2017年9月20日水曜日

糖質

果糖は安全な糖か?

果糖は本当に安全な糖と言えるのでしょうか? 実は、老化の原因物質「AGE」(Advanced Glycation End products=終末糖化産物)によって、体はダメージを受けてしまうのです。

 リンゴの皮をむいておくと茶色に変色するのは「酸化」によるものです。酸化は体の「サビ」と言えます。一方、体の「コゲ」と称されるのが「糖化」です。糖化は老化および老化に伴う様々な病気の原因になるのですが、まだまだ認知されていません。

 体の主な構成成分はタンパク質です。タンパク質には、体内に入ってきた糖と結びつきやすいという性質があります。
「糖化」とは、糖が血管や皮膚のタンパク質と結合することでタンパク質が変性し、老化の原因物質であるAGEが作られることを意味します。これにより、体を構成するタンパク質が、本来の役割を果たすことができなくなってしまいます。
 AGEはブドウ糖とタンパク質だけではなく、果糖とタンパク質でも起こります。驚くことに、果糖はブドウ糖に比べて何十倍もタンパク質を変性させやすい糖であることが分かっています。
 健康にいいと固く信じられている果物ですが、食べ過ぎは良くありません。果糖は単糖類であり極めて吸収がいいのです。脂肪肝や糖尿病は果糖を減らすと改善することがしばしばです。最近の果物は過度に糖度を上げており、「果糖は安全な糖」とはいえません。
 ひとたび、AGEになると、体にさまざまなダメージをもたらします。まず動脈硬化が進行します。肌の老化、そして認知症。一般的にはアミロイドβという異常タンパクの脳への蓄積といわれますが、AGEの沈着でも認知症を引き起こすのです。果物は吸収がいいためにタンパク質とすぐ結合してしまいます。認知症予防の観点から果物は考えものです。

 しかし、皮肉なことに、「果物の女王」と称される熱帯のフルーツ、マンゴスチンの果皮に「抗糖化作用」があることが、分かってきたという情報もあります。

■栗原毅(医学博士・栗原クリニック東京日本橋院長)
(出典:http://www.zakzak.co.jp/) 

■いまさら聞けない『糖質』の話!

糖質はタンパク質、脂質と共に「三大栄養素」と呼ばれているほど体にとって必要不可欠なもので、もちろん大切な役割を持っています。
 体の中で最もよく利用されるエネルギー源が糖質です。小腸から吸収されたブドウ糖は、一部は肝臓や筋肉中にグリコーゲンとして蓄えられ、血液中のブドウ糖濃度は常に一定の範囲内に保たれるように複雑な調節機能が働いています。
 糖質が不足すると、エネルギー不足、疲労感・倦怠感、体重減少、集中力欠如、運動能力低下などの弊害が表れますが、代わりに脂肪やアミノ酸がエネルギー合成に使われます。逆に糖質を摂り過ぎると、脂肪として体に蓄積し、栄養バランスの崩壊などが顕著になります。現在、問題視されている多くの生活習慣病は、そのほとんどが糖質の摂り過ぎが原因です。

 代表的な糖質には、次のようなものがあります。

 ブドウ糖(グルコース):自然界に最も多く存在する糖。
 ●果糖(フルクトース):果物やハチミツ、根菜などから抽出した糖質。
 ●ショ糖(スクロース):ブドウ糖と果糖が結合したもの。
 ●麦芽糖(マルトース):ブドウ糖が2つ結合したもの。
 ●乳糖(ラクトース):多くは哺乳類の乳汁に含まれている糖質。
 ●オリゴ糖:大豆やビートなどから天然成分を抽出・分離したもの。

 ブドウ糖は、パンやごはん、イモ類など主食類の炭水化物や、砂糖(ショ糖)から摂っている糖質で、体のエネルギーを生み出す大切な役目を持っています。血液中に流れ込んだブドウ糖は、すい臓から出るホルモン、インスリンによって細胞内のミトコンドリアに送られ、酸素と結びついてエネルギーとして燃やされることで身体は活動することができるのです。身体の中での糖のやり取りにブドウ糖が使われているのは、糖質の中でブドウ糖がもっともAGEを作りにくいからとも言われています。

 果糖(フルクトース)は、果物やハチミツ、根菜類から抽出した糖です。果糖だけを使った飲料や食品などを摂ると、ブドウ糖のように消化酵素で分解されることなく、胃腸から吸収されてしまいます。ブドウ糖のようにインスリンの手を借りることもありません。体温にすぐ反応するため、ブドウ糖の10倍以上の速さでタンパク質と結びつき、多くのAGEを生成してしまいます。果糖は、摂り方によっては一番怖い糖といえます。

『最悪の老化物質 AGE』
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 康復医学学会では、小冊子『最悪の老化物質 AGE』を販売しています(A5版40ページ/本体400円+税)。

 詳しくは下記サイトをご覧ください。
→ http://www.koufukuigaku.org/bukai_age.html


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年9月13日水曜日

マグネシウム

その症状、マグネシウム不足かも

マグネシウムは、体のあらゆる臓器で必要なミネラルです。原因不明の疲労感や倦怠感、不整脈、筋肉やまぶたの痙攣で悩んでいる人は、マグネシウム不足が原因かもしれません。

 血液検査ではマグネシウム不足は発見できません。血中に存在するマグネシウムはわずか1%。つまり、血液サンプルからマグネシウム濃度を計測しても、あまり有用ではないのです。
 マグネシウムは骨や臓器に蓄えられ、様々な生体機能のために利用されます。しかし、マグネシウムが不足していても気づかないことが多いため、「見えない欠如物質」と言われています。
 推計では、アメリカ人の80%近くがマグネシウムの摂取量が不十分であるとされています。また、アメリカの成人のうち、一日に推奨される量のマグネシウム(男性400~420 mg、女性310~320 mg)を摂れている人は、わずか25%という数字が示されています。この量は「不足状態から脱するために必要な最低限」の量であると言われています。

 マグネシウムというと、まず第一に、心臓や骨にとって必要なミネラルと思われていますが、これは誤解です。これまでの研究で、人間のタンパク質に3,751個のマグネシウム結合部位を発見しており、マグネシウムの役割がかなり過小評価されていることを示しました。
 また、体内に存在する300種類以上の酵素の中にもマグネシウムは見つかっており、環境化学物質や重金属、その他の毒素によるダメージを防ぎ、身体の解毒作用に重要な役割を果たしています。さらに、マグネシウムは次のような役割を持っています。

  ●筋肉や神経を活性化 
  ●アデノシン三リン酸(ATP)を活性化して体のエネルギーを放出 
  ●タンパク質、炭水化物、脂肪の消化を促進 
  ●RNA及びDNA合成の基本構造単位としての働き 
  ●セロトニン等の神経伝達物質の前駆体としての作用

 自然療法医のCarolyn Dean医師は15年以上もの間マグネシウムについて研究しています。彼女の著書『The Magnesium Miracle』では、マグネシウム不足が引き金になって起こりうる22もの疾患(科学的に実証済み)が書かれています。22の疾患は次のとおりです。

不安障害・パニック発作、喘、血栓、腸疾患、膀胱炎、うつ、デトックス、糖尿病、疲労感、心臓病、高血圧、低血糖、不眠症、腎臓病、肝臓病、偏頭痛、筋骨格の疾患(線維筋痛症、痙攣、慢性的な腰痛など)、神経疾患、産婦人科系疾患 (PMS〈月経前症候群〉、不妊、子癇前症)、骨粗しょう症、レイノー症候群、虫歯

 マグネシウム不足でまず現れる兆候には、食欲不振、頭痛、吐き気、疲労、倦怠感などがあります。状態がより進行すると、しびれ感・チクチク感、筋肉の収縮と痙攣、発作、人格変化、不整脈、冠動脈攣縮などの深刻な症状に発展することがあります。

(出典:http://japanese.mercola.com/) 

■糖尿病・がん等の疾患とマグネシウム

慢性疾患を防ぐ物質としてマグネシウムを挙げる人はほとんどいないでしょう。しかし、新陳代謝の維持に関わる役割など、マグネシウムは重要な役割を果たします。
 例えば、マグネシウムの十分な摂取はインスリンによる糖の代謝不全リスクを低減し、中高年者における糖尿病前症から糖尿病への進行を遅らせる効果があります。さらに、マグネシウムを多く摂ると男女共に骨密度が増すことがわかっており、ノルウェーの研究では、飲料水中のマグネシウム濃度が股関節骨折のリスクを低減させることが報告されています。
 また、マグネシウムは、がんのリスクを低減させる可能性もあります。「American Journal of Clinical Nutrition」に発表された研究では、マグネシウムを豊富に含む食生活により、結腸直腸がんのリスクが低減したという報告があります。メタアナリシスによると、マグネシウムの摂取量が100 mg上昇する毎に、結腸直腸がんのリスクが12%低減されることがわかりました。マグネシウムによる抗がん作用は、インスリン抵抗性を抑制する能力と密接に関連性があり、腫瘍の増殖に影響しているとみられています。


マグネシウムを多く含む食材

 昆布や丸干しイワシやそば、緑葉野菜、豆類、ナッツ類、カボチャ・ひまわり・ゴマ等の種子類はマグネシウムが豊富です。しかし、現代の食材は総じてミネラル含有量が少なく、マグネシウムを多く含むとされる食品を摂るだけでは十分とは言えません。100年前には日常の食事で500 mgのマグネシウムを摂取できましたが、現代ではせいぜい200 mg程度です。


血中マグネシウム濃度を左右する要因

マグネシウム不足の原因は次のようなものです。 
  重労働・運動 
  ▼ストレス 
  ▼アルコールの過剰摂取 
  ▼加齢・妊婦 
  ▼腎臓・胃腸の病気 
  ▼加工食品や肉の食べ過ぎ

「ラウンドアップ」等グリフォセートを含む除草剤を使用した農作物は、ミネラルが体内に吸収されにくくなっています。また、調理や加工によりマグネシウムはさらに減少します。
 一方、体内に吸収されるマグネシウムを阻害する要因もあります。例えば、お酒の飲み過ぎは、マグネシウムの吸収に必要なビタミンDの吸収を妨げます。また、糖分を摂り過ぎると、マグネシウムは腎臓を通して体外に排出されてしまいます。
 マグネシウムの吸収は、カルシウム・ビタミンD3・ビタミンK2と相互作用しているので、それぞれの摂取バランスが重要となります。

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 当学会が推奨する「HM-3000(特系霊芝)」には、カルシウムやリン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン等のミネラル類が豊富に含まれています。食生活におけるミネラル摂取補助食品としても効果的です。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年9月6日水曜日

睡眠と血管

"良く寝る人は美しい"は本当だった!

人が良く寝ると美しくなるのは本当だと、スウェーデンのカロリンスカ研究所が研究結果を示しました。研究者らによる睡眠の実験では、睡眠不足が数夜続くだけで人は"はるかに"醜くなるとのこと。さらに研究では、寝不足の目のくまと膨れた瞼を見ると、周りの人は交流意欲が失せることすらあると述べています。人の疲れた顔は、より不健康に見え、近づきにくいと他人から評価されました。

 実験対象は男女合わせて25人の大学生。彼らには、夜間の身体の動きを測る器具を持ち帰ってもらいました。器具によって、ごまかしていないか、寝てはいけない時に寝ていなかったかが確認できます。参加者には2晩連続で十分な睡眠を取るよう求め、また1週間後に2晩連続で4時間しか睡眠を取らないように制限しました。そして、十分な睡眠と睡眠不足の回それぞれの後に参加者の化粧をしていない写真を撮りました。
 次に、首都ストックホルムに住む男女計122人に写真を見せ、魅力、健康状態、眠気、信頼性の面での評価をお願いしました。同時に、「写真の中の人物とどれくらい交流したいか」と質問。評価した人たちは写真の人物が疲れを巧みに読み取り、眠そうな写真の場合は、その人物の「魅力」の評価点が下がりました。

 また英国王立協会のオンライン科学誌「Royal Society Open Science」によると、評価者は疲れた参加者とは交流したい気持ちが減ったと話し、疲れた参加者をより不健康だとも判断しています。研究者は、これは進化の観点から見ると理にかなった行為だといいます。
「不健康そうな顔を見ると、それが睡眠不足や他の原因であっても、他人の中で病気を忌避する反応が起こる可能性がある」
言い換えれば、人は病気の可能性がある人とは一緒にいたくない一方で、精力的で健康そうな人は非常に魅力的に映ることになります。

 主任研究員のサンデリン博士は、「皆さんを心配させたくないし、今回の発見を心配しすぎて眠れなくなっては困るのだが」と伝え、さらに「ほとんどの人は少し睡眠が不足しても、問題ない」と指摘しています。

