2015年4月28日火曜日

ダニからの感染症

GWのお出かけ、マダニの感染症に注意!

ゴールデンウィークを迎えるこれからの季節、屋外で活動する機会が増えますが、従来は主に西日本の太平洋岸での発生が多かったマダニによる感染症「日本紅斑熱」が、近年は日本海側や東北地方にも増えているので注意が必要です。
 専門家は「病気を持っているマダニの割合は少ないが、屋外ならどこでも起こり得る『常在感染症』だ」と警鐘を鳴らしています。

 Aさん(70代男性)は、発熱と全身のだるさという風邪のような症状でかかりつけ医を受診しました。抗生物質でも改善せず、別の医療機関に入院することになりました。
 足や腹部に日本紅斑熱の特徴の一つ、赤い発疹が出ていましたが、入院先の担当医師も「原因が分からず、薬によるアレルギーも疑った。いろいろな抗生物質を試したが全く良くならなかった」と話しています。
 Aさんは重症化して一時心不全の状態になり、発疹も広がっていました。担当医師は前任地での経験から日本紅斑熱感染を疑い、その治療薬を使ったところ、症状が劇的に改善しました。ただ、Aさん本人は、山や日本紅斑熱が多い地域には行っていないしダニに刺された記憶もないと話していたそうです。

人に付くことが最も多いタカサゴキララマダニの成虫
マダニの感染症に詳しい福井大医学部の高田伸弘特別研究員は「刺し口の発見も重要だが分かりづらい場合もある。治療が遅れると薬の効果が下がるので早い段階で感染の可能性を考えてほしい」と指摘しています。

 同研究員らが福井県の海岸部でマダニの生息状況を調べた結果、感染症を媒介する南方系のチマダニ類やキララマダニ類が多く見つかりました。これは西日本と変わらない生息状況でした。

 日本紅斑熱は、発生地域の拡大とともに患者数も急激に増えています。84年の病気発見以来、年間の発生数は10~20例でしたが、国への届出が義務付けられた99年以降は右肩上がりで、14年は240例に上りました。
 急増するシカやイノシシの北上に伴うマダニの移動が原因とみられています。
 また、これまでに全国で110人の死亡例がある重症熱性血小板減少症候群(SFTS)のウイルスも福井県のマダニから確認されています。

 マダニの生息は山林や野原だけではありません。海岸部、民家の裏庭、田畑、あぜ道、河川敷でも感染例があるそうです。
 高田特別研究員は「医療者にも(マダニの感染症は)山野で起こるという誤解がある。長袖、長ズボンでも、マダニは裾から入ってくるので、屋外で活動した後は刺されていないか注意してほしい」と呼び掛けています。
(福井新聞 150417)

■ダニからの感染症とその予防対策

ダニに刺されることで起こる感染症はリケッチア*やウイルスという病原体を保有するダニなどに刺されることにより起こる感染症です。2011年に初めて特定された新しいウイルス(SFTSウイルス)を保有するマダニに刺されることによって引き起こされる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や、リケッチアや細菌など病原体を保有するマダニに刺されることで感染する「日本紅斑熱」「ライム病」「回帰熱」、また「つつが虫」に刺されることによって感染する「つつが虫病」などが主な病気です。 いずれも、すべてのマダニ、つつが虫が病原体を持っているわけではありませんが、ダニ等に刺されないための注意が必要です。
*リケッチア:Rickettsia属の微生物の総称。ウイルスと同様細胞外で増殖できない。

SFTSの発生時期と発生地域 (国立感染症研究所)

ダニの感染症を予防するには

予防するためのワクチン等はありません。ダニに刺されないようにするのが一番の予防法です。マダニやつつが虫は木の葉や草
むらの土の表面に生息しています。たとえ住宅地であっても次のことを心がけることが重要です。
   できるだけ草むらに入らない。
   野山に行く時は長そで、長ズボンなどできるだけ肌を露出しない。
   草の上に直接座ったり、寝転んだりしない。敷物を利用する。
   脱いだ上着やタオルは、不要意に地面や草の上に置かない。
   虫よけスプレーを活用する。
センダン葉エキス配合の『ルチンG』
   帰宅後すぐに入浴し、着替える。

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 康復医学学会の研究素材の一つ「センダン葉エキス」には、さまざまな感染症の病原体に対応する予防作用が認められています。
 センダンには、もともと虫を寄せ付けない“忌避効果”があり、センダン葉オイルの20~100%各濃度において、マダニの幼生が27時間以内に死滅するという試験結果が確認されています。
 今後、SFTSや日本紅斑熱など、ダニの感染症に対する予防対策としての製品開発とその効果に期待が寄せられています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2015年4月25日土曜日

薬の副作用

クスリのリスク、怖い副作用

日本老年医学会は、高齢者に副作用が多く、使用中止を考慮すべきだとする約50種類の薬のリストを公表しました。

 高齢者の使用中止を考慮する薬について、05年制定の指針「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン」では“特に慎重な投与を要する薬物のリスト”としていましたが、改定案では“ストップ”と明確な表現に変更しています。ストップリストには、認知症の患者に投与すると脳血管障害などの可能性を高めるとして「抗精神病薬全般」と掲載。睡眠薬や一部の胃薬も認知機能の低下を招くとしています。

