2017年7月26日水曜日

アニサキス症

食中毒 生魚でアニサキス猛威!

生の魚介類に付いている寄生虫「アニサキス」による食中毒の報告件数が急増しています。厚生労働省の統計によると、2007年は6件だった報告件数は16年に20倍以上の124件に増え、食中毒の原因物質としてはノロウイルスとカンピロバクター菌に次いで3番目に多くなっています。「報告は氷山の一角」との指摘もあり、専門家が注意を呼び掛けています。

アニサキスは、幼虫(体長2~3センチ)が魚介類の内臓に寄生し、鮮度が落ちると筋肉に移動しやすくなります。人がそれを生で食べると、数時間後から激しい腹痛や嘔吐などの症状が出ます。原因食品はサバが最も多く、サンマやサケ、アジ、イカなどでも起こります。シメサバによる報告も目立つように、酢では予防できません。

 ここ10年ほどの報告急増は、13年から法令改正でアニサキスによる食中毒が届け出対象に明示されたのも一因ですが、背景にあるのが生の魚介類の流通の多様化です。大手の量販店や鮮魚専門店が市場の競りを介さず産地の業者から直接買い付ける「相対取引」などが盛んになり、消費者の口に入るまでの経路が複雑になっています。

 国立感染症研究所で約33万人の診療報酬明細書(レセプト)のデータを使って推計したところ、年間発生数は約7000件に上っています。国立感染症研究所は「アニサキスの食中毒を防ぐには加熱するか、マイナス20度以下で24時間以上冷凍すること」と管理の徹底を訴えます。海外では、生食用の魚の冷凍保存を義務づける国もあるといいます。

 厚労省などは、消費者には、▽鮮度の良いものを選ぶ ▽速やかに内臓を取り除く ▽内臓を生で食べない‥‥といった対策を呼び掛けています。刺し身を食べる時は、細かく砕くようによくかむことも大事だということです。
(出典:https://mainichi.jp/) 

■アニサキス症!

アニサキスは寄生虫の仲間で、クジラなどの海洋ほ乳類の腹の中で成虫になり産卵します。クジラのフンと共に海水中に排出されたアニサキスの卵は、やがてオキアミ(プランクトン)に食べられ、アニサキスは幼虫(第3期)に成長。アニサキスの幼虫が寄生したオキアミを補食した魚では、アニサキスは成虫になれず、おもに内臓部分にとどまり、終宿主(成虫になれる宿主)であるクジラやイルカなどに捕食されるのを待っています(図)。
 アニサキスの多くは魚介類の内臓部分に寄生していますが、一部のアニサキスは魚介類の筋肉部(刺身の部分)へも移行します。このアニサキスの幼虫が寄生した魚介類を、生や生に近い状態で人が食べると、アニサキスが主に腹の中で胃や腸に突き刺さることがあり、アニサキス症と呼ばれる激しい腹痛(食中毒症状)を起こします。
 アニサキス症は症状の程度により劇症型と緩和型に分けられ、さらに感染する部位の違いにより、胃アニサキス症及び腸アニサキス症に分けられます。緩和型の胃アニサキス症・腸アニサキス症は、ともに症状が軽微で、自覚症状もない場合が多いのに対し、劇症型の胃アニサキス症では喫食後8時間以内、劇症型の腸アニサキス症の場合では数時間から数日後に、持続する激しい腹痛や差し込むような痛みが起こり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。
 国内のアニサキス症は年間500~1,000例あると考えられ、サバが原因魚種として最も多いと報告されていますが、地域により違いがあり西日本および関東周辺ではサバ、イワシ、アジなど、北海道ではタラ、ホッケ、サケなどが多くなっています。東京都内ではメジマグロ(クロマグロの若魚)やシロザケを原因とした食中毒事例が2008年に発生しています。

アニサキス症の予防と治療(注意点)

アニサキス症の予防に最も有効なのは、海産魚介類の生食を避けること、冷凍処理または加熱調理を行うことです。アニサキスは魚の内臓まわりの筋肉部へ移行する場合が多いことから、生食の場合には出来るだけ早期に内臓と内臓まわりの筋肉部を取り除くことがアニサキスの感染防止に有効です。
 現状ではアニサキスに対して効果的な治療薬はありません。したがって、アニサキス症の治療法は、胃アニサキス症の場合には内視鏡による虫体摘出を行います。また、腸アニサキス症では、アニサキスが死滅し症状の緩和を待つ対症療法が行われることが多いのですが、腸閉塞を起こした場合には外科的手術により虫体を摘出します。

★厚労省のアニサキス注意情報 → http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年7月19日水曜日

がん治療

がんの考え方と主要因

がんについて、一般の人はほとんど共通の認識を持っています。がんは日本人の死因の1位で、その割合は年々増加していること(図:H19年人口動態統計確定数より)。また、発見が遅れるほど治る確率は低くなり、早めに治療をしても再発する可能性もあるというやっかいな病気だということ。がんになったら、「手術」「抗がん剤」「放射線」という三大治療法があること。ちょっと詳しい人や身近にがん患者がいる人は、さらに遺伝子治療や免疫療法などという言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。

 しかし、人間はがんというものに対して勘違いしているのかもしれません。それは、病気の概念としても、治療の仕方も、生き方としてみても間違っているのかもしれません。

 自然療法、東洋医学、古典医学などにおいてもっとも重要な考え方は、「がんは人間を助けている」というもので、人の身を毒から守ってくれている存在=がん、と考えます。たとえて言うなら、『風の谷のナウシカ』に出てくる「腐海」(地球の浄化機能を担う森)と同じく、血液の浄化装置という風に思えるかどうかが重要になってきます。

 そもそもがんに遺伝はないと言われています。遺伝があるなら、野生動物や古代民族には何故がんがないのでしょうか。100年前の日本にも老人はたくさんいたのに、がんで亡くなった人は40人~50人に一人くらい。つまりとても珍しい病気であり、三大療法などなくても長生きをし、苦痛も少なく死んでいたのです。本来人間の死因は、①外傷・溺水・骨折など ②感染症 ③死産や産婦人科問題 ④栄養失調 ⑤老衰、の5つ。現代人に多い、がんを含む生活習慣病はそもそも"奇病"と言えます。

人はなぜがんになるのか。それは、不必要な「社会毒」に晒されていることが大きな要因です。社会毒とは、昔は人間が食べたり使ったりしなかった物質の総称で、それが人体に悪影響を及ぼすのです。いわば現代病の根源と言えます。例えば、西洋薬に代表されるクスリ、農薬、食品添加物(保存料・着色料など)、遺伝子組み換え食品、砂糖、人工甘味料、化学調味料、環境ホルモン、殺虫剤、洗剤、漂白剤、石油精製物質、強力な電気、電磁波、工業系・住宅系の有害物質、大気汚染物質人工的放射能、毒性元素、等々。問題は日本が世界でもトップの社会毒蔓延国家であることです。
 社会毒をすべて排除することはできませんが、正しい知識を身に着けることが大切です。

■がん治療に関する様々な報告

がん治療を受けなかった人のほうが4倍以上長生きする。治療を拒否した患者の平均余命は12年6カ月である。しかし外科手術、その他の(がん)治療を受けた患者は平均すると治療後わずか3年しか生きていない。症状が重いために治療を止めた患者のほうが、症状が軽くて治療を受けた患者よりも生存期間は長い。(4倍死の)原因は手術による外傷が、生体の防衛機構に影響したためと考える。人体には本来、あらゆる種類のがんに対抗する防衛機構が備わっているのだ。(ハーディン・ジェームス博士、カリフォルニア大)

放射線治療の効果は多くの場合、まだ証明されていない。放射線治療は痛みなどを軽減するための手段で、本質的には、単なる"気休め"である。最近の研究で、放射線治療を受けたほうが、受けなかった場合よりも、がんが転移する確率が高い。放射線治療による悲劇は日常茶飯事で、がん放射線治療の真実を公表することは厚生大臣にとってはみずからの名誉を汚すこととなり、この人体を破壊する物質で途方もない治療費を請求している既得権益者たちにとっては恥辱となる。(仏、リュシアン・イスラエル教授、腫瘍学)

抗がん剤は猛毒物質でがんを治せないのは常識。抗がん剤は強い発がん物質で二次がんを発生させる。これらの毒性で大勢の人が死んでいる。(厚労省:抗がん剤担当技官)

抗がん剤は効かない。こんなものに保険適用していいのか?(厚労省保険局:医療課長)

抗がん剤投与でごく一部に腫瘍縮小が見られるが、がん細胞は自らの遺伝子を変化させ(ADG:反抗がん剤遺伝子)抗がん剤の毒性を無力化してしまう。農薬に害虫が耐性を獲得するのと同じメカニズムだ。(米国立がん研究所(NCI)所長のデヴュタ証言:1985年)

抗ガン剤は多剤投与するほど「早死にする」(日本では「複数投与」が通常療法)。縮小したがん腫瘍も5~8カ月で元のサイズに再増殖。生存期間・再増殖までの期間が長かったのは、放射線治療を一度も受けなかった患者たちだった。(東海岸リポート:1985年)

抗ガン剤は強力な発がん物質であり、投与されたがん患者の別の臓器・器官に新たながん(二次がん)を発生させる。(NCI報告:1988年)

抗ガン剤治療は効果がきわめて小さく、副作用リスクはきわめて大きい。『通常療法』では治らないとされた末期ガンが、『非通常療法(代替療法)』で多く治っている。代替療法とは食事、栄養、瞑想、運動、呼吸、心理、イメージ、笑いなどの療法である。これら療法の成果を、正当に評価する作業を進めるべきである。(OTAリポート:1990年)

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 康復医学学会では現在、「HM-3000(特系霊芝)」の効果をより高めた新製品を研究しております。すでにHM-3000(特系霊芝)を配合した『HM真菌』『秀真(ほつま)(2商品とも製造者:和漢生薬研究所)などの既存商品でもがんに対して数々の実績がありますが、今回は製法や配合を見直すなどして、がんに特化した新製品を開発中です。ご期待ください!


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2017年7月12日水曜日

食中毒

作り置きのカレーで食中毒続出 !?

今年3月、東京都世田谷区の幼稚園で昼食にカレーライスを食べた園児ら76人が、下痢や嘔吐などの食中毒症状を訴えました。保健所によると、複数の患者の便からウエルシュ菌を検出。カレーは前日に園児らが調理し、一晩置かれたものでした。
 ウエルシュ菌は人や動物の腸管、土壌、食品など自然界に広く分布。食品では特に肉に多く、菌が大量に増殖した状態で人が食べると小腸内でさらに増え、毒素を出して腹痛や下痢を引き起こす場合があります。潜伏期間は6~18時間。症状は1~2日で治まりますが、持病のある人などはまれに重症化することがあります。
都健康安全研究センターによると、ウエルシュ菌は加熱で死滅するが、中には熱に強い殻で覆われた"芽胞"を作り、生き残る菌があるとのこと。耐熱性の高い芽胞は100度で1時間以上の加熱にも耐えられます。調理後すぐに食べれば良いのですが、常温で保存すると温度が下がる途中で、生き残った菌が急激に増えることがあります。増殖する温度は12~50度で、特に43~45度で増えやすくなります。同センターは「大量のカレーやシチューなど、とろみのあるものは中心部分の温度がゆっくりと下がり、菌の増えやすい状態が長く続く」と指摘。またウエルシュ菌は酸素のない状態を好んで増殖しますが、大量調理された食品の中心部は無酸素状態になりやすいのです。
 前述の幼稚園のカレーは、調理後、2つの寸胴鍋に入ったまま室温で一晩置かれていました。再加熱したものの、弱火だったため不十分だったとみられます。菌が増殖しても見た目やにおいは変わりません。
 滋賀県守山市でも3月、給食弁当業者が当日朝に調理して常温保管していたカレーで77人がウエルシュ菌食中毒になりました。筑前煮など肉と野菜を使った煮物でも起こります。
 耐熱性の芽胞を形成したり、熱に強い毒素を出したりする菌はウエルシュ菌以外にもあります(表)。
 厚生労働省によると、昨年のウエルシュ菌が原因の食中毒発生件数は31件(患者数1411人)。この菌には熱に強いタイプもあり「火を通したから安全」と考えるのは禁物です。

■夏場に増える食中毒にご用心!

