2017年10月18日水曜日

行動体力と防衛体力

疾病やストレスから身を守る“防衛体力”

そもそも体力とは何でしょうか? まず思い浮かぶのは、筋力、持久力、瞬発力などかもしれません。しかし、実は体力にはもう一つ重要な側面があります。
 体力は、「人間の活動や生存の基礎となる身体的能力」と定義され、大きく分けると「行動体力」「防衛体力」の二つがあります(※池上晴夫著 『新版 運動処方―理論と実際―』朝倉書店)

行動体力というのは、行動を起こし、継続し、正確に行うための身体的能力のことで、まさに体力テストで測れるようなタイプのもの。そして、もう一つが防衛体力。これは、健康や生命を脅かすような、様々な外的ストレスに対する抵抗力を指します。つまり、外的環境や病原菌、不眠や疲れ、精神的ストレスなどから心身を守る力が防衛体力です。

 現役世代の方は、仕事の効率化や家族や友人とのプライベートな行事などに追われて、気が抜けない状態が続き、疲労やストレスが溜まるばかりです。日々が体力勝負であるがゆえに、ストレスに負けない体、疲れない体が必要であり、運動やトレーニングを自分に課して、とにかく体力をつけなければと思っている方も多いのではないでしょうか。

 二つの体力は、どちらも高い状態に保っておきたいところですが、日々新たな問題やストレスにさらされる生身の人間である以上、いつも高いレベルに保ち続けられるものではありません。たとえば、運動しすぎた翌日は筋肉痛でいつものように動けない、免疫力が下がったせいか風邪をひいてしまった‥‥等々。こうした体力低下状態からの回復、リカバリーを促すために、ぜひ取り入れてほしいのがコンディショニング法です。

 測定しやすい行動体力に対し、防衛体力を数値化するのは難しいところもあります。だからこそ、脈拍や体温、血圧の測定などを通じて、自分のコンディションの変化を日々チェックし、体調管理に役立ててください。
(参照:コンディショニング研究会 ⇒ https://conditioning-lab.jp/)

(出典:https://yomidr.yomiuri.co.jp/)


■血流・睡眠・体力が健康のカギ!

心身のバランスを整え、健康を取り戻すために、「健康の三本柱」を覚えておきましょう。それが、「血流」「睡眠」「体力」です。

(1) 血流 → 微小循環の改善

病気は、毛細血管の機能が低下して血流がスムーズに流れていない部位に表れます。酸素や栄養素がその器官や組織の細胞に届かないからです。例えば、認知症患者の脳の毛細血管はその働きが弱っていることがわかっていますし、がん細胞は血流が滞って酸素が行き届かないと活発化します。毛細血管血流を改善することで、ほとんどの疾病症状は快方に向かいます。だから今、世界の最先端医療が注目しているのも、この毛細血管なのです。

(2) 睡眠(ストレス) → 脳内ホルモン活性

さまざまな研究データが示しているように、ストレスが病気の原因を作り、悪化させます。精神的ストレスだけでなく、タバコや添加物摂取などの内的要因や、紫外線や細菌・ウイルス、化学物質などの外的要因もあります。これらのストレスは睡眠障害と深い関係にあり、不十分な睡眠が病気やケガの回復を遅らせ、すべての体内活動の媒体である酵素の働きを狂わせ、記憶の整理なども妨げます。脳内ホルモンの「セロトニン」を活性化させることで、質の良い睡眠が得られ、ストレス耐性アップと精神的なパワー強化につながるのです。

(3) 体力(エネルギー) →ミトコンドリア活性

筋力や持久力を維持・増強することで、疲れない体、ストレスに負けない体を作ることが大切です。バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。活動エネルギーは、細胞内の「ミトコンドリア」において糖や脂肪を分解していく過程で作られます。
 エネルギー産生の低下は老化や健康寿命だけでなく、慢性的な疲労、メタボ、美容など多岐にわたって関係します。エネルギーは貯めておくことができません。したがって常に効率よく産生できる状態(ミトコンドリア活性)にしておくことがポイントになります。

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 康復医学学会では、「血流・睡眠・体力」に体の内から対応する生薬・栄養素として、「HM-3000(特系霊芝)」「ラフマ」「コエンザイムQ10」をお勧めしています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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