2017年3月30日木曜日

歯周病

歯の病気で動脈硬化が悪化!?


失った歯の本数と、動脈硬化の悪化の程度とに強い関係があることが、京都大の大規模な疫学研究で明らかになりました。

 歯周病菌の感染などで動脈硬化が進むことは従来の研究で指摘されていましたが、地域の住民の集団で関係が確かめられたのは初めてで、「歯の手入れと歯科の定期的な受診により口の中の病気を予防することで、動脈硬化に関係する死亡のリスクを下げる効果が期待できる」としています。

 京都大と滋賀県長浜市が連携して2007~10年、同市の30~75歳の男女約1万人を対象に進めた疫学研究「ながはま0次予防コホート事業」の成果です。

 京都大・浅井助教(口腔外科学)らは、まず参加者全員の歯科検診を実施。矯正や外傷によらない、歯周病などで失った歯の本数を確かめました。同時に、体を横たえた状態で、両腕と両足首の血圧と、心拍が末梢血管に伝わる様子とを測る「CAVI」という方法で参加者の動脈硬化の程度を割り出しました。

 年齢、性別、体格指数(BMI)、喫煙の既往、ヘモグロビンA1c、インスリンまたは糖尿病治療薬使用の有無など、動脈硬化に関わるほかの条件の影響を排除して両者の関係の有無を解析したところ、失った歯の本数が多いほど、動脈硬化の程度が悪くなっていることが分かりました。また、女性より男性にその傾向が強いことも判明。口の中の病気は予防効果が非常に高く、歯科医院での定期的な診療により失う歯の数を減らせるだけでなく、動脈硬化症の予防にもよい影響があるとしています。

 従来の動物実験や臨床研究では、口中で歯周病菌などの細菌感染による炎症が起こると炎症性物質が血管に入り込み、その結果、血管の内面が傷ついて動脈硬化を引き起こすことが分かっています。

 現在、ながはま0次予防コホート事業は第2回目の調査を行っており、口腔内の疾患と全身疾患の関係を明らかにしたいとしています。

(出典:http://www.47news.jp/ ほか)


■歯周病が全身に及ぼす影響

■狭心症・心筋梗塞:

 動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、別の因子として歯周病原因菌などの細菌感染がクローズアップされてきました。歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラーク(粥状の脂肪性沈着物)ができ、血液の通り道は細くなります。プラークが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まったり、血管の細いところまで運ばれて詰まります。

■脳梗塞:

 脳梗塞は、脳の血管のプラークや、頸動脈や心臓から飛んできた血の塊やプラークによって脳血管が詰まる病気です。歯周病の人は2.8倍脳梗塞になりやすいと言われています。血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病の予防や治療は、より重要です。

■糖尿病:

歯周病は以前から糖尿病の合併症の一つと言われ、糖尿病の人は歯肉炎や歯周炎にかかっている率が高いという疫学調査が複数報告されています。さらに最近、〔歯周病⇒糖尿病の症状悪化〕という逆の関係もわかってきました。つまり、歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっているのです。歯周病治療で糖尿病が改善する例も多いようです。

■妊娠性歯肉炎:

一般に妊娠すると歯肉炎にかかりやすくなります。妊娠中は特に気をつけましょう。また、まれに「妊娠性エプーリス」(良性腫瘍)ができる場合もあります。

■低体重児早産:

妊娠している女性が歯周病の場合、低体重児および早産の危険度が高くなることが指摘されています。これは口の中の歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかといわれています。その危険率は実に7倍にものぼるといわれ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。


歯周病と動脈硬化予防

歯周病の予防とはいえ、歯の磨きすぎはよくありません。歯や歯茎を傷つけ、口臭の原因にもなります。歯茎から血が出た時は歯周病が疑われ、放置していると歯が抜けたり、全身疾患を引き起こす恐れもあります。また、歯磨き剤は、フッ素ラウリル硫酸ナトリウム界面活性剤などの毒性が認められている成分が含まれていないものを選びましょう。
================================
『秀真はみがき』
康復医学学会が推奨する『秀真はみがき』にはこれらの成分は配合していません。歯茎の血流を促すとともに歯自体も白くします。
 そして、動脈硬化の予防には、生活習慣が大きく影響します。バランスの良い食事と節制、軽い運動などを習慣化しましょう。当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は血管と血流の改善に多くのエビデンスを有しており、動脈硬化改善の実績があります。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年3月22日水曜日

過敏性腸症候群

通勤中のお腹ゴロゴロはストレス性疾患!?