食中毒の原因には細菌やウイルスがありますが、梅雨時から9月頃までは高温多湿な状態が続き、細菌がもたらす食中毒が多く発生します。細菌による食中毒の代表格は、近年、発生件数や重症例が多いことで知られる「カンピロバクター」や「腸管出血性大腸菌〔O-157など〕」によるものです。食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、細菌を「つけない」「増やさない」、加熱等で「やっつける」を心がけ、食中毒を防ぎましょう。

原因となる細菌と症状

【主な原因菌(カッコ内は潜伏期間)】
  ▼カンピロバクター(1~7日) 
  ▼サルモネラ(6~72時間) 
  ▼黄色ブドウ球菌(1~3時間) 
  ▼腸炎ビブリオ(8~24時間) 
  ▼腸管出血性大腸菌〔O-157など〕(3~8日) 
【症状】
  ▼腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、発熱など。

食中毒から身を守る予防のポイント

自宅では‥‥ 

(1)食材の購入・保存:
◎消費期限などを確認する 
◎肉や魚は汁が漏れないよう注意。個々をポリ袋に入れ、できれば氷や保冷剤と一緒に持ち帰る 
◎帰宅後すぐに生鮮食品は冷蔵庫(庫内10度以下)、冷凍食品は冷凍庫(庫内マイナス15度以下)へ 
◎冷蔵庫・冷凍庫は詰め込みすぎない
(2)下準備・調理:
◎作業の前に石けんで丁寧に手を洗う 
◎台所はいつも清潔に保つ。布巾類は、頻繁に清潔なモノと交換する 
◎野菜は安全な野菜洗浄剤を使用の後、流水で洗う。また、生の肉や魚、卵を触った後は丁寧に手を洗う 
◎肉や魚は中まで十分に火を通す(中心部も75度で1分以上加熱)
(3)食事:
◎食事前、石鹸で手を洗う 
◎清潔な食器を使用する 
◎温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに 
◎室温での長時間放置をしない 
◎消費期限を確認する
(4)残った食品の扱い・後片づけ:
◎残った食品は小分け→清潔な容器に保存。食べる際は十分に加熱する 
◎少しでも怪しいと思ったら食べずに捨てる。消費期限を確認する 
◎調理に使ったまな板・包丁は必ず洗って熱湯消毒する 
◎スポンジは洗浄後よく水切りする

外食時、調理済み食品を購入した場合やバーベキューでは‥‥ 

(1)生食または生焼け食品は控える
(2)焼き肉や鉄板焼きの場合、素材を扱う箸と食べる箸を使い分けるか、トングを使用する
(3)肉類は中心部まで火を通す(野菜も肉類に触れているので十分に加熱する!)
(4)余った料理は持ち帰らない。(5)調理済み食品はできるだけ早めに食べる

※室温で2時間以上放置しない、「ちょっと怪しい」と思ったら捨てる。

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 康復医学学会では「ホタテ貝殻高温焼成カルシウム」の水溶液をお勧めしています。安全性を維持しながら、様々な食中毒菌に対して持続的な殺菌効果を示すことが確認されています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年7月5日水曜日

血管力と一酸化窒素

血液サラサラ・ドロドロの誤解

私たちの体中に張り巡らされた血管は、残念なことに加齢とともに動脈硬化が進み、その壁はしなやかさを失って厚く硬くなり、血液が流れる内腔が狭くなっていきます。そして、突然死に直結するような重大な血管事故を引き起こす血栓は、いわゆる「血液サラサラ」の人にもできてしまうものです。
 結論からいうと、若々しい体と脳を保つためには健康的な血液循環システムが大切な要素となってきます。単にサラサラかドロドロかという血液の状態ではなく、血管そのものが正常であるか否か、そして血液の機能が正常に働いているかどうかがポイントとなります。

「血液サラサラ検査(MC-FAN)」(左図参照)を行うと、健康的な生活を送っている人で生活習慣病もない人ならば血液はサラサラに、逆に喫煙者やメタボの人などはドロドロになる傾向はあります。しかし、動脈硬化が進行している人でも血液がサラサラになることはありますので、「血液がサラサラだから大丈夫!」という誤解はしないでください。大切なのは、動脈硬化を防いで血管の状態を正常に保つことであり、できてしまった動脈硬化のコブの状態を安定化させることです。
 特定の野菜を食べればサラサラになるとか、肉食を続けるとドロドロになる等々と、テレビや雑誌などで盛んに取り上げられていますが、サラサラになる食品を食べれば血管事故を防げるというものではないのです。

 正しい意識は、血管がしなやかになるように生活習慣を改善した結果、サラサラ血液にもなるということです。サラサラは目的ではなく、結果であって、あくまでも本来の目的は「血管力」の向上にあることを忘れずに。ここで言う血管力とは、血管全体がしなやかさを保ち、その内壁はなめらかで、血液をスムーズに循環させることのできる力のことです。

 そして、血管若返りのポイントは「NO(一酸化窒素)」にあります。NOの働きは、血管の拡張、血流の改善、血圧の低下、動脈硬化の予防等々。最近の研究で、血管には素晴らしい回復能力が備わっていることがわかってきました。いったん硬く、狭く、もろくなってしまった血管でも、NOの働きによって、柔軟で詰まりにくく切れにくい血管によみがえらせることができるのです。
出典:『「血管を鍛える」と超健康になる』(池谷敏郎著/三笠書房)

■一酸化窒素(NO)が血管力の鍵!

狭心症の発作を抑える薬としてニトログリセリンを使用します。これは、ニトログリセリンが体内で分解されて一酸化窒素(NO)を放出するからです。NOには血管内の筋肉を弛緩させる作用があります。通常、健康な人の体内では、NOは動脈内の「血管内皮細胞」から分泌されます。NOには血管を広げて血流を改善し血圧をコントロールする作用や、柔軟性を持たせて血管を若々しく保つ作用、抗酸化能力を高める作用があるので、心筋梗塞、脳卒中など循環器系の病気の改善に大きな影響をもたらすのです。

 NOの増加により毛細血管の内皮細胞が増殖し、血管の修復や血管本数の増加などが報告されています。また一酸化窒素には、血管の拡張だけではなく、血小板凝集の抑制、酸化ストレスによる内皮障害の抑制(抗酸化)、白血球の内皮細胞への接着の抑制など、重要な役割があります。さらにNOは、神経系や感染防御の面でも重要な働きをすることが判明しており、医療面での効用が期待されています。

NOの循環器系に対する生理作用

  ▼酸化ストレスによる内皮障害の抑制
  ▼白血球の内皮細胞への接着の抑制
  ▼血小板凝集の抑制
  ▼血管平滑筋細胞のアポトーシスの誘導
  ▼平滑筋細胞増殖の抑制
  ▼血管(特に抵抗血管)の拡張 など。

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HM-3000(特系霊芝)のデータ

生薬の最高峰と言われる霊芝には、「NO」をはじめ「2,3-DPG(グリセリン2,3-リン酸)」「GSH-Px(グルタチオンペルオキシダーゼ)という血流の改善に関わる3大物質の産生・増加作用を有することが確認されています。
NOに関しては、霊芝の服用によって体内でのNO合成酵素が活性化し、NOの産生が促進されることがわかっています。

 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、データに基づく一酸化窒素への影響に関するエビデンスがあります(右図表参照)。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月28日水曜日

微小血管狭心症

背中の痛み 検査するも異常なし!

先日、NHK『総合診療医 ドクターG』で、微小血管狭心症が取り上げられました。この番組は、実際にドクターGが扱った患者の病名を、再現ビデオを見ながら3人の研修医が病名を特定していくという番組です。この日登場した総合診療医ドクターG は片岡仁美医師。患者は緊急外来のAさん(30代女性)。Aさんの主訴は「急に背中が痛み出した」というものでした。背中の痛みは、心筋梗塞などの場合もあるなど、注意が必要な症状です。

【問診】夕方から肩に違和感があり、2時間前から痛みが出た。今日はパートの仕事に行き左の肩・腕が痛かった。夕飯後に背中が痛んだが一旦痛みは消えた。その後我慢できない痛みになった。2、3時間痛みが続いたのは初めてだが、同様の痛みは1年程前から月1、2回あり、夜寝ているときが多かった。その他、姑のお手洗いの介護をする時、外出する時にもあった。生理はあるが少し不順。更年期障害の症状は2年程前から出始めている。顎・歯が痛むこともあるが、20~30分で治まる。
【触診】圧痛なし。心音・呼吸音も異常なし。
【検査】心電図、CTなども異常なし。

 実はAさん、片岡医師のもとを訪れる前に、いくつか別の病院でレントゲン、エコー、心電図、CTスキャン、胃カメラ、MRI、心臓カテーテル検査を受けており、すべて異常なしでした。心療内科を勧められ受診するも、そこでも異常なしだったということです。
 3人の研修医が予想した病名は、それぞれ「高安病」「自立神経失調症」「更年期障害」でした。
 高安病は大動脈などに炎症が起きる病気。血液が流れにくくなります。15~35歳の若い女性に発症し、発熱・倦怠感・失神などが現れます。生理不順と関連がなく、発熱の症状がないなどが合わない点です。
 自立神経失調症は自立神経のバランスが崩れる病気で、めまい、冷や汗、動悸などの身体症状や精神症状も現れます。合わない点は突然の背部痛です。
 更年期障害は、閉経前後に女性ホルモン(エストロゲン)の減少で起きる身体的・精神的不調。ほてり・のぼせ・肩こり・腰痛の他、イライラ・不安・うつなども現れます。更年期障害は、血管が収縮・拡張して痛むことがあり、狭心症のような症状が起こることもあります。合わない点は心臓カテーテル検査でも問題がないこと。

 片岡医師は、心臓カテーテル検査でも写らないものは何か、研修医たちに問いかけます。それは「微小血管」でした。人間の心臓には無数の微小血管があり、微小血管の閉塞が起きている可能性は否定できません。そして、結果的に導き出された病名は「微小血管狭心症」でした。片岡医師の適切な診断と処置により、Aさんの症状は治まったそうです。

 微小血管狭心症は更年期の女性の10人に1人くらいはいるということです。この病気は1980年代にアメリカで報告され、日本では2010年に専門学会のガイドラインに病名が掲載されたばかり新しい病気です。カルシウム拮抗薬、ニコランジルが効くことがわかっています。しかし現在、多くの医師がこの病気を知らないそうです。

■更年期女性に多い 微小血管狭心症

一般の狭心症は男性に多く、冠動脈が硬化して狭くなったり痙攣したりして血流が悪くなり胸に痛みが出ます。これに対し、微小血管狭心症は女性(特に更年期)に多い病気です。血管を広げる女性ホルモン(エストロゲン)の量が閉経で減少し、心臓の細い血管が収縮しやすくなるのが原因と考えられています。
 この病気が米国で報告されてから20年以上経ちますが、循環器専門の医師でも詳しい人は多くありません。胸や背中の痛みを訴え病院に行くものの、診断がつかずに複数の医療機関を渡り歩く人が後を絶ちません。その理由の一つが診断の難しさ。血管造影検査では細い血管は映りにくく、また心電図で異常が見つかるケースも少ないそうです。
 ただ、これまでの研究で病気の特徴は分かっています。就寝中など安静時に起こりやすいことと、痛みが長引くことです。但し、痛みを感じても、逆流性食道炎だったり、更年期障害だったりするケースも少なくないのが実情です。一部の専門病院は、MRIなどを活用し、血流の変化から病気を確定する検査方法の確立を目指しています。
 治療も一般の狭心症とは異なり、ニトログリセリンは細い血管を広げる作用が弱いため、塩酸ジルチアゼムなどのカルシウム拮抗薬というタイプを投与します。また、うつ病などに用いる漢方薬が効く患者もいるようです。
 微小血管狭心症は予防するのは難しい病気と言われています。痛み発作を引き起こしかねないストレスや疲労をなるべく溜めないなど、日常生活に気を配ることが大切です。

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康復医学学会おススメの「HM-3000(特系霊芝)」は、微小循環血流に対して以下のような作用が認められています。普段からの摂取により微小血管狭心症の予防効果が期待できます。
【赤血球変形能の改善、集合性の低下、血栓形成の予防、組織酸素供給の向上、毛細血管口径と密度の調整、血漿粘度の低下、2,3-DPG産生の促進、血管内皮細胞の増殖促進、血圧の降下、血糖値の降下など】
 また、ストレスや疲労対策には「ラフマエキス」の効果が期待できます。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月20日火曜日

脳の健康

若い脳を持つ"スーパー老人"の謎!