 リバプール大の心理学専門家で英国心理学協会会員のブルアー博士は、「魅力的かどうかの判断はしばしば無意識のものだが、皆やっている。人は他人が疲れて見える、または不健康に見えるなどの小さな手掛かりにも気づくことができる」と話します。
 ブルアー博士は、「今回の研究は、睡眠がどれほど重要かを再認識させてくれる」と述べています。
(出典:http://www.bbc.com/japanese/)

■睡眠は血管を若く保つ

血管のためにも、ぐっすり眠るようにしましょう。とはいえ、現代人は「眠れない」という人が少なくありません。特に30~40代のころは、忙しさから睡眠時間があまりとれず、平均睡眠時間は2~3時間という方も多くいらっしゃいます。睡眠不足が血管によくないことはわかっていますので、意識して睡眠時間をとるようにすることが大切です。

"寝てる間に"修復される血管

私たちは睡眠をとることで脳や体を休息させています。睡眠の直後から3時間ほど分泌されるという「成長ホルモン」は、体内の新陳代謝を促して、体が受けたダメージを修復します。実は、この睡眠中に血管も修復されているのです。

 睡眠中は「副交感神経」が優位になって、心身ともにリラックスした状態です。心拍数が下がり、血圧も下がるため、血管への負担が減ります。つまり、ぐっすり眠ることが"血管力"を高め、若々しい体と脳を保つことにつながるのです。短すぎる睡眠時間は交感神経の緊張を招きますので、血管にはよくありません。寝不足が続くときには、ほぼ例外無く血圧が上昇しています。

 また、睡眠不足は食生活にも悪影響を及ぼします。満腹感を得にくくなったり、食欲を出させるホルモンを放出したりするので、睡眠不足だとふだんより食べてしまうのです。深夜になるとお腹がすいてくるのはそのせいです。BMAL1*の作用が強い"太りやすい時間帯"にバクバクと食べていれば、メタボへまっしぐらとなるでしょう。

 眠れないでいると、体の疲れがとれず、翌日の行動にも支障が出てしまいます。体を動かすモチベーションが下がるので、運動不足から肥満につながることも指摘されています。毎日を健やかに過ごすためにも、ぐっすり眠るようにしましょう。

*BMAL1(ビーマルワン)とは:体内時計に関係する遺伝子であり、脂肪の分解を抑制して体内にため込みやすくする働きがあります。BMAL1は、1日のうちの時間帯によってその強さが変化することがわかっています。夕方6時ごろから徐々に作用が強くなり、深夜2時ごろピークに達したあとで徐々に弱まります。太りにくい 食事のタイミングは、〔●BMAL1の作用が最も弱い午後2時前後に昼食を食べる ●BMAL1の作用が強くなる前の夕方6時ころに夕食を済ませる〕のが良いということになります。

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 睡眠時間は、短過ぎても長過ぎてもよくありません6~7時間くらいが脂肪率の低い睡眠時間と言われています。

 血管・血流の改善効果が期待される「HM-3000(特系霊芝)」を日常的に摂り、睡眠ホルモン「メラトニン」の材料である脳内セロトニンの増加が期待できる「ラフマエキス」を夕方に摂って、睡眠の質を改善し、睡眠中に血管力を強化しましょう。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年8月30日水曜日

腸内フローラの改善

大腸は"エコ"な臓器?

大腸は何のためにあるのでしょうか? 

 栄養の吸収は小腸の役割です。小腸に無数にある絨毛の1本1本には微細な血管が走っており、吸収された栄養素などの分子はその血管内に入ります。そして、食べ物の残りカスが大腸に送られることになります。だから大腸には絨毛がなく、その代わりに腸内フローラ(種類ごとにまとまった腸内細菌叢)があり、それが食べ物の残りカスを処理しているのです。

 小腸とは違い、大腸は曲がりくねっていません。まるで太い額縁のように小腸を取り囲んでいます。「大腸」という名前が示すとおり、とても太いのが特徴です。大腸は大きな空間がないと仕事ができないので、こんな形をしているのです。

 食べ物の残りカスを、時間をかけてゆっくりと、そして可能なかぎり完全に消化するのが大腸の仕事です。大腸のモットーは「厳しい時代を生き残るために、資源を有効に活用すること」なのです。大腸は、小腸ですでに次の、あるいは次の次の食事が吸収され始めていようが、あわてません。平均16時間かけて、食べものの残りカスをていねいに分解します。そして、ほかの場所では吸収できない物質を取り込みます。カルシウムなどの重要なミネラルを吸収するのも大腸です。また、大腸は腸内フローラと協力して、脂肪酸、ビタミンKやビタミンB12、チアミン(ビタミンB1)やリボフラビン(ビタミンB2)も吸収します。これらが不足すると、血液凝固や神経の働きに支障が出たり、頭痛の原因になったりします。

 大腸の最後の1mでは、水分と塩分のバランスが調節されます。私たちの大便に含まれる塩分は常に一定です。大腸がなければ、私たちは毎日1ℓの水を余分に飲まなければならないでしょう。大腸は水資源の保全にも役立っているのです。

 小腸と同じく、大腸で吸収された栄養分もすべて肝臓に送られて検査を受け、合格したものが循環系へ送り出されます。ただし、腸管の最後の数cmにある血管は肝臓ではなく、循環系に直接結びついています。基本的に消化はすでに終わっているので、唯一の例外である「座薬」を除いて、この部分では何も吸収されないからです。座薬は、飲み薬に比べて薬効成分が少ないですが、効果はより早く現れます。飲み薬により多くの薬効成分が入れられているのは、成分の大半が肝臓で「解毒」されてしまうので、患部に到着する前に薬効成分が減ってしまうからです。解熱剤などで肝臓に余計なストレスを与えたくない場合は、座薬を使用するのはとてもいいことです。特に子供たちや高齢者にはうってつけです。
(参考:『おしゃべりな腸』(Giulia Enders/サンマーク出版)

■腸内フローラを改善する方法

腸内には数百種類の菌がびっしりと生息しています。そして、この細菌の生息している状態は一人ひとり異なります。腸はお腹の調子や消化吸収だけに関わる器官ではありません。免疫やホルモンの分泌、美肌、日々の調子など心身すべてに関わる器官です。腸内には様々な種類の細菌が生息していて、腸内フローラ(細菌叢)を形成しています。腸内フローラのバランスを改善して美と健康を維持しましょう。

腸内環境を改善するためには

腸内の菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類あり、人体に有害な働きをする悪玉菌が優勢になると心身の健康を損なうことがあります。腸内環境を改善するためには、善玉菌が働きやすい環境を作ることが重要です。腸内フローラの理想的な状態は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌の比率が2:1:7であると言われています。菌の割合の把握は難しいですが、食事と生活習慣を見直すことで、腸内フローラを整えることが可能です。

 食事では、発酵乳製品や漬物など善玉菌を含む食品・増やす食品(腸内で消化されにくい、オリゴ糖類や食物繊維など)を摂ることと、腸内環境に悪影響を与える食材(高たんぱく、高脂質、化学調味料・添加物)を控えることが重要です。

 日常的なストレスは交感神経を刺激して便の排泄を抑制します。便の排泄が滞ることで、悪玉菌や、悪玉菌の作る有害物質(アンモニアや硫化水素)の排出ができなくなり、腸内フローラが悪化します。また、十分な睡眠時間を確保し、リラックスして入浴するなどして副交感神経を刺激することも重要です。

腸内フローラを整えることで期待できること

腸内フローラを改善すると、腸だけではなく全身の健康が維持され、以下のような効果が期待できます。

美肌効果:腸内細菌がビタミンB群の生成を促進するため
便秘解消:善玉菌の増加で乳酸や酢酸などの有機酸が産生され、腸を刺激するため
肥満予防:腸内細菌が生産する脂肪酸がエネルギー代謝に関わる受容体を刺激するため
体臭改善:悪玉菌が産生するアンモニアや硫化水素が減少するため
免疫力強化:人体の免疫の7割を担う腸の免疫細胞を腸内細菌が刺激するため
がんリスク低下:がんの要因となるアンモニアや硫化水素などの有害物質が減少するため

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 康復医学学会が、新しい甘味料のあり方として研究を続けている「グリシン+霊芝炭」は、様々な健康作用が確認されています。整腸作用が高いこともそのひとつで、便通改善物質として働きます。グリシンは、腸内善玉菌を増殖させて腸の働きを活発にするため、便秘や下痢になりにくくなるのです。

 また、食物繊維の一種「難消化性デキストリン」にも善玉菌を増やすことが知られており、腸内フローラを整えて健康的なお腹が期待できます。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年8月23日水曜日

認知症の介護

“介護の主な原因”  認知症が初のトップ

厚生労働省が6月、2016年度の国民生活基礎調査の結果を発表しました。それによると、介護が必要となった主な原因で、認知症が初めて1位になったことが明らかになりました。

 国民生活基礎調査は、保健、医療、福祉、年金、所得などの国民生活の基礎的事項を厚生労働省が調査するもので、3年ごとに大規模な調査が行われています。平成28年も大規模な調査の実施年に当たり、6~7月に行われました。
 介護については約8千人を対象に調査が行われ、約7千人から回答を得て集計しています。(※熊本地震の影響により、熊本県については調査を実施していません)

まず調査結果の「世帯の状況」で注目すべき点は、高齢者世帯の割合が過去最高を記録し1327万1千世帯になったことです。これは全世帯のうち26.6%を占めており、超高齢化社会が確実に迫ってきていることがわかります。

「介護の状況」では、親などの要介護者を自宅で介護している人のうち、要介護者と介護者自身が互いに65歳以上の世帯は54.7%。75歳以上でも30.2%となり、どちらも過去最高を記録。また、要介護度3以上では、介護にかける時間が「ほとんど終日」である割合が多くなっています。さらに、同居の主な介護者の悩みやストレスについては、68.9%が「悩みがある」と回答。そのうち「家族の病気や介護」を悩みの原因とあげる人は、男性73.6%・女性76.8%と高い割合でした。老老介護の増加と、過酷な実態が伺えます。

 介護が必要となった主な原因を見てみると、1位が認知症で18.0%。2位が脳血管疾患(脳卒中)で16.6%。3位が高齢による衰弱で13.3%。要介護度別では、要介護者から要介護度1~4までの原因の1位を認知症が占めていました。老老介護の増加や「要介護度3以上では介護にかける時間がほとんど終日」である割合が多い事実から鑑みて、認知症介護の負担の大きさが懸念されます。
 今回の調査で超高齢化社会と認知症患者の増加の実態がまざまざと明らかになりました。国だけでなく民間でも対策は進められていますが、さらなる早急な手立てが必要となっているのかもしれません。                 
(出典:https://info.ninchisho.net/)

製薬会社の認知症新薬不発に対して、

『光華(R)』の有効率は100%!

各国の大手製薬会社の認知症に対する新薬開発が暗礁に乗り上げています。16年11月、米製薬大手イーライ・リリーが臨床試験(治験)を断念。米製薬大手メルクも今年2月、認知症の6~7割を占めるアルツハイマー病治療薬の開発を「肯定的な結果が得られる可能性はほぼ無い」との評価を受けて中止すると発表しています。新薬は「アミロイドβ」や「タウ」という認知症の原因とされる物質を取り除けば治るという理論で開発されてきました。しかし、原因物質を取り除いても症状が進行する人や、原因物質がたまっていっても顕著な症状が現れない人も多く、新薬の開発はことごとく失敗しています。

 治療薬の開発の難しさは、脳は生きている状態では調べにくいということがあげられます。また、物忘れなど老化現象と見誤り、診断も容易ではありません。
 寿命が延びた一方で、認知症克服の難しさだけが際立っており、人類は新たな課題に直面していると言えそうです。製薬会社のさらなる研究とその成果が期待されるところです。
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正念場を迎えている製薬会社の状況下、一つの明るい可能性をお知らせいたします。
 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、脳の神経細胞が再生し伸長していくという研究データ(in vitro実験)があります。当学会・森昌夫理事長(復旦大学上海医学院顧問教授)は、「原因物質の除去だけではダメ。脳神経細胞を再生させればよい」と考えました。そして研究を認知症に特化し、昨年末に『光華(R)という商品の発売に結び付けることができたのです(商品発売元:認知症改善サポート日本協会)。
 これまでに『光華(R)』をご使用いただいた方から多くの喜びの声をいただいております。認知機能の低下が顕著な方の全員に何らかの症状改善が認められており、現状、症状改善の有効率は100%と言えるのではないかと自負しております。

『光華』
商品情報はこちらから
「私は、症状が具体的に出ている人、進行が著しい人にこそ、『光華』をお勧めしています。なぜなら、症状の軽い人は、改善の変化が素人目には判断できないからです。早い人で1週間、遅い人でも1か月間続けていただければ、何らかの症状の改善がみられるでしょう。また、この商品は医薬品ではありませんので、ご本人の状態に合わせてご家族の方の判断で召し上がる量を調整することができるというメリットもあります」(森理事長)。
 もちろん、ご自身の将来が不安な方が利用した場合も、認知症の予防効果や、他の生活習慣病の症状改善が期待できます。ぜひ一度お試しいただき、その効果を実感してください。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年8月9日水曜日

薬用炭

"炭"を食べる猿?