通勤電車の中で急にお腹がゴロゴロ、次に停車した駅でトイレに駆け込む‥‥。こんな経験を何度もする人は、ストレスで脳がダメージを受けているのかもしれません。

 過敏性腸症候群(IBS:irritable bowel syndrome)は、腸に関連する検査をしても異常が見つからないのに、腹痛や腹部膨満感、お腹のゴロゴロなどの症状や、下痢・便秘の便通異常が慢性的に起こる病気です。推定患者数は日本人の約13%(1200万人)で、比較的若い人に多くみられます。
 IBSは、便秘型、下痢型、混合型、分類不能型の4つに分けられます。ほとんどは便秘型か下痢型で、混合型は少数、分類不能型は稀です。患者数に男女差はありませんが、便秘型は女性、下痢型は男性に多いようです。

 IBSは、実は腸自体の病気ではなく、脳に根本の原因があるストレス性疾患の一つです。そこで、病気の説明に「脳腸相関」という言葉がよく使われます。ここでセロトニン(神経伝達物質)の名前が出てきます。私たちは脳内物質としての話をよくするので脳内だけに存在すると思いがちですが、その90%は消化管粘膜内にあります。腸のセロトニンはストレスがかかると働きが活発になり、内臓の知覚過敏消化管の運動異常を引き起こします。その結果、知覚過敏からは腹痛や膨満感などの不快感、運動異常からは便秘や下痢の便通異常が起こるのです。知覚過敏は腸の動きを乱し、運動異常は痛みや不快感などになります。さらに、こうした症状自体がストレスとなって脳にダメージを与えます(図参照)。脳腸相関のトライアングルがIBSでは悪循環に陥ってしまいます。

 消化管の運動異常が、便秘と下痢という正反対の症状を起こします。便は、腸の筋肉の連続的な収縮(蠕動運動)によって肛門のほうに移送されます。消化管の運動異常とは、この蠕動運動が障害されることなのです。腸全体が連続性なしにピクピク動くと便は停滞して便秘に、どこか1ヵ所が強く収縮すれば、歯磨き剤のチューブをギュッと握ったときのように中身が急に飛び出し下痢になります。正反対の症状に見えても大もとは同じなのです。
(出典:毎日新聞 医療プレミア)

■セロトニンとストレス

ストレスに打ち勝つには、脳内の神経伝達物質セロトニンの働きが重要です。セロトニンには、ストレスによって生じるイライラ、不安、恐怖、抑うつ、怒り、衝動、攻撃性などのネガティブな感情の暴走を抑えて心を安定させる働きがあります。

● 自律神経系のバランスを整えるセロトニン

人の脳はストレスを感じると、視床下部からの司令で自律神経系(交感神経・副交感神経)が興奮します。交感神経系の興奮は、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌を促進させ、血圧上昇、心拍数増加、瞳孔拡大、発汗、筋力増強、痛覚遮断などの身体反応と共に、脳を強く覚醒させ、集中力や攻撃性の増加、精神の高揚を引き起こします。
 セロトニンは、交感神経系の過度の興奮を防ぎ、適度な状態を保てるように働きます

● 睡眠の質が上がり、ストレスが解消しやすくなる

人はストレスにより、交感神経系の興奮で脳が覚醒し、睡眠の質が低下しやすくなります。睡眠の質の低下は、ストレス解消を妨げ、次第に蓄積していく悪循環を生み出します。セロトニン量が十分であれば、交感神経系の興奮を抑制してくれるため、睡眠の質の低下を防ぎ、ストレス解消をしやすくなります。
 また、強い催眠作用を持つ睡眠ホルモン「メラトニン」はセロトニンから合成されます。