80歳を超える高齢者の中に「スーパー老人(Super Agers)」ともいうべき、若い脳を持つ人たちがいることを、英紙「Daily Mail」が報道しました。
 その1人が89歳のT氏。見た目は普通の老人ですが、普段から読書、ボランティアに精を出し、インターネットまで楽しむというエネルギッシュな方です。そんな彼の活力の源は食生活でも運動でもなく、脳の若さにあったのです。

 米ノースウェスタン大学が医学誌に掲載した論文によると、T氏をはじめ24人のスーパー老人の脳と通常の高齢者の脳を18カ月のスパンを空けてMRIで調べたところ、通常の高齢者では平均して脳の2.24%が萎縮していたのに対し、スーパー老人はわずか1.08%の萎縮しかなかったそうです。脳の老化速度が通常の半分だということです。
 2015年に同研究チームが行った研究では、スーパー老人は生まれつき脳の体積が大きく、萎縮スピードは通常の人と変わらないと予想されていましたが、今回の研究により彼らの脳が萎縮に抵抗していることが明らかになったのです。

 T氏の脳は、なんと25歳の人に見劣りしない若さを保っているといいます。萎縮が進行しない分、同年代よりも分厚い大脳皮質を保持しているため、認知機能が衰えにくいので記憶を失うことが少なく、認知症のリスクも極めて低いそうです。
「通常、加齢には"典型的な"認知能力の低下や認知症のような深刻な症状が伴うが、スーパー老人の存在は加齢による認知能力の低下が絶対ではないことを示している。我々の研究は、スーパー老人の脳が萎縮する軌跡が通常と異なるかどうか調べることにあった。結果的に、彼らの脳は通常の萎縮比率とは異なっていることが分かった。また、彼らは平均寿命と健康寿命を両立させ、晩年に至るまで人生を楽しんでいることも明らかになった」(米ノースウェスタン大学研究員)。
 今後の課題は、この現象を引き起こす生物学的要素の特定と、高齢者の記憶維持、アルツハイマー病予防への将来的な応用とのこと。

 現在、娘夫婦と3人の孫娘と暮らしているT氏は、冗談交じりに自身の生活を次のように語っている。
「こういう生活に慣れなきゃいけないんだよ。孫たちはフランク・シナトラやフランクリン・ルーズベルトをよく知らないから、いつもこう言ってやるのさ。『今週来るのはチャンス・ザ・ラッパー(米人気ヒップホップアーティスト)かね、テイラー・スウィフトかね?』ってね」

 常に新しい事に興味を持ち続けることが若さの秘訣のようです。
(出典:http://www.excite.co.jp/)

■脳の健康を維持する10の方法

① 外的傷害から守る:

シートベルトやヘルメットの着用、ボクシングなどは行わない。

② 酸素を充分に供給する:

血栓や動脈硬化などで血流が損なわれている場合、脳細胞に酸欠状態が発生する。それを避けるためには、循環系統の改善・維持が必須。

③ フリーラジカルと戦う:

脳が酸素を代謝する際、脳細胞を破壊する副産物フリーラジカルを生む。抗酸化レベルを上げれば、精神活動の減退が抑えられる。天然ビタミンEなどの強力な抗酸化剤の定期的摂取が、高齢者の認知能力維持に効果的であることが確認されている。

④ 濃色野菜を摂る:

果物や野菜の抗酸化力は自然染色素にある。濃色野菜を摂ると、多彩な植物化学物質を吸収できる。老ネズミに濃色野菜を与えた実験では、その認知・運動機能が、若いネズミと同等程度に回復し、加齢による損傷から脳細胞が保護されていることを示した。

⑤ 毒を取り入れない:

タバコ、酒、麻薬は、脳に障害を与える。長期喫煙は、治癒不能の脳損傷を起こし記憶・認知障害の発症リスクが高い。ごく少量の飲酒は記憶障害の予防になるが、飲み過ぎは厳禁。麻薬は回復不能な細胞損傷の原因となる。

⑥ 良性脂肪を摂る:

青魚に含まれるEPA・DHAや、亜麻仁油、エゴマ油など脳の脂肪酸細胞膜組成をほぼ決める良性オメガ3系脂肪酸が豊富な食物は、脳を損傷から守る効果がある。

⑦ 睡眠は充分に:

眠っている時でも、脳は働いている。睡眠中の脳は、新しい記憶の処理、技能定着、問題解決、創造的発想などをもたらす。睡眠不足は、覚醒時の脳の働きを妨げるだけでなく、睡眠中も働く脳の機能を削ることでもある。

⑧ ストレス管理:

ストレスによって脳は数種類のホルモンを分泌するが、慢性的ストレスはうつや不安状態を引き起こし、脳の機能をも阻害する。定期的な瞑想などでストレス解消すると、前頭皮質の知覚処理部位の厚さを増し、加齢による厚さの減退を遅らせる。また、モーツァルトを聞くことで脳機能が活発化して、数学的、空間的推察力が増したという調査結果もある。

⑨ 新技能の習得:

頭の回転を速めるには、新しい技能の習得を継続すると良い。脳の活性化で脳神経細胞に新たな結合を生み出し、情報の蓄積と引出しをより円滑にする。コンピュータのマウスを左手で扱ったり、眼を閉じて服を着たりなどの簡単な訓練で脳を活性化できる。

⑩ 身体の運動:

運動により身体の血流を促すことで、脳血流も増加させ、脳細胞の成長を促進させる。激しい運動より、定期的な運動のほうが効果的。マウス実験では、規則的な身体運動が、主に記憶や学習を司る海馬において新たな脳細胞の生成を助けることが確認された。

豪ビジネス誌「The Weekend Australian Financial Review」より


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月14日水曜日

糖尿病から血管症へ

糖尿病が心臓病や脳卒中を引き起こす!

▶滋賀医科大学は、糖尿病が心臓病や脳卒中を引き起こす危険因子であると認知している国民は5割に満たないことが明らかになったと発表しました。

▶同研究は、滋賀医科大学アジア疫学研究センターの三浦センター長が研究代表者をつとめる厚生労働省研究班(指定研究)のNIPPON DATA研究によるもので、「日本循環器病予防学会誌」2016年11月号に掲載されました。同研究は、無作為抽出された日本全国300地区の一般住民を対象として2010年に実施された国民健康・栄養調査対象者のうち、同研究に参加した20歳以上の2,891人(男性1,236人、女性1,655人、平均年齢58.8 歳)を解析対象者として行われました。

▶同研究では、「心筋梗塞または脳卒中の原因として正しいと思うもの」を選択する自記式質問調査を実施。調査によると、それぞれの要因を循環器疾患の危険因子であると正しく回答した割合は、右図の通りでした。高血圧、高コレステロール血症、喫煙歴、糖尿病を保有する者は、自らが保有する危険因子について、それが循環器疾患の危険因子であることを認知している割合が高い傾向が見られました。しかし、自らが保有しないその他の危険因子についての認知度は、危険因子を持たない者と変わりがありませんでした。

▶同研究により、循環器疾患(心臓病や脳卒中)を引き起こす危険因子として、高血圧を認知していた国民の割合は8割超、また高コレステロール血症の場合は7割を超えていると分かりましたが、その他の危険因子の認知度は未だ低いことが明らかとなりました。
 特に、強い危険因子である糖尿病は5割以上、喫煙は4割以上の国民が認識していないことが分かりました。日本では長年、高血圧を中心とした循環器疾患予防が行われ、その結果1960年代以降国民の血圧水準は年々低下し、循環器疾患死亡率も減少してきていますが、今後は高血圧だけでなく、糖尿病や喫煙など、その他の危険因子の認知度も高め、個人個人が予防に努めていくことが重要であると分析されています。
出典:http://news.mynavi.jp/

■糖尿病の合併症:細小血管症と大血管症

糖尿病で起こる持続的な高血糖は、体中の臓器に影響を与えますが、特に神経や血管が集中している臓器が影響を受けやすく、網膜症・腎症・神経障害などの「細小血管症」を起こします。さらに、高血糖に加え、インスリン抵抗性がもたらす高インスリン血症も原因となり動脈硬化を起こします。軽症の糖尿病(または境界型)の段階から進行する動脈硬化は、「大血管症」と呼ばれる心臓病や脳梗塞や末梢動脈疾患などの原因となります。

心筋梗塞のほとんどが糖尿病を合併

心筋梗塞はQOL(生活の質)に関わる大変な病気の一つです。
糖尿病になると、心臓の組織に栄養を与える冠動脈の動脈硬化が進み、冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)を引き起こします。また、通常の造影検査ではみえない冠動脈の細い枝(微小循環)が詰まったり、心臓の組織に血液を流す能力が悪くなったりすることも知られています。そのため、冠動脈疾患にかかった方は必ず糖尿病があるかどうかを検査する必要がありますし、糖尿病の方は冠動脈疾患の検査を受けることをお勧めします。
 食後の高血糖が循環器病の発症のリスクであることはよく知られています。空腹時の採血だけでは「食後高血糖」があるかどうかはわかりません。厳密に食後高血糖を調べるためにはブドウ糖負荷検査を行いますが、それには1日に複数回採血をする必要があります。

糖尿病は脳梗塞のリスクにも

糖尿病になると、心臓からでた大動脈の弓状の部分や、脳に血液を送る頸部の動脈で生じた血栓が原因となって、脳梗塞(アテローム血栓性脳梗塞)を起こしたり、心房細動という不整脈を合併したときに心臓で生じる血の固まりが脳に詰まったり(心原性脳塞栓症)、脳の細い動脈が動脈硬化で詰まったり(ラクナ梗塞)することが起こりやすくなります。
 一過性脳虚血発作が起こると、その後に脳梗塞になりやすいと知られています。特に糖尿病があると、血圧が高いことや神経症状があることと同様に、比較的短期間のうちに脳梗塞を再び発症するリスクが高まると考えられています。

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「HM-3000(特系霊芝)」に含まれる独自の有効成分(特異成分)であるガノデリン酸類には、血液循環の改善作用のデータのほか、抗高血糖作用に関するデータがあります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年6月8日木曜日

ステロイド剤

アトピーにステロイド剤は必須?