 改定案作成グループ代表の東京大秋下雅弘教授(老年病科)は「リストは数千の文献から集めた確度の高い情報を基に作った」と話しています。しかし「患者の判断で薬の使用を中止すると急激に病状が悪化して命に関わることがある。まず医師や薬剤師に相談して欲しい」と注意も呼びかけています。

 一方で、消費者庁は、市販薬による副作用が疑われる症例が2009年4月~2014年3月の5年間で1,225件あり、うち15件が死亡に至ったことを明らかにしました。うち8件は風邪薬の副作用による死亡。

 同庁は「重症化を防ぐために、初期症状が出たら医師や薬剤師に相談してほしい」としています。消費者庁がこうした注意喚起をするのは初めてのことで、板東久美子長官は「市販薬の副作用のリスクはあまり知られておらず、国民に直接呼びかけたいと考えた」と話しています。消費者庁は個別の薬の名称は公表していません。
 同庁はまた、市販薬を販売する事業者の団体に対し、消費者に危険性を啓発するよう求めたことも明らかにしています。
 副作用例は医薬品医療機器総合機構(PMDA)が集計したもので、死亡例15件のほか後遺症が生じた例も15件ありました。最も多いのが風邪薬の400件(死亡8、後遺症9)、次いで解熱鎮痛消炎剤の279件(死亡3、後遺症2)で、漢方製剤やせき止め薬でも死亡例がありました。副作用による症状としては、皮膚や粘膜がただれる「スティーブンス・ジョンソン症候群」や肝障害、間質性肺炎、腎不全、ぜんそく発作など。

 消費者庁は「初期症状のうちに治療すれば重症化は防げる」と強調し、服用後に目の充血などの粘膜の異常や、発疹、発熱、息切れ、むくみといった症状が出た場合は服用をやめて医師に相談するよう呼びかけています。

■薬の副作用、ワクチンの危険性

政府広報オンラインでは、「暮らしのお役立ち情報」の中で、クスリのリスク(副作用)について注意を呼びかけています。

 薬は、病気やけがを治療するなどの効果・効能がある一方、副作用というリスクを併せ持つものです。副作用とは本来の目的と別の作用のことで、例えば眠気やのどの渇きといった軽いものから、肝機能障害やアレルギー反応の一種であるアナフィラキシーなどの重い症状まで様々です。

薬の副作用について特に注意が必要な人

○アレルギーがある 
○過去にひどい副作用を経験 
○肝臓腎臓などに病気がある
○ほかの薬を使用 
○妊娠中、あるいは授乳中の女性 
○高齢者
○仕事などで特別な環境にある(高所作業、ドライバーなど)
※政府広報オンライン「暮らしのお役立ち情報」
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201310/2.html

ワクチンの危険性

近年はワクチンの危険性も広く伝えられています。理解している方も多いようですが、厚労省でさえも子宮頸がん予防ワクチンなどについては勧めていません。それほど危険だということです。医薬品添付文書には「劇薬」とはっきり警告されているのです。
※厚労省リーフレット(右図)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/pdf/leaflet_h25_6_01.pdf

 インフルエンザ予防のためといって、嫌がる子供に無理やりワクチンを打たせて殺してしまった母親の事件もありましたが、なにより「打たない」ことがベストです。

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 クスリは、効く薬ほどその副作用は強いものです。そして、患部だけでなく全身をめぐり健康な組織にも影響します。

 康復医学学会の主要研究テーマ「HM-3000(特系霊芝)」は、クスリの毒性(副作用)に対する白血球、血小板産生への作用も認められており、さらにクスリとの飲み合わせによる弊害もありません。薬に頼るばかりでなく、普段から免疫力を高める工夫が大切です。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2015年4月22日水曜日

コレステロールは低すぎても危険!

コレステロール値はただ低ければいいのか!?

中年と呼ばれるようになって、コレステロールを気にし始める人は多いと思います。コレステロール値が高いと動脈硬化(血管障害)を起こしやすくなるという心配からです。しかし、常識だと思っていたその根拠は甚だ怪しいのです。

そもそもコレステロールが悪者にされたのは、1913年のニコライ・アニチコワ(ロシア病理学者)による実験からです。ウサギに大量のコレステロールを投与したら動脈硬化が起こったのです。その結果から彼は「コレステロールが動脈硬化の原因」と発表しました。
 問題は、草食動物のウサギは本来コレステロールの多い肉や魚などは食べないということです。しかも実験では腐って酸化したコレステロールを無理やり食べさせたのです。
 人間はウサギと違ってコレステロールの多いものを食べても恒常性を保つ調節機能があり、健康ならばコレステロール量は一定に保たれます。また、私たちが食事で摂るのは酸化したコレステロールではありません。つまりウサギのデータを人間に当てはめること自体が問題なのです。

 さらに1970年にアメリカの学者ヘグステッドらが「食事のコレステロールが100mg増加すると、血中のコレステロール値が6mg/dl上がる」という有名な「ヘグステッドの式」を提唱。各国で長い間採用されてきましたが、その後個人差が大きくてこの式が成り立たないことがわかってきました。
 しかし、いまだにコレステロールには悪役のイメージが強く、多くの人たちがそう思い込んでいます。

 私たちはコレステロールを食品で摂り入れていると思うかもしれませんが、実はコレステロールの3分の2は肝臓などの体内で作られます。毎日一定量が合成され、それで足りない分が食事で摂り入れられ小腸から吸収されているのです。
 人間の体にとってコレステロールは必要不可欠なものです。細胞膜の生成・維持にも必要で、コレステロールが少ないと、細胞が壊れやすくなります。血管の細胞も壊れやすくなるため、脳卒中のリスクが高くなります。

 また、既に血中コレステロール値が高い人でも、摂取を減らせば心筋梗塞などを予防できるかは明らかでないとして、米国保健福祉省は新食生活指針で摂取基準を撤廃し、日本の厚労省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会も、報告書にコレステロールの摂取目標値を盛り込みませんでした。

■コレステロール値が低いほど死亡率が高くなる!