アフリカはタンザニア東海岸のインド洋上にあるザンジバル島。そんなザンジバル島の人里近くの木々でひっそりと暮らす猿がいます。白いお腹に黒い顔、背中は赤毛の猿、ザンジバルアカコロブスです。この猿はザンジバル島だけに暮らすアカコロブス科のサルで、背は50~60cmと小さめですが、尻尾が体よりも長くて、とってもすばしこいそうです。
 彼らは森林保護区などに30~50匹くらいの群れで暮らしていますが、森に住んでいる群れは警戒心が強くなかなか発見できません。一方、かなり人に慣れている群れは道路や民家の近くにも出没します。保護区に入るよりも村の道端や木の上を探したほうが見つけやすく、運が良ければ群れに近づいても逃げないとか。村人と仲の良いサルは人の近くで遊んだり、お尻を見せつけ求愛してきたりすることもあるそうです。

 彼らが人里近くに来る目的は、住民が育てているランブータンやレンブなどの果樹の葉。人間の食べる果実は食べません。コアラが毒のあるユーカリの葉ばかりを好んで食べることは有名ですが、ザンジバルアカコロブスも普段からモモタマナなど、植物毒(アルカロイド)を持った木の葉や花ばかりを食べています。彼らは植物の種類が少ない地域で暮らしているので、選んでいられず、毒のある植物を食べるようになったようです。
 そのせいで彼らの胃には毒が貯め込まれています。以前、テレビの動物番組で、犬がザンジバルアカコロブスの肉を食べたら死んでしまったという現地の人の証言とともに、恐ろしい毒ザルとして紹介されたこともあります。

 では、彼ら自身、どのように毒から身を守っているのでしょうか? 実は、毒が体に回らないように胃袋を4つも持っていて、バクテリアの力を借りて消化しているのです。しかし、それだけでは解毒が間に合わず、調子を崩してしまうことも多いようです。
 そんな暮らしの中、ザンジバルアカコロブスは長年の知恵で、毒から身を守る食べ物を見つけたのです。それが「炭」だったのです。山火事や落雷、人間が行う焼き畑・焚き火の後にできる炭。偶然の発見から彼らが身につけた健康食品でした。体の具合が悪くなったザンジバルアカコロブスは、植物の炭を探し出すと、一心不乱にむさぼります。
 人間風に言えば、炭を食べてみたら体の調子の良くなったことで、民間療法として広まり、ザンジバルアカコロブスの間に代々伝えられてきたというところでしょうか。

 私たち人間の間でも密かにデトックス効果が注目されている炭。炭を摂ると、分子サイズの小さな孔に毒素を吸着して、体の外に排出してくれると言われています。

■霊芝炭末(黒焼き霊芝)の効能

【薬用炭の歴史】 
 木炭を燃料や冶金以外に使用した歴史は古代エジプト時代にまでさかのぼります。紀元前1550年のエジプト医学文書には、各種炭素を医療用に用いることが記述されており、当時から医者は炭がある種の病気を治すことに大変な興味を持っていたことがうかがえます。
 日本における「黒焼き」(炭化物)の使用は古くから民間療法として普及し、中国から伝わった処方「漢方」に対して「和方」として伝承されました。イモリやサンショウウオの黒焼きは、媚薬やひきつけを起こした子供の治療薬などに使われてきました。

薬用炭のデドックス効果と副作用

現在、薬用炭(多孔質炭素)は腸内のガスや有毒物質を吸着する薬として認められています。下痢症や中毒の治療に使われており、薬事法にその使用方法が定められています。
薬用炭は腸内のガスや有毒物質を吸着して、体外へ排出させます。下痢症のほか、消化管内の異常発酵による生成ガスの吸着(おなかのゴロゴロ)や、自家中毒・薬物中毒における吸着及び解毒などに用いられます。
 但し、薬用炭は栄養素や薬の有効成分までも吸着してしまったり、長期間連用するとビタミン類及びミネラル等の吸着による栄養障害の恐れがあったりするので、注意が必要です。

薬用炭による治療方法

(1)経口治療

【外因性物質の吸着】
バルビツール酸系薬剤、農薬、睡眠薬、鎮静薬、抗うつ薬、鎮痛剤、心血管作動薬、抗生物質、抗癌薬、覚醒薬 
【内因性物質の吸着】
ビリルビン、胆汁酸、芳香族アミノ酸(チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン)、エンドトキシン、アナフィラトキシン、クレアチン、尿酸、葉酸、ビタミンB12、グアニジン、エピネフリン、ノルエピネフリン、セロトニン、サイロキシン、PTH、フェノール化合物、インスリン、LDL、VLDL

(2)直接血液灌流治療

治療される病名:肝不全、腎不全、薬物中毒、劇症肝炎、肝硬変、肝胆手術の術後、薬剤性肝障害、溶血性疾患、家族性高コレステロール血症、閉塞性動脈硬化症、単状糸球体硬化症、抗A抗B抗体

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独自開発の「霊芝炭末」 

霊芝炭末
 当学会で独自開発した「霊芝炭末(霊芝の黒焼き)」は、HM-3000(特系霊芝)を長時間にわたりほぼ無酸素状態で高温処理し炭化させ微粉末化しています。
 以前も紹介しましたが、その驚くべき特長は、他の生薬に微量の霊芝炭末を混ぜると、元の生薬自体の効能が増大したり、よみがえったりすることにあります。
 さらに霊芝炭が発する遠赤外線効果が体内のケイ素の活性化に影響を与えると考えられています。
 もちろん他の薬用炭と同様に吐瀉剤、整腸剤としてのデドックス効果も有することがわかっています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年8月3日木曜日

疲労とCo-Q10

紫外線が体の疲れを悪化させる!

私たちが日常「体が疲れた」と口にするときは、「脳が疲れた」状態であり、肉体疲労も精神疲労も、あらゆる疲労は脳の中にある自律神経の中枢が疲れることで起こる、と東京疲労・睡眠クリニックの梶本院長は指摘します。
 疲労が蓄積した結果、自律神経の機能が低下して、本来なら対処できるストレス要因に体が対応しきれなくなった状態が、いわゆる「バテた」状態です。特に夏は疲労を悪化させる要因が多く、これが「夏バテ」を招くのです。その要因とは、大きく分けて「暑さ」「紫外線」「寒暖差」の3つです。
 暑い夏でも体が活動できるために、人の体は汗をかきます。汗が蒸発するときに気化熱を奪うことで体の熱を放出して一定の体温を保っているわけですが、この体温調節を担っているのが自律神経です。つまり暑いときは、自律神経がフル回転しなければならず、その負担が大きくなるので疲れるというわけです。
 また、夏(7~8月)は1年のうちでも紫外線量が最も多くなる時期。紫外線が目から入ることによってその刺激が脳に伝わり、自律神経のうち交感神経が優位になりやすく、疲れやすくなります。これを梶本院長は「全身が戦闘態勢をとるようなもの」と表現します。
「すべての動物は、交感神経を落としてしまうとアラート機能が働かず、敵に狙われ殺される危険があるため、自律神経が疲れても交感神経をあまり落とさないようにできています。その結果、相対的に交感神経優位になり、さらに疲れを招きやすくなります」(同院長)。
 さらに、暑い屋外と冷房の効いた室内を出入りするたびに、自律神経が急激な上下をくり返し、なんとか交感神経・副交感神経のバランスを保っています。こうした急激な切り替えは、本来、体に備わったシステムとしては想定されていないことなので、結果的に自律神経は疲弊してしまうのです。
 疲労回復を左右する最大の要素は「睡眠の質」です。夏バテについても同じで、夏バテを予防・解消する最良の手段は「質の良い睡眠を十分にとること」に尽きます。
 自律神経を酷使しやすい夏は、交感神経が優位になりやすく、夜になっても交感神経が興奮したままで副交感神経優位になりにくいため、睡眠の質が落ちやすくなります。睡眠リズムをつくっているのも自律神経であるため、リズム自体も狂ってきます。夏こそ、第一に質の良い睡眠をとる工夫を重視すべきなのです。      
(出典:http://gooday.nikkei.co.jp/) 

■疲労回復には コエンザイムQ10!

2003年、康復医学学会の森理事長がCo-Q10(Co-Q10)をTV番組で紹介したところ、視聴者から大きな反響があり、その後各社が様々な商品にCo-Q10を配合するようになりました。現在、コエンザイムQ10というと美容サプリメントをイメージする人が多いようですが、実は元々人間の体内で生成される成分で、エネルギーを作り出すのに必要な存在です。そのため、Co-Q10が減少してしまうと、エネルギー不足になり、疲れやすくなるのです。
身体にとってとても重要な役割を果たすCo-Q10ですが、加齢とともに徐々に量が減少していきます(右図)。その影響から、年とともに疲れやすくなるという現象が起こってしまいます。また、エネルギーを生み出す働きだけではなく、若々しさを維持することも期待でき、体内でしっかりとCo-Q10をキープできれば、美容の面でもうれしい効果があるのです。
 疲労感の軽減や体力の維持・促進に、世界中の多くのアスリートが愛用しているCo-Q10のサプリですが、日々のエイジングケアとして美容に活用されている方も多く、様々な健康効果も期待できます。

還元型Co-Q10サプリで効果的に夏バテ解消!

コエンザイムQ10の1日の摂取目安量は100mgといわれています。これを食事で摂るには、例えばイワシだと約20匹、ブロッコリーだと約12kg、牛肉だと約3kgも毎日食べなければなりません。そこで、このCo-Q10を補うためにサプリメントが推奨されているのです。
 これまでサプリの多くは、「酸化型」と呼ばれるCo-Q10が使われていましたが、体内で生成され使われるCo-Q10の大半は「還元型」のCo-Q10なのです。そのため、酸化型サプリを摂取した場合、一度還元型Co-Q10へと変換しなければなりません。変換の際に、多くのエネルギーを必要とし、取り出せる還元型Co-Q10は少なくなってしまうのです。しかし、還元型サプリの場合は変換が不要で、そのまま体内で働くため、効率的なのです。

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『真斗利来素100』
康復医学学会は、『真斗利来素(マトリクス)』(製造元:和漢生薬研究所)という還元型Co-Q10 商品の開発にも携わっています。親油性のCo-Q10 は、吸収性の面から油に溶けていることが大原則です。また、この商品では、Co-Q10と極めて相性の良いピーナツ油との配合製造法により、ソフトカプセル化に成功しています。

 また、夏バテを予防・解消するための「質の良い睡眠」の実現には、天然ハーブから抽出した「ラフマエキス」がおすすめです。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年7月26日水曜日

アニサキス症

食中毒 生魚でアニサキス猛威!

生の魚介類に付いている寄生虫「アニサキス」による食中毒の報告件数が急増しています。厚生労働省の統計によると、2007年は6件だった報告件数は16年に20倍以上の124件に増え、食中毒の原因物質としてはノロウイルスとカンピロバクター菌に次いで3番目に多くなっています。「報告は氷山の一角」との指摘もあり、専門家が注意を呼び掛けています。

アニサキスは、幼虫(体長2~3センチ)が魚介類の内臓に寄生し、鮮度が落ちると筋肉に移動しやすくなります。人がそれを生で食べると、数時間後から激しい腹痛や嘔吐などの症状が出ます。原因食品はサバが最も多く、サンマやサケ、アジ、イカなどでも起こります。シメサバによる報告も目立つように、酢では予防できません。

 ここ10年ほどの報告急増は、13年から法令改正でアニサキスによる食中毒が届け出対象に明示されたのも一因ですが、背景にあるのが生の魚介類の流通の多様化です。大手の量販店や鮮魚専門店が市場の競りを介さず産地の業者から直接買い付ける「相対取引」などが盛んになり、消費者の口に入るまでの経路が複雑になっています。

 国立感染症研究所で約33万人の診療報酬明細書(レセプト)のデータを使って推計したところ、年間発生数は約7000件に上っています。国立感染症研究所は「アニサキスの食中毒を防ぐには加熱するか、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すること」と管理の徹底を訴えます。海外では、生食用の魚の冷凍保存を義務づける国もあるといいます。

 厚労省などは、消費者には、▽鮮度の良いものを選ぶ ▽速やかに内臓を取り除く ▽内臓を生で食べない‥‥といった対策を呼び掛けています。刺し身を食べる時は、細かく砕くようによくかむことも大事だということです。
(出典:https://mainichi.jp/) 

■アニサキス症!