● 慢性ストレスはセロトニンの分泌を抑制する

ストレスに対する反応は、視床下部―下垂体―副腎系の相互作用により制御されています。
 ストレスによって視床下部が刺激されると、副腎からストレスホルモン「コルチゾール」が分泌され、血糖値の維持、脳の覚醒、血圧上昇などの働きをします。このとき、視床下部はコルチゾール分泌司令と同時に、脳内のセロトニン神経の働きを抑制する司令を出すため、セロトニン分泌量は減少してしまうのです。また、交感神経系が興奮すると、カテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)が分泌され、血管収縮、心拍数増加などが起こります。セロトニンはカテコールアミンの暴走を抑えるために消費されます。

【逃れられない慢性ストレス】
 人間関係や仕事など逃れることが出来ない継続的なストレスに晒されると、その度セロトニン神経は酷使され、やがてうまく働かなくなってしまいます。このような慢性的なストレスによって、抑うつ症状が現れ、原因不明の痛み、PTSD、パニック障害、社会不安障害などの他、うつ病や不眠症を発症するようになります。
ラフマエキス配合の『アンチストレス』
=========================

康復医学学会で長年研究を続けている「ラフマエキス」は、脳内セロトニンの増加セロトニン神経透過性の安定が期待できます。ラフマエキスには、フラボノイド配糖体、カテキン類、アポシアニン類などが豊富に含まれ、鎮静作用、抗ストレス作用、睡眠改善、血圧安定、コレステロール値低下効果、動脈硬化予防などの効果が認められています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年3月15日水曜日

改正道交法と認知症

75歳以上の認知症対策強化

~改正道交法が施行~

高齢ドライバーの重大事故が相次ぐ中、75歳以上の運転免許保有者の認知症対策を強化する改正道路交通法が3月12日、施行されました。3年ごとの免許更新時に受ける認知機能検査で「認知症の恐れ」と判定された場合に医師の診断を義務化。認知症と診断されると免許取消や停止になります。警察庁は新制度で免許取消などになる人が年約1万5千人と試算しています。

 道交法では認知症と診断されれば免許取消などになりますが、認知機能の状況をタイムリーに把握するのは難しいことです。これまでは75歳以上が3年に1度の免許更新時に受ける検査で「認知症の恐れ」との結果が出ても、交通違反をしない限り、医師の診断を受ける義務はありませんでした。次の免許更新時の検査までに認知機能が大きく低下しても、運転は続けられ、重大事故を起こす危険性がありました。

 75歳以上が起こす死亡事故は年間約450件と高止まり状態で、うち約半数は認知機能の低下が影響しているとされます。15年末に477万人の75歳以上の免許保有者は、18年末に532万人になる見通しで、対策は急務でした。

 検査は記憶力など3種類を問い「問題なし/認知機能が低下/認知症の恐れ」の3段階で判定されます。新制度では「認知症の恐れ」と判定された人に医師の診断を義務化。逆走や信号無視など18項目の違反をした人にも臨時検査を課します。
 「認知症の恐れ」と診断された場合は、まずはかかりつけ医に相談、かかりつけ医がいなければ都道府県の免許センターに相談します。警察庁は新制度の導入で医師の診断を受ける人が年約5万人と、現在の10倍以上になると試算しています。

 課題も残ります。認知機能検査や70歳以上に義務づけられている高齢者講習の多くは自動車教習所に委託されています。東京都内などでは予約が殺到し、数カ月待ちの教習所もあります。医師の不足も懸念されており、警察は医師会などに協力を呼びかけています。
 認知症と診断されて免許取消となった人の移動手段の確保も必要です。公共交通が不十分な地方では深刻な影響が出かねません。自治体などはタクシー代の補助など代替手段の充実に乗り出すとともに、認知症と診断される前からの免許の自主返納を促しています。

 NPO法人高齢者安全運転支援研究会は、「返納を求めるだけでは自尊心を傷つけ、トラブルを招く恐れもある。一定の年齢で運転技能をチェックし、客観データに基づいて自分が運転を続けられるか判断してもらう仕組みが必要だ」と指摘します。
(出典:日本経済新聞 電子版)