悪玉コレステロールにも大切な役割がある!

コレステロールは脂質の一種で、細胞膜、胆汁、ビタミンD、副腎皮質ホルモン、男性・女性ホルモンなどの原料となる体にとっては必要不可欠な物質です。肝臓で作られたり食品から摂ったりしたコレステロールは血管を通じて体の各細胞に運ばれ、さまざまな原料として使われます。
 肝臓から細胞へはLDLという形で運ばれます。また、余分なコレステロールを肝臓に回収するときはHDLとして血液中を運ばれます。HDL、LDLはそれぞれ役割が異なり重要な働きをするので、本来は善玉も悪玉もありません。

 なぜ高いコレステロール値が問題視されるかといえば、心筋梗塞のリスクを重視する心臓の専門医(動脈硬化学会など)の側からの意見が強く反映されているからです。しかし近年では、日本動脈硬化学会も多少基準を変更した(2007年)ように、見解は変わってきています。

コレステロール値を下げると健康を害する!?

○ 総死亡率がもっとも低いのは、総コレステロール値が200~279mg/dl。
○ 総コレステロール値が低いほうがより死亡リスクが高くなる。
○ 総コレステロール値が低いほどがん死亡者が多い。総コレステロール160mg/dl未満は280mg/dl以上の約5倍。
(※以上、茨城県が9万6千人を対象に5年間行ったコレステロールとがんの因果関係を追跡した調査結果、5万人を対象に6年間にわたって行われた「日本脂質介入試験」などの結果より)

○ コレステロール値が低下すると、脳の働きが低下してうつや認知症になる可能性が高い。また、脳血管にダメージを与えやすくなり脳卒中のリスクが増す。
○ コレステロール値が高いほうがNK活性が高いので、がんの発症リスクは小さい。
○ 心臓さえ悪くなければ総コレステロール値300mg/dlは心配ない。350以上になったら注意すべきだが、基本的にコレステロールを下げる薬は飲まないほうがいい。
(※以上、順天堂大学医学部特任教授)

○ 駅のホームから飛び降り自殺をする人に関する調査報告によると、ほぼ全員がコレステロールを下げる薬を飲んでいた。
(※医大研究者とJRの共同研究)

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」にはホルモンの崩れを正常化する作用が認められていますので、ホルモンバランス改善の方向から血液中のコレステロールの調整が期待できます。HM-3000により、数値に一喜一憂することなく、しかも薬の副作用やうつへの不安のないコレステロール対策が可能になると考えています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2015年4月17日金曜日

閉塞性動脈硬化症(ASO)

足のしびれや冷えから心筋梗塞・脳梗塞に!?

足の血管の動脈硬化が進行すると、「閉塞性動脈硬化症(ASO)」を発症することがあります。

 「足の血管が詰まり動脈硬化が起こることで、血流が悪くなり、足先へ酸素と栄養を十分に送り届けることができなくなる病気で、足にさまざまな障害があらわれます。自覚症状としては、足の冷え・しびれから始まり、次第に痛みが生じて歩行障害が起こります。典型的な症状としては、一定以上の距離を歩くと足が締め付けられるように痛くなり、5~10分ほど休むと回復するといったこと(間歇性跛行)を繰り返します。重症化すると潰瘍・壊死が起こり、足を切断しなければならない場合もあるので、軽視できません」(東京血管外科クリニック・久保一人院長)

 ASOの下地となり、悪化させる危険因子はなんでしょうか。それは、喫煙、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、慢性腎不全などです。

 喫煙者が閉塞性動脈硬化症になると、非喫煙者に比べ、間歇性跛行が生じる割合が約3倍も高まるといわれています。
 また、糖尿病の患者は、そうでない患者に比べ、閉塞性動脈硬化症が重症化しやすく、治療のため足を切断する下肢切断率は5.1倍もアップすると報告されています。糖尿病の早期診断・治療は、足の血管病の予防・治療の面からも重要で、積極的に行われるべきです。
 高血圧症は、喫煙や糖尿病に比べ発症の危険性は低いのですが、十分な注意が必要です。

 足はいちばん心臓に遠く、もともと血流が悪いので症状が出やすいのです。ASOにかかりやすいのは高齢の男性で喫煙者。元は動脈硬化が原因のため、生活習慣病の改善が必要です。最近では糖尿病も増えASOも増加傾向にあるそうです。

 「冷えやしびれを我慢してしまったり、足が痛くて歩けないのを年齢のせいで足腰が弱っていると思って放置するケースが少なくありません。自然に治ることなく放置すると悪化する病気です」(久保院長)

 ASOは、下肢静脈瘤や脊椎管が狭くなり神経が圧迫される脊椎管狭窄症など似た症状の病気もあり、検査しないと判別できません。また、ASOにかかると5年後には約20%の人が心臓や脳に血管疾患を発症するといわれています(国立循環器病研究センターHPより)。