アニサキスは寄生虫の仲間で、クジラなどの海洋ほ乳類の腹の中で成虫になり産卵します。クジラのフンと共に海水中に排出されたアニサキスの卵は、やがてオキアミ(プランクトン)に食べられ、アニサキスは幼虫(第3期)に成長。アニサキスの幼虫が寄生したオキアミを補食した魚では、アニサキスは成虫になれず、おもに内臓部分にとどまり、終宿主(成虫になれる宿主)であるクジラやイルカなどに捕食されるのを待っています(図)。
 アニサキスの多くは魚介類の内臓部分に寄生していますが、一部のアニサキスは魚介類の筋肉部(刺身の部分)へも移行します。このアニサキスの幼虫が寄生した魚介類を、生や生に近い状態で人が食べると、アニサキスが主に腹の中で胃や腸に突き刺さることがあり、アニサキス症と呼ばれる激しい腹痛(食中毒症状)を起こします。
 アニサキス症は症状の程度により劇症型と緩和型に分けられ、さらに感染する部位の違いにより、胃アニサキス症及び腸アニサキス症に分けられます。緩和型の胃アニサキス症・腸アニサキス症は、ともに症状が軽微で、自覚症状もない場合が多いのに対し、劇症型の胃アニサキス症では喫食後8時間以内、劇症型の腸アニサキス症の場合では数時間から数日後に、持続する激しい腹痛や差し込むような痛みが起こり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
 国内のアニサキス症は年間500~1,000例あると考えられ、サバが原因魚種として最も多いと報告されていますが、地域により違いがあり西日本および関東周辺ではサバ、イワシ、アジなど、北海道ではタラ、ホッケ、サケなどが多くなっています。東京都内ではメジマグロ(クロマグロの若魚)やシロザケを原因とした食中毒事例が2008年に発生しています。

アニサキス症の予防と治療(注意点)

アニサキス症の予防に最も有効なのは、海産魚介類の生食を避けること、冷凍処理または加熱調理を行うことです。アニサキスは魚の内臓まわりの筋肉部へ移行する場合が多いことから、生食の場合には出来るだけ早期に内臓と内臓まわりの筋肉部を取り除くことがアニサキスの感染防止に有効です。
 現状ではアニサキスに対して効果的な治療薬はありません。したがって、アニサキス症の治療法は、胃アニサキス症の場合には内視鏡による虫体摘出を行います。また、腸アニサキス症では、アニサキスが死滅し症状の緩和を待つ対症療法が行われることが多いのですが、腸閉塞を起こした場合には外科的手術により虫体を摘出します。

★厚労省のアニサキス注意情報 → http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html


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2017年7月19日水曜日

がん治療

がんの考え方と主要因

がんについて、一般の人はほとんど共通の認識を持っています。がんは日本人の死因の1位で、その割合は年々増加していること(図:H19年人口動態統計確定数より)。また、発見が遅れるほど治る確率は低くなり、早めに治療をしても再発する可能性もあるというやっかいな病気だということ。がんになったら、「手術」「抗がん剤」「放射線」という三大治療法があること。ちょっと詳しい人や身近にがん患者がいる人は、さらに遺伝子治療や免疫療法などという言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。

 しかし、人間はがんというものに対して勘違いしているのかもしれません。それは、病気の概念としても、治療の仕方も、生き方としてみても間違っているのかもしれません。

 自然療法、東洋医学、古典医学などにおいてもっとも重要な考え方は、「がんは人間を助けている」というもので、人の身を毒から守ってくれている存在=がん、と考えます。たとえて言うなら、『風の谷のナウシカ』に出てくる「腐海」(地球の浄化機能を担う森)と同じく、血液の浄化装置という風に思えるかどうかが重要になってきます。

 そもそもがんに遺伝はないと言われています。遺伝があるなら、野生動物や古代民族には何故がんがないのでしょうか。100年前の日本にも老人はたくさんいたのに、がんで亡くなった人は40人~50人に一人くらい。つまりとても珍しい病気であり、三大療法などなくても長生きをし、苦痛も少なく死んでいたのです。本来人間の死因は、①外傷・溺水・骨折など ②感染症 ③死産や産婦人科問題 ④栄養失調 ⑤老衰、の5つ。現代人に多い、がんを含む生活習慣病はそもそも"奇病"と言えます。

人はなぜがんになるのか。それは、不必要な「社会毒」に晒されていることが大きな要因です。社会毒とは、昔は人間が食べたり使ったりしなかった物質の総称で、それが人体に悪影響を及ぼすのです。いわば現代病の根源と言えます。例えば、西洋薬に代表されるクスリ、農薬、食品添加物(保存料・着色料など)、遺伝子組み換え食品、砂糖、人工甘味料、化学調味料、環境ホルモン、殺虫剤、洗剤、漂白剤、石油精製物質、強力な電気、電磁波、工業系・住宅系の有害物質、大気汚染物質人工的放射能、毒性元素、等々。問題は日本が世界でもトップの社会毒蔓延国家であることです。
 社会毒をすべて排除することはできませんが、正しい知識を身に着けることが大切です。

■がん治療に関する様々な報告

がん治療を受けなかった人のほうが4倍以上長生きする。治療を拒否した患者の平均余命は12年6カ月である。しかし外科手術、その他の(がん)治療を受けた患者は平均すると治療後わずか3年しか生きていない。症状が重いために治療を止めた患者のほうが、症状が軽くて治療を受けた患者よりも生存期間は長い。(4倍死の)原因は手術による外傷が、生体の防衛機構に影響したためと考える。人体には本来、あらゆる種類のがんに対抗する防衛機構が備わっているのだ。(ハーディン・ジェームス博士、カリフォルニア大)

放射線治療の効果は多くの場合、まだ証明されていない。放射線治療は痛みなどを軽減するための手段で、本質的には、単なる"気休め"である。最近の研究で、放射線治療を受けたほうが、受けなかった場合よりも、がんが転移する確率が高い。放射線治療による悲劇は日常茶飯事で、がん放射線治療の真実を公表することは厚生大臣にとってはみずからの名誉を汚すこととなり、この人体を破壊する物質で途方もない治療費を請求している既得権益者たちにとっては恥辱となる。(仏、リュシアン・イスラエル教授、腫瘍学)

抗がん剤は猛毒物質でがんを治せないのは常識。抗がん剤は強い発がん物質で二次がんを発生させる。これらの毒性で大勢の人が死んでいる。(厚労省:抗がん剤担当技官)

抗がん剤は効かない。こんなものに保険適用していいのか?(厚労省保険局:医療課長)

抗がん剤投与でごく一部に腫瘍縮小が見られるが、がん細胞は自らの遺伝子を変化させ(ADG:反抗がん剤遺伝子)抗がん剤の毒性を無力化してしまう。農薬に害虫が耐性を獲得するのと同じメカニズムだ。(米国立がん研究所(NCI)所長のデヴュタ証言:1985年)

抗ガン剤は多剤投与するほど「早死にする」(日本では「複数投与」が通常療法)。縮小したがん腫瘍も5~8カ月で元のサイズに再増殖。生存期間・再増殖までの期間が長かったのは、放射線治療を一度も受けなかった患者たちだった。(東海岸リポート:1985年)

抗ガン剤は強力な発がん物質であり、投与されたがん患者の別の臓器・器官に新たながん(二次がん)を発生させる。(NCI報告:1988年)

抗ガン剤治療は効果がきわめて小さく、副作用リスクはきわめて大きい。『通常療法』では治らないとされた末期ガンが、『非通常療法(代替療法)』で多く治っている。代替療法とは食事、栄養、瞑想、運動、呼吸、心理、イメージ、笑いなどの療法である。これら療法の成果を、正当に評価する作業を進めるべきである。(OTAリポート:1990年)

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 康復医学学会では現在、「HM-3000(特系霊芝)」の効果をより高めた新製品を研究しております。すでにHM-3000(特系霊芝)を配合した『HM真菌』『秀真(ほつま)(2商品とも製造者:和漢生薬研究所)などの既存商品でもがんに対して数々の実績がありますが、今回は製法や配合を見直すなどして、がんに特化した新製品を開発中です。ご期待ください!


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2017年7月12日水曜日

食中毒

作り置きのカレーで食中毒続出 !?

今年3月、東京都世田谷区の幼稚園で昼食にカレーライスを食べた園児ら76人が、下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えました。保健所によると、複数の患者の便からウエルシュ菌を検出。カレーは前日に園児らが調理し、一晩置かれたものでした。
 ウエルシュ菌は人や動物の腸管、土壌、食品など自然界に広く分布。食品では特に肉に多く、菌が大量に増殖した状態で人が食べると小腸内でさらに増え、毒素を出して腹痛や下痢を引き起こす場合があります。潜伏期間は6~18時間。症状は1~2日で治まりますが、持病のある人などはまれに重症化することがあります。
都健康安全研究センターによると、ウエルシュ菌は加熱で死滅するが、中には熱に強い殻で覆われた"芽胞"を作り、生き残る菌があるとのこと。耐熱性の高い芽胞は100度で1時間以上の加熱にも耐えられます。調理後すぐに食べれば良いのですが、常温で保存すると温度が下がる途中で、生き残った菌が急激に増えることがあります。増殖する温度は12~50度で、特に43~45度で増えやすくなります。同センターは「大量のカレーやシチューなど、とろみのあるものは中心部分の温度がゆっくりと下がり、菌の増えやすい状態が長く続く」と指摘。またウエルシュ菌は酸素のない状態を好んで増殖しますが、大量調理された食品の中心部は無酸素状態になりやすいのです。
 前述の幼稚園のカレーは、調理後、2つの寸胴鍋に入ったまま室温で一晩置かれていました。再加熱したものの、弱火だったため不十分だったとみられます。菌が増殖しても見た目やにおいは変わりません。
 滋賀県守山市でも3月、給食弁当業者が当日朝に調理して常温保管していたカレーで77人がウエルシュ菌食中毒になりました。筑前煮など肉と野菜を使った煮物でも起こります。
 耐熱性の芽胞を形成したり、熱に強い毒素を出したりする菌はウエルシュ菌以外にもあります(表)。
 厚生労働省によると、昨年のウエルシュ菌が原因の食中毒発生件数は31件(患者数1411人)。この菌には熱に強いタイプもあり「火を通したから安全」と考えるのは禁物です。

■夏場に増える食中毒にご用心!