アトピー性皮膚炎の治療はステロイド外用剤を塗るのが標準的な治療法。大阪府の医師ら8人がステロイドを使用しなくても同程度の効果があるとの臨床研究結果を論文にまとめました。ステロイドを使いたくない親がいるだけに、改めて使用の是非に一石を投じた形です。
 臨床研究をまとめたのは、佐藤小児科の佐藤医師や元国立名古屋病院の深谷医師ら8人。2015年、アトピー性皮膚炎の患者300人を対象に6カ月、ステロイド剤を使用せずに経過を観察し、症状の変化を調べました。
 患者は乳幼児(0~1歳)118人、小児(2~12歳)80人、思春期以降(13歳以上)102人の3群。その結果、「症状がよくなった」か「完治した」改善率は乳幼児75%、小児52%、成人80%でした。特に乳幼児では28人が完治しています。
 一方、ステロイド外用剤使用の効果を調べた九州大・古江教授らの研究報告(03年)では、改善率は乳幼児36%、小児40%、成人37%でした。
「ステロイド外用剤を使っても使わなくても大差はないといえる。他に比べる論文がなく確実なことが言える段階ではないが、少なくとも乳幼児ではステロイド剤を使わなくても自然によくなるケースが多い」(佐藤医師)。
 佐藤医師が発表した近畿小児科学会で、会場の医師からは「ステロイド剤を使用せずに自然に治ったなら、アトピー性皮膚炎ではなかったのでは」「結果に大差がないならば、使ったほうがよく眠れたり、皮膚をかきむしったりすることが少ないので、むしろ使ったほうがよい」などの意見が出ました。
 こうした議論は、今も皮膚科医師の間で続いています。佐藤医師は「ステロイド剤の使用自体を否定するわけではない。ただ、ステロイドを使いたくないという親が少なからずいるので、そういう親の気持ちをくんだ治療法も考えてほしい」と学会で訴えました。
 佐藤医師も単に放置するわけではなく、皮膚の再生を促すためにたんぱく質をしっかりと摂るように指導しています。かゆいときは、かき過ぎない程度にかかせます。
 アトピー性皮膚炎の1歳10カ月の息子を佐藤小児科に診せていた母親は「ステロイドも保湿剤も使わず、約1年でよくなった。夜にかゆくて泣いたが、気にせずに放置したら泣かなくなった」と話します。乳幼児の場合は、湿疹を重大なものと思わず、焦らず、気長に待つ気持ちが大切のようです。
 一方で炎症の悪化時に医師がそのまま放置するのは難しい事情もあります。「ステロイドの適切な使用が有効な治療法というのが専門家のコンセンサス。しかし、ガイドラインの示す治療が全てでもなく、医療現場で患者の気持ちに合わせて治療するのも医師の技量です」(大阪赤十字病院・住本副院長)。 
                https://mainichi.jp/

■ステロイド剤と免疫機能

ステロイド外用剤とは、ステロイド(合成副腎皮質ホルモン)という薬効成分を配合した湿疹・皮膚炎の治療などに用いられる免疫抑制系の薬のことです。
 副腎皮質ホルモンは、体内の副腎でコレステロールから造られますが、ステロイド骨格という共通の骨格を持つため、ステロイドホルモンとも呼ばれます。副腎皮質ホルモンは、血糖値や気分の抑揚を調整する働きなどに加え、もう一つ大切な役割を担っています。それは、炎症を起こすたんぱく質の生産を抑えつつ、炎症を抑えるたんぱく質を生む働き。つまり、副腎皮質ホルモンのおかげで、炎症の流れを食い止めることができるというわけです。

ステロイド剤の副作用

 ステロイド外用剤は石油から作られた薬です。このような現代薬は脂溶性毒として脂肪や細胞膜や脳の中に蓄積され、長く留まって慢性毒性を発揮します。またホルモンに直接影響を与えるため人体のホルモン産生を狂わせます。ステロイドを使っていると体はステロイドが十分だと勘違いし、ステロイド産生を抑えてしまいます。ステロイドの強力な作用は臓器の疲労や萎縮をもたらし、最初は効いたフリをしますが、結局身体は薬漬けに‥‥!
 さらにステロイドには糖尿病・感染症・メタボ・骨粗鬆症・潰瘍・網膜剥離などを招く作用があり、さまざまな弊害をもたらします。よくステロイドの軟膏や吸入は少量だから大丈夫と言う医者がたくさんいます。しかし、少量でもしっかり作用するからこそその量にしているわけですし、一日だけでその使用が終わるわけではないので結局、臓器疲労の弊害をもたらしてしまうのです。ステロイド剤でその免疫機能を抑制し続けると、依存性を誘導し、皮膚自体がステロイドなしではいられない状況に変化、耐性を獲得していきます。また、ステロイド剤は癌の発生率を増すことが証明されており、米国FDAも発癌性を指摘しています。
 確かにステロイド外用剤を塗ると、一時的に炎症は抑えられ肌はきれいになります。しかし、原因に目を向けず無理やり抑え込んでいるだけなので、ステロイド剤を塗らなくなると劇的に悪くなるのです。だからステロイドが悪いとわかっても、すぐにやめてはいけません。いきなり薬をやめると猛烈に悪くなります。これがいわゆるリバウンドです。言い方を変えれば精神薬やドラッグと同じ「禁断症状」です。これらの薬をやめたいと思った場合、薬の減量の仕方だけにこだわってもまず成功しません。ステロイドなどを一気に止めるとリバウンドが出るので、減量や指導をしっかりできる医師と相談の上で行ってください。
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「HM-3000(特系霊芝)」は、免疫系に対して調整的双方向性があるため、以下の病態の改善に期待できます。
【免疫機能亢進】アトピー、アレルギー症、自己免疫疾患(リウマチ・膠原病・甲状腺機能異常・劇症肝炎・SARS・SLEなど)、糖尿病など 
【免疫機能低下】細菌・ウイルスによる感染症・伝染病、傷口治癒の慢性化、エイズ、腫瘍の発生など。


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2017年6月1日木曜日

コレステロール

糖質制限で動脈硬化の危険が!?

3月、テレビ番組「人間ドックスペシャル」で俳優Mさん(51)は動脈硬化の危険性を指摘されました。一見、健康的なMさんの日常生活で、医師が注目したのは食事でした。炭水化物を控える「糖質制限」を続けていますが、ここに問題点が隠されていたのです。

  標準体型のMさんを番組で検査をしたところ、LDLコレステロールをHDLコレステロールで割った「LH比」の数値に異常がみられました。望ましいのはLH比2.0以下ですが、Mさんは2.4で、これは「動脈硬化のリスクが高まる」とされる値。なお2.5を超えると、「心筋梗塞、脳梗塞のリスクが増大する」。
 HDLコレステロールの標準範囲は40~85mg/dlLDLコレステロールは65~139 mg/dlです。Mさんの場合、HDLは問題ない数値ですが、LDLは182 mg/dlと大幅にオーバー。「善玉」「悪玉」と呼ばれるHDLとLDLですが、いずれも一定量は体に必要です。MさんのようにLDLコレステロールが多すぎて、HDLとのバランスが崩れていると問題になります。

番組はMさんの日常生活を取材。特徴的だったのは、ご飯やめん類を一切摂らない「糖質制限」をしている点です。1時間の愛犬の散歩を日課にし、家の中でも腕立て伏せや腹筋を欠かしません。仕事終わりにマネージャーと焼き肉店に立ち寄り、2人でカルビとロースを各2人前、タン塩とハラミ各1人前平らげたときも炭水化物を一切摂りませんでした。

 岡部クリニックの岡部院長(内分泌内科医)は、MさんのLH比のバランスが悪い原因に糖質制限を挙げました。「糖質を制限するということは、他のものが必然的に多くなる。動物性の脂肪、肉が多くなっている。動物性脂肪をたくさん食べると肝臓がコレステロールをたくさん作り、LDLコレステロールが多くなってしまう」(同院長)。

 端的に言うと、肉の摂り過ぎ。実は週5ペースで肉食だというMさん。対処法は肉を控えて魚を増やすこと。要するにLD比のバランスをとることが大切です。

 LDLコレステロールには、肝臓で合成されたコレステロールを全身に運ぶ役割がありますが、多すぎると血管壁にたまって動脈硬化の原因になります。一方のHDLコレステロールは、血管壁中の余分なコレステロールを回収してくれます。LDLコレステロールが多すぎるとHDLコレステロールが余剰分を回収しきれず、たまってしまうのです。

 “本当の悪玉”はLDLコレステロールではなく、「酸化LDLコレステロール」です。実はLDLコレステロールが血管壁中に入り込むだけでは問題は生じません。しかし、活性酸素により酸化することで「泡沫細胞」に変化、血管壁内にたまって動脈硬化が進むのです。

 LDLの酸化予防には、禁煙する、抗酸化食品を摂るなどの対策が必要です。

■善玉コレステロールを増やす食事を

コレステロールは人間の身体の筋肉や細胞にとって欠かせない存在です。不足すると血管は脆弱になり疲れやすくなります。人間の体内にあるコレステロールのうち、食物由来のものは全体の3割で、残りは炭水化物から肝臓でつくられたものです。
 LDLコレステロールは、"悪玉"と呼ばれ悪者扱いされがちですが、細胞や血管壁をつくる重要な役割があります。LDLコレステロールを減らすよりも、HDLコレステロールを増やす食事を考えるべきなのです。

 コレステロールに気を付けるには、脂っこいものを控えるだけでなく、炭水化物も併せて控える必要があります。余った炭水化物(糖)が肝臓で中性脂肪に変わるときにコレステロールもできます。消化しきれないコレステロールは脂肪として蓄えられます。空腹になると血中に出るので血液がドロドロになります。
 炭水化物は摂り方も大切です。GI値(食後血糖の上昇度を示す指標)の高い白米や白いパンは、一気に高血糖になるため、膵臓からインスリンが多量に出て、続けているとインスリンが枯渇して糖尿病になります。玄米やライ麦パンにしましょう。また、食べる順にも気を付けたいものです。野菜を先に食べるのは鉄則です。血糖値の急な上昇を防ぎます。

HDLコレステロールの高い食材

HDLコレステロールの高い食事は右表の「おさかなすきやね」を参考に、毎日摂るようにしましょう。
 ねぎをなぜ野菜に含めないかというと、ねぎには他の野菜にはない成分「アリシン」が含まれているからです。このアリシンは血液をサラサラにする成分です。
 また、動脈硬化の予防につながる物質「一酸化窒素(NO)」は、拍動流による血管内皮への刺激によって増えますが、実はHDLコレステロールを増やすことでもNOの産生を促進させることができます。

 積極的にHDLコレステロールを高めるものを食べましょう。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月24日水曜日

人獣共通感染症

「オウム病」妊婦で日本初の死亡例

オウムやインコなど鳥のふんを介して感染する「オウム病」に感染した妊婦が死亡していたことが、厚生労働省への取材で分かりました。オウム病は高齢者などで数年に一度、死亡例が報告されますが、妊婦の死亡例は初めてとみられています。厚労省は日本医師会を通じて、産婦人科医らに情報提供しました。

 オウム病(Psittacosis、Parrot fever)は人と動物が感染する人獣共通感染症の一つ。「クラミジア・シッタシ」という細菌に感染した鳥のふんなどを吸い込むことで人に感染します。鳥は感染しても症状が出ないことが多く、気がつかないうちに人に感染する恐れがあります。1~2週間の潜伏期間の後、急な発熱や頭痛、せきなど風邪やインフルエンザに似た症状が出て、気管支炎や肺炎を発症。重症化して死亡することもあります。厚労省によると、毎年数十人ほどの感染報告があるということです。