 この血管病とわかったら、足の動脈だけでなく、他の血管疾患がないかを確かめ、全身的な動脈硬化コントロール対策が必要になってくるのです。

■閉塞性動脈硬化症(ASO)の症状と対策

 閉塞性動脈硬化症(ASO)は、それ自体の病状回復の見通しは比較的よいと考えられています。しかし、この血管病は他の血管疾患(心臓・脳血管疾患)を合併する可能性が高く、これらの合併疾患が原因で死に至る場合が多いことを忘れてはなりません。

【ASOの症状】

通常の健康診断のチェック項目では見つからない病気なので、気になる症状があればまずは検査を受けましょう。症状には以下のような特量があります。

○歩行障害(間歇性跛行:一定距離を歩くと、主にふくらはぎが締め付けられるように痛くなる。5~10分ほど休むと回復する) ○足が冷たい、しびれる、足の指が紫色になる ○じっとしていても足が痛み、夜寝られなくなる ○刺すような足の痛みが常に継続する ○足に潰瘍ができる

【治療方法】

1) 禁煙:
 喫煙とこの動脈硬化症との因果関係ははっきりしているので、禁煙は予防・治療の大原則です。
2) 薬物療法:
 薬物療法は足へ向かう血流を増やして症状を改善する一方、心臓や脳の血流もよくすることを目的として、抗血小板薬や血管拡張薬がよく使われています。
3) 炭酸泉療法:
 現在、閉塞性動脈硬化症、特に重症下肢虚血の場合に行われている温泉療法の一つです。
4) 運動療法:
 初期治療としてまず行われる療法。血液不足の足への血流を増やす一方、血液中の酸素の利用効率を高めるのが狙いです。
5) 血行再建術(カテーテル治療、バイパス手術):
 血行をよくするのが血行再建術で、運動療法や薬物療法で十分な効果が得られなかった場合に行われます。カテーテル治療とバイパス手術とがあります。

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 ASOにかからないための対策として、禁煙、食生活改善、運動、ストレス解消が大事です。また、足を清潔にして冷やさないよう心がけ、怪我にも気をつける必要があります(深爪や靴擦れにも注意)。
 ASO対策としてポイントとなる血流改善は、まさに康復医学学会の主要研究テーマです。「HM-3000(特系霊芝)」には、微小循環の血流改善に関する各種エビデンスがあります。脳血管障害や虚血性の心疾患に対し、血流の改善と血管の保護、血栓形成の抑制に対する効果でASO対策が期待されます。
 また、「ラフマ」は、セロトニン活性により、鎮静作用、抗ストレス作用、睡眠改善、血圧安定などの生理作用が期待できます。ASOの予防・早期治療の助けとなることは間違いありません。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2015年4月15日水曜日

男性の更年期障害

男性の更年期障害“LOH症候群”

更年期障害は女性特有のものと思っていませんか? 不眠、イライラ、突然の発汗、性欲減退などが日常的に感じられるようになったら、それは加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)と呼ばれる男性の更年期障害かもしれません。
 「生活習慣の是正で症状を軽減できるケースも少なくない。効果的な薬もあるので、歳のせいと諦めないで」(帝京大学医学部付属病院泌尿器科・井手久満准教授)。

 LOH症候群の原因は、テストステロンという男性ホルモンの減少です。ホルモンは体内で働いて細胞の生理活性を誘導する化学物質です(働く場所によって、神経伝達物質と呼ばれることもあります)。老化によって体内でホルモンが作られにくくなり、ホルモン量が減ってくると、身体の中で情報のやり取りが不足気味になってきます。実はこれがいわゆる更年期障害の正体なのです。
 加齢とともにテストステロンが少なくなると、40歳以降の男性がLOH症候群を発症しやすくなります。症状は他に、集中力や記憶力の低下、性機能不全、筋力低下、頻尿などさまざまです。

 診断は、血液検査によるテストステロンの測定と問診などから総合的に行います。しかし、一般の病院で診察を受けても、うつ病などと間違われることが少なくありません。
 症状の改善には、ウォーキングなどの軽い運動がお勧めです。タバコを控え、バランスの良い食事を心掛けます。タマネギやニンニク、アボカドなどはテストステロンを増やす食材です。また、睡眠不足はテストステロンの値を低下させますので注意しましょう。生活習慣の是正で改善が見られない場合は、補中益気湯、八味地黄丸、牛車腎気丸などの漢方薬も有効と言われています。また、テストステロン注射による治療法もありますが、多血症や睡眠時無呼吸症候群などの副作用に注意が必要です。

 「患者さんで多いのは、デスクワーク中心の方や社会規範に縛られる職業の方。スポーツ選手など体を使う仕事の方は少ない傾向がある」(井手准教授)。
 発症しやすいのは、几帳面でストレスを溜め込みやすいタイプだといいます。「テストステロンは、糖尿病や高血圧、メタボリックシンドロームなどでも減少し、健康のバロメーターになる。気になる症状を感じたら、うつ病や心身症などとの鑑別のためにも、恥ずかしがらずに泌尿器科やメンズヘルス外来などを受診して」と井手准教授は勧めています。