■車の運転と認知機能の低下

高齢ドライバーの特徴として認知機能の低下が交通事故の要因として注目されています。認知機能の低下が運転に及ぼす影響について考えてみましょう。

「認知機能」とは、目や耳から入ってきた情報から状況を把握、認識したり、言葉を自由に話したり、計算や記憶、学習するなどの多くの脳の働きを総称した呼び方です。
運転者は、目や耳から周りの車の動き、信号の色や標識などの「情報」を把握します。把握した状況に応じて人は、「認知・判断」します。つまり、車が接近しているからブレーキを踏めと脳が判断します。脳が判断した結果、人は行動します。「情報」を確認し、その「情報」をもとに判断・認知し、「行動」する。この流れを、運転中は繰り返しています(下図)。

■運転と認知機能

運転中は様々な判断を瞬時に行わねばなりません。「信号の色」「道路標識」「歩行者」「自転車」「周りの車の動き」「天候」「道路状況」などの情報が目や耳から大量に入ってきます。しかも、走行中であればその情報が次々と変わっていきます。情報が変わるたびに、脳は適切な運転動作をするため「認知・判断」を繰り返します。まさに、認知機能をフルに使っている状況が運転なのです。もし、この認知機能が低下していたら、認知が遅れ、判断が遅れ、ハンドルやブレーキ操作が遅れ、大事故につながる恐れがあります。

■認知機能の低下

認知機能が低下していると、状況に応じた適切な判断が遅れたり、できなかったりする恐れがあります。認知機能の低下が、運転中のミスや操作遅延、状況判断ミスなどを引き起こす要因になるといわれています。

■事故防止のポイント

認知・判断・動作が遅れても、事故を回避できるように備えることが大切です。そのためには、十分な確認時間、動作時間の確保が必要です。今までより「スピードを抑える」「車間距離を長くとる」、交差点では「一時停止で確実に止まる」「右折のときは焦らない」などゆとりを持った運転を心がけるだけでも、運転が変わり、より安心・安全な運転になります。
=========================

 康復医学学会の研究協力により生まれた『光華(R)(販売:認知症改善サポート日本協会)は、認知機能の改善に影響する成分をバランスよく配合した、まさに日本品質のサプリメントです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年3月8日水曜日

コラーゲンの研究成果

コラーゲンの効果、科学的検証進む

「お肌がプルプルになる」「関節の痛みがやわらぐ」といった効果があるとして、一時期ブームになったコラーゲン。
 しかし、科学的な根拠を重視する医療従事者の間では「コラーゲンを食べたり飲んだりしても体内で分解されてアミノ酸になるため、そのような効果はない」という考えが主流でした。
 ところが最近、やはりコラーゲンは肌に良いことを裏付けるような研究報告が相次いでいます。しかも、コラーゲンはお肌のハリや潤いをもたらすだけでなく、傷の治りを早めることも分かってきたといいます。

 コラーゲンはタンパク質の一種で、人間の体内の全てのタンパク質の3分の1を占めると言われています。魚や肉にも含まれ、手羽先や魚のアラなどを煮たときの"煮こごり"はコラーゲンそのものです。また、こうしたコラーゲンを構成する小さな粒子(分子)に熱を加えることでより小さくしたものがゼラチン、さらに酵素などでより小さな分子にしたものを「コラーゲンペプチド」といいます。良質なサプリメントの多くは、コラーゲンペプチドを含んだもので、コラーゲンよりも消化吸収されやすいとされます。

「コラーゲンによる肌や関節への効果はない」と主張する人の多くは、その根拠として「コラーゲンやコラーゲンペプチドを食べたり飲んだりしても分解されてアミノ酸になる」ことを挙げています。しかし、京都大学大学院農学研究科応用生物科学の研究者らが以前、健康な男女5人に市販のコラーゲンペプチドのサプリメントを飲んでもらい、血液を検査したところ、全てのペプチドが体内でアミノ酸に分解されるわけではなく、飲んでから3時間後も血液中にペプチドが残っていることが分かったのです(J Agric Food Chem 2005; 53: 6531-36)

 さらに、「床ずれ」とも呼ばれる褥瘡(じょくそう)のある人にコラーゲンペプチドのサプリメントを1日10グラム飲んでもらったところ、プラセボ(偽薬)を飲んでもらった人に比べて褥瘡の傷の治りが早かったとする研究成果(Jpn Pharmacol Ther 2015;43:1323-8)も別のグループから報告されています。

