2017年3月8日水曜日

コラーゲンの研究成果

コラーゲンの効果、科学的検証進む

「お肌がプルプルになる」「関節の痛みがやわらぐ」といった効果があるとして、一時期ブームになったコラーゲン。
 しかし、科学的な根拠を重視する医療従事者の間では「コラーゲンを食べたり飲んだりしても体内で分解されてアミノ酸になるため、そのような効果はない」という考えが主流でした。
 ところが最近、やはりコラーゲンは肌に良いことを裏付けるような研究報告が相次いでいます。しかも、コラーゲンはお肌のハリや潤いをもたらすだけでなく、傷の治りを早めることも分かってきたといいます。

 コラーゲンはタンパク質の一種で、人間の体内の全てのタンパク質の3分の1を占めると言われています。魚や肉にも含まれ、手羽先や魚のアラなどを煮たときの"煮こごり"はコラーゲンそのものです。また、こうしたコラーゲンを構成する小さな粒子(分子)に熱を加えることでより小さくしたものがゼラチン、さらに酵素などでより小さな分子にしたものを「コラーゲンペプチド」といいます。良質なサプリメントの多くは、コラーゲンペプチドを含んだもので、コラーゲンよりも消化吸収されやすいとされます。

「コラーゲンによる肌や関節への効果はない」と主張する人の多くは、その根拠として「コラーゲンやコラーゲンペプチドを食べたり飲んだりしても分解されてアミノ酸になる」ことを挙げています。しかし、京都大学大学院農学研究科応用生物科学の研究者らが以前、健康な男女5人に市販のコラーゲンペプチドのサプリメントを飲んでもらい、血液を検査したところ、全てのペプチドが体内でアミノ酸に分解されるわけではなく、飲んでから3時間後も血液中にペプチドが残っていることが分かったのです(J Agric Food Chem 2005; 53: 6531-36)

 さらに、「床ずれ」とも呼ばれる褥瘡(じょくそう)のある人にコラーゲンペプチドのサプリメントを1日10グラム飲んでもらったところ、プラセボ(偽薬)を飲んでもらった人に比べて褥瘡の傷の治りが早かったとする研究成果(Jpn Pharmacol Ther 2015;43:1323-8)も別のグループから報告されています。

 この他にもコラーゲンペプチドのサプリメントが肌に良いことを示す複数の研究成果が報告されています。酸化ストレスなどで皮膚組織にダメージを受けている人ほどコラーゲン摂取の効果が表れやすく、逆にあまり効果がないと感じている人は、健康的な肌を保持していることがわかったのです。紫外線や活性酸素などで肌にダメージを受けている人には、コラーゲンは必須の成分と言えます。

 医療従事者の間ではコラーゲンの効果に否定的な見方が広まっていましたが、こうした科学的な検証が進めば、再びコラーゲンブームがやってくるかもしれません。

■コラーゲンの役割

肌だけでなく髪や爪、関節部分など身体の様々な部分に存在するコラーゲン。中でも最もコラーゲンが多いのは皮膚です(水分を除くと約70%がコラーゲン)。

コラーゲンは真皮層に存在する!

人間の皮膚は、肌表面から、表皮・真皮・皮下組織の3つの層があります。この中の真皮の主成分がコラーゲンです。真皮はコラーゲン、エラスチン、細胞外マトリックスという3つの成分で構成されており、コラーゲンやエラスチンで作られた網状構造の隙間をヒアルロン酸が埋めています。真皮は肌の弾力を保ち、表皮を支える土台になっているだけでなく、毛細血管により栄養と酸素を肌の隅々まで届けるという働きもあります。
 この真皮の機能を保持できるかどうかが肌の抗老化に最も関わってくるので、そのまま見た目の若さの維持につながるのです。その真皮の約70%を占めるコラーゲン。若々しくハリのある肌を保つためには、コラーゲンをいかに保持していくかが大切だということです。

コラーゲンで大事なのは量より質!

コラーゲンは3本の鎖状の繊維がらせん状に絡み合った構造をしており、復元力と強度があります。この構造によって肌は弾力をキープできるのであって、コラーゲンが減少、変性してしまえばピンとしたハリを保てなくなり、シワやたるみが目立つようになります。
 よく商品の広告では「コラーゲンは年齢とともにどんどん減っていく」と説明していますが、実際は20歳と60歳ではコラーゲンは10%程度しか減少しません。加齢とともに目立ってくるシワやたるみの原因は、実はコラーゲン量の減少ではなく、“コラーゲンの変性・劣化”なのです。つまり、量ではなく質が低下したということ。
 糖化や紫外線、ストレス、活性酸素の影響でAGE(終末糖化産物)が蓄積されることで、真皮層のコラーゲンはダメージを受け変性・劣化します。ダメージを受けたコラーゲンもすぐに新しく入れ替わればよいのですが、真皮は表皮のようにターンオーバーすることはありません。ただ、コラーゲンは繊維芽細胞で合成・分解されているので代謝は行われています。
 しかし、そのスピードは非常に遅く数年かかります。そのため真皮層が傷つきダメージが蓄積されると、コラーゲンはどんどん老化&劣化してしまうのです。

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『和漢研 コラーゲン』
康復医学学会がおすすめしているのは和漢研 コラーゲン』です。通常、魚由来のコラーゲン商品は鱗や皮を原材料に使いますが、和漢研コラーゲンは贅沢にもマグロとスズキの身の部分を使用しています。
 また『和漢研コラーゲン』は、一緒に摂ると肌のキメの強化が期待できるといわれるアミノ酸の一種・クレアチン真珠粉も配合し、高品質のコラーゲン商品を実現しています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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