■男性更年期障害(LOH症候群)とその対策

LOH症候群は、男性ホルモンである“テストステロン”が大きく影響しています。
 一般的に男性ホルモンの減少というと性欲減退やEDなどと結びつけられるだけで、命に別状はないものと思われがちです。しかし、男性ホルモンは性的な部分だけではなく精神にも多大な影響を及ぼしている要素で、減少の影響は思いもかけないところまで及びます。たとえば、やる気の減退やうつ症状、筋肉痛、心筋梗塞や脳梗塞リスクの上昇など、男性ホルモンと関係ないと思える身体の不調とも密接に関わっていることが多いのです。

テストステロンの減少はさまざまなリスクを誘発


 男性更年期の症状は大別して3つ、①体の症状、②心の症状、③性の症状です。
 LOH症候群は中高年男性に一時的に生じる現象ではなく、テストステロンが減少することによっておこる“病気”なのです。最近の研究として、テストステロン値が下がってくるとうつになりやすくなったり、内臓脂肪が増えてきたりすることも分かっています。つまり、テストステロンの量が低下するにつれて、メタボリックシンドロームのリスクも高くなるといえるのです。
 また、性の問題でいうと、日本では現在1130万人が、満足できる勃起ができていないといわれます。「最近笑っていない」「新聞が読めない」「よく眠れない」――この3点が確認できれば比較的重いLOH症候群の可能性が高いので、出来るだけ早目に医師に相談しましょう。

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には免疫力を調整する働きがあります。副作用もなく、継続して摂取することで免疫力が高まり、中枢神経などの諸機能のバランスをはかり、体力、気力をアップさせますので、LOH症候群の症状改善も期待されます。また精神的な不調を訴える場合は「ラフマ」の生理作用(鎮静作用、抗ストレス作用、睡眠改善、血圧安定など)の働きが期待できます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年4月10日金曜日

無気力症候群

うつと間違えやすい“無気力症候群”

 「無気力症候群」という病気を知っていますか? 
 無気力・無関心になってしまうのはうつだけではありません。無気力症候群は、うつに似た症状も表れるので誤診されやすいのですが、別のものとして扱われることが多いようです(神経内科では独立した病態として、精神科領域ではうつ病の部分症状または近縁疾患として捉えられることが多い)。男性に多くみられます。

この無気力症候群は、アパシー症候群(アパシー・シンドローム)とも呼ばれ、何事にも無気力になり、また、無感動・無関心になる状態をいいます。なかには、仕事に対してはやる気がないが、趣味には精を出すという選択的な無気力もあります。共通していえることは、抑うつ気分や不眠、食欲の低下などはみられず、うつ病や統合失調症における無気力とは異なります。新入生や新入社員の五月病など、無気力症候群の時期は異なりますが誰にでも経験があるものです。通常こうした無気力症候群は一時的なものですが、もしそれが長引くと何にも関心を持てなくなって家に引きこもってしまうなど、無気力症候群が深刻化する恐れもあります。
 無気力症候群の特徴的な状態としては、○感情の起伏が小さくなる ○意欲や自発性が低下する ○今まで通りの情熱を持って物事が出来なくなる ○周囲の人と一緒に楽しめなくなる ○周囲のことに無関心になる ○自分のしていることの結果に関心がなくなる‥‥などがありますので、見逃さないようにしましょう。

 無気力症候群になる理由はストレスです。普通何かのストレスを感じた場合、その理由をはっきりさせて解決する、そのこと自体を忘れるなど、人にはいろいろな解決方法がありますが、無気力症候群の場合は、ストレスがその人自身にとって大きすぎて逃避してしまい、何もやる気がなくなるという構図です。性格的に「勝ち負けに敏感な人」がかかりやすく、その敏感さゆえに勝敗にかかわる局面をできるだけ避けようとします。病的になると、不登校や出社拒否を始めることも少なくありません。特徴的な症状に気づいたら、自分は出来ると思い込むことや、ストレスとの調和を図る事が何よりも重要となってきます。

 無気力症候群は一種の現実逃避といえます。しっかりと現実を見るということが重要ですから、周囲の人の理解が必要になります。怠けもの扱いをするのは厳禁です。

■医学的にも注目され始めた無気力症候群

現状は「無気力症候群(アパシー・シンドローム)」の統一された診断基準はまだ無く、研究を進める上で最も大きな問題となっています。しかし、アパシーの特徴的な症状は、パーキンソン病やアルツハイマー病、脳卒中後患者など脳器質疾患患者で多い症状とされ、医学的に注目を集めている症候群の一つといえます。

無気力症候群とうつの類似性

アパシーとうつ状態は概念的にも臨床的にも混同されることが多いようです。
 うつ状態は概念的には持続的な気分(mood)の障害であり、意欲そのものの障害ではありませんが、精神科で頻用されているうつ病の診断基準では、“抑うつ気分”または“興味・喜びの減退”のいずれかを必須項目としています。抑うつ気分は気分の障害ですが、興味・喜びの減退は普段なら興味や喜びが感じられていた刺激に対して反応しなくなる状態であり、アパシーの概念に近いものです。
 精神科におけるうつ病の診断基準にはアパシーという用語こそ含まれていないものの、意欲に乏しく何事にもやる気が起こらずおっくうな状態はうつ病の主要な症状であると考えられています。

