症へと向かわせてしまいます。
 認知症は生活習慣病の果てにある、といえるかもしれません。

○認知症と糖尿病

糖尿病自体が脳血管性認知症やアルツハイマー型の危険因子であることがわかっています。アルツハイマー病患者の脳には、アミロイドβタンパクという、細胞に毒性を示すタンパク質からなる老人斑が脳の表面に見られます。老人斑には大量のAGE(終末糖化産物)が含まれており、脳にも糖質のダメージが及んでいる証拠です。
 脳の血管もたんぱく質(コラーゲン)ですから過剰な糖質はAGEを生成し、酸素・栄養素が十分に運べなくなって脳内の動脈硬化から記憶障害を起こすのです。

○認知症と高血圧

高血圧は、脳の血管障害、脳梗塞や脳出血によって起こる脳血管性認知症の危険性を高めます。これは高血圧が動脈硬化の危険因子であるだけでなく、脳の血管障害の危険因子であることに起因しています。
 また、中年期の高血圧によって、アルツハイマー型の危険性も高まることがわかってきました。

○認知症とうつ病

うつ病患者にはアミロイドβタンパクに対する抗体の減少がみられ、それがアルツハイマー病のリスクが高くなる要因だとみられています。アミロイドβは健康な脳にも存在しますが、長年にわたり蓄積すると認知症の症状が現れます。高齢者にアルツハイマー病が多いのはそのためです。

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 脳血管性認知症の原因は動脈硬化です。動脈硬化は老化現象ですが、高脂血症や高血圧でさらに悪化します。
 「HM-3000(特系霊芝)」は、血流を改善し、血管内皮の保護、損傷後の修復へと促します。
 一方、アルツハイマー病は、アミロイドβという異常なタンパク質のかたまりが原因です。アミロイドβは脳内神経伝達物質に悪影響を及ぼし、情報伝達の効率を下げて、脳全体として認知症を引き起こします。
 「ラフマ」は、セロトニンを初め脳内神経伝達物質をバランスよく整えうつ対策に期待が持てます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 五月雨ジョージ


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