 今回感染が確認された女性は、妊娠24週に発熱のため入院。意識障害などがみられ、その後死亡しました。妊婦の感染症を研究する研究班が女性の死後、体内からオウム病の原因となる細菌を検出し、厚労省に報告しました。

 海外ではオウム病による高齢者や妊婦の死亡例が報告されていますが、国内ではこれまで報告はありませんでした。厚労省は「妊娠中は抵抗力が弱くなる。胎児に影響を与える場合もあるので、ペットなど動物との密接な接触は控えてほしい」と呼びかけています。
(出典:http://www.sankei.com/)

■「人獣共通感染症」と予防法

人獣共通感染症とは、ヒトとそれ以外の脊椎動物の両方に感染・寄生する病原体により生じる感染症のことです。ペットから人、人からペットへとうつる危険性のある感染症です。

代表的な病原体別感染症

【細菌性】結核・パスツレラ症・サルモネラ症・カンピロバクター症・ブルセラ症・炭疽・ペスト・仮性結核・リステリア症・レプトスピラ病・ライム病・豚丹毒・細菌性赤痢・エルシニア・エンテロコリティカ感染症・野兎病・鼠咬症 etc.
【ウイルス性】狂犬病・SARS・ウエストナイル熱・エボラ出血熱・マールブルグ熱・Bウイルス感染症・ニューカッスル病・日本脳炎・ダニ脳炎・腎症候性出血熱・ハンタウイルス肺症候群・サル痘 etc
【リケッチア・コクシエラ・バルトネラ性】猫ひっかき病・Q熱・ツツガムシ病 etc.
【クラミジア性】オウム病 etc.
【原虫性】睡眠病・シャーガス病・リーシュマニア症・クリプトスポリジウム症 etc.
【寄生虫性】エキノコックス症・肺吸虫症・旋毛虫症・肝吸虫症・肝蛭症・アニサキス症 etc.
【真菌性】クリプトコッカス症・皮膚糸状菌症・カンジダ症・アスペルギルス症 etc.
【プリオン性】変異型クロイツフェルト・ヤコブ病

基本的な予防法

人獣共通感染症には様々な種類があり、広がり方もまちまちです。しかし病原体の種類に関わらず、ペットを飼っている人全員に実践してほしい「ゴールドスタンダード」(至適基準)が存在します。具体的には以下の8つです。

① 水槽やケージの掃除や糞の始末には手袋をはめる
② ペットを触った後はしっかり手を洗う
③ ペットに顔を舐めさせない
④ 爬虫類や両生類などサルモネラ菌を保有する生き物は極力素手で触らない
⑤ ペットのケージ、給餌場、寝床を定期的に消毒する
⑥ ペットのトイレは調理場から遠ざける
⑦ 免疫機能が回復するまでペット飼育は保留する
⑧ ペットを定期的に動物病院へ連れて行く

特に重要なのは"手洗い"です。ペットを触った手に付着した病原体が口、鼻、目などの粘膜と接触しやすくなります。粘膜は皮膚よりも防御能が低く、細菌やウイルスの侵入を完全には防げません。例えば、猫が舐めた手で目の粘膜をこすると、白目がスライムのように腫れ上がる「結膜浮腫」が起こります。最悪のケースでは失明の危険性もあるので要注意です。事実「猫ひっかき病が原因で左目を失明した女性」や「猫のアレルゲンが緑内障罹患率を90%高める」などの例もあります。手洗いは特に念入りに行いましょう。

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 当学会の研究素材「ホタテ貝殻高温焼成カルシウム」は、人体や生体への安全性を保持しながら、ガチョウパルボウイルスなどの最強ウイルスをも駆逐して、畜産の防疫(抗ウイルス・殺菌)ペットの除菌・消臭などに対して持続性の高い効果が認められています。


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2017年5月18日木曜日

腸内環境と脳内セロトニン

乳酸菌がうつ状態の改善に効果!?

うつ病治療の未来は乳製品のパッケージの中にあるのかもしれない――英ネイチャーの姉妹誌サイエンティフィックレポート(電子版)に掲載された研究によると、ヨーグルトの中にいる善玉菌は、マウスのうつ病に似た症状の治療に有効だったとのことです。

 数十年以上前から、脳と体内外に潜む細菌との関連について調査が進められ、小さな微生物に仰天のパワーがあることは知られていました。こうした研究からは、腸内細菌叢のバランスが崩れると神経系の機能に影響することや、バランスが崩れている人は不安症やうつ病になりやすい可能性などが示唆されていました。
 この仮説を検証するため米バージニア大学の研究者は、神経系とストレスの関係から調べることにしました。ストレスはうつ病の発症リスクを増大させます。また神経系の機能に影響を与え、同時に影響を受けています。

 マウスを使った実験では、過密状態のケージに入れたり、ストロボライトを浴びせたり、騒音を聞かせたりといった具合に、動物を数種類の高ストレス環境に晒しました。そして、予想通りマウスへの負担は大きく、やがて研究チームが"絶望行動"と呼ぶ行動を示すようになったのです。
 実験の前後で、マウスの糞を遺伝子解析にかけて腸内細菌の種類や量を調査していた結果、ストレスによって、ヨーグルトに含まれるいわゆる"善玉菌"と呼ばれる乳酸菌(ラクトバチルス)の量が大きく減少していることが判明しました。またマウスの絶望行動は治せることも判っています。マウスの餌に少量の乳酸菌を入れると、次第に症状が回復したのです。
 こうした乳酸菌の変化は最も一貫して確認できる変化であり、マウスの行動と直接的な相関が確認できるのです。
 研究チームは今後、人体における実験を目指しています。
 研究者の一人は、うつ病治療の現場で副作用の強い抗うつ剤の代わりに共生菌が利用されるようになれば、と考えており、「食事や口にする細菌を変えるだけで健康になり、気持ちが晴れるのならば素敵です」とコメントしています。

 最近では腸内環境に関する研究が進み、腸は第二の脳であるということがあながち嘘ではないということがわかってきました。
 乳酸菌やビフィズス菌が入っているヨーグルトはお手軽に摂取できる健康食品としてもてはやされていますが、やみくもにヨーグルトを食べればいいというわけでもないようです。味噌や漬け物など発酵食品の乳酸菌も含め、乳酸菌の種類によって、どこに効果的なのかが違ってくるそうなので、それぞれの菌の特徴を知っておくことが大切です。   
(出典:http://karapaia.com/)

■腸内環境と脳内セロトニン

うつ病の原因の一つが脳内セロトニンの不足です。不足すると神経細胞間の情報交換が乱れ、キレやすい、落ち込む、無気力、ボーっとするなど様々な症状が表れます。
 セロトニンは、実は脳内に2%、腸内(消化管粘膜)に90%、血液(血小板中)に8%という割合で存在しています。このたった2%の脳内セロトニンが人の精神状態を大きく支配するのですが、腸内環境が正常でないと腸内のセロトニンが脳まで上手く運ばれず、脳内セロトニンが不足してしまいます。
 セロトニンを増やす研究の中で、腸内細菌の重要性が分かってきました。スウェーデンのカロリンスカ研究所で、腸内細菌を持つマウスと持たないマウスを比較した結果、腸内細菌を持たないマウスは、危険を伴う攻撃的な性格や行動が顕著であることが確認されました。腸内細菌が活発な健康な腸はセロトニンを生成し脳に送り届けるため、精神状態も良好である事が分かったのです。つまり、腸内環境の悪化がうつ病の要因にもつながるという事です。
 高齢化の進んだ現代社会では、新たな問題も生じてきました。認知症と抗うつ剤の問題です。日本では認知症患者は多くの場合、精神科で診ます。認知症患者の表情は暗く、無気力なものです。これは認知症の周辺症状の一つにすぎませんが、精神科医の中には、これをうつ病と誤診して、強い抗うつ剤を処方することがあります。
 認知症患者に抗うつ剤を処方すると、歩行困難や寝たきりになるケースがままあります。認知症の人は、脳の状態が非常にデリケートで、薬の量が少し多いだけでもダメージが大きくなります。症状悪化⇒より強い抗うつ剤⇒症状がさらに悪化⇒二度と改善しないほど深刻化……という状況に陥ります。
 高齢者の場合、それが認知症なのか、うつ病や統合失調症なのか区別をするのが困難です。幻視や妄想の症状のある人に、リスパダール(抗精神病薬)を処方する精神科医が多いですが、それが認知症の症状だった場合リスパダールを処方するのは極めて危険です。筋肉に異常が起こり、歩けなくなってしまう患者もいます。
「医者に言われたから」「有名な薬だから」と安易に薬を飲んでいると取り返しのつかないことになります。患者の家族側にも「知識」という武器が必要なのです。

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脳内セロトニンの増加と脳神経細胞膜流動性の向上には「ラフマエキス」がお勧めです。また、乳酸菌等で腸内細菌の環境を整えると同時に、腸壁に密集する絨毛内の毛細血管の機能を改善し、腸の働きを促す「HM-3000(特系霊芝)」をお勧めしています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月10日水曜日

アルコールと認知症

認知症を予防する飲酒量は?

飲酒は認知症の発症リスクになることが知られていますが、少量飲酒は予防に働くそうです。中国海洋大学(山東省)の研究チームからの報告です。

 研究者らは、飲酒量と認知症発症との関係を検討した複数の試験結果を体系立てて再解析しました。全認知症4586症例を含む7万3330人、11試験のデータと、アルツハイマー型認知症1267例を含む5万2715人、5試験のデータ、そして血管性認知症542例を含む4万9535人、4試験のデータを用いています。
 解析の結果、全認知症と大量飲酒との間には、以前から指摘されているように発症リスクが増加する傾向が認められました。その一方で、少量飲酒では全認知症の発症リスクが低下していたのです。

具体的には、リスク低下に働くアルコール摂取量(純アルコール換算)は1日あたり12.5グラムまで。アルコール度数5%のビールなら250ミリリットル缶1本、350ミリリットル缶の8分目といったところです。また、ロング缶なら2人で半分こするといいようです。アルコール度数15度の日本酒なら0.5合が1日の上限です。

 また、最もリスク低下効果が示されたのは6グラム/日でした。この場合、ビールは135ミリリットル缶1本でおしまい。日本酒ならぐい飲み1、2杯ほどです。
 逆に1日あたりのアルコール摂取量が38グラムを超えると、全認知症発症リスクが明らかに上昇。また、飲酒の影響は60歳未満の中高年層で一層大きいことがわかりました。

 同じような調査研究は、欧米でも行われています。各国でおおむね一致しているのは、1日のアルコール摂取量が12グラム以上だと認知症の発症リスクが上昇すること。逆に1日5~10グラム程度の摂取はお酒を全く飲まない人よりリスクが低下する点です。試験によってはリスクが半減するとの報告もあります。とはいえ、下戸の方は無理に飲酒する必要はありません。
 さて、日本の厚生労働省では「節度ある適度な飲酒(アルコール摂取量)」を1日あたり20グラムとしています。しかし認知症予防の観点からすれば、その半分でも多いのです。

 今日の一杯が明日の認知機能に影響することをお忘れなく。
(出典:http://diamond.jp/)

■アルコールと認知症

 アルコール依存症及び大量飲酒者には、脳萎縮が高い割合でみられることや認知症になる人が多い等の疫学調査結果から、大量の飲酒は認知症の危険性を高めることがわかっています。一方で少量の飲酒は認知症の原因にはならないだけでなく、認知症を予防する可能性があります。

脳への影響

以前から、大量に飲酒する人には脳萎縮が高い割合でみられることは知られていましたが、最近の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。すなわち飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。また、飲酒による脳萎縮は断酒することによって改善することも知られています。萎縮以外の影響としては、アルコールが加齢による記憶・学習低下を促進することが動物実験では証明されています。

大量飲酒と認知症について

アルコールには脱水作用があり、これで血液中の水分が奪われると、血管が詰まり脳梗塞などを発症するリスクが増します。また、血管性認知症の原因になります。
 施設に入っている認知症高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症という調査結果があります。また別の調査では、過去に5年間以上のアルコール乱用や大量飲酒経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています。大量の飲酒は、認知症のリスクを高めるということです。
 一方で、アルコールには善玉コレステロールを増やしたり、血管を拡張したり、血液をサラサラにしたりする働きがあります。少量だとこれらが効果的に作用するのではないかとみられています。飲酒しないまたは大量飲酒する人より少量飲酒する人のほうが認知症の危険性を下げる、言い換えれば少量飲酒は認知症の予防になる可能性を示唆しています。
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当学会の研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」の持つ、高血圧・高血糖・脳血管障害に対する微小循環の血流改善作用は、認知機能改善に有効であるばかりか、肝臓保護・肝障害改善効果も期待できます。
 また、アミノ酸の一種「グリシン」にはアルコール代謝促進作用肝機能障害予防効果が認められています。当学会はグリシン製品の開発にも携わっています(和漢生薬研究所『甘みストレスフリー』


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年5月2日火曜日

食事と健康

不健康な食事で年間40万人の死亡!

アメリカでは、不健康な食生活によって年間40万人以上が心臓病と関連疾患で死亡している恐れがあるとの研究結果が、3月9日に発表されました。

研究によると、アメリカ人は、塩分、脂肪、糖分などを多く含む食品を摂り過ぎており、一方で、果物、野菜、全粒穀物などは足りていないのだそうです。研究結果は、オレゴン州ポートランドで開催の米国心臓協会(AHA)の会合で発表されました。

 研究を率いたワシントン大学 保健指標評価研究所のアシュカン・アフシン助教(国際健康学)は、「ナッツ、野菜、全粒穀物、果実などの健康的な食物の摂取不足と塩やトランス脂肪酸などの不健康な食事成分の摂り過ぎとの組み合わせは、米国での循環器疾患による死亡の主要原因となっている」と指摘しています。

「アメリカでの循環器疾患による死亡の半数近くが、食事の改善によって回避できる可能性があることを、研究結果は示している」とアフシン助教は述べ、食習慣を変えることで、多くの命が救われる可能性があると説明しました。

 今回の研究は、アメリカ全国健康・栄養調査(NHANES)や国連の食糧農業機関(FAO)などによる、1990年代までさかのぼる各種調査で収集されたデータに基づいています。

 アメリカでは全死者の4人に1人、年間60万人以上が、心臓病が原因で死亡しています。個人が心臓病を発症する確率には、喫煙、肥満、食事、運動、遺伝などの要因のすべてが関与している可能性があります。

 研究チームは今回、アメリカの2015年の循環器疾患による死亡に関するデータの調査から、"食事の選択"が、男性22万2100人と女性19万3400人の死亡に関与していることを明らかにしました。

 AHAの専門家らは、果物、野菜、ナッツ、豆、全粒穀物、低脂肪乳製品、魚、鶏肉などが豊富な食事を摂取するよう推奨しています。一方で、摂取を避けるか摂取量を制限するべきとされているのは、脂肪分の多い肉や加工された赤身肉、砂糖入り飲料、塩、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸などす。 
(c) AFP

■江戸の食と健康

【発酵食】

世界中に昔から伝わる発酵食ですが、日本にもたくさんの発酵食品があります。特に、栄養点滴に匹敵する発酵飲料の「甘酒」、酵素や酵母の働きでできる脂肪酸エチルががんを引き起こす物質(変異原)の力を失わせると言われる「味噌」、脂肪を分解し、コレステロールの過剰を抑える「漬け物」など、健康と結びついた食品が特長的です。

【煮物】

夏にきゅうりをかじったりするほかは、生野菜の摂取が少なかった日本人ですが、漬け物や添え物(薬味)として、また煮物として食べられています。中でも重要なのが煮物です。ジャガイモなどの穀物や野菜の食物繊維に多く含まれているケイ素(シリカ)は、私たちの皮膚、毛髪、骨、血管、細胞壁など体内の様々な部位に含有し、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、コンドロイチンなどを構成する物質として結合組織を丈夫にします。しかし、野菜を生で食べる場合、整腸作用など食物繊維としての働きは得られますが、含有するケイ素はそのまま排泄されてしまいます。そこで、ケイ素を摂るには時間をかけて煮込んだ野菜が必要になります。食物繊維の細胞を壊し、中のケイ素が得られるのです。

【魚】

良質なたんぱく源として、昔から私たち日本人の健康を支えてきた魚介類。近年は食生活の欧米化によって肉食が増えるとともに、「調理が面倒」「食べにくい」などの理由から、摂取量が年々減っています。しかし、魚介類は、体に欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。たんぱく質をはじめ、カルシウムなどのミネラルやビタミン、とくに最近注目されているのが青魚に多く含まれている多価不飽和脂肪酸(DHAとEPA)です。 そもそも「青魚」とは、背が青または黒で、腹側が白い魚の総称。イワシ、サンマ、サバ、アジ、カツオ、ブリ、マグロなどです。DHA・EPAは血液中の中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やし、血栓の形成を抑えて、血液をサラサラにします。動脈硬化をはじめ、脳血栓や心筋梗塞といった生活習慣病の予防にも効果が期待できます。また、DHAの摂取が少ないと、うつ病や視力への影響など慢性的な疾患を招く恐れがあるとされ、高齢者では認知機能低下の予防やアルツハイマー病の予防効果も知られています。

【雑穀】

一般に主食となる主穀(米、小麦)を除く穀類を「雑穀」と呼んでいます。主穀よりもカロリーが低いだけでなく、ビタミンやミネラルが豊富です。例えば蕎麦は小麦より高たんぱくでアミノ酸の構成も良質。中でもビタミンPの一つ、ルチンが極めて多く含まれています。ルチンは毛細血管の透過性を正常に維持する重要な作用を持っています。

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出汁生活のすすめ

江戸の健康食は、調理の出汁文化とともに育ちました。食生活の西洋化で病気が増え続ける現在、再度、滋養になり養生してくれる日本の食と出汁文化を見つめなおしてみませんか。康復医学学会が協力して商品化された『薬膳の素』(和漢生薬研究所)も健康生活のお手伝いをいたします。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年4月26日水曜日

てんかん

脳の老化現象で"てんかん"?

けいれんや意識を失うといった発作を繰り返す脳の病気「てんかん」。50歳以上で新たに発症することもあり、病気だと気づかないまま交通事故を起こしたり、記憶力の低下で認知症と間違われたりするケースがあります。3月26日はてんかんを啓発する「パープルデー」でした。主催団体は、誰もが発症しうることを強調し病気への理解を求めています。

 愛知医科大病院精神神経科の兼本教授は「高齢者のてんかんは本人に自覚がなく、家族が"おかしい"と感じて医療機関に連れてくることが多い」と話します。てんかんは、脳の神経細胞が様々な理由から一時的に異常に興奮することでけいれんなどを引き起こします。日本での患者は約100万人。乳幼児期の発症が最も多く、成人になると発症率が低くなるものの、50歳を超えると脳血管障害などが原因で再び発症率が高くなっていきます。
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【症例①】50代男性。4年前から就寝後に全身が震えるようになった。この頃は、1分前後目を見開いて震える発作が起こるようになったが、その時のことは覚えていない。脳を調べても異常は見つからなかった。徐々に記憶力が低下し認知症と誤診された。
【症例②】50代男性。5年ほど前から妻との会話で生返事が多くなる。そのときは、無表情で口をくちゃくちゃと動かし、問い掛けにも応じない。妻が「おかしい」と指摘しても「病気じゃない」と怒るばかり。徐々に記憶力が低下してきた。 
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高齢者に多いのは、記憶や聴覚などに関係する側頭葉が原因の「部分てんかん」。全身のけいれんは起こらず、日常生活の中で突然、十数秒から数分間意識が消失してしまいます。生返事をしたり、目を見開いて口を動かしたりします。発作中のことは覚えていないため、病気に気付かない人もいます。その後、記憶力が低下するなどし、認知症と診断されてしまうケースもあります。

 脳波や脳の画像診断検査でも異常が見られないことがあり、診断は難しく、見落とされる人もいるそうです。症状に心当たりがあれば、専門医を受診しましょう。

 こうした症状は抗てんかん薬で治まることが多く、発作を抑えれば元通りの生活を送ることができます。記憶力が低下していた人でも、ある程度は回復するようです。

 怖いのは気付かないまま自動車に乗り、運転中に発作を起こすこと。兼本教授は「脳の老化現象の一つで、だれでも発症する可能性がある。疑わしい症状があれば一刻も早く受診・治療することが大切」と呼び掛けています。        
(出典:http://iryou.chunichi.co.jp/)

■てんかんは慢性の脳疾患

「てんかん」は国際保健機関(WHO)によって「大脳神経細胞の過剰な電気的発射に由来する、反復性の発作を主張する慢性の脳疾患」と定義づけられています。つまり、てんかんは、脳の興奮(=発作)を一回だけでなく繰り返す疾患だということです。
 人間の脳の回路は「興奮」と「抑制」の絶妙なバランスによって成り立っています。誰の脳でも(てんかん発作のない人でも)このバランスが崩れれば、回路が暴走して痙攣発作を起こす危険性を秘めています。例えば酸欠状態や低血糖状態など特殊な環境下や、外傷や脳卒中で脳が傷つけられた急性期などです。
 てんかんとは、何らかの原因により(原因は様々)大脳の一部または全体に、普段から暴走しやすい回路ができている状態と言えます。その暴走しやすい回路は、過剰な電気的発射を起こす場所でもあり、「てんかん焦点」と呼ばれます。てんかんはこの焦点の分布のしかたで分類したものが「全般てんかん」と「局在関連てんかん」(=部分てんかん)です(原因による分類は「特発性」と「症候性」)。

生体電流を乱す原因

私たちを取り巻く現代の生活環境は、身体に有害なものをたくさん含んでいます。日常的に以下のような環境に置かれていると、生体電流の滞り、電位の乱れの可能性が大きくあり、「てんかん焦点」が形成されやすくなってしまいます。
▼食生活の乱れや運動不足 
▼パソコンやスマートフォン・携帯電話など家電の電磁波
▼加齢(40歳前後から生体電流は衰え始める) 
▼ホルモンの変化(女性ホルモンの影響も大) 
▼ストレス 
▼疲労 
▼睡眠不足・睡眠リズムの乱れ
 
 携帯電話やTV、パソコン、電子レンジなど微弱な電磁波を常に発している機器、私たち自身の食生活や睡眠リズムの乱れ、ストレス、運動不足、加齢による生体電流生産の衰えなどが原因となって生体電流に乱れを生じさせるのです。
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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」に含まれる成分として有機ゲルマニウムがあります。有機ゲルマニウムには、血行促進、免疫細胞活性化、骨代謝調整ホルモンのバランス調整などの他に、生体電流を整える作用も認められています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年4月19日水曜日

大腸憩室炎

最近増えている“大腸憩室炎”とは

皆さんは、「大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)という病名を聞いたことがありますか?
 大腸憩室炎とは、大腸に壁の一部が外側にふくらむ憩室(けいしつ)という状態に、何らかの原因で炎症が合併したものです。近年の高齢化、食生活の欧米化に伴い、日本でも大腸憩室炎が増加しています。大腸憩室炎は、軽症の場合には保存的な治療が中心ですが、重症例ではときに緊急手術が必要となる怖い病気なのです。

 まず憩室とは、消化管の壁の一部が、外側に風船のようにふくらんだ状態のことです。憩室は、食道から大腸まで消化管のいろいろなところにできますが、大腸にできた場合、大腸憩室症といいます。多くの場合、多発します。

 大腸憩室症のはっきりとした原因はまだ明らかになっていませんが、食生活の変化などによって腸の運動が加速し、長期にわたり腸管内の圧力が高くなることによって発生する可能性が考えられています。

 例えば野菜など食物繊維の摂取が減少すると、便の量が減少することによって腸管の運動に変化がおこり、腸管の圧が高くなって憩室ができやすくなると言われています。したがって、もともと大腸憩室症は、肉中心の食生活が特徴のアメリカなど西洋諸国に多く見られ、日本では比較的まれな疾患でした。ところが、近年の「食生活の欧米化」に伴い、日本でも大腸憩室症が増えています。
 また、大腸憩室症は年齢とともに増加します。例えば、40歳以下では10%以下であるのに対し、70歳代では50%、80歳以上では約70%が大腸憩室をもっていると報告されています。

 大腸憩室症は、症状がなければ治療の必要はありませんが、炎症や出血など合併症を伴うことがあり、この場合は治療が必要となります。大腸憩室症のうち、10~25%に大腸憩室炎を合併するといわれており、軽症から重症までさまざまな症状がでます。
 日本では、比較的軽症とされる右側大腸憩室炎(盲腸と上行結腸が中心)が多いとされていましたが、最近では欧米と同様に重症化しやすい左側大腸憩室炎(S状結腸に多い)が増えているとのことです。左側大腸憩室炎では様々な合併症を伴うために手術が必要となることが多いとされています。
(出典:https://www.ishamachi.com/)

■大腸憩室炎の症状・治療と予防策

【大腸憩室炎の症状】

憩室炎の最も一般的な症状は腹痛と圧痛です。腹痛は初期には良くなったり悪くなったりを繰り返すことが多く、次第に持続痛へと変化していきます。日本で多い右側大腸憩室炎では右下腹部痛を伴うことが多く、急性虫垂炎と似たような痛みです。
 大腸憩室炎に特有の症状はありませんが、下腹部痛が続く場合には、大腸憩室炎の可能性があります。その他、下痢、嘔気・嘔吐、食欲不振、便秘、排尿障害などいろいろな症状がみられることもあります。また、発熱や白血球の増加など炎症所見がある場合もあります。

【大腸憩室炎の治療】

大腸憩室炎の治療には、保存的治療と外科的治療がありますが、どちらを選ぶかは、その重症度によって決定されます。
 軽症で合併症がない場合、腸管の安静(絶食と点滴)および抗菌薬投与によって保存的に治療します。ただし、大腸憩室炎は再発することが多く、一旦症状が落ち着いたとしても、慎重な経過観察が必要であるといわれています。
 また、憩室症のある人は普段から腸管の圧が高くならないよう、下剤の服用を最小限にしたり、食物繊維の多い食事を心がけたりといった生活指導が行われます。
 一方、穿孔、膿瘍形成、狭窄・閉塞、あるいは瘻孔(ろうこう)形成(腸の一部が他の臓器などと細い管でつながること)などの合併症を伴う場合には外科的処置が必要となります。
 手術の術式は、合併症の状態や程度に応じて様々ですが、腸管の切除や、膿瘍ドレナージ(膿をお腹の外へ出すチューブを挿入する手術)などが行われます。憩室が破れたり、腹膜炎の程度がひどかったりする場合には人工肛門をつくることもあります。
 また、炎症をくり返す症例では手術が考慮されますが、このような慢性憩室炎に対して最近では腹腔鏡による傷の小さな手術が行われることも多くなってきました。しかし、施設によって腹腔鏡手術の適応基準は違いますし、また炎症が強く癒着が激しい場合には、通常の開腹手術に途中から変更することもあります。


憩室炎を予防する生活習慣の改善

予防としては便秘の予防=「快便」が一番の方法です。便秘予防のためには、どうしたらよいでしょうか? これには、以下のような食事を含む生活習慣の改善が必要です。
(1)食物繊維をたっぷり摂る (2)運動をする (3)水分をたっぷり摂る (4)決まった時間にトイレに座る

『甘みストレスフリー』
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康復医学学会では、『甘みストレスフリー』(グリシン系甘味調味料/和漢生薬研究所)をお勧めしています。アミノ酸の一種「グリシン」には便通の改善効果が報告されています。
 また、この商品に独自配合されている「霊芝炭末」は、便秘症の改善効果腸内毒素排泄作用などを有しています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年4月12日水曜日

たんぱく質で健康ボディ

痩身の基本はタンパク質!

ご存知のようにタンパク質は、筋肉、内臓、骨、血液などをはじめ、ホルモン、酵素など体の主要な構成成分です。これらは体内で壊されては、また作られて、ということを繰り返しています。

 このような代謝活動に必要なあらゆるタンパク質が細胞内でDNAの情報を参考に常に作れています。そして、これらの材料となるのが、食事から摂るタンパク源(肉、魚、豆類、卵、乳製品)です。

 これらの食品を食べると、消化の過程でアミノ酸という小さい単位にまで分解されてから体内に吸収され、他のタンパク質に作り変えられます。材料となるアミノ酸が揃っていなければ、体内で必要なタンパク質は作れません。タンパク質不足は、筋肉・代謝の衰えや免疫機能の低下を招き、肌荒れ・むくみ・貧血・疲れやすさ・老化の促進・ホルモン分泌障害・血圧の問題・内臓障害・集中力の衰えなど、あらゆるトラブルを引き起こす要因になります。

 タンパク質は体内で分解と合成が繰り返されていますが、その入れ替わりの量も速度も年齢によっても違い、偏食による不足も起ります。体が必要なアミノ酸を調達するには、食事やサプリなどから摂るのが一般的です。

 エネルギーの消費量は夜よりも昼の方が多いのですが、タンパク質は寝ている間に多く使われます。成長ホルモンは睡眠中に出て、痛んだ組織を修復するためなどに使われます。この時材料としてふんだんにアミノ酸が用意されていれば、作業がはかどります。

 そして、意外と知られていないのがダイエット中に一番陥りやすい、タンパク質不足です。やせたいと思っている人は、どうしてもカロリーカットにばかりに目が向き、その結果、美しく痩せるためにしっかり確保すべきタンパク質まで減らしているケースが目立つようです。これでは痩せるというよりも、やつれてしまうというものです。

■タンパク質が作る健康ボディ!

タンパク質を栄養源として細胞分裂や修復作業が活発に行われることで、基礎代謝はアップし、脂肪の燃焼と同時に太らない体質作りにも期待ができます。

水太り解消にタンパク質!

血中にタンパク質が少なくなると、血中濃度を保つために、血液中の水分は交換血管(微小循環血管)を通して血管外へ追いだされます。これが組織間にたまり、むくみになります。食事制限をしている女性の脚がむくみ、脚ばかりではなく、余分な水分が体内に保持され、それだけ体重にも響くことにもなります。そして「水を飲んでも太る」と思いこみ、水分摂取を控える傾向になり悪循環になります。

リバウンド防止にタンパク質!

脂肪だけが減ればいいのですが、気をつけないと重要な筋肉も落としてしまいます。特に体重減ばかりに気をとられていると、こうした失敗に陥ります。筋肉が減少すると基礎代謝率も低下しますので、リバウンドしやすい、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。
 タンパク質は体を構成している主たる成分であり、中でも筋肉はタンパク質の塊のようなものですから、タンパク質不足はその影響が大きいのです。

酵素はすべてタンパク質!

さらに重要なことは、食物の消化や体内の代謝など、すべての生命活動に必要な2万種類以上あるといわれる「酵素」のすべてがタンパク質(ペプチド結合)だということです。タンパク質不足ではその酵素がまともに作れません。脂肪の燃焼や水分代謝はもちろん、あらゆる消化・代謝機能にトラブルが発生することになります。体内の解毒や排泄にかかわっている肝臓や腎臓も正常に働けなくなります。これではスリムボディは期待できません。
 また、健康維持のため外部から抗酸化栄養素を補給しても、タンパク質不足では体の抵抗力そのものが落ちてしまいますから、せっかくの栄養素も十分に効力を発揮できず、活性酸素の猛攻撃にも対抗できません。

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『和漢研の食』
普段の食生活でタンパク質を摂取しても、きちんと吸収され、体内で有効利用されているかは別問題です。いかに良質なタンパク質を手軽に摂取・吸収できるかがポイントです。そのためにサプリメントを利用するのも一つの方法です。
 康復医学学会では、良質なタンパク質を上手に摂るサプリメントとして、『和漢研コラーゲン』『薬膳の素』『和漢研の食』をお薦めしています。どれも小腸で吸収しやすい水溶性低分子ペプチドタイプの天然タンパク質原材料を使用しています。


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光・愛・感謝 村雨カレン

2017年4月5日水曜日

若年性認知症

58歳妻に認知症の症状が‥‥

【若年性認知症の妻を、夫が見守りながら営む居酒屋が三重県津市にある。店主のAさん(64)は5年前、妻B子さん(63)の症状を知り、会話が成り立たず「殺してやろう」とも思った。ただ、周囲に症状を明かし、共に店に立って乗り切ってきた。「店があるから笑顔でいられる」。2人は3月6日、結婚40周年を迎えた。「この人、3歳やったか?」40代の男性会社員3人組が来店すると、店内に大きな声が響いた。席に着くと、B子さんは「生ビールは届いているな」「ウーロン茶はおいしいでな」と繰り返し、指を折りながら注文を取る。】

 2012年9月、B子さんは58歳の若さで認知症と診断されました。Aさんがネットで調べると「有効な薬はない」といった悲観的情報が並び、思わず涙が込み上げました。「夫婦生活はこの先どうなるのだろう」
 症状は少しずつ進みます。同じ洗剤をたくさん買ったり、プランター造花を植えたり‥‥。怒りで手を出すことも。加減が分からず厚化粧して出掛ける妻に恥ずかしさを覚え、誰にも話さず抱え込みました。夫婦の会話はかみ合わず、互いに非難し合う日々が続きました。

「夫婦で発散できる場を探したかった」。4年前、店のアルバイトが辞めたのをきっかけに、妻に注文の取り次ぎや食器の片付けを手伝ってもらうようにしました。常連客に症状を打ち明けると「気分が楽になった」。
「家族だけで悩みを抱え込まず、周囲に助けを求めることが大切だと思う。店が気を楽にして妻と向き合うきっかけをつくってくれている」。Aさんはこう実感しています。
B子さんは温泉が大好き。たとえ結婚記念日のプレゼントだと理解できなくても、Aさんは休日にどこかへ連れて行ってあげようと考えています。
 働き盛りの世代が発症する若年性認知症は、外見では症状が分かりづらいため、患者や家族は周囲から理解が得られず、苦しむケースは少なくありません。

09年、患者は全国に3万8千人、平均発症年齢は51歳(厚労省)。14年度の同省の生活実態調査では、就労経験者221人のうち6割超の146人が発症後に退職したと回答。
 全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会では「企業側の理解が進んでいない」と現状の課題を指摘します。同僚の名前を忘れたり、仕事でミスが続いたりするため、退職を促される事例があり「周りから理解されずに家に閉じこもり、さらに症状が悪化することが多い」と明かします。
 また、若年性認知症への社会全体の理解の必要だと訴えます。「他人とのコミュニケーションで脳が活性化し、症状を遅らせることもできるので、家族や地域で支援をしてほしい」と話しています。                       
(出典:http://iryou.chunichi.co.jp/)

■若年性認知症

 若年性認知症とは、65歳未満で発症する認知症のことを言います。
 厚生労働省の研究班が2009年に発表した調査結果によると、国内の推定患者数は約3万8000人に上ります。約500万人とされる認知症全体の患者数と比べ、若年性認知症患者の数は少なく、対策の遅れも指摘されています。国は国家戦略で、全都道府県に相談窓口を設置することなど、支援強化を打ち出しています。

発症年齢の平均は51.3歳で、原因疾患は右の円グラフの通りとなっています。
 症状はさまざまですが、記憶障害のほか、日付や時間、自分のいる場所が分からなくなる「見当識障害」、同じ行為を繰り返す「常同行動」、段取りができない「実行機能・遂行機能障害」などが知られています。病気が進行すると歩行困難などの症状が出ることもあります。
 認知症には、アルツハイマー型以外に、血管が破れたり、詰まったりする脳卒中により神経細胞が壊れる血管性認知症も知られています。両タイプの認知症には共通の危険因子として動脈硬化の原因とされるメタボがあり、若年期からのメタボの積極的な管理・予防が、認知症予防に有効です。そのためには、食生活や運動、禁煙など日常の生活習慣を改善することが大切です。

認知症予防策は普段の生活から

米・国立衛生研究所(NIH)は、認知症予防のための生活習慣に次の8つをあげ、中でも最大の予防策は運動習慣だと言っています。

①運動習慣をつける。
②高血圧を改善する。
③人的交流など社会認知活動を増やす。
④2型糖尿病を改善する。
⑤地中海食などバランスのいい食事を摂る。
⑥適正体重の維持(生活習慣病の改善)。
⑦禁煙する。
⑧うつ状態の改善。


食事やサプリメントで生活習慣の改善を

認知症予防には、特に次の3点を押さえた食事をしましょう。
(1)塩分の摂り過ぎを防ぐ
(2)コレステロールの摂り過ぎを防ぐ 
(3)抗酸化物質を積極的に摂る
 また、認知症予防に効果的な食材として、オリーブオイル、青魚(DHA、EPA)、コリン食(アセチルコチンを産生する食材)、野菜・果物、緑茶などがあります。
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当学会が開発に携わったサプリ『光華(R)は、霊芝をはじめ、既往の生活習慣病の症状を緩和し、認知機能を改善するといわれる成分をバランスよく配合しています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年3月30日木曜日

歯周病

歯の病気で動脈硬化が悪化!?


失った歯の本数と、動脈硬化の悪化の程度とに強い関係があることが、京都大の大規模な疫学研究で明らかになりました。

 歯周病菌の感染などで動脈硬化が進むことは従来の研究で指摘されていましたが、地域の住民の集団で関係が確かめられたのは初めてで、「歯の手入れと歯科の定期的な受診により口の中の病気を予防することで、動脈硬化に関係する死亡のリスクを下げる効果が期待できる」としています。

 京都大と滋賀県長浜市が連携して2007~10年、同市の30~75歳の男女約1万人を対象に進めた疫学研究「ながはま0次予防コホート事業」の成果です。

 京都大・浅井助教(口腔外科学)らは、まず参加者全員の歯科検診を実施。矯正や外傷によらない、歯周病などで失った歯の本数を確かめました。同時に、体を横たえた状態で、両腕と両足首の血圧と、心拍が末梢血管に伝わる様子とを測る「CAVI」という方法で参加者の動脈硬化の程度を割り出しました。

 年齢、性別、体格指数(BMI)、喫煙の既往、ヘモグロビンA1c、インスリンまたは糖尿病治療薬使用の有無など、動脈硬化に関わるほかの条件の影響を排除して両者の関係の有無を解析したところ、失った歯の本数が多いほど、動脈硬化の程度が悪くなっていることが分かりました。また、女性より男性にその傾向が強いことも判明。口の中の病気は予防効果が非常に高く、歯科医院での定期的な診療により失う歯の数を減らせるだけでなく、動脈硬化症の予防にもよい影響があるとしています。

 従来の動物実験や臨床研究では、口中で歯周病菌などの細菌感染による炎症が起こると炎症性物質が血管に入り込み、その結果、血管の内面が傷ついて動脈硬化を引き起こすことが分かっています。

 現在、ながはま0次予防コホート事業は第2回目の調査を行っており、口腔内の疾患と全身疾患の関係を明らかにしたいとしています。

(出典:http://www.47news.jp/ ほか)


■歯周病が全身に及ぼす影響

■狭心症・心筋梗塞:

 動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、別の因子として歯周病原因菌などの細菌感染がクローズアップされてきました。歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)ができ、血液の通り道は細くなります。プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり、血管の細いところまで運ばれて詰まります。

■脳梗塞:

 脳梗塞は、脳の血管のプラークや、頸動脈や心臓から飛んできた血の塊やプラークによって脳血管が詰まる病気です。歯周病の人は2.8倍脳梗塞になりやすいと言われています。血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要です。

■糖尿病:

歯周病は以前から糖尿病の合併症の一つと言われ、糖尿病の人は歯肉炎や歯周炎にかかっている率が高いという疫学調査が複数報告されています。さらに最近、〔歯周病⇒糖尿病の症状悪化〕という逆の関係もわかってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっているのです。歯周病治療で糖尿病が改善する例も多いようです。

■妊娠性歯肉炎:

一般に妊娠すると歯肉炎にかかりやすくなります。妊娠中は特に気をつけましょう。また、まれに「妊娠性エプーリス」(良性腫瘍)ができる場合もあります。

■低体重児早産:

妊娠している女性が歯周病の場合、低体重児および早産の危険度が高くなることが指摘されています。これは口の中の歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかといわれています。その危険率は実に7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。


歯周病と動脈硬化予防

歯周病の予防とはいえ、歯の磨きすぎはよくありません。歯や歯茎を傷つけ、口臭の原因にもなります。歯茎から血が出た時は歯周病が疑われ、放置していると歯が抜けたり、全身疾患を引き起こす恐れもあります。また、歯磨き剤は、フッ素ラウリル硫酸ナトリウム界面活性剤などの毒性が認められている成分が含まれていないものを選びましょう。
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『秀真はみがき』
康復医学学会が推奨する『秀真はみがき』にはこれらの成分は配合していません。歯茎の血流を促すとともに歯自体も白くします。
 そして、動脈硬化の予防には、生活習慣が大きく影響します。バランスの良い食事と節制、軽い運動などを習慣化しましょう。当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は血管と血流の改善に多くのエビデンスを有しており、動脈硬化改善の実績があります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年3月22日水曜日

過敏性腸症候群

通勤中のお腹ゴロゴロはストレス性疾患!?

通勤電車の中で急にお腹がゴロゴロ、次に停車した駅でトイレに駆け込む‥‥。こんな経験を何度もする人は、ストレスで脳がダメージを受けているのかもしれません。

 過敏性腸症候群(IBS:irritable bowel syndrome)は、腸に関連する検査をしても異常が見つからないのに、腹痛や腹部膨満感、お腹のゴロゴロなどの症状や、下痢・便秘の便通異常が慢性的に起こる病気です。推定患者数は日本人の約13%(1200万人)で、比較的若い人に多くみられます。
 IBSは、便秘型、下痢型、混合型、分類不能型の4つに分けられます。ほとんどは便秘型か下痢型で、混合型は少数、分類不能型は稀です。患者数に男女差はありませんが、便秘型は女性、下痢型は男性に多いようです。

 IBSは、実は腸自体の病気ではなく、脳に根本の原因があるストレス性疾患の一つです。そこで、病気の説明に「脳腸相関」という言葉がよく使われます。ここでセロトニン(神経伝達物質)の名前が出てきます。私たちは脳内物質としての話をよくするので脳内だけに存在すると思いがちですが、その90%は消化管粘膜内にあります。腸のセロトニンはストレスがかかると働きが活発になり、内臓の知覚過敏消化管の運動異常を引き起こします。その結果、知覚過敏からは腹痛や膨満感などの不快感、運動異常からは便秘や下痢の便通異常が起こるのです。知覚過敏は腸の動きを乱し、運動異常は痛みや不快感などになります。さらに、こうした症状自体がストレスとなって脳にダメージを与えます(図参照)。脳腸相関のトライアングルがIBSでは悪循環に陥ってしまいます。

 消化管の運動異常が、便秘と下痢という正反対の症状を起こします。便は、腸の筋肉の連続的な収縮(蠕動運動)によって肛門のほうに移送されます。消化管の運動異常とは、この蠕動運動が障害されることなのです。腸全体が連続性なしにピクピク動くと便は停滞して便秘に、どこか1ヵ所が強く収縮すれば、歯磨き剤のチューブをギュッと握ったときのように中身が急に飛び出し下痢になります。正反対の症状に見えても大もとは同じなのです。
(出典:毎日新聞 医療プレミア)

■セロトニンとストレス

ストレスに打ち勝つには、脳内の神経伝達物質セロトニンの働きが重要です。セロトニンには、ストレスによって生じるイライラ、不安、恐怖、抑うつ、怒り、衝動、攻撃性などのネガティブな感情の暴走を抑えて心を安定させる働きがあります。

● 自律神経系のバランスを整えるセロトニン

人の脳はストレスを感じると、視床下部からの司令で自律神経系(交感神経・副交感神経)が興奮します。交感神経系の興奮は、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌を促進させ、血圧上昇、心拍数増加、瞳孔拡大、発汗、筋力増強、痛覚遮断などの身体反応と共に、脳を強く覚醒させ、集中力や攻撃性の増加、精神の高揚を引き起こします。
 セロトニンは、交感神経系の過度の興奮を防ぎ、適度な状態を保てるように働きます

● 睡眠の質が上がり、ストレスが解消しやすくなる

人はストレスにより、交感神経系の興奮で脳が覚醒し、睡眠の質が低下しやすくなります。睡眠の質の低下は、ストレス解消を妨げ、次第に蓄積していく悪循環を生み出します。セロトニン量が十分であれば、交感神経系の興奮を抑制してくれるため、睡眠の質の低下を防ぎ、ストレス解消をしやすくなります。
 また、強い催眠作用を持つ睡眠ホルモン「メラトニン」はセロトニンから合成されます。

● 慢性ストレスはセロトニンの分泌を抑制する

ストレスに対する反応は、視床下部―下垂体―副腎系の相互作用により制御されています。
 ストレスによって視床下部が刺激されると、副腎からストレスホルモン「コルチゾール」が分泌され、血糖値の維持、脳の覚醒、血圧上昇などの働きをします。このとき、視床下部はコルチゾール分泌司令と同時に、脳内のセロトニン神経の働きを抑制する司令を出すため、セロトニン分泌量は減少してしまうのです。また、交感神経系が興奮すると、カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)が分泌され、血管収縮、心拍数増加などが起こります。セロトニンはカテコールアミンの暴走を抑えるために消費されます。

【逃れられない慢性ストレス】
 人間関係や仕事など逃れることが出来ない継続的なストレスに晒されると、その度セロトニン神経は酷使され、やがてうまく働かなくなってしまいます。このような慢性的なストレスによって、抑うつ症状が現れ、原因不明の痛み、PTSD、パニック障害、社会不安障害などの他、うつ病や不眠症を発症するようになります。
ラフマエキス配合の『アンチストレス』
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康復医学学会で長年研究を続けている「ラフマエキス」は、脳内セロトニンの増加セロトニン神経透過性の安定が期待できます。ラフマエキスには、フラボノイド配糖体、カテキン類、アポシアニン類などが豊富に含まれ、鎮静作用、抗ストレス作用、睡眠改善、血圧安定、コレステロール値低下効果、動脈硬化予防などの効果が認められています。


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光・愛・感謝 村雨カレン