日常生活機能・認知機能の低下に関わる無気力症候群

無気力症候群は、「日常生活機能」との間に密接な関連があります。
 たとえばアルツハイマー病患者を見ると、無気力症候群のある患者は、ない患者と比較して日常生活機能の障害は高度であり、無気力症候群の程度と機能障害の程度の間には相関関係が認められています。
 このような関連はアルツハイマー病だけでなく、血管性認知症、脳卒中患者、うつ病患者においても報告されています。
 「認知機能」に関してもアパシーのある患者は、ない患者と比較して認知機能が低く、認知機能が低下していく速度も大きいことが、アルツハイマー病、脳卒中患者、老人ホームの居住者などで報告されています。
 さらに、無気力症候群を有する脳卒中患者ではリハビリテーションによる機能回復が遅くなることも報告されています。

無気力症候群が起こるメカニズム

報告によって結果には差異が見られますが、一般的には、ストレスによってドーパミンやアセチルコリンなどの神経伝達物質に異常が起こったり、モチベーションに関連する神経回路として前頭葉~皮質下回路のどこかが損傷されたりすることが要因で無気力症候群が引き起こされるといわれています。

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【対策】
 ストレスを感じ無気力症候群の特徴的な症状に気づいたら、うつ病と診断される前に対処することが肝心です。ストレス状態が続きセロトニン放出が抑制されると、ドーパミンやアセチルコリン、アドレナリンをはじめとする神経伝達物質のバランスを崩します。その神経伝達物質のバランスを整えるのがセロトニンです。

 康復医学学会の研究素材「ラフマ」には、セロトニン分泌を促進させ、セロトニン神経の活性を促して神経伝達物質のバランスを調整する作用に関するエビデンスがあります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2015年4月8日水曜日

急性アルコール中毒

米国の急性アルコール中毒死、1日6人!

日本で4月といえば歓迎会のシーズンです。お酒の一気飲みによる急性アルコール中毒が話題になりますが、このたび米国の疾病対策予防センターで、アルコール中毒に関する調査の結果が発表されました。

それによると、1日平均6人が急性アルコール中毒で死亡しているそうです。もっとも死亡率の高いのは、50歳前後の男性でした。若年層など特定グループを対象にした調査はありましたが、人口全体を対象にした調査は初めてでした。

同センターによると、2010年から2年間、平均で1年間に2,221人が急性アルコール中毒で死亡していました。このうち4分の3は35歳から64歳までの中高年。しかも全体の4分の3は男性。一番死亡率が高いのは45歳から54歳までの男性でした。

 「これまでの調査は主に学生など若年層を対象にしてきました。しかし、問題はもっと大きなものでした。驚くべきことに、アルコールによる死者は中高年に集中しているのです」(同センターのアルコール問題対策担当者)

 報告書は「アルコール中毒死はこれまで考えられてきた以上に深刻な問題になっている」と解説していますが、調査方法が異なるため、死亡率が上がっているかどうかの見極めはできないといいます。
 短時間に大量飲酒すると、血中アルコール濃度が急激に上がり、体が対応できなくなります。過度のアルコール摂取は呼吸をコントロールし、体温と心臓機能を司る脳の働きを停止させてしまいます。こうして死に至るのは暴飲の典型的な結果によるものだと報告書は解説しています。

 暴飲とは具体的にどれくらいの量なのでしょうか? 報告書は、女性の場合「一度に4杯以上」、男性は「一度に5杯以上」と定義しています。
 報告書によると、3,800万人の成人が1カ月に平均4回は暴飲しているとのことです。ただし、暴飲する人の約90%はアルコール中毒患者ではないそうです。また、アルコール依存が原因で中毒死する者は全体の3分の1しかないと、報告書は分析しています。
 米国内でアルコールによる死亡率が最も多いのは、ネイティブ・アメリカン(先住民)とアラスカ原住民で、100万人に対し49人の死者を出しています。これは100万人に対し約9人という米全国平均に比べ相当高い数字です。全体で見ると死者の多くは非ヒスパニック系の白人が多く、全体の57%を占めているそうです。
(New York Times News Serviceより)

■急性アルコール中毒とその対策

急性アルコール中毒とは、「短時間に多量のアルコール飲料を摂取することにより生体が精神的・身体的影響を受け、主として一過性に意識障害を生ずるものであり、通常は酩酊と称されるもの」と定義されます。
 その症状は血液中のアルコール濃度に比例し、重いものでは、意識レベルが低下し、嘔吐、呼吸状態が悪化するなど危険な状態に陥ります。

 日本では若年者・女性・高齢者などでリスクが高まり、とくに大学生や新社会人では一気飲みとして飲酒させられ、死亡に至るケースが毎年発生しています。
 ちなみに体調を崩すことが分かっていながら飲酒を強要し、急性アルコール中毒で死亡させた場合は刑法第二百五条(傷害致死罪)が適用され、3年以上の懲役が科せられます。

 急性アルコール中毒が疑われた場合、適切な処置や対応法を取ることが大切です。

間接的な危険性もいっぱい!

急性アルコール中毒により死亡する場合、血中アルコール濃度が高まることによって呼吸・循環中枢が抑制されて死に至る直接的な要因だけではなく、間接的な要因で死亡する場合も多く見られます。
 嘔吐物による窒息で死亡する事例をはじめ、足下のふらつきなどによって転倒したり、屋外で眠ってしまい電車や車にひかれる海や川でおぼれる、もうろう状態で行った言動によって他者とのトラブルに巻き込まれるなど、さまざまな間接的な危険性が高まります。


【対策】

お酒は適度にたしなむことが前提ですが、その飲み方を工夫するだけでもずいぶん違います。
○酔いが回るにはある程度の時間がかかるので、飲み始めの30分は意識的にゆっくり飲む
○空腹時はアルコールの吸収が早まるので、つまみを食べながら飲む
○一気飲みはせず他人にも強要しない
○自分のペースで飲む‥‥等々

 康復医学学会の研究素材「HM-3000(特系霊芝)」は、経口投与によって多量のアルコールより誘発された心臓・肝臓の過酸化脂質を抑制する作用が認められており、アルコール誘発性脂肪肝や肝硬変を防ぐことが期待できます。特に、まだ肝機能の重大な損失を経験していないアルコール性肝疾患の初期段階での人々にとって有益です。
 また、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進、二日酔い防止、肝機能障害予防の各作用が認められています。事前に飲んでおくことをおすすめします。 


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光・愛・感謝 村雨カレン


2015年4月3日金曜日

花粉症対策


花粉症、自覚症状なくても油断は禁物! 


 春は花粉症の季節です。スギ花粉はピークを過ぎたとのことですが、これからはヒノキです。
 花粉症は、アレルギー性鼻炎の1つで、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが主な症状です。日本において花粉症を引き起こす植物はおよそ50種類ありますが、スギ花粉症患者がもっとも多く、人口の16%の約2000万人いるとされています。近年では、ヒノキやその他ブタクサ、ヨモギなどの花粉症患者も増えています。

 また、これまで花粉症にかかったことがないのに急に発症したというケースも珍しくありません。これは、毎年花粉を体内に取り込んでいるうちに、花粉に抵抗しようとアレルギーを引き起こす「IgE抗体」と呼ばれる物質の量が、その人にとってアレルギー反応を引き起こす一定の許容量に達した(感作が成立)ためです。一度感作が成立すると、体内に侵入してきた花粉をIgE抗体が異物とみなし、免疫反応を起こして花粉を追い出そうと攻撃します。
 つまり、花粉症は身体に備わっている生体防御システムが過敏に働くために、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状を起こすのです。

 花粉症の症状で特徴的なのは、水のようなサラサラした鼻水目のかゆみであり、それが鼻風邪との鑑別点になります。
 鼻風邪であれば、一般的には目のかゆみはなく、数日のうちに鼻水は粘性の高いものになり、さらに黄色や緑など色のついたものとなります。
 また、屋外のほうが花粉が多いため、外出時などはおのずと症状も強くなるという点も風邪との違いです。非常に似通った症状ですが、屋内のほうが症状が強いといった場合、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎を疑ったほうがよいでしょう。

 一般に「アレルギー性鼻炎」と言った場合、通年のアレルギー性鼻炎を指すことが多いようです。患者は自己診断に頼らず、専門家の診断を受けることが重要です。

■花粉症の季節、だからアレルギー対策!

花粉症対策としてまず大切なのは花粉を取り込まない工夫です。
 外出時、マスクやメガネをかけるだけでも花粉を取り込む量を軽減できます。また、衣類は花粉が付着しやすいウール素材は避けましょう。帰宅時は玄関で上着や髪についた花粉を振り払い、手洗いやうがい、洗顔をして花粉を洗い流しましょう。外に干した洗濯物や布団は、よくはたいてから取り込みましょう。部屋は掃除機をしっかりかけ、できれば水拭きを。空気清浄機を利用すると、花粉を含めダニやハウスダスト対策にもなります。

生活習慣を見直して、規則正しい生活を!

花粉症の症状を悪化させないためにも、規則正しい生活を送り正常な免疫機能を保つことが大事です。睡眠をしっかりとり、バランスの取れた食事を心がけましょう。

抗アレルギー効果の高い食材

高タンパクの肉や卵を食べ過ぎて分解が不十分なまま吸収されると、体は異物とみなして抗体が増え、アレルギー症状を引き起こすことがあります。アレルギーに負けない(抗アレルギー)食材を取り入れることです。
 青魚に多く含まれるEPA・DHA、緑茶や甜茶に含まれるポリフェノール、なたね油や大豆油のαリノレン酸(多価不飽和脂肪酸)、サンマや牛レバー、マグロに多いビタミンB6、ヨーグルトなどの乳酸菌、その他、酸化作用の強いビタミンAやC、Eなどに抗アレルギー作用があると言われています。Aは鶏レバーやウナギ、にんじんやかぼちゃなどに、Cはピーマン、ブロッコリー、オレンジなどに、Eはウナギ、かぼちゃ、アーモンドなどのナッツ類、ひまわり油や綿実油などの油脂類に多く含まれています。

 また、タバコはやめましょう。タバコの煙に含まれる有害物質が鼻の粘膜を刺激し花粉症の発症率を2倍~5倍高め、症状を悪化させます。
 アルコールや刺激物も控えるべきです。

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対策:アレルギーは免疫系の活性亢進が原因!

花粉症は、正常な組織に対しあたかも非自己物質に対するように攻撃を加えるという免疫系“活性亢進”(免疫の活性が高まること)からもたらされるものです。

「康復医学学会」HPより
康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」免疫系に対して調整的な双向性があるため、免疫系の働きが低下して起こる免疫失調症などに限らず、免疫系の活性亢進からもたらされる自己免疫疾患などにも改善効果が認められています。当然、アレルギー症状に対しても効果が期待できます。
 粒状やカプセル状の商品を摂ることはもちろんですが、『HM真菌』(和漢生薬研究所)などの粉末状商品(カプセルの中身)を水に溶かして鼻スプレーの容器に入れて使用したり、メントール系軟膏に混ぜ込んで鼻腔に塗ったりすることで効果を感じている人も多いようです。

※参考:【免疫系と霊芝


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光・愛・感謝 村雨カレン


2015年4月1日水曜日

劇症型溶血性レンサ球菌感染症

“人食いバクテリア”患者急増!

前回、世界の感染症をみてきましたが、今回は日本などの温帯地域では普遍的な感染症の情報です。
人食いバクテリアの原因菌「A群溶血性レンサ球菌」
(国立感染症研究所)
突然発症して急激に手足の壊死などが進み、時に人の命を奪う「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の患者報告数が近年、増加傾向にあります。
 国立感染症研究所によると、昨年は99年の調査開始以降最も多い273人に達しました。今年も2月15日までで68人に上ります。急激な進行と致死率の高さから“人食いバクテリア”として話題になっているこの細菌感染症は、いったいどのようなものなのでしょうか。

 主な原因菌の「A群溶血性レンサ球菌」は特別な細菌ではありません。扁桃炎やとびひ、皮膚炎などを起こしますが、通常は抗菌薬で治療できます。症状がないまま、のどなどに保菌している子供もいます。
 しかし傷口などから細菌が体に入ると、まれに劇症化することがあります。初期症状は手足の痛みや腫れ、発熱などですが、病気の進行は極めて速いのです。細菌が急激に増殖し、通常は細菌のいない筋肉や筋膜を壊死させたり、血流に乗って全身に回って多臓器不全などを引き起こしたりします。発症して数十時間以内にショック状態で死亡することもあり、死亡率は30~50%に達しています。

 厄介なのは、抗菌薬の効果が菌の増殖スピードに追いつかない場合もあるということです。東京女子医大の菊池賢教授(感染症学)によると、「足が痛い」と訴えて来院した患者を診察した際、壊死して皮膚が紫色に変色した部分が見る間に広がっていった例もあったそうです。

 「体内で免疫機構が全く機能せず、細菌が自由に増殖していくのを見ているようだった。どんどん壊死が広がる場合は切断して止めるしかない」(菊池教授)

 なぜ劇症化するかは解明されていません。国立国際医療研究センターの病原微生物学研究室長によると、A群の中でも、ある特定の遺伝子を持った型が劇症化を起こす場合が圧倒的に多いことが分かっているそうです。通常、体内に入った病原体は免疫細胞によって排除されますが、この型の菌は特別な物質を産生して免疫細胞を攻撃している可能性が考えられるといいます。

 厚生労働省研究班の調査では、患者の半数以上が60代以上の高齢者でした。患者側に発症しやすさに関わる因子がある可能性もありますが、はっきりしたことは何も分かっていないのが現状ということです。

劇症型の主原因、A群溶血性レンサ球菌」とは

A群溶血性レンサ球菌は、上気道炎や化膿性皮膚感染症などの原因菌としてよくみられる菌で、侵入部位や組織によって多彩な症状を引き起こします。
 日常よくみられる疾患として、急性咽頭炎の他、膿痂疹、蜂巣織炎、あるいは特殊な病型として猩紅熱(しょうこうねつ)があります。これら以外にも中耳炎、肺炎、化膿性関節炎、骨髄炎、髄膜炎などを起こします。また、菌の直接の作用でなく、免疫学的作用として、リウマチ熱や急性糸球体腎炎を起こすことが知られています。
 さらに「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(レンサ球菌性毒素性ショック症候群)」は、軟部組織壊死を伴い、敗血症性ショックを来たす重篤な病態として問題になっています。

“劇症型溶血性レンサ球菌感染症”患者数の動向

感染研によると、劇症型感染症は87年に米国で見つかり、日本では92年に初めて報告されました。患者は全例、国に報告されることになっています。
 患者報告数は2000年代前半までは年50人前後で推移しましたが、その後は100人前後に増えていき、2010年代は200人前後と倍増。右のグラフをを見れば近年全体の報告数が増えているのは一目瞭然です。またA群以外の溶血性レンサ球菌でも劇症化する場合があることが分かってきています。

A群溶血性レンサ球菌による疾患の予防対策

A群溶血性レンサ球菌は通常、患者との接触を介して伝わるため、人と人との接触の機会が増加するときに起こりやすく、家庭、学校などの集団での感染も多くなっています。感染率については兄弟での間が最も高率で、25%と報告されています。学校での咽頭培養を用いた研究によると、健康保菌者が15~30%あると報告されていますが、健康保菌者からの感染はまれと考えられています。
 予防としては、患者との濃厚接触をさけることが最も重要であり、うがい、手洗いなどの一般的な予防法も励行することとされています(国立感染症研究所感染症情報センター)。

 康復医学学会の研究素材「ホタテ貝殻焼成カルシウム」はさまざまな菌やウイルスの感染予防に効果が実証されています。うがいや手洗い、日用品の抗菌・抗ウイルス対策にご利用いただけます。
 また、主要研究素材「HM-3000(特系霊芝)」の成分には、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、血流関連に対する効果だけでなく、レンサ球菌の発育を阻止する作用も認められており、A群溶血性レンサ球菌による疾患の予防対策としてもお役に立ちます。


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