食中毒の原因には細菌やウイルスがありますが、梅雨時から9月頃までは高温多湿な状態が続き、細菌がもたらす食中毒が多く発生します。細菌による食中毒の代表格は、近年、発生件数や重症例が多いことで知られる「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌〔O-157など〕」によるものです。食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、細菌を「つけない」「増やさない」、加熱等で「やっつける」を心がけ、食中毒を防ぎましょう。

原因となる細菌と症状

【主な原因菌(カッコ内は潜伏期間)】
  ▼カンピロバクター(1~7日) 
  ▼サルモネラ(6~72時間) 
  ▼黄色ブドウ球菌(1~3時間) 
  ▼腸炎ビブリオ(8~24時間) 
  ▼腸管出血性大腸菌〔O-157など〕(3~8日) 
【症状】
  ▼腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱など。

食中毒から身を守る予防のポイント

自宅では‥‥ 

(1)食材の購入・保存:
◎消費期限などを確認する 
◎肉や魚は汁が漏れないよう注意。個々をポリ袋に入れ、できれば氷や保冷剤と一緒に持ち帰る 
◎帰宅後すぐに生鮮食品は冷蔵庫(庫内10度以下)、冷凍食品は冷凍庫(庫内マイナス15度以下)へ 
◎冷蔵庫・冷凍庫は詰め込みすぎない
(2)下準備・調理:
◎作業の前に石けんで丁寧に手を洗う 
◎台所はいつも清潔に保つ。布巾類は、頻繁に清潔なモノと交換する 
◎野菜は安全な野菜洗浄剤を使用の後、流水で洗う。また、生の肉や魚、卵を触った後は丁寧に手を洗う 
◎肉や魚は中まで十分に火を通す(中心部も75度で1分以上加熱)
(3)食事:
◎食事前、石鹸で手を洗う 
◎清潔な食器を使用する 
◎温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに 
◎室温での長時間放置をしない 
◎消費期限を確認する
(4)残った食品の扱い・後片づけ:
◎残った食品は小分け→清潔な容器に保存。食べる際は十分に加熱する 
◎少しでも怪しいと思ったら食べずに捨てる。消費期限を確認する 
◎調理に使ったまな板・包丁は必ず洗って熱湯消毒する 
◎スポンジは洗浄後よく水切りする

外食時、調理済み食品を購入した場合やバーベキューでは‥‥ 

(1)生食または生焼け食品は控える
(2)焼き肉や鉄板焼きの場合、素材を扱う箸と食べる箸を使い分けるか、トングを使用する
(3)肉類は中心部まで火を通す(野菜も肉類に触れているので十分に加熱する!)
(4)余った料理は持ち帰らない。(5)調理済み食品はできるだけ早めに食べる

※室温で2時間以上放置しない、「ちょっと怪しい」と思ったら捨てる。

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 康復医学学会では「ホタテ貝殻高温焼成カルシウム」の水溶液をお勧めしています。安全性を維持しながら、様々な食中毒菌に対して持続的な殺菌効果を示すことが確認されています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年7月5日水曜日

血管力と一酸化窒素

血液サラサラ・ドロドロの誤解

私たちの体中に張り巡らされた血管は、残念なことに加齢とともに動脈硬化が進み、その壁はしなやかさを失って厚く硬くなり、血液が流れる内腔が狭くなっていきます。そして、突然死に直結するような重大な血管事故を引き起こす血栓は、いわゆる「血液サラサラ」の人にもできてしまうものです。
 結論からいうと、若々しい体と脳を保つためには健康的な血液循環システムが大切な要素となってきます。単にサラサラかドロドロかという血液の状態ではなく、血管そのものが正常であるか否か、そして血液の機能が正常に働いているかどうかがポイントとなります。

「血液サラサラ検査(MC-FAN)」(左図参照)を行うと、健康的な生活を送っている人で生活習慣病もない人ならば血液はサラサラに、逆に喫煙者やメタボの人などはドロドロになる傾向はあります。しかし、動脈硬化が進行している人でも血液がサラサラになることはありますので、「血液がサラサラだから大丈夫!」という誤解はしないでください。大切なのは、動脈硬化を防いで血管の状態を正常に保つことであり、できてしまった動脈硬化のコブの状態を安定化させることです。
 特定の野菜を食べればサラサラになるとか、肉食を続けるとドロドロになる等々と、テレビや雑誌などで盛んに取り上げられていますが、サラサラになる食品を食べれば血管事故を防げるというものではないのです。

 正しい意識は、血管がしなやかになるように生活習慣を改善した結果、サラサラ血液にもなるということです。サラサラは目的ではなく、結果であって、あくまでも本来の目的は「血管力」の向上にあることを忘れずに。ここで言う血管力とは、血管全体がしなやかさを保ち、その内壁はなめらかで、血液をスムーズに循環させることのできる力のことです。

 そして、血管若返りのポイントは「NO(一酸化窒素)」にあります。NOの働きは、血管の拡張、血流の改善、血圧の低下、動脈硬化の予防等々。最近の研究で、血管には素晴らしい回復能力が備わっていることがわかってきました。いったん硬く、狭く、もろくなってしまった血管でも、NOの働きによって、柔軟で詰まりにくく切れにくい血管によみがえらせることができるのです。
出典:『「血管を鍛える」と超健康になる』(池谷敏郎著/三笠書房)

■一酸化窒素(NO)が血管力の鍵!

狭心症の発作を抑える薬としてニトログリセリンを使用します。これは、ニトログリセリンが体内で分解されて一酸化窒素(NO)を放出するからです。NOには血管内の筋肉を弛緩させる作用があります。通常、健康な人の体内では、NOは動脈内の「血管内皮細胞」から分泌されます。NOには血管を広げて血流を改善し血圧をコントロールする作用や、柔軟性を持たせて血管を若々しく保つ作用、抗酸化能力を高める作用があるので、心筋梗塞、脳卒中など循環器系の病気の改善に大きな影響をもたらすのです。

 NOの増加により毛細血管の内皮細胞が増殖し、血管の修復や血管本数の増加などが報告されています。また一酸化窒素には、血管の拡張だけではなく、血小板凝集の抑制、酸化ストレスによる内皮障害の抑制(抗酸化)、白血球の内皮細胞への接着の抑制など、重要な役割があります。さらにNOは、神経系や感染防御の面でも重要な働きをすることが判明しており、医療面での効用が期待されています。

NOの循環器系に対する生理作用

  ▼酸化ストレスによる内皮障害の抑制
  ▼白血球の内皮細胞への接着の抑制
  ▼血小板凝集の抑制
  ▼血管平滑筋細胞のアポトーシスの誘導
  ▼平滑筋細胞増殖の抑制
  ▼血管(特に抵抗血管)の拡張 など。

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HM-3000(特系霊芝)のデータ

生薬の最高峰と言われる霊芝には、「NO」をはじめ「2,3-DPG(グリセリン2,3-リン酸)」「GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)という血流の改善に関わる3大物質の産生・増加作用を有することが確認されています。
NOに関しては、霊芝の服用によって体内でのNO合成酵素が活性化し、NOの産生が促進されることがわかっています。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、データに基づく一酸化窒素への影響に関するエビデンスがあります(右図表参照)。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月28日水曜日

微小血管狭心症

背中の痛み 検査するも異常なし!

先日、NHK『総合診療医 ドクターG』で、微小血管狭心症が取り上げられました。この番組は、実際にドクターGが扱った患者の病名を、再現ビデオを見ながら3人の研修医が病名を特定していくという番組です。この日登場した総合診療医ドクターG は片岡仁美医師。患者は緊急外来のAさん(30代女性)。Aさんの主訴は「急に背中が痛み出した」というものでした。背中の痛みは、心筋梗塞などの場合もあるなど、注意が必要な症状です。

【問診】夕方から肩に違和感があり、2時間前から痛みが出た。今日はパートの仕事に行き左の肩・腕が痛かった。夕飯後に背中が痛んだが一旦痛みは消えた。その後我慢できない痛みになった。2、3時間痛みが続いたのは初めてだが、同様の痛みは1年程前から月1、2回あり、夜寝ているときが多かった。その他、姑のお手洗いの介護をする時、外出する時にもあった。生理はあるが少し不順。更年期障害の症状は2年程前から出始めている。顎・歯が痛むこともあるが、20~30分で治まる。
【触診】圧痛なし。心音・呼吸音も異常なし。
【検査】心電図、CTなども異常なし。

 実はAさん、片岡医師のもとを訪れる前に、いくつか別の病院でレントゲン、エコー、心電図、CTスキャン、胃カメラ、MRI、心臓カテーテル検査を受けており、すべて異常なしでした。心療内科を勧められ受診するも、そこでも異常なしだったということです。
 3人の研修医が予想した病名は、それぞれ「高安病」「自立神経失調症」「更年期障害」でした。
 高安病は大動脈などに炎症が起きる病気。血液が流れにくくなります。15~35歳の若い女性に発症し、発熱・倦怠感・失神などが現れます。生理不順と関連がなく、発熱の症状がないなどが合わない点です。
 自立神経失調症は自立神経のバランスが崩れる病気で、めまい、冷や汗、動悸などの身体症状や精神症状も現れます。合わない点は突然の背部痛です。
 更年期障害は、閉経前後に女性ホルモン(エストロゲン)の減少で起きる身体的・精神的不調。ほてり・のぼせ・肩こり・腰痛の他、イライラ・不安・うつなども現れます。更年期障害は、血管が収縮・拡張して痛むことがあり、狭心症のような症状が起こることもあります。合わない点は心臓カテーテル検査でも問題がないこと。

 片岡医師は、心臓カテーテル検査でも写らないものは何か、研修医たちに問いかけます。それは「微小血管」でした。人間の心臓には無数の微小血管があり、微小血管の閉塞が起きている可能性は否定できません。そして、結果的に導き出された病名は「微小血管狭心症」でした。片岡医師の適切な診断と処置により、Aさんの症状は治まったそうです。

 微小血管狭心症は更年期の女性の10人に1人くらいはいるということです。この病気は1980年代にアメリカで報告され、日本では2010年に専門学会のガイドラインに病名が掲載されたばかり新しい病気です。カルシウム拮抗薬、ニコランジルが効くことがわかっています。しかし現在、多くの医師がこの病気を知らないそうです。

■更年期女性に多い 微小血管狭心症

一般の狭心症は男性に多く、冠動脈が硬化して狭くなったり痙攣したりして血流が悪くなり胸に痛みが出ます。これに対し、微小血管狭心症は女性(特に更年期)に多い病気です。血管を広げる女性ホルモン(エストロゲン)の量が閉経で減少し、心臓の細い血管が収縮しやすくなるのが原因と考えられています。
 この病気が米国で報告されてから20年以上経ちますが、循環器専門の医師でも詳しい人は多くありません。胸や背中の痛みを訴え病院に行くものの、診断がつかずに複数の医療機関を渡り歩く人が後を絶ちません。その理由の一つが診断の難しさ。血管造影検査では細い血管は映りにくく、また心電図で異常が見つかるケースも少ないそうです。
 ただ、これまでの研究で病気の特徴は分かっています。就寝中など安静時に起こりやすいことと、痛みが長引くことです。但し、痛みを感じても、逆流性食道炎だったり、更年期障害だったりするケースも少なくないのが実情です。一部の専門病院は、MRIなどを活用し、血流の変化から病気を確定する検査方法の確立を目指しています。
 治療も一般の狭心症とは異なり、ニトログリセリンは細い血管を広げる作用が弱いため、塩酸ジルチアゼムなどのカルシウム拮抗薬というタイプを投与します。また、うつ病などに用いる漢方薬が効く患者もいるようです。
 微小血管狭心症は予防するのは難しい病気と言われています。痛み発作を引き起こしかねないストレスや疲労をなるべく溜めないなど、日常生活に気を配ることが大切です。

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康復医学学会おススメの「HM-3000(特系霊芝)」は、微小循環血流に対して以下のような作用が認められています。普段からの摂取により微小血管狭心症の予防効果が期待できます。
【赤血球変形能の改善、集合性の低下、血栓形成の予防、組織酸素供給の向上、毛細血管口径と密度の調整、血漿粘度の低下、2,3-DPG産生の促進、血管内皮細胞の増殖促進、血圧の降下、血糖値の降下など】
 また、ストレスや疲労対策には「ラフマエキス」の効果が期待できます。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月20日火曜日

脳の健康

若い脳を持つ"スーパー老人"の謎!

80歳を超える高齢者の中に「スーパー老人(Super Agers)」ともいうべき、若い脳を持つ人たちがいることを、英紙「Daily Mail」が報道しました。
 その1人が89歳のT氏。見た目は普通の老人ですが、普段から読書、ボランティアに精を出し、インターネットまで楽しむというエネルギッシュな方です。そんな彼の活力の源は食生活でも運動でもなく、脳の若さにあったのです。

 米ノースウェスタン大学が医学誌に掲載した論文によると、T氏をはじめ24人のスーパー老人の脳と通常の高齢者の脳を18カ月のスパンを空けてMRIで調べたところ、通常の高齢者では平均して脳の2.24%が萎縮していたのに対し、スーパー老人はわずか1.08%の萎縮しかなかったそうです。脳の老化速度が通常の半分だということです。
 2015年に同研究チームが行った研究では、スーパー老人は生まれつき脳の体積が大きく、萎縮スピードは通常の人と変わらないと予想されていましたが、今回の研究により彼らの脳が萎縮に抵抗していることが明らかになったのです。

 T氏の脳は、なんと25歳の人に見劣りしない若さを保っているといいます。萎縮が進行しない分、同年代よりも分厚い大脳皮質を保持しているため、認知機能が衰えにくいので記憶を失うことが少なく、認知症のリスクも極めて低いそうです。
「通常、加齢には"典型的な"認知能力の低下や認知症のような深刻な症状が伴うが、スーパー老人の存在は加齢による認知能力の低下が絶対ではないことを示している。我々の研究は、スーパー老人の脳が萎縮する軌跡が通常と異なるかどうか調べることにあった。結果的に、彼らの脳は通常の萎縮比率とは異なっていることが分かった。また、彼らは平均寿命と健康寿命を両立させ、晩年に至るまで人生を楽しんでいることも明らかになった」(米ノースウェスタン大学研究員)。
 今後の課題は、この現象を引き起こす生物学的要素の特定と、高齢者の記憶維持、アルツハイマー病予防への将来的な応用とのこと。

 現在、娘夫婦と3人の孫娘と暮らしているT氏は、冗談交じりに自身の生活を次のように語っている。
「こういう生活に慣れなきゃいけないんだよ。孫たちはフランク・シナトラやフランクリン・ルーズベルトをよく知らないから、いつもこう言ってやるのさ。『今週来るのはチャンス・ザ・ラッパー(米人気ヒップホップアーティスト)かね、テイラー・スウィフトかね?』ってね」

 常に新しい事に興味を持ち続けることが若さの秘訣のようです。
(出典:http://www.excite.co.jp/)

■脳の健康を維持する10の方法

① 外的傷害から守る:

シートベルトやヘルメットの着用、ボクシングなどは行わない。

② 酸素を充分に供給する:

血栓や動脈硬化などで血流が損なわれている場合、脳細胞に酸欠状態が発生する。それを避けるためには、循環系統の改善・維持が必須。

③ フリーラジカルと戦う:

脳が酸素を代謝する際、脳細胞を破壊する副産物フリーラジカルを生む。抗酸化レベルを上げれば、精神活動の減退が抑えられる。天然ビタミンEなどの強力な抗酸化剤の定期的摂取が、高齢者の認知能力維持に効果的であることが確認されている。

④ 濃色野菜を摂る:

果物や野菜の抗酸化力は自然染色素にある。濃色野菜を摂ると、多彩な植物化学物質を吸収できる。老ネズミに濃色野菜を与えた実験では、その認知・運動機能が、若いネズミと同等程度に回復し、加齢による損傷から脳細胞が保護されていることを示した。

⑤ 毒を取り入れない:

タバコ、酒、麻薬は、脳に障害を与える。長期喫煙は、治癒不能の脳損傷を起こし記憶・認知障害の発症リスクが高い。ごく少量の飲酒は記憶障害の予防になるが、飲み過ぎは厳禁。麻薬は回復不能な細胞損傷の原因となる。

⑥ 良性脂肪を摂る:

青魚に含まれるEPA・DHAや、亜麻仁油、エゴマ油など脳の脂肪酸細胞膜組成をほぼ決める良性オメガ3系脂肪酸が豊富な食物は、脳を損傷から守る効果がある。

⑦ 睡眠は充分に:

眠っている時でも、脳は働いている。睡眠中の脳は、新しい記憶の処理、技能定着、問題解決、創造的発想などをもたらす。睡眠不足は、覚醒時の脳の働きを妨げるだけでなく、睡眠中も働く脳の機能を削ることでもある。

⑧ ストレス管理:

ストレスによって脳は数種類のホルモンを分泌するが、慢性的ストレスはうつや不安状態を引き起こし、脳の機能をも阻害する。定期的な瞑想などでストレス解消すると、前頭皮質の知覚処理部位の厚さを増し、加齢による厚さの減退を遅らせる。また、モーツァルトを聞くことで脳機能が活発化して、数学的、空間的推察力が増したという調査結果もある。

⑨ 新技能の習得:

頭の回転を速めるには、新しい技能の習得を継続すると良い。脳の活性化で脳神経細胞に新たな結合を生み出し、情報の蓄積と引出しをより円滑にする。コンピュータのマウスを左手で扱ったり、眼を閉じて服を着たりなどの簡単な訓練で脳を活性化できる。

⑩ 身体の運動:

運動により身体の血流を促すことで、脳血流も増加させ、脳細胞の成長を促進させる。激しい運動より、定期的な運動のほうが効果的。マウス実験では、規則的な身体運動が、主に記憶や学習を司る海馬において新たな脳細胞の生成を助けることが確認された。

豪ビジネス誌「The Weekend Australian Financial Review」より


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月14日水曜日

糖尿病から血管症へ

糖尿病が心臓病や脳卒中を引き起こす!

▶滋賀医科大学は、糖尿病が心臓病や脳卒中を引き起こす危険因子であると認知している国民は5割に満たないことが明らかになったと発表しました。

▶同研究は、滋賀医科大学アジア疫学研究センターの三浦センター長が研究代表者をつとめる厚生労働省研究班(指定研究)のNIPPON DATA研究によるもので、「日本循環器病予防学会誌」2016年11月号に掲載されました。同研究は、無作為抽出された日本全国300地区の一般住民を対象として2010年に実施された国民健康・栄養調査対象者のうち、同研究に参加した20歳以上の2,891人(男性1,236人、女性1,655人、平均年齢58.8 歳)を解析対象者として行われました。

▶同研究では、「心筋梗塞または脳卒中の原因として正しいと思うもの」を選択する自記式質問調査を実施。調査によると、それぞれの要因を循環器疾患の危険因子であると正しく回答した割合は、右図の通りでした。高血圧、高コレステロール血症、喫煙歴、糖尿病を保有する者は、自らが保有する危険因子について、それが循環器疾患の危険因子であることを認知している割合が高い傾向が見られました。しかし、自らが保有しないその他の危険因子についての認知度は、危険因子を持たない者と変わりがありませんでした。

▶同研究により、循環器疾患(心臓病や脳卒中)を引き起こす危険因子として、高血圧を認知していた国民の割合は8割超、また高コレステロール血症の場合は7割を超えていると分かりましたが、その他の危険因子の認知度は未だ低いことが明らかとなりました。
 特に、強い危険因子である糖尿病は5割以上、喫煙は4割以上の国民が認識していないことが分かりました。日本では長年、高血圧を中心とした循環器疾患予防が行われ、その結果1960年代以降国民の血圧水準は年々低下し、循環器疾患死亡率も減少してきていますが、今後は高血圧だけでなく、糖尿病や喫煙など、その他の危険因子の認知度も高め、個人個人が予防に努めていくことが重要であると分析されています。
出典:http://news.mynavi.jp/

■糖尿病の合併症:細小血管症と大血管症

糖尿病で起こる持続的な高血糖は、体中の臓器に影響を与えますが、特に神経や血管が集中している臓器が影響を受けやすく、網膜症・腎症・神経障害などの「細小血管症」を起こします。さらに、高血糖に加え、インスリン抵抗性がもたらす高インスリン血症も原因となり動脈硬化を起こします。軽症の糖尿病(または境界型)の段階から進行する動脈硬化は、「大血管症」と呼ばれる心臓病や脳梗塞や末梢動脈疾患などの原因となります。

心筋梗塞のほとんどが糖尿病を合併

心筋梗塞はQOL(生活の質)に関わる大変な病気の一つです。
糖尿病になると、心臓の組織に栄養を与える冠動脈の動脈硬化が進み、冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)を引き起こします。また、通常の造影検査ではみえない冠動脈の細い枝(微小循環)が詰まったり、心臓の組織に血液を流す能力が悪くなったりすることも知られています。そのため、冠動脈疾患にかかった方は必ず糖尿病があるかどうかを検査する必要がありますし、糖尿病の方は冠動脈疾患の検査を受けることをお勧めします。
 食後の高血糖が循環器病の発症のリスクであることはよく知られています。空腹時の採血だけでは「食後高血糖」があるかどうかはわかりません。厳密に食後高血糖を調べるためにはブドウ糖負荷検査を行いますが、それには1日に複数回採血をする必要があります。

糖尿病は脳梗塞のリスクにも

糖尿病になると、心臓からでた大動脈の弓状の部分や、脳に血液を送る頸部の動脈で生じた血栓が原因となって、脳梗塞(アテローム血栓性脳梗塞)を起こしたり、心房細動という不整脈を合併したときに心臓で生じる血の固まりが脳に詰まったり(心原性脳塞栓症)、脳の細い動脈が動脈硬化で詰まったり(ラクナ梗塞)することが起こりやすくなります。
 一過性脳虚血発作が起こると、その後に脳梗塞になりやすいと知られています。特に糖尿病があると、血圧が高いことや神経症状があることと同様に、比較的短期間のうちに脳梗塞を再び発症するリスクが高まると考えられています。

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「HM-3000(特系霊芝)」に含まれる独自の有効成分(特異成分)であるガノデリン酸類には、血液循環の改善作用のデータのほか、抗高血糖作用に関するデータがあります。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月8日木曜日

ステロイド剤

アトピーにステロイド剤は必須?

アトピー性皮膚炎の治療はステロイド外用剤を塗るのが標準的な治療法。大阪府の医師ら8人がステロイドを使用しなくても同程度の効果があるとの臨床研究結果を論文にまとめました。ステロイドを使いたくない親がいるだけに、改めて使用の是非に一石を投じた形です。
 臨床研究をまとめたのは、佐藤小児科の佐藤医師や元国立名古屋病院の深谷医師ら8人。2015年、アトピー性皮膚炎の患者300人を対象に6カ月、ステロイド剤を使用せずに経過を観察し、症状の変化を調べました。
 患者は乳幼児(0~1歳)118人、小児(2~12歳)80人、思春期以降(13歳以上)102人の3群。その結果、「症状がよくなった」か「完治した」改善率は乳幼児75%、小児52%、成人80%でした。特に乳幼児では28人が完治しています。
 一方、ステロイド外用剤使用の効果を調べた九州大・古江教授らの研究報告(03年)では、改善率は乳幼児36%、小児40%、成人37%でした。
「ステロイド外用剤を使っても使わなくても大差はないといえる。他に比べる論文がなく確実なことが言える段階ではないが、少なくとも乳幼児ではステロイド剤を使わなくても自然によくなるケースが多い」(佐藤医師)。
 佐藤医師が発表した近畿小児科学会で、会場の医師からは「ステロイド剤を使用せずに自然に治ったなら、アトピー性皮膚炎ではなかったのでは」「結果に大差がないならば、使ったほうがよく眠れたり、皮膚をかきむしったりすることが少ないので、むしろ使ったほうがよい」などの意見が出ました。
 こうした議論は、今も皮膚科医師の間で続いています。佐藤医師は「ステロイド剤の使用自体を否定するわけではない。ただ、ステロイドを使いたくないという親が少なからずいるので、そういう親の気持ちをくんだ治療法も考えてほしい」と学会で訴えました。
 佐藤医師も単に放置するわけではなく、皮膚の再生を促すためにたんぱく質をしっかりと摂るように指導しています。かゆいときは、かき過ぎない程度にかかせます。
 アトピー性皮膚炎の1歳10カ月の息子を佐藤小児科に診せていた母親は「ステロイドも保湿剤も使わず、約1年でよくなった。夜にかゆくて泣いたが、気にせずに放置したら泣かなくなった」と話します。乳幼児の場合は、湿疹を重大なものと思わず、焦らず、気長に待つ気持ちが大切のようです。
 一方で炎症の悪化時に医師がそのまま放置するのは難しい事情もあります。「ステロイドの適切な使用が有効な治療法というのが専門家のコンセンサス。しかし、ガイドラインの示す治療が全てでもなく、医療現場で患者の気持ちに合わせて治療するのも医師の技量です」(大阪赤十字病院・住本副院長)。 
                https://mainichi.jp/

■ステロイド剤と免疫機能

ステロイド外用剤とは、ステロイド(合成副腎皮質ホルモン)という薬効成分を配合した湿疹・皮膚炎の治療などに用いられる免疫抑制系の薬のことです。
 副腎皮質ホルモンは、体内の副腎でコレステロールから造られますが、ステロイド骨格という共通の骨格を持つため、ステロイドホルモンとも呼ばれます。副腎皮質ホルモンは、血糖値や気分の抑揚を調整する働きなどに加え、もう一つ大切な役割を担っています。それは、炎症を起こすたんぱく質の生産を抑えつつ、炎症を抑えるたんぱく質を生む働き。つまり、副腎皮質ホルモンのおかげで、炎症の流れを食い止めることができるというわけです。

ステロイド剤の副作用

 ステロイド外用剤は石油から作られた薬です。このような現代薬は脂溶性毒として脂肪や細胞膜や脳の中に蓄積され、長く留まって慢性毒性を発揮します。またホルモンに直接影響を与えるため人体のホルモン産生を狂わせます。ステロイドを使っていると体はステロイドが十分だと勘違いし、ステロイド産生を抑えてしまいます。ステロイドの強力な作用は臓器の疲労や萎縮をもたらし、最初は効いたフリをしますが、結局身体は薬漬けに‥‥!
 さらにステロイドには糖尿病・感染症・メタボ・骨粗鬆症・潰瘍・網膜剥離などを招く作用があり、さまざまな弊害をもたらします。よくステロイドの軟膏や吸入は少量だから大丈夫と言う医者がたくさんいます。しかし、少量でもしっかり作用するからこそその量にしているわけですし、一日だけでその使用が終わるわけではないので結局、臓器疲労の弊害をもたらしてしまうのです。ステロイド剤でその免疫機能を抑制し続けると、依存性を誘導し、皮膚自体がステロイドなしではいられない状況に変化、耐性を獲得していきます。また、ステロイド剤は癌の発生率を増すことが証明されており、米国FDAも発癌性を指摘しています。
 確かにステロイド外用剤を塗ると、一時的に炎症は抑えられ肌はきれいになります。しかし、原因に目を向けず無理やり抑え込んでいるだけなので、ステロイド剤を塗らなくなると劇的に悪くなるのです。だからステロイドが悪いとわかっても、すぐにやめてはいけません。いきなり薬をやめると猛烈に悪くなります。これがいわゆるリバウンドです。言い方を変えれば精神薬やドラッグと同じ「禁断症状」です。これらの薬をやめたいと思った場合、薬の減量の仕方だけにこだわってもまず成功しません。ステロイドなどを一気に止めるとリバウンドが出るので、減量や指導をしっかりできる医師と相談の上で行ってください。
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「HM-3000(特系霊芝)」は、免疫系に対して調整的双方向性があるため、以下の病態の改善に期待できます。
【免疫機能亢進】アトピー、アレルギー症、自己免疫疾患(リウマチ・膠原病・甲状腺機能異常・劇症肝炎・SARS・SLEなど)、糖尿病など 
【免疫機能低下】細菌・ウイルスによる感染症・伝染病、傷口治癒の慢性化、エイズ、腫瘍の発生など。


いつもありがとうございます。光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月1日木曜日

コレステロール

糖質制限で動脈硬化の危険が!?

3月、テレビ番組「人間ドックスペシャル」で俳優Mさん(51)は動脈硬化の危険性を指摘されました。一見、健康的なMさんの日常生活で、医師が注目したのは食事でした。炭水化物を控える「糖質制限」を続けていますが、ここに問題点が隠されていたのです。

  標準体型のMさんを番組で検査をしたところ、LDLコレステロールをHDLコレステロールで割った「LH比」の数値に異常がみられました。望ましいのはLH比2.0以下ですが、Mさんは2.4で、これは「動脈硬化のリスクが高まる」とされる値。なお2.5を超えると、「心筋梗塞、脳梗塞のリスクが増大する」。
 HDLコレステロールの標準範囲は40~85mg/dlLDLコレステロールは65~139 mg/dlです。Mさんの場合、HDLは問題ない数値ですが、LDLは182 mg/dlと大幅にオーバー。「善玉」「悪玉」と呼ばれるHDLとLDLですが、いずれも一定量は体に必要です。MさんのようにLDLコレステロールが多すぎて、HDLとのバランスが崩れていると問題になります。

番組はMさんの日常生活を取材。特徴的だったのは、ご飯やめん類を一切摂らない「糖質制限」をしている点です。1時間の愛犬の散歩を日課にし、家の中でも腕立て伏せや腹筋を欠かしません。仕事終わりにマネージャーと焼き肉店に立ち寄り、2人でカルビとロースを各2人前、タン塩とハラミ各1人前平らげたときも炭水化物を一切摂りませんでした。

 岡部クリニックの岡部院長(内分泌内科医)は、MさんのLH比のバランスが悪い原因に糖質制限を挙げました。「糖質を制限するということは、他のものが必然的に多くなる。動物性の脂肪、肉が多くなっている。動物性脂肪をたくさん食べると肝臓がコレステロールをたくさん作り、LDLコレステロールが多くなってしまう」(同院長)。

 端的に言うと、肉の摂り過ぎ。実は週5ペースで肉食だというMさん。対処法は肉を控えて魚を増やすこと。要するにLD比のバランスをとることが大切です。

 LDLコレステロールには、肝臓で合成されたコレステロールを全身に運ぶ役割がありますが、多すぎると血管壁にたまって動脈硬化の原因になります。一方のHDLコレステロールは、血管壁中の余分なコレステロールを回収してくれます。LDLコレステロールが多すぎるとHDLコレステロールが余剰分を回収しきれず、たまってしまうのです。

 “本当の悪玉”はLDLコレステロールではなく、「酸化LDLコレステロール」です。実はLDLコレステロールが血管壁中に入り込むだけでは問題は生じません。しかし、活性酸素により酸化することで「泡沫細胞」に変化、血管壁内にたまって動脈硬化が進むのです。

 LDLの酸化予防には、禁煙する、抗酸化食品を摂るなどの対策が必要です。

■善玉コレステロールを増やす食事を

コレステロールは人間の身体の筋肉や細胞にとって欠かせない存在です。不足すると血管は脆弱になり疲れやすくなります。人間の体内にあるコレステロールのうち、食物由来のものは全体の3割で、残りは炭水化物から肝臓でつくられたものです。
 LDLコレステロールは、"悪玉"と呼ばれ悪者扱いされがちですが、細胞や血管壁をつくる重要な役割があります。LDLコレステロールを減らすよりも、HDLコレステロールを増やす食事を考えるべきなのです。

 コレステロールに気を付けるには、脂っこいものを控えるだけでなく、炭水化物も併せて控える必要があります。余った炭水化物(糖)が肝臓で中性脂肪に変わるときにコレステロールもできます。消化しきれないコレステロールは脂肪として蓄えられます。空腹になると血中に出るので血液がドロドロになります。
 炭水化物は摂り方も大切です。GI値(食後血糖の上昇度を示す指標)の高い白米や白いパンは、一気に高血糖になるため、膵臓からインスリンが多量に出て、続けているとインスリンが枯渇して糖尿病になります。玄米やライ麦パンにしましょう。また、食べる順にも気を付けたいものです。野菜を先に食べるのは鉄則です。血糖値の急な上昇を防ぎます。

HDLコレステロールの高い食材

HDLコレステロールの高い食事は右表の「おさかなすきやね」を参考に、毎日摂るようにしましょう。
 ねぎをなぜ野菜に含めないかというと、ねぎには他の野菜にはない成分「アリシン」が含まれているからです。このアリシンは血液をサラサラにする成分です。
 また、動脈硬化の予防につながる物質「一酸化窒素(NO)」は、拍動流による血管内皮への刺激によって増えますが、実はHDLコレステロールを増やすことでもNOの産生を促進させることができます。

 積極的にHDLコレステロールを高めるものを食べましょう。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月24日水曜日

人獣共通感染症

「オウム病」妊婦で日本初の死亡例

オウムやインコなど鳥のふんを介して感染する「オウム病」に感染した妊婦が死亡していたことが、厚生労働省への取材で分かりました。オウム病は高齢者などで数年に一度、死亡例が報告されますが、妊婦の死亡例は初めてとみられています。厚労省は日本医師会を通じて、産婦人科医らに情報提供しました。

 オウム病(Psittacosis、Parrot fever)は人と動物が感染する人獣共通感染症の一つ。「クラミジア・シッタシ」という細菌に感染した鳥のふんなどを吸い込むことで人に感染します。鳥は感染しても症状が出ないことが多く、気がつかないうちに人に感染する恐れがあります。1~2週間の潜伏期間の後、急な発熱や頭痛、せきなど風邪やインフルエンザに似た症状が出て、気管支炎や肺炎を発症。重症化して死亡することもあります。厚労省によると、毎年数十人ほどの感染報告があるということです。


 今回感染が確認された女性は、妊娠24週に発熱のため入院。意識障害などがみられ、その後死亡しました。妊婦の感染症を研究する研究班が女性の死後、体内からオウム病の原因となる細菌を検出し、厚労省に報告しました。

 海外ではオウム病による高齢者や妊婦の死亡例が報告されていますが、国内ではこれまで報告はありませんでした。厚労省は「妊娠中は抵抗力が弱くなる。胎児に影響を与える場合もあるので、ペットなど動物との密接な接触は控えてほしい」と呼びかけています。
(出典:http://www.sankei.com/)

■「人獣共通感染症」と予防法

人獣共通感染症とは、ヒトとそれ以外の脊椎動物の両方に感染・寄生する病原体により生じる感染症のことです。ペットから人、人からペットへとうつる危険性のある感染症です。

代表的な病原体別感染症

【細菌性】結核・パスツレラ症・サルモネラ症・カンピロバクター症・ブルセラ症・炭疽・ペスト・仮性結核・リステリア症・レプトスピラ病・ライム病・豚丹毒・細菌性赤痢・エルシニア・エンテロコリティカ感染症・野兎病・鼠咬症 etc.
【ウイルス性】狂犬病・SARS・ウエストナイル熱・エボラ出血熱・マールブルグ熱・Bウイルス感染症・ニューカッスル病・日本脳炎・ダニ脳炎・腎症候性出血熱・ハンタウイルス肺症候群・サル痘 etc
【リケッチア・コクシエラ・バルトネラ性】猫ひっかき病・Q熱・ツツガムシ病 etc.
【クラミジア性】オウム病 etc.
【原虫性】睡眠病・シャーガス病・リーシュマニア症・クリプトスポリジウム症 etc.
【寄生虫性】エキノコックス症・肺吸虫症・旋毛虫症・肝吸虫症・肝蛭症・アニサキス症 etc.
【真菌性】クリプトコッカス症・皮膚糸状菌症・カンジダ症・アスペルギルス症 etc.
【プリオン性】変異型クロイツフェルト・ヤコブ病

基本的な予防法

人獣共通感染症には様々な種類があり、広がり方もまちまちです。しかし病原体の種類に関わらず、ペットを飼っている人全員に実践してほしい「ゴールドスタンダード」(至適基準)が存在します。具体的には以下の8つです。

① 水槽やケージの掃除や糞の始末には手袋をはめる
② ペットを触った後はしっかり手を洗う
③ ペットに顔を舐めさせない
④ 爬虫類や両生類などサルモネラ菌を保有する生き物は極力素手で触らない
⑤ ペットのケージ、給餌場、寝床を定期的に消毒する
⑥ ペットのトイレは調理場から遠ざける
⑦ 免疫機能が回復するまでペット飼育は保留する
⑧ ペットを定期的に動物病院へ連れて行く

特に重要なのは"手洗い"です。ペットを触った手に付着した病原体が口、鼻、目などの粘膜と接触しやすくなります。粘膜は皮膚よりも防御能が低く、細菌やウイルスの侵入を完全には防げません。例えば、猫が舐めた手で目の粘膜をこすると、白目がスライムのように腫れ上がる「結膜浮腫」が起こります。最悪のケースでは失明の危険性もあるので要注意です。事実「猫ひっかき病が原因で左目を失明した女性」や「猫のアレルゲンが緑内障罹患率を90%高める」などの例もあります。手洗いは特に念入りに行いましょう。

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 当学会の研究素材「ホタテ貝殻高温焼成カルシウム」は、人体や生体への安全性を保持しながら、ガチョウパルボウイルスなどの最強ウイルスをも駆逐して、畜産の防疫(抗ウイルス・殺菌)ペットの除菌・消臭などに対して持続性の高い効果が認められています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月18日木曜日

腸内環境と脳内セロトニン

乳酸菌がうつ状態の改善に効果!?