 この他にもコラーゲンペプチドのサプリメントが肌に良いことを示す複数の研究成果が報告されています。酸化ストレスなどで皮膚組織にダメージを受けている人ほどコラーゲン摂取の効果が表れやすく、逆にあまり効果がないと感じている人は、健康的な肌を保持していることがわかったのです。紫外線や活性酸素などで肌にダメージを受けている人には、コラーゲンは必須の成分と言えます。

 医療従事者の間ではコラーゲンの効果に否定的な見方が広まっていましたが、こうした科学的な検証が進めば、再びコラーゲンブームがやってくるかもしれません。

■コラーゲンの役割

肌だけでなく髪や爪、関節部分など身体の様々な部分に存在するコラーゲン。中でも最もコラーゲンが多いのは皮膚です(水分を除くと約70%がコラーゲン)。

コラーゲンは真皮層に存在する!

人間の皮膚は、肌表面から、表皮・真皮・皮下組織の3つの層があります。この中の真皮の主成分がコラーゲンです。真皮はコラーゲン、エラスチン、細胞外マトリックスという3つの成分で構成されており、コラーゲンやエラスチンで作られた網状構造の隙間をヒアルロン酸が埋めています。真皮は肌の弾力を保ち、表皮を支える土台になっているだけでなく、毛細血管により栄養と酸素を肌の隅々まで届けるという働きもあります。
 この真皮の機能を保持できるかどうかが肌の抗老化に最も関わってくるので、そのまま見た目の若さの維持につながるのです。その真皮の約70%を占めるコラーゲン。若々しくハリのある肌を保つためには、コラーゲンをいかに保持していくかが大切だということです。

コラーゲンで大事なのは量より質!

コラーゲンは3本の鎖状の繊維がらせん状に絡み合った構造をしており、復元力と強度があります。この構造によって肌は弾力をキープできるのであって、コラーゲンが減少、変性してしまえばピンとしたハリを保てなくなり、シワやたるみが目立つようになります。
 よく商品の広告では「コラーゲンは年齢とともにどんどん減っていく」と説明していますが、実際は20歳と60歳ではコラーゲンは10%程度しか減少しません。加齢とともに目立ってくるシワやたるみの原因は、実はコラーゲン量の減少ではなく、“コラーゲンの変性・劣化”なのです。つまり、量ではなく質が低下したということ。
 糖化や紫外線、ストレス、活性酸素の影響でAGE(終末糖化産物)が蓄積されることで、真皮層のコラーゲンはダメージを受け変性・劣化します。ダメージを受けたコラーゲンもすぐに新しく入れ替わればよいのですが、真皮は表皮のようにターンオーバーすることはありません。ただ、コラーゲンは繊維芽細胞で合成・分解されているので代謝は行われています。
 しかし、そのスピードは非常に遅く数年かかります。そのため真皮層が傷つきダメージが蓄積されると、コラーゲンはどんどん老化&劣化してしまうのです。

================================

『和漢研 コラーゲン』
康復医学学会がおすすめしているのは和漢研 コラーゲン』です。通常、魚由来のコラーゲン商品は鱗や皮を原材料に使いますが、和漢研コラーゲンは贅沢にもマグロとスズキの身の部分を使用しています。
 また『和漢研コラーゲン』は、一緒に摂ると肌のキメの強化が期待できるといわれるアミノ酸の一種・クレアチン真珠粉も配合し、高品質のコラーゲン商品を実現しています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

2017年3月1日水曜日

認知症と怒り

キレる老人と認知症 気をつけたい発言・接し方

高齢化が進むなか、「キレる老人」のニュースが多く見られるようになりました。認知症になる人も増えています。「最近、妙にキレやすくなった。認知症では?」などと家族が気になる場合、まずどうすればよいのでしょうか。

 医療法人相生会・認知症センターの中野センター長(医師)は言います。「最近、国が力を入れている『認知症サポート医』という制度があります。講習を受けた医師はある程度の知識を持っているし、都道府県単位で公表されています。調べてみましょう」
 また、居住地域ごとに地域包括支援センターが設置されているため、そちらで認知症を診ている医師を聞く、あるいは役場に問い合わせてみるのも一つの手です。

