2016年11月2日水曜日

エネルギーと酸素

50歳を過ぎたら「低糖質・高酸素・高体温」

がん細胞は、正常細胞が細胞分裂の際にコピーミスをした中から突然変異してできます。その際、発がん物質(イニシエーター)が作用することで発がん遺伝子が目覚め、細胞分裂を繰り返して増殖していきます。
「活性酸素」は、最悪の発がん物質であり、認知症の元凶でもあります。50歳を過ぎたら“白い主食”を避けたほうがよいのは、活性酸素を過剰に発生させる原因になるからです。これは人体のエネルギー産生システムと関係しています。

 私たちの細胞には、「解糖系」「ミトコンドリア系」という2種類のエネルギー産生システムがあります。なぜ、システムが2つあるのか、その理由は生物の進化の過程の中に隠されています。

 解糖系は、地球上にまだ酸素がなく気温の低い時代に原核細胞が使っていたエネルギー産生システムが起源です。糖質を原料に動くシステムで、エネルギー効率は高くないものの、必要に応じて瞬発力のあるエネルギーをつくり出します。人間では若い体でよく働きます。

 一方、ミトコンドリア系は、地球上に酸素が発生した後に出来たシステムです。ミトコンドリアは細胞内の小器官で、細胞1個あたりに数百~数千個存在しています。呼吸によって得た酸素と日光を使い、食物のわずかなエネルギーをもとに、莫大なエネルギーを効率よく作り出します。こちらのシステムは持久力に長けています。

 この2つのシステムは、私たちの体内でも常時互いを補い合いながら働きます。ただ、どちらがメインになるかは体内環境によって違ってきます。解糖系は、「高糖質・低酸素・低体温」という三つの条件のもとでよく働き、ミトコンドリア系「低糖質・高酸素・高体温」のもとで活性化します。

 50歳を過ぎた体に必要なのは、瞬発力よりも持久力に長けた持続可能なエネルギーです。生殖期を終えると、ホルモンの分泌や体のエネルギーの使い方などが若い頃とは違ってきます。そこで体の変化に応じて、解糖系からミトコンドリア系に主体を移す必要が出てきます。子孫を残すという役割を終えた後、健康で長生きしていくために、体を作り変えていかなければならないからです。
 ところがミトコンドリア系は、解糖系が動き過ぎてその働きを邪魔されてしまうと困ったことが起こります。酸素をもとに、「排気ガス」ともいえる活性酸素を過剰に発生させてしまうのです。

 50歳を過ぎたら、解糖系を働かせ過ぎないために、白い主食や白砂糖を避けましょう。白い主食や白砂糖は食物繊維がないために腸からの吸収が早く、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が一気に上昇します。そうなると、解糖系が活発になり、ミトコンドリア系が活性酸素を大量につくり出すことになってしまうのです。

■エネルギー不足は酸素不足から

述べてきたように、人間のエネルギー産生には解糖系とミトコンドリア系という2つのシステムが備わっています。そして使い道により、それぞれ下表のような特徴があります。


 1日どころか5分間呼吸せずに酸素を供給しなければ死んでしまいます。これは、生命維持に必要なミトコンドリア系のエネルギーが不足してしまうからです。

 しかし、現代社会は酸素不足の時代でもあるのです。


酸素不足(酸欠)を起こしてしまう4つの原因

(1)ストレス:
 人間関係、環境の変化などの内的ストレスに対応するため体内でホルモンが作られますが、それには酸素が使われます。また、大気汚染・喫煙・飲酒などによる外的ストレスに対しても体内毒素を除去するために酸素が使われています。

(2)けが、肉体疲労:
 けがの治癒や筋肉疲労の回復にも酸素が使われます。

(3)病気・薬:
 ウイルス・病原菌や薬・化学合成品なども細胞内の酸素量を低下させます。

(4)大気中の酸素濃度の低下:

 空気中の酸素の比率は21%と教わってきましたが、現代先進国では17~15%、東京の都心部にいたっては13%にまで低下しているといわれています。

 血液中の酸素濃度は16%です。酸素不足になって濃度が低下すると、脳内ホルモンなどが減少してうつ病になりやすくなり、また嫌気性のがん細胞を活性化し増殖させます。

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酸欠時代、平常時こそ「HM-3000(特系霊芝)」が必須

酸素を全身の細胞へ運搬するのが、赤血球中の“酸素運搬タンパク質”と言われるヘモグロビンです。

HM-3000の4系統霊芝
康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、全身に運ばれた酸素を切り離して酸素供給量を高め細胞の酸欠を改善する働きを持つ「2,3-DPG(グリセリン2,3-リン酸)という物質を産生・増加させることが確認されています。
 また、霊芝は肝臓で作られる「GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)という非常に強い抗酸化作用を持つ酵素の増加を促します。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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