うつ病治療の未来は乳製品のパッケージの中にあるのかもしれない――英ネイチャーの姉妹誌サイエンティフィックレポート(電子版)に掲載された研究によると、ヨーグルトの中にいる善玉菌は、マウスのうつ病に似た症状の治療に有効だったとのことです。

 数十年以上前から、脳と体内外に潜む細菌との関連について調査が進められ、小さな微生物に仰天のパワーがあることは知られていました。こうした研究からは、腸内細菌叢のバランスが崩れると神経系の機能に影響することや、バランスが崩れている人は不安症やうつ病になりやすい可能性などが示唆されていました。
 この仮説を検証するため米バージニア大学の研究者は、神経系とストレスの関係から調べることにしました。ストレスはうつ病の発症リスクを増大させます。また神経系の機能に影響を与え、同時に影響を受けています。

 マウスを使った実験では、過密状態のケージに入れたり、ストロボライトを浴びせたり、騒音を聞かせたりといった具合に、動物を数種類の高ストレス環境に晒しました。そして、予想通りマウスへの負担は大きく、やがて研究チームが"絶望行動"と呼ぶ行動を示すようになったのです。
 実験の前後で、マウスの糞を遺伝子解析にかけて腸内細菌の種類や量を調査していた結果、ストレスによって、ヨーグルトに含まれるいわゆる"善玉菌"と呼ばれる乳酸菌(ラクトバチルス)の量が大きく減少していることが判明しました。またマウスの絶望行動は治せることも判っています。マウスの餌に少量の乳酸菌を入れると、次第に症状が回復したのです。
 こうした乳酸菌の変化は最も一貫して確認できる変化であり、マウスの行動と直接的な相関が確認できるのです。
 研究チームは今後、人体における実験を目指しています。
 研究者の一人は、うつ病治療の現場で副作用の強い抗うつ剤の代わりに共生菌が利用されるようになれば、と考えており、「食事や口にする細菌を変えるだけで健康になり、気持ちが晴れるのならば素敵です」とコメントしています。

 最近では腸内環境に関する研究が進み、腸は第二の脳であるということがあながち嘘ではないということがわかってきました。
 乳酸菌やビフィズス菌が入っているヨーグルトはお手軽に摂取できる健康食品としてもてはやされていますが、やみくもにヨーグルトを食べればいいというわけでもないようです。味噌や漬け物など発酵食品の乳酸菌も含め、乳酸菌の種類によって、どこに効果的なのかが違ってくるそうなので、それぞれの菌の特徴を知っておくことが大切です。   
(出典:http://karapaia.com/)

■腸内環境と脳内セロトニン

うつ病の原因の一つが脳内セロトニンの不足です。不足すると神経細胞間の情報交換が乱れ、キレやすい、落ち込む、無気力、ボーっとするなど様々な症状が表れます。
 セロトニンは、実は脳内に2%、腸内(消化管粘膜)に90%、血液(血小板中)に8%という割合で存在しています。このたった2%の脳内セロトニンが人の精神状態を大きく支配するのですが、腸内環境が正常でないと腸内のセロトニンが脳まで上手く運ばれず、脳内セロトニンが不足してしまいます。
 セロトニンを増やす研究の中で、腸内細菌の重要性が分かってきました。スウェーデンのカロリンスカ研究所で、腸内細菌を持つマウスと持たないマウスを比較した結果、腸内細菌を持たないマウスは、危険を伴う攻撃的な性格や行動が顕著であることが確認されました。腸内細菌が活発な健康な腸はセロトニンを生成し脳に送り届けるため、精神状態も良好である事が分かったのです。つまり、腸内環境の悪化がうつ病の要因にもつながるという事です。
 高齢化の進んだ現代社会では、新たな問題も生じてきました。認知症と抗うつ剤の問題です。日本では認知症患者は多くの場合、精神科で診ます。認知症患者の表情は暗く、無気力なものです。これは認知症の周辺症状の一つにすぎませんが、精神科医の中には、これをうつ病と誤診して、強い抗うつ剤を処方することがあります。
 認知症患者に抗うつ剤を処方すると、歩行困難や寝たきりになるケースがままあります。認知症の人は、脳の状態が非常にデリケートで、薬の量が少し多いだけでもダメージが大きくなります。症状悪化⇒より強い抗うつ剤⇒症状がさらに悪化⇒二度と改善しないほど深刻化……という状況に陥ります。
 高齢者の場合、それが認知症なのか、うつ病や統合失調症なのか区別をするのが困難です。幻視や妄想の症状のある人に、リスパダール(抗精神病薬)を処方する精神科医が多いですが、それが認知症の症状だった場合リスパダールを処方するのは極めて危険です。筋肉に異常が起こり、歩けなくなってしまう患者もいます。
「医者に言われたから」「有名な薬だから」と安易に薬を飲んでいると取り返しのつかないことになります。患者の家族側にも「知識」という武器が必要なのです。

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脳内セロトニンの増加と脳神経細胞膜流動性の向上には「ラフマエキス」がお勧めです。また、乳酸菌等で腸内細菌の環境を整えると同時に、腸壁に密集する絨毛内の毛細血管の機能を改善し、腸の働きを促す「HM-3000(特系霊芝)」をお勧めしています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月10日水曜日

アルコールと認知症

認知症を予防する飲酒量は?

飲酒は認知症の発症リスクになることが知られていますが、少量飲酒は予防に働くそうです。中国海洋大学(山東省)の研究チームからの報告です。

 研究者らは、飲酒量と認知症発症との関係を検討した複数の試験結果を体系立てて再解析しました。全認知症4586症例を含む7万3330人、11試験のデータと、アルツハイマー型認知症1267例を含む5万2715人、5試験のデータ、そして血管性認知症542例を含む4万9535人、4試験のデータを用いています。
 解析の結果、全認知症と大量飲酒との間には、以前から指摘されているように発症リスクが増加する傾向が認められました。その一方で、少量飲酒では全認知症の発症リスクが低下していたのです。

具体的には、リスク低下に働くアルコール摂取量(純アルコール換算)は1日あたり12.5グラムまで。アルコール度数5%のビールなら250ミリリットル缶1本、350ミリリットル缶の8分目といったところです。また、ロング缶なら2人で半分こするといいようです。アルコール度数15度の日本酒なら0.5合が1日の上限です。

 また、最もリスク低下効果が示されたのは6グラム/日でした。この場合、ビールは135ミリリットル缶1本でおしまい。日本酒ならぐい飲み1、2杯ほどです。
 逆に1日あたりのアルコール摂取量が38グラムを超えると、全認知症発症リスクが明らかに上昇。また、飲酒の影響は60歳未満の中高年層で一層大きいことがわかりました。

 同じような調査研究は、欧米でも行われています。各国でおおむね一致しているのは、1日のアルコール摂取量が12グラム以上だと認知症の発症リスクが上昇すること。逆に1日5~10グラム程度の摂取はお酒を全く飲まない人よりリスクが低下する点です。試験によってはリスクが半減するとの報告もあります。とはいえ、下戸の方は無理に飲酒する必要はありません。
 さて、日本の厚生労働省では「節度ある適度な飲酒(アルコール摂取量)」を1日あたり20グラムとしています。しかし認知症予防の観点からすれば、その半分でも多いのです。

 今日の一杯が明日の認知機能に影響することをお忘れなく。
(出典:http://diamond.jp/)

■アルコールと認知症

 アルコール依存症及び大量飲酒者には、脳萎縮が高い割合でみられることや認知症になる人が多い等の疫学調査結果から、大量の飲酒は認知症の危険性を高めることがわかっています。一方で少量の飲酒は認知症の原因にはならないだけでなく、認知症を予防する可能性があります。

脳への影響

以前から、大量に飲酒する人には脳萎縮が高い割合でみられることは知られていましたが、最近の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。すなわち飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。また、飲酒による脳萎縮は断酒することによって改善することも知られています。萎縮以外の影響としては、アルコールが加齢による記憶・学習低下を促進することが動物実験では証明されています。

大量飲酒と認知症について

アルコールには脱水作用があり、これで血液中の水分が奪われると、血管が詰まり脳梗塞などを発症するリスクが増します。また、血管性認知症の原因になります。
 施設に入っている認知症高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症という調査結果があります。また別の調査では、過去に5年間以上のアルコール乱用や大量飲酒経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています。大量の飲酒は、認知症のリスクを高めるということです。
 一方で、アルコールには善玉コレステロールを増やしたり、血管を拡張したり、血液をサラサラにしたりする働きがあります。少量だとこれらが効果的に作用するのではないかとみられています。飲酒しないまたは大量飲酒する人より少量飲酒する人のほうが認知症の危険性を下げる、言い換えれば少量飲酒は認知症の予防になる可能性を示唆しています。
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当学会の研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」の持つ、高血圧・高血糖・脳血管障害に対する微小循環の血流改善作用は、認知機能改善に有効であるばかりか、肝臓保護・肝障害改善効果も期待できます。
 また、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進作用肝機能障害予防効果が認められています。当学会はグリシン製品の開発にも携わっています(和漢生薬研究所『甘みストレスフリー』


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月2日火曜日

食事と健康

不健康な食事で年間40万人の死亡!

アメリカでは、不健康な食生活によって年間40万人以上が心臓病と関連疾患で死亡している恐れがあるとの研究結果が、3月9日に発表されました。

研究によると、アメリカ人は、塩分、脂肪、糖分などを多く含む食品を摂り過ぎており、一方で、果物、野菜、全粒穀物などは足りていないのだそうです。研究結果は、オレゴン州ポートランドで開催の米国心臓協会(AHA)の会合で発表されました。

 研究を率いたワシントン大学 保健指標評価研究所のアシュカン・アフシン助教(国際健康学)は、「ナッツ、野菜、全粒穀物、果実などの健康的な食物の摂取不足と塩やトランス脂肪酸などの不健康な食事成分の摂り過ぎとの組み合わせは、米国での循環器疾患による死亡の主要原因となっている」と指摘しています。

「アメリカでの循環器疾患による死亡の半数近くが、食事の改善によって回避できる可能性があることを、研究結果は示している」とアフシン助教は述べ、食習慣を変えることで、多くの命が救われる可能性があると説明しました。

 今回の研究は、アメリカ全国健康・栄養調査(NHANES)や国連の食糧農業機関(FAO)などによる、1990年代までさかのぼる各種調査で収集されたデータに基づいています。

 アメリカでは全死者の4人に1人、年間60万人以上が、心臓病が原因で死亡しています。個人が心臓病を発症する確率には、喫煙、肥満、食事、運動、遺伝などの要因のすべてが関与している可能性があります。

 研究チームは今回、アメリカの2015年の循環器疾患による死亡に関するデータの調査から、"食事の選択"が、男性22万2100人と女性19万3400人の死亡に関与していることを明らかにしました。

 AHAの専門家らは、果物、野菜、ナッツ、豆、全粒穀物、低脂肪乳製品、魚、鶏肉などが豊富な食事を摂取するよう推奨しています。一方で、摂取を避けるか摂取量を制限するべきとされているのは、脂肪分の多い肉や加工された赤身肉、砂糖入り飲料、塩、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸などす。 
(c) AFP

■江戸の食と健康

【発酵食】

世界中に昔から伝わる発酵食ですが、日本にもたくさんの発酵食品があります。特に、栄養点滴に匹敵する発酵飲料の「甘酒」、酵素や酵母の働きでできる脂肪酸エチルががんを引き起こす物質(変異原)の力を失わせると言われる「味噌」、脂肪を分解し、コレステロールの過剰を抑える「漬け物」など、健康と結びついた食品が特長的です。

【煮物】

夏にきゅうりをかじったりするほかは、生野菜の摂取が少なかった日本人ですが、漬け物や添え物(薬味)として、また煮物として食べられています。中でも重要なのが煮物です。ジャガイモなどの穀物や野菜の食物繊維に多く含まれているケイ素(シリカ)は、私たちの皮膚、毛髪、骨、血管、細胞壁など体内の様々な部位に含有し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、コンドロイチンなどを構成する物質として結合組織を丈夫にします。しかし、野菜を生で食べる場合、整腸作用など食物繊維としての働きは得られますが、含有するケイ素はそのまま排泄されてしまいます。そこで、ケイ素を摂るには時間をかけて煮込んだ野菜が必要になります。食物繊維の細胞を壊し、中のケイ素が得られるのです。

【魚】

良質なたんぱく源として、昔から私たち日本人の健康を支えてきた魚介類。近年は食生活の欧米化によって肉食が増えるとともに、「調理が面倒」「食べにくい」などの理由から、摂取量が年々減っています。しかし、魚介類は、体に欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。たんぱく質をはじめ、カルシウムなどのミネラルやビタミン、とくに最近注目されているのが青魚に多く含まれている多価不飽和脂肪酸(DHAとEPA)です。 そもそも「青魚」とは、背が青または黒で、腹側が白い魚の総称。イワシ、サンマ、サバ、アジ、カツオ、ブリ、マグロなどです。DHA・EPAは血液中の中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やし、血栓の形成を抑えて、血液をサラサラにします。動脈硬化をはじめ、脳血栓や心筋梗塞といった生活習慣病の予防にも効果が期待できます。また、DHAの摂取が少ないと、うつ病や視力への影響など慢性的な疾患を招く恐れがあるとされ、高齢者では認知機能低下の予防やアルツハイマー病の予防効果も知られています。

【雑穀】

一般に主食となる主穀(米、小麦)を除く穀類を「雑穀」と呼んでいます。主穀よりもカロリーが低いだけでなく、ビタミンやミネラルが豊富です。例えば蕎麦は小麦より高たんぱくでアミノ酸の構成も良質。中でもビタミンPの一つ、ルチンが極めて多く含まれています。ルチンは毛細血管の透過性を正常に維持する重要な作用を持っています。

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出汁生活のすすめ

江戸の健康食は、調理の出汁文化とともに育ちました。食生活の西洋化で病気が増え続ける現在、再度、滋養になり養生してくれる日本の食と出汁文化を見つめなおしてみませんか。康復医学学会が協力して商品化された『薬膳の素』(和漢生薬研究所)も健康生活のお手伝いをいたします。


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