 ただし、本人のプライドを傷つける恐れもあるので、どのように医療機関に連れて行くかは悩みどころです。それこそキレられることになりかねません。
 さまざまなアプローチの仕方がありますが、かかりつけ医がいるなら、その医師から「ご高齢だし、体の病気もあるから、脳の検査も一度受けておいたほうが良いですよ」と言ってもらうのがスムーズでしょう。

 高齢になると、多くの人は糖尿病や高血圧、高脂血症などを患っているもの。そのため、「体の検診のついで」として「脳の検診」という名目で受診するという方法です。

 また、かかりつけ医がいない場合は、「最近、健康診断を受けていなかったから」という理由で、採血などとともに脳の検査も受けるとスムーズにいくそうです。

「気をつけたいのは、家族が本人を直接傷つける発言をしないこと。認知症になっても、親は親ですし、家族に言われることで『バカにされた』ととらえる場合も多いです」
 家族はどうしても「言えばわかってくれる」と思い、失敗をとがめたり、キツく言ったりする場合があります。しかし、認知症になれば、いくら言っても変わることはありません。

 「病気のせいでうまくできなくなっている」ことを理解し、接し方を変えたり、見方を変えてみたりすると、怒らなくなること、怒る理由がわかってくることもあるといいます。
「認知症はどうせ良くならないと思い込み、診断を受けない人もいます。しかし、治療で大きく症状が改善する種類もありますし、症状を遅らせることはできます」

 症状がどんな段階でも、診断によって改善したり進行を遅らせたりすることができれば、本人だけでなく家族にとってもとても大きいことです。
(出典:SANKEI DIGITAL INC.)

■認知症"怒りっぽくなる"原因

認知症の方が怒りっぽくなりキレやすくなる原因には、次の3つがあります。

原因①:感情の抑えができなくなった/ 日常生活の中では、イライラすることやムッとすることはたくさんあります。そんな感情を抑えて生活しているのですが、認知症になると感情を抑えにくくなり、すぐに表に出てしまうのです。

原因②:「できない」「わからない」不安から/ 認知症の方は自分の中で何かが変わってしまったことに気づいています。今までできていたことができなくなってしまったり、いろいろなことが理解できなくなっていたりという不安や恐怖から、些細なことに敏感に反応してしまい、怒りっぽくなってしまいます。

原因③:認知症の症状/ 認知症の中でもアルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症では症状として"怒りっぽさ"が出ることがあります。
【アルツハイマー病】初期症状や進行中の症状として、気分や人格の変化があります。
【前頭側頭型認知症】感情のコントロールや理性的な行動などに関わる脳の部分が委縮して発症する前頭側頭型認知症では、人格が変わって怒りやすくなることがあります。また、手を叩いたり、同じコースを歩き回るなど、同じ行動を繰り返す症状が出るのが特徴ですが、この行動を途中で止めようとすると激昂してしまいます。
【レビー小体型認知症】普段から怒りっぽくなるだけではなく、被害妄想や幻覚なども引き起し、暴力につながることもあるため注意が必要です。

認知症の怒りへの対処方法4つ

〔1〕存在を受け入れて冷静に対処する 〔2〕会話を工夫し、起こる前に話題を変える 
〔3〕介護サービスなどを利用し距離を置く 〔4〕ケアマネや医者など専門家に相談する

=============================

サプリメントによる改善例


『光華』のカプセル粒
父親(92)の認知症を機に、会社勤めから介護と両立可能な仕事に就いたAさん(男60)は父親との二人暮らし。知的な職に就き優秀で厳格な父親でしたが、今、父親からは表情が消え能面のような顔で息子の帰りを待っています。Aさんはそれが嫌でした。また、近所からも父親の外出に対して苦言が出てきています。Aさんはついつい父親にきつく当たってしまいます。すると父親はすぐキレて、大声で怒鳴りはじめるのです。
 元々当学会とお付き合いのあったAさん。理事長はサプリメント『光華』(認知症改善サポート日本協会)を薦めました。1か月後くらいでしょうか、Aさんから理事長に電話が入りました。1箱を飲ませ終わらないうちにお父さんの顔が元に戻ってきて、怒鳴ることも少なくなってきたそうです。Aさんはお父さんの体調に合わせて飲ます量を調整しているそうです。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン