2018年12月26日水曜日

かぜの治し方

かぜに抗菌薬は効く?効かない?

結論から言うと、かぜやインフルエンザに抗菌薬は無意味であるばかりか害悪となる可能性があります。しかし、多くの人が「かぜに抗菌薬は有用」と考えているという調査結果が示されました。国立国際医療研究センター病院のAMR臨床リファレンスセンターは10月30日、抗菌薬に対する意識調査の結果を公開しています。
「抗菌薬・抗生物質という言葉を聞いたことがありますか?」という質問に対し、66.7%が「ある」、27.5%が「あるが詳しくは分からない」と回答していて、ほとんどの人が聞いたことがあるという結果でした。抗菌薬は細菌を破壊したり増殖を抑制したりする薬剤であり、抗生物質は抗菌薬の一種で「微生物から作られるもの」です。抗生物質は「抗生剤」と呼ばれることもあります。代表的な抗生物質としては青カビから作られる「ペニシリン」が有名です。

 抗菌薬・抗生物質がどのような病気に有用かについては、49.9%が「かぜ」、49.2%が「インフルエンザ」と回答しており、半数近くの人がかぜやインフルエンザに抗菌薬・抗生物質が有用と誤解していました。その一方で、抗菌薬・抗生物質が有用な疾患である膀胱炎や肺炎について、有用であると答えた人はそれぞれ26.7%、25.8%にとどまっています(右表)。

 抗菌薬・抗生物質は細菌による感染症を治療する薬剤であり、かぜやインフルエンザといったウイルスによる感染症には効果がありません。そればかりか、副作用の危険性や抗菌薬が効かない薬剤耐性菌を生み出す恐れがあるのです。ウイルスによる感染症には抗ウイルス薬が有用だが、かぜは原因となるウイルスが多岐にわたるため、現実的にはかぜに有用な抗ウイルス薬は存在せず、自己免疫による自然治癒を待つしかありません(インフルエンザウイルスに対する抗ウイルス薬は存在します)。

 AMR臨床リファレンスセンターでは、今回紹介した調査結果の他にも抗菌薬の正しい使い方や薬剤耐性菌について解説しています(http://amr.ncgm.go.jp/infographics/)。本格的なかぜ、インフルエンザシーズンの到来の前に、抗菌薬について勉強してみませんか?
(出典:https://kenko100.jp/)

■かぜの上手な治し方

かぜ薬や対症療法薬がいかにダメかということもだいぶ認知されてはきましたが、いまだに、かぜをひくとすぐに病院に行くという人が多いようです。ではかぜをひいてしまったとき、どうすれば一番いいのでしょう。それには、症状についても認識を改めることが必要です。発熱、吐き気、下痢、じんましん、頭痛などはかぜを治すための体の防御反応であり、抑えてはいけないものだと理解できなければ、方法論を考えても意味がありません。

食うな、動くな、寝てろ

かぜなどの感染症になったとき重要なのは"食べない"ことです。病気のときの食事が体に負担になることは犬や猫でも知っています。体は食欲を抑え、消化に使う酵素を治す方(代謝)に回して免疫力を高めようとします。ここで重要なのは、水とミネラルはしっかり摂ることです。感染症のときに困るのは脱水ミネラル不足、それに続発する意識障害です。体を温め、水とミネラル(具体的には天然塩)をしっかり摂って様子を見ましょう。解熱薬は体温が41度以下では使う必要はありません。咳や吐き気、下痢でもすぐに薬は飲まないこと。一時的に症状を抑えても、悪化したり治癒期間が長引いたりする原因になります。出すものはしっかり出して、その分の水分とミネラルを補充することが重要です。

 回復期になると食欲が出てきますが、直接糖揚げ物や植物油、そして野菜は避けること。野菜が消化に悪いことは常識です。淡泊な肉や魚などのおかゆで、ミネラルは多めにします。回復期をすぎたら偏った食事をせず、栄養豊富なものを食べてください。

 西洋医学はいつ使うべきか。一番は意識障害が表れるとき(脱水の危険)。また長引いて痰などが変調し呼吸障害が出てきたとき(肺炎などの恐れ)は病院に行きましょう。吐下血や、急な腹痛便が出なくなったとき腸閉塞など別の要因の可能性)も病院を利用するのは構いません。西洋医学の利点は救急であり、重症時の対症療法であることを忘れないようにしましょう。ちなみにドイツでは、かぜをひいても医者は薬を出しません。「かぜで必要なのは休養です。診断書を出しますので仕事を休んで寝てなさい」と言われます。
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かぜにも「HM-3000(特系霊芝)」

かぜをひいたときにこそ、霊芝です。かぜからの早い回復が実感できるでしょう。「HM-3000(特系霊芝)」に含まれる豊富なミネラル類(代謝酵素の活性化)、β-グルカン(免疫機能の亢進)、そして特異成分であるガノデリン酸Aなどのトリテルペノイド類(血流促進、解毒、抗酸化、抗菌、抗ウイルスなど)は、かぜに対する薬理活性を促すことが確認されています。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年12月20日木曜日

肥満

肥満症対策に各医学会が連携

肥満は万病の元と言われます。日本では生活習慣病の変化に伴い20歳以上の肥満者(BMI25以上)の割合は、男性31.3%女性20.8%(2016年「国民健康・栄養調査」)に達し、特に男性では過去50年間で倍増しました。
 日本肥満学会は、肥満のうち種々の健康障害を合併し医学的に対処すべき病態を「肥満症」と定義していますが、このたび多くの医学系学会と連携して、肥満症対策を始めることになりました。
(出典:https://mainichi.jp/)

 日本医学会連合は臨床系96、社会系19、基礎系14の126学会、会員総数約100万人。今回その連合の呼びかけで領域横断的に肥満症に対応していくためのワーキンググループを作り、連携して対策を進めることにしています(現在23学会が参加)。

日本肥満症学会では、肥満に起因する健康障害として11の疾患(右表)をあげています。特に内臓脂肪が多いと健康に障害が出やすくなり、過剰に蓄積し、健康障害を伴うなど減量治療を必要とする病態を「肥満症」と定義しています。
 肥満に関連してよく知られるメタボリックシンドローム(メタボ)は、生活習慣病や心血管疾患の予防のために作られた概念です。メタボ対策はいわば予防医学で、肥満症対策は治療医学と言えます。メタボが主に動脈硬化に基づく病気の予防を目的とするのに対し、肥満症という概念は、より幅広い病気の予防や改善を視野に置いています。
 肥満の改善は様々な病気の治療につながります。特定検診の結果から、体重を3%減らせば、血糖値、血圧、肝機能など多くの検査の異常が改善することがわかっています。
 治療の原則は生活習慣の改善ですが、高度肥満症に対しては胃の一部を削除する手術が日本でも保険適用となっています。海外では多くの新しい肥満症治療薬が発売されています。
 また、サルコペニア(加齢による筋肉量減少)は内臓脂肪蓄積が起きやすいとされ、サルコペニア肥満と呼ばれます。高齢者は筋肉量を減らさないことが大切です。
 体重が減っても、筋肉量が減っては健康長寿につながりません。内臓脂肪量を日常診療で評価できることが必要です。日本肥満学会ではCTによる測定の普及を進めています。
 肥満症対策には、個人の生活習慣改善努力だけでなく、コンビニや外食産業、スポーツ施設等の協力や、子供の肥満の場合、家庭や学校での取り組みが重要になります。医学会だけでなく、家庭、学校、職場など、社会全体が協力して考えていく必要がありそうです。

■睡眠障害が肥満を加速する

睡眠の程度が血糖値、中性脂肪などの数値を高め、善玉コレステロールの数値を低下させて肥満や糖尿病に拍車をかけることがわかっています。下記のグラフは、睡眠時間と各数値の関係です。睡眠は、短時間と長時間に高い数値を示しています。睡眠不足は当然ですが、長時間の睡眠も良くないことがわかります。このことから、睡眠は時間より「質」の問題だということがわかります。

寝る前の注意事項

【食事】

寝る前に食事をすると、胃腸の動きが活発になり、眠りが浅くなりがちです。眠っている間は食べた物が脂肪になりやすいため、体重を管理するうえで寝る前の食事はマイナス要素が大きいのです。

【運動】

お腹のでっぱりを気にする人がよくやるのが、寝る前の腹筋運動。これも、交感神経が刺激されて体が覚醒してしまうので、睡眠にはよくありません。交感神経をあまり刺激しない軽い運動なら問題ありません。

【飲酒】

眠れないからといって、アルコールに頼る人もいます。寝酒をあおると確かに寝付きはよくなります。しかし、眠りが浅くなり睡眠の質の向上にはつながらないため、好ましくありません。

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「ラフマ」と「霊芝」が肥満解消をお手伝い

睡眠サイクルに関係する神経伝達物質メラトニンが減少するのは、原料であるセロトニンが慢性的に不足しているからです。
 康復医学学会の研究テーマ素材「ラフマ」にはセロトニン分泌に影響する働きが確認されており、睡眠・覚醒のサイクルを整え“質の良い睡眠”に導ききます。

また、科学雑誌「ネイチャー」(2015)では、“マウスの体重を減らすキノコ”として、マウスモデルを用いた「霊芝」の研究結果が発表されています。高脂肪食を与えられたマウスの食餌に霊芝抽出物を加えて効果を調べた結果、霊芝抽出物入りの食餌を摂取したマウスは、高脂肪食による腸内微生物叢のバランス異常が改善され、体重が減少、その一方で腸障壁の完全性は保たれていたというもの。
 さらに、この研究では、このマウスの糞便を他の肥満マウスに移植する実験が行われ、こうした霊芝抽出物の摂取による有益な代謝効果を再現できることが明らかになっています。霊芝にプレバイオティック機能体重減少機能があることが実証されたのは、この研究が初めてです。


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2018年12月12日水曜日

PMと循環器系疾患

炭火焼料理で心血管死亡リスク上昇?

料理で石炭や薪、木炭などの固形燃料を長期間使用することが、心血管疾患(CVD)による死亡リスクの増加と関係しているという研究結果が、欧州心臓病学会(ESC 2018)で報告されました。研究チームの1人、英オックスフォード大学のデリック・ベネット氏は、
「料理で固形燃料を使っている人は、なるべく早く電気かガスに切り替えるべきだ」
と述べています。

 固形燃料を使って料理をすると空気が汚染され、CVDによる早期死亡につながる可能性があると以前から言われてきましたが、これまで明確なエビデンスは示されていませんでした。今回の研究では、料理における固形燃料の使用とCVD死亡との関連に加え、固形燃料からクリーン燃料(電気、ガス)に切り替えた場合の潜在的影響を調べています。

 同研究は2004~08年に中国の34万1,730人(30~79歳)を対象として実施。料理をする頻度と、使用している主な燃料について尋ね、固形燃料への曝露時間を推計しました。週に1回以上自宅で料理し、かつCVDに罹患していない人に解析対象を絞り、死亡登録と病院の記録から2017年までの死亡率を算出しました。

 解析対象者(平均年齢51.7歳、女性75.7%)の22.5%が主に固形燃料を30年以上、24.6%が10~29年、53.0%が10年未満使用していました。10年未満の使用者のうち、45.9%は固形燃料を一度も使ったことがなく、49.1%はベースライン以前に固形燃料からクリーン燃料に切り替えていました。また、340万人・年当たり8,304人がCVDにより死亡した。

 教育歴、喫煙、その他のCVDリスク要因で調整した結果、固形燃料への曝露が10年長くなるごとにCVD死亡リスクは3%増加、30年以上の固形燃料使用者は、10年未満の使用者よりもCVD死亡リスクが12%高かったのです。

 さらに、固形燃料を使用し続けた場合に比べ、固形燃料からクリーン燃料に切り替えた場合、CVD死亡リスクが低下することも明らかになりました。切り替えが10年早いと、CVD死亡リスクは5%下がりました。また、切り替えて10年以上経過すると、CVD死亡リスクは常にクリーン燃料を使用した場合と同等でした。

 以上から、長期にわたり料理で固形燃料を使うことは、CVD死亡のリスク増加と関連が見られ、クリーン燃料への切り替えでリスクが抑制できる可能性が示唆されたのです。
 最新の世界の疾病不可に関する研究によると、「健康な生活」が1年失われることを意味する「障害調整生命年(DALY)」の要因として、大気汚染はたばこを上回り4位に位置付けられています。                               
(出典:https://medical-tribune.co.jp/) 

■粒子状物質(PM)と循環器系疾患

心臓病や脳卒中による死の約5件に1件は大気汚染が原因です。動物への曝露実験や毒性学的研究により、呼吸により肺に吸入されたPM(粒子状物質)から循環器疾患の発症や既存の循環器疾患の増悪に至るまでには以下の3つの経路が考えられています。

①肺組織での酸化ストレスと炎症を介する経路 
②肺の知覚神経終末や受容体を介する経路 
③PMやその成分が直接血管内へ移行する経路(下図)


 PMへの曝露により、肺胞洗浄液や血液中の炎症性サイトカインが増加することが報告されています。肺局所で放出された炎症誘発物質(サイトカインなど)や生理活性物質が全身循環に広がり、血管系や凝固系へ影響を及ぼす可能性があります。これまでの多くの動物実験より、IL-6、IL-1β、TNF-α、インターフェロン-γ、IL-8が肺胞洗浄液や末梢血から検出されており、PM曝露による肺の炎症の程度が、全身のサイトカインレベルや血管の機能不全と相関することも観察されています。このような炎症を介して、動脈硬化の進展やプラークの脆弱化をきたし、最終的には循環器疾患の発症に関わると考えられています。

 一方、ラットへのPM曝露により心拍変動の減少がみられ、ヒトへの曝露実験でも同様の変化が観察されました。これはPM曝露による急性の反応であり、自律神経のアンバランスを介して不整脈を起こしやすくし、血管収縮や内皮機能不全をきたすと考えられています。
(図の出典:https://www.jmedj.co.jp/)


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2018年12月5日水曜日

スマホ認知症

画面の見過ぎ 子供の認知能力低下に

米国で睡眠、運動、画面を見る時間について、推奨時間を満たしている子どもが20人に1人に留まる一方、3項目すべてで推奨時間を満たしていない子どもが3分の1近くに上るとの研究結果が、9月、医学誌「The Lancet Child & Adolescent Health」に掲載されました。
 研究対象は、全米20か所の8~11歳の子ども4520人。調査対象となった子どもがテレビ、スマホ、パソコン等の画面を見る時間は、1日平均3.6時間で、推奨されている2時間以内のほぼ倍でした。

 研究では、睡眠時間があまりにも短く、画面を見る時間が長いことは、言語能力、記憶力、タスク完了能力など認知能力の低下と明らかに関連していることが判明。研究の主筆、東部オンタリオ小児病院研究所のジェレミー・ウォルシュ氏は、「子どもが画面を見る時間が2時間を超えると、認知能力の発達の低下につながることが分かった」と説明しました。
「今回の発見に基づき、小児科医、親、教育関係者、政治家は、小児期と青年期の子どもたちが娯楽目的で画面を見る時間を制限し、健康的な睡眠習慣が確保できるよう優先的に取り組むべきだ」
 ウォルシュ氏率いる研究チームは、子どもたちの認知能力を調べる6種類の試験を実施。結果に影響を与える可能性がある世帯収入、思春期の発育状況などの要素を調整してまとめました。
 その結果、推奨されている睡眠、運動、画面を見る時間のいずれをも満たしていない子どもは30%近くに上り、1項目のみ満たしている子どもは40%あまり、2項目が25%で、3項目すべての推奨時間を満たしていた子どもは5%にすぎませんでした。
 十分な睡眠を取っていた子どもは半数、画面を見る時間が推奨時間内だった子どもは37%、推奨されている運動時間を満たしていたのは18%でした。
「推奨時間を満たしている項目が多い子どもほど、認知能力は高かった」と研究は結論付けています。また、"画面を見る時間"が3項目のうちで最も重要な要素であることも判明したといいます。
 これ以前の研究では、運動時間の欠如と認知能力試験の結果には相互関係があるとされていましたが、今回の研究ではそのような相互関係は確認できませんでした。

 最近実施された調査で教師の多くが、スマートフォンは子どもの集中力を損ない、授業の妨げとなっていると指摘しています。フランスでは3歳未満の子どもにテレビを見せないよう勧めています。また、米国の小児科医は、少なくとも1歳半までは子どもに画面を見せないよう提唱しています。
(出典:http://www.afpbb.com/) 

■脳への影響 "スマホ認知症"?

テレビの見過ぎが脳に与える悪影響
テレビ視聴に関する調査によると、1日あたりのテレビの視聴時間は、20代は男性が1時間44分、女性が2時間23分など、少なめの数字を記録しています。
 一方、50代では男性3時間39分、女性4時間16分という結果に。それが60代になると男性4時間55分、女性4時間47分、70代に至っては男女それぞれ6時間、5時間超えと、高齢になるほど毎日相当な時間テレビを見ていることになります。

 テレビは次々と画面が切り替わり、思考など認識能力の低下につながってしまいます。脳が受け身になってしまうのです。受動的になった脳は、積極的に考えることをしなくなり、認知症などの原因になる恐れがあります。
 加えてテレビばかり見ていることで運動不足にもなりますので、脳の血流が悪化し、認知機能の衰えを促進させてしまうのです。

過度のスマホ使用が認知症を招く
また、過度のスマホ使用も脳の過労状態を招きます。これを「スマホ認知症」と呼ぶことさえあります。脳過労の大きな要因は、脳の中にある前頭前野への影響です。
 脳に入ってくる情報は前頭前野で処理されますが、その際に、①浅く考える機能(ワーキングメモリー)②深く考える機能(熟考機能)③デフォルトモードネットワーク(ぼんやり考える機能)に分かれます。通常、私たちが考えたり判断したりする際、①と②がバランスよく使われますが、スマホに依存した生活を送っていると、情報量の多さから脳が疲労し、処理能力が低下。結果、それがもの忘れやミスを起こす原因となります。
 つまり、キチンとアウトプットができていない状態で過剰なインプットを繰り返すことにより、脳にゴミをためているような状態になっているのです。

「スマホからの情報は間違ったものも多い。脳はそれをいちいち識別、判定しなければならない。しかもそのためには、さらに多くのネット情報をインプットすることになり、脳には必要以上の負荷がかかる。その結果、脳の容量、処理能力が低下し、最終的には思考が停止。正しい記憶を取り出せなくなり、理解力、判断力が低下する。つまりスマホ認知症は、脳がオーバーフローした状態になる、オーバーフロー認知症とも言える」(東京脳神経センター天野惠市医師)

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 微小循環研究所で研究開発し特許を取得した「認知機能障害改善用組成物」には、脳内血流を良好な状態に維持する「HM-3000(特系霊芝)」記憶力・判断力・注意力等の認知機能のサポートが期待できる「オメガ3系脂肪酸」などが配合されています。



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愛・感謝 村雨カレン

2018年11月28日水曜日

食物繊維

食事と運動で便秘を防ぐ!

秋から冬にかけては、夏に比べて水分補給量が減ったり、気温の低下から身体が冷えて自律神経が乱れやすかったりと、便秘を起こしやすい時期でもあります。便秘になると、腹痛や食欲不振、肌あれ、肩こりなど全身に影響が出ます。
 食事や運動、ストレスに気をつけ、規則正しい生活を送って便秘を予防しましょう。
 
 便秘対策は食生活が基本です。

■朝食はしっかり

朝食は、腸を刺激してスムーズな排便を促すために重要です。同じ時間に食事をして排便リズムを整えるため、余裕を持って起床しましょう。

■水分補給と食物繊維を十分に

水分を含んだ便は嵩が増して腸に刺激を与えて便意を促しますが、水分不足になると便が硬くなって移動しづらくなります。特に起床時は水分が不足しがち。朝の水分摂取は便意をもよおす作用があるため、水分を摂る習慣をつけましょう。また、食物繊維は腸のぜん動運動を促し、スムーズな排便を導く働きがあります。

■腸内環境を整えよう

 健康な身体の腸内は、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌が優勢に保たれています。ところが、肉や脂質の多い食事などバランスの悪い食生活を続けていると、大腸菌などの悪玉菌が増加し、腸内細菌のバランスが乱れて排便がうまくいきません。
善玉菌を増やすには、ビフィズス菌や乳酸菌を含む食品や、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を含む食品を積極的に食べるようにしましょう。

そのほか、便秘を防ぐ生活習慣には以下のようなものがあります。

【朝食後の排便習慣を身につける】
 朝、胃が空の状態で食べ物が入ってくると、腸に排便を促す信号である結腸反射が強く起こります。朝食後には、便意がなくてもトイレに行くようにしましょう。
【不要な食事制限をしない】
 ダイエットによる食事制限は、食物繊維などの必要な栄養素や水分不足となります。1日3食、バランスの取れた食事を心がけましょう。
【自律神経の乱れに注意】
 ストレスや冷え等による自律神経の乱れは、胃腸の働きを鈍らせて便秘の原因となります。リラックスする習慣作りや体を冷やさない工夫をしましょう。
(出典:http://www.kyoukaikenpo.or.jp/)

■第六の栄養素"食物繊維" 

食物繊維とは「人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」です。食物繊維にはたくさんの種類があり、それぞれの特徴によって体に対する働きが異なっています。
消化・吸収されない食物繊維は、昔は栄養的に価値のないものと考えられていました。しかし、健康維持のために大切であることがわかり、現在では三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)、五大栄養素(三大栄養素+ビタミン・ミネラル)に加えて「第六の栄養素」と呼ばれています。日本人の食物繊維摂取の目標量は、男性19g以上、女性17g以上と定められています。しかし、実際の食物繊維摂取量は、年齢が若いほど少なく、目標量を満たしていません。

理想的な食物繊維の摂り方

食物繊維には「水溶性」「不溶性」があり、上表のように、それぞれ腸の中で異なる働きをしています。両方を組み合わせることで便秘解消&デドックス効果が高まります。

水溶性食物繊維

腸管内の水を吸収して、便を柔らかくしてくれる作用があります。ネバネバとした粘性があるので腸内の老廃物や毒素を吸着し、便として排出してくれます。また、悪玉菌を減らして腸内環境を整える働きもあります。

不溶性食物繊維

腸内で水分を吸収して膨らみ、腸壁を刺激して腸内の蠕動運動を促します。便の嵩を増やす作用があるので、便秘解消に効果的なのですが、水に溶けない性質のため、摂り過ぎると便が硬くなってしまいます。
 腸の健康を考えると、摂取量は「不溶性2:水溶性1」の割合が理想的と言われています*。厳密にこの割合を守る必要はありませんが、バランスよく摂取することが重要です。

*慢性便秘症の患者にポリデキストロース(水溶性食物繊維)を摂取してもらったところ、排便に対して最も良い結果が得られたのは不溶性食物繊維14g、水溶性食物繊維7gの割合であったという研究結果に基づいています。

 最近の「トクホ(特定保健用食品)」には、難消化性デキストリンを配合した商品が増えています。これは、水溶性食物繊維が"脂肪の吸収を抑え排出を増加させる効果がある" と言われているからです。ただし、デキストリンの原材料には遺伝子組み換えのトウモロコシを使用したものが多く、摂り過ぎには注意が必要です。

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※現在、当学会では、

いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2018年11月21日水曜日

がん発生の仕組み

ヘビースモーカーでもがんにならない人

喫煙はがん発症の最大の原因です。日本の研究ではがんになった人のうち男性で30%、女性で5%がタバコでがんになったと考えられています。しかし、ヘビースモーカーでも一生をがんとは無縁に過ごす人もいます。なぜでしょうか? 
 タバコの煙には5000種類以上の化学物質が含まれており、その中には60種類以上の発がん物質があるといわれます。こうした有害物質は、タバコを吸うことで肺から血液を通じて全身の臓器に運ばれ、各細胞のDNAを傷つけます。結果、細胞ががん化する、そう考えられています。
 国際医療福祉大学病院内科学の一石英一郎教授は言います。「発がんにはきっかけとなるイニシエーターと、それを促進するプロモーターが必要。喫煙の場合、前者がタバコに含まれる発がん物質で、後者が喫煙による慢性炎症ということになる」
 興味深いのは、タバコに含まれる有害物質は、そのままでは発がんのイニシエーターにはなれないと考えられていること。あくまでも体内で代謝される過程で、発がんを導きやすい活性代謝物が生成され、それがDNAと結合。遺伝子異変を起こしてがん化が始まると考えられているといいます。
「薬物や毒物を体外へ排出するための物質にする反応を薬物代謝、それを促すために欠かせない酵素を薬物代謝酵素という。タバコの場合、CYP2A6と呼ばれる薬物代謝酵素が、煙に含まれる発がん物質ニトロソアミンを活性化することがわかっている。ただし、CYP2A6の遺伝子には遺伝子多型がある。そのため型の違いにより、同じ喫煙者であってもがんになりやすさが決まっているのではないか、と考えられている」(一石英一郎教授)
 もちろん、タバコががんを引き起こす原因は他にも様々考えられます。例えば、修復酵素の機能の違い。「発がん物質ニトロソアミンが活性化され、DNAに結合して複数の遺伝子が傷ついたとしても、すぐにがんを発症するわけではない。傷ついた遺伝子のほとんどは、修復酵素によって修復されるからだ。この修復酵素の能力の違いも、がんリスクを大きく左右することになる」(同教授)
 なお、タバコは肺がん以外に、胃がん、食道がん、膵臓がん、子宮頚がん、肝がん、大腸がんなどと関係することがわかっています。         
(出典:日刊ゲンダイDigital) 

■がんの発生と進行の仕組み

人間の体は、たくさんの細胞からできています。1つの受精卵から細胞が分裂を繰り返すことに始まり、1つの生命として全体の調和を保ちながら、体を構成するいろいろな組織、さまざまな機能を担う臓器がつくられていきます(分化といいます)。それぞれの細胞には分裂や分化、増殖に関わる遺伝子があり、生物としてのヒトの成長や、生命の維持に不可欠な情報が含まれています。
 正常な細胞は、体や周囲の状態に応じて増えたり、増えることをやめたりします。一方で、増えた細胞が脱落することがあります。例えば、胎児のある時期に、指の間に水かきのような部分ができますが、しばらくすると脱落します。皮膚や腸管の細胞は、古くなった表面の細胞から脱落して、徐々に新しい細胞に入れ替わるように調節されています。この一連の仕組みは、遺伝子によって制御されています。
 細胞が増えたり、増えるのをやめたり、成熟して分化する、脱落するという仕組みは、遺伝子に変化が起こることによって調節できなくなります。その結果、異常な細胞がふえ続けたり、脱落しなくなったりします。

調節の仕組みの異常からがんができるまで

私たちの体内には、このような変化した遺伝子を監視する仕組みがあり、遺伝子を修復したり、異常な細胞がふえることを抑えたり、取り除いたりすることで、正常な状態を保ちます。ところが、異常な細胞がこの監視の網の目をすり抜けてしまうことがあります。無制限に増える、ほかの場所に転移するなどの性質を獲得してしまった細胞が何年もかけて数を増やし、体に害を与える悪性腫瘍を形成します。これが「がん」です(図1)
 このように、がんの発生の仕組みは、生命の誕生と成長、維持のための仕組みと密接に関わっています。そのため、禁煙や適度な運動、野菜の摂取などで“がんになりにくくする”生活を送ることはある程度できても、“がんにならないようにする”ことはできません
 一方で、がんの発生の仕組みやがんの性質を知ることで、逆にその仕組みを利用して、より効果的な治療を行うことができるようになります。


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「HM-3000(特系霊芝)」には、変異細胞や異物などを貪食し生命の正常状態を守る白血球「マクロファージ」の機能を促し、マクロファージ産生に影響するデータがあります。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2018年11月14日水曜日

世界糖尿病デー

糖尿病と歯周病の深い関係

今日(11月14日)は「世界糖尿病デー(World Diabetes Day)」です。そして世界糖尿病デーのある11月は糖尿病予防月間です。今年も全国各地で糖尿病撲滅のためのシンボルカラーである青のライトアップが糖尿病予防月間に合わせて実施されています。
 糖尿病の初期は痛みなどの自覚症状が少ないため、糖尿病と疑われる人の約4割は全く治療を受けていないことが分かっています。しかし世界のどこかで、10秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われている計算となり、これはAIDSによる死者に並ぶ数字なのです。

歯歯周病は糖尿病合併症のひとつ

糖尿病は合併症との闘いと言えます。糖尿病の合併症といえば、有名なものは腎臓(糖尿病性腎症)、目(糖尿病性網膜症)、神経(糖尿病性神経障害)がありますが、それらと並んで"歯周病"もしっかりと合併症として位置づけられています。
 最近では、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されており、糖尿病と歯周病はお互いにもたれ合う関係にあります。糖尿病患者さんの歯周病罹患率は、血糖値が正常である人の約2.6倍とのデータもありますので、その関係の深さがわかります。

歯糖尿病と歯周病の悪循環

糖尿病で血糖のコントロールがうまくいっていない患者は、細菌に対する抵抗力の低下や血液の循環が悪いために歯周病が悪化しやすくなります。反対に歯周病が悪化すると、血糖値を下げる作用のあるインスリンの働きを悪くする物質が体内に増えて糖尿病の血糖コントロールがうまくいかなくなる、という悪循環が生じます。
 ですから、糖尿病患者さんで歯周病を患っている場合は、両者を並行して治療して「好循環」を作り出すことが大切になります。
(出典:http://www.kyoukaikenpo.or.jp) 

■血管の老化 糖尿病と動脈硬化

糖尿病の三大合併症と言われている糖尿病腎症や網膜症、神経障害などは、いずれも細い血管の障害から起こる病気で、高血糖を長期間放置すればいつかは発病し、治療を怠ればどんどん進行します。
 一方、三大合併症よりも早い時期に、心臓の冠動脈や脳の動脈といった比較的太い血管で起こるのが「動脈硬化」です。
 人は、血管から老いると言われます。そのくらい血管の状態はその人の肉体年齢を表しますが、糖尿病になると肉体年齢以上の深刻な血管の老化が起こります。血管の老化とは、血管壁が厚く、また硬くなって柔軟性が失われ、血液の通り道が狭くなる現象で、これが動脈硬化です。糖尿病に伴う動脈硬化は心臓や脳の血管を容易に詰まらせ、「心筋梗塞」や「脳梗塞」の大きな原因となって生命を脅かすことになります。

血管の抗老化で糖尿病の悪化をくい止める!

糖尿病で動脈硬化など血管の老化が起ることは知られていますが、以前は血管の老化が糖尿病にどのような影響を及ぼすかは分かっていませんでした。しかし、現在では、糖尿病やメタボリックシンドロームによる血管の老化が筋肉でのエネルギー消費を妨げ、余ったカロリーが内臓脂肪として蓄積されることでさらに糖尿病が悪化するというメカニズムが解明されています。
筋肉では通常、血流から糖を取り込み、細胞内の小器官であるミトコンドリアでエネルギーを作り出しています。高カロリー食を摂取し続けると、血管の老化を引き起こす鍵となるたんぱく質が活性化して、筋肉へ糖を取り込む機能が抑制されるほか、ミトコンドリアの合成を促す機能が低下します。このためエネルギーとして消費されなかった余剰カロリーが内臓脂肪となって蓄積し、症状が悪化するのです。
現在の糖尿病治療は血糖を下げることに重きが置かれていますが、血管の老化を抑えることが糖尿病の進行を抑える鍵となっているのです。

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 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は全身の微小循環(毛細血管)の改善に働きます。動脈硬化歯周病を抑制し、糖尿病の悪化をくい止めます


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2018年11月7日水曜日

更年期と女性ホルモン

女性の"プレ更年期"とは?

女性の体には、人生におけるステージがいくつかあります。その一つが閉経前後5~10年の「更年期」。日本人女性の更年期は40代後半~50代前半の時期が目安になります。この時期、加齢で卵巣機能が低下し女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減ることで、心身に様々な不快な症状が表れます。これが「更年期障害」で、症状はホットフラッシュと呼ばれるのぼせ・ほてり、発汗、頭痛、動悸、肩こり、疲労感、イライラなど。

 更年期障害は、中高年女性の誰もが経験しうることですが、最近40代前半でも症状を訴える女性が増えています。「まだ更年期障害の年齢じゃないのに‥‥」と思っても、症状は更年期障害そのもの。それは"プレ更年期"かもしれません。
 更年期に向かって体がシフトしていく時期が40代前半の"プレ更年期"。この年代の女性は、外では責任のある仕事を任され、内では家事・育児に追われて、心身ともにストレスに晒されています。そのため生活も不規則になりがちで、疲労過多、睡眠不足、ダイエットによる栄養不足などに陥る人もいます。強いストレスが続いていると自律神経が乱れて、女性ホルモンの分泌にも影響します。プレ更年期での心身の不調は、加齢も一つの要因ですが、ストレスや栄養の偏り、生活習慣からくるホルモンバランスの乱れが主な原因と言えます。
左の項目は、プレ更年期に多い心身の症状です。チェックしてみましょう。
 40歳前後、あるいはそれより若いのにこうした症状が複数ある場合には、年齢より早い卵巣機能の低下又は自律神経の乱れが疑われます。ストレスの多い生活習慣の改善が必要です。生活リズムを急に変えるのは難しいことですが、食生活は少しの手間で改善できます。規則的で栄養のバランスがとれた食事を摂ることを心がけましょう。
 また、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンの摂取は、ホルモンバランスを整える効果が期待できます。1日30~50mg摂れば十分で、豆乳なら1カップ程度。但し、摂り過ぎると悪影響を及ぼす恐れがあるのでご注意を。

 睡眠不足やストレスは、自律神経を乱しホルモン分泌にも影響します。ストレスの解消には、1日の中でリフレッシュする時間を作ることも大事。体の不調は「このままだと重大な病気につながりますよ」というアラームです。規則正しい生活リズムを取り戻しましょう。
(出典:https://allabout.co.jp/) 

■女性ホルモンとセロトニン

ホルモンには、脳の視床下部や甲状腺、副腎などから分泌される男女共通のホルモンもありますが、男性だけ、女性だけのホルモンもあります。女性特有のホルモンには、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があります。

一定の周期でそれぞれの分泌量を調整しながら、女性の心と体を健康な状態に保っています。しかし、更年期に入ると、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少します。女性はこのホルモンが減少することで、疾患や症状が表われます。
 近年では、女性の社会進出とともに女性がストレスに晒される場面も増えたことが一因で、年齢より早い時期から卵巣機能に低下がみられる人が目立ってきています。そのため、更年期に入る前からさまざまな病気リスクが増えてきています。閉経の年齢は50歳前後で変わりませんが、卵巣機能低下の前倒しの一方で、日本女性の平均寿命は約87歳を超えるまでに延びています。したがって、閉経前の5年と閉経後の30年、合わせて40年間あまりをホルモンが足りない状態で過ごすことになります。

 閉経前後~老後までの人生をいかに健やかに過ごすか ―― 現代女性の大きなテーマといえます。
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更年期によってエストロゲンが減少すると脳内物質の「セロトニン」も急激に減少することがわかっています。
 女性ホルモンの減少し始める年齢は、女性にとってストレスが多い年齢でもあり、肉体的にもストレス耐性が低下しているので、セロトニンの減少に拍車をかけます。

 康復医学学会が長年研究を続けているリラックス・ハーブ「ラフマ」。このラフマには、脳内セロトニンの分泌を促進するデータがあります。


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2018年10月31日水曜日

高齢者と肉食

高齢者は粗食が良い? 

健康長寿の実現には「食事」が重要な要素であることは間違いありません。しかし注意すべきは、加齢によって「食べてはいけない食品」と「食べていい食品」が変化することです。白澤抗加齢医学研究所の白澤卓二先生は指摘します。
「年齢を重ねれば健康長寿に必要な栄養素や、身体の栄養摂取や排出のメカニズムが変わってくる。そのため、若年や中年の頃とは異なる食事の仕方が求められる。ゆえに65歳以上をシニアと一括りにするのではなく、年齢に応じたきめ細やかな対策が必要になる」

 なかでも、高齢者が摂取に対する考え方を変えたほうがいいのは「肉(たんぱく質)」だとする研究結果があります。
 米・南カリフォルニア大学長寿研究所のバルター・ロンゴ教授らによる、「たんぱく質の摂取と死亡率の関係」についての報告がそれです。50歳以上の米国人男女6381人を、たんぱく質の摂取量によって3つのグループに分けて18年間追跡した同調査によれば、50~65歳では、たんぱく質を最も多く摂取するグループは、最も摂取量が少ないグループより死亡率が74%高く、がんによる死亡リスクも4倍まで増加しました。
 しかし、65歳以上になると、たんぱく質を最も多く摂取するグループは、他のグループよりも死亡率が低くなったのです。
「"高齢者ほど粗食がいい"という考えは間違いだ。肉を抑える食事が必要なのは生活習慣病になりやすい40~50代であり、65歳以上の高齢者は重要なたんぱく源である肉を食べたほうがいい。粗食になると栄養が不足して、むしろ老化が進む恐れがある」(白澤先生)

 たんぱく質の摂取源として、白澤先生が勧めるのは「豚肉」です。
「長寿研究をしていると、長寿者の中には肉好きが多いことに驚く。特に豚肉には疲労回復を進めるビタミンB1が大量に含まれている。これが不足すると認知機能の低下や記憶障害を引き起こしやすくなる。なかでもヒレ肉はばら肉と比べてビタミンB1の量が2倍含まれており、脂肪やカロリーが少ない」

 日本では、高齢者がたんぱく質を摂るなら「肉より魚」と考える人は少なくありません。

「すき焼き用の牛肉100gで30gのたんぱく質が摂れるが、120g前後のアジ一匹を塩焼きにしても摂取できるたんぱく質は15gだけ。なかでも、脂肪が少ない赤身肉は噛み応えがあり、高齢者には咀嚼自体が噛む力や体力の増強につながる。歳をとって脂っこい肉が苦手になった高齢者でも赤身肉なら食べやすい」(白澤先生)
(出典:https://www.msn.com/) 

■動物性たんぱく質の重要性

高齢者はしっかりたんぱく質を摂る必要があることを推察させるデータがあります。実際に100歳以上の高齢者のたんぱく質摂取量をみると、平均的な日本人と比べ、男女ともに総エネルギー量に占めるたんぱく質の割合が高く、さらに、総たんぱく質に占める動物性たんぱく質の割合が高いことがわかります(下表)。つまり、長生きの高齢者は、動物性たんぱく質をたくさん食べているということになります。

肉食のメリット/高齢者にすすめる理由

たんぱく質は、成長期の子どもにとっては体を作る栄養素として必須のものですが、成人においても重要なのです。体が出来上がった人でも、たんぱく質全体のうちの約3%(70kgの男性の場合約250g~300g)が毎日代謝して入れ替わっています。体を維持するためには成人や高齢者も、毎日良質のたんぱく質を摂ることが必要です。
たんぱく質には豆腐などに含まれる植物性のものと、肉や魚などの動物性のものがあります。いずれのたんぱく質もアミノ酸にまで消化された後、体内に吸収されます。そして、再び体に必要なたんぱく質に再合成されます。大豆や魚と比べて畜肉のたんぱく質の方が生物学的にヒトと近いため、アミノ酸の組成も似ています。つまり、畜肉のたんぱく質が、ヒトの体内で最も効率的に再合成されるのです。
 現在、高齢者の間では、"低栄養"が健康上の大きな問題になっています。高齢者は肺炎で死亡することがよくあります。肺炎の原因は、低栄養による免疫力の低下であると考えらます。高齢者はたんぱく質が特に不足しがちです。たんぱく質の栄養状態を示す血中アルブミンの量が多ければ、免疫力が増して病気リスクが減少するため長寿が期待できますが、高齢者では、血中アルブミンの量が少ない人の割合が年齢の上昇につれて著しく増加しています。低栄養を解消し免疫力を高めるためには、摂取エネルギーだけでなく、たんぱく質の摂取量を増やすことが大切になります。特に量を食べられない高齢者は、効率よくたんぱく質を摂るために、肉をしっかり食べた方が良いのです。

肉を食べる際の注意点

腎臓に疾患のある人は、たんぱく質の多量摂取で腎臓に負担がかかり症状を悪化させる危険があります。腎機能が低下してしまうと元に戻すことはできず、人工透析のリスクもあります。また、肥満傾向の人や血中脂肪が高い人は、脂肪の摂りすぎに注意。赤身など脂肪の少ない部位を選んで食べましょう。


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2018年10月24日水曜日

ペットボトル飲料

「ペットボトル症候群」に要注意!?

スポーツの秋。涼しい気温の日は、運動をする人が多いはず。そんなとき、気をつけなければいけないのが「ペットボトル症候群」。ペットボトル症候群とは、糖分が含まれている甘い清涼飲料水を大量に摂取することで血液中のブドウ糖やケトン体と呼ばれる成分が異常に高くなり、意識レベル低下、倦怠感、嘔気などの症状を引き起こす病気です。正式名称は「ソフトドリンク(清涼飲料水)ケトーシス」

ペットボトル症候群にならないために、水分補給は「むぎ茶」が良いとのこと。その理由を河村循環器病クリニック 河村剛史先生に聞きました。
「健康的に体を動かす方には、無糖でミネラルが補給でき、血液改善効果もあるミネラル入りむぎ茶がお薦めです。"無糖のスポーツドリンク"と言えるでしょう。
また、アスリートの水分補給にもむぎ茶は最適です。ミネラル入りむぎ茶がもつ血液改善効果によって血液がサラサラになり、筋肉への血液量・酵素輸送量が増えることで、持久性運動能力の向上が期待できます。血液の上昇を抑えるため、ムダなエネルギーを消費せずにすむのもアスリートにとってはメリットです。
 アスリートには、日常的に体調を整えるためのコンディショニング飲料として、ミネラル入りむぎ茶を継続飲用するのをお薦めしています。ミネラル入りむぎ茶を用いた水分補給においては、水分とミネラルの補給は一気に行っても血液中に吸収された時にしか効果がありませんので、少しずつ飲む点滴飲みが効果的です」。
 秋から冬にかけて発生する「かくれ脱水」。涼しくなってきたことで、体内から水分が失われていることに気づくことができずに発症することが多い疾患です。
 原因は、夏の後で涼しくなってきたと感じるため室内の温度調整を怠ってしまうことと、こまめな水分補給の習慣が身につかず、水分不足になってしまうこと。秋は、特に自分が汗をかいていることを感じにくく、水分を奪われた体に空気の乾燥が重なって、便秘や肌荒れ、疲労感、といった「秋バテ」のような体調不良を招きやすくなります。
 運動中、トイレの回数が増えたり、嘔気や嘔吐などの体調不良があったりしたら、それって「ペットボトル症候群」かも。飲み物をむぎ茶に変えて、ペットボトル症候群にならないために注意しましょう。
 また、秋になりやすい「かくれ脱水」を防ぐためにも、こまめに水分補給を!
(出典:http://www.sankeibiz.jp/)

■機能性飲料・ジュースに関して

自動販売機を見ると、つい喉を潤したくなってしまうときがあります。清涼飲料水はできるだけヘルシーなものを選びたいものです。表示を見ると、アミノ酸コラーゲン食物繊維ビタミンCカテキンなど体によさそうな成分が入っていたり、ノンカロリーのものだったりが多いようです。

 しかし、機能性飲料に入っているのは人工的に合成した栄養素に過ぎず、これで必要な栄養素を摂るという考えはよくありません。流行のアミノ酸飲料メーカーのホームページには、「通常の食事をしていれば、アミノ酸は足りています」との但し書きを見ることもできます。実は、必須アミノ酸は、通常食物のたんぱく質を体内で消化・分解してできるもの。ご飯に納豆、焼き魚、おひたし、豆腐の味噌汁という日本的な朝食だけで、実際には1日に必要なアミノ酸の約半分が摂取できるといいます。

 また、ノンカロリーなのは、体内で吸収されない人工甘味料を使用しているから。スクラロースアスパルテームアセスルファムKなどの合成甘味料がよく使われますが、これらは認可されてからの歴史も浅く、次第にリスクの大きさが問題視されつつあります。例えば、アスパルテームを摂取し続けると、実は体重を増加させる傾向があり、他に脳腫瘍てんかん発作知能障害などの恐れがあります。また、フェニルケトン尿症の人にはリスクが大きいとの見解があり、アメリカでは依然、合成甘味料の安全性が疑われています。

 もう一つ注意したいのは、無果汁飲料や果汁の含有量が少ないもの。"レモン数個分のビタミンC入り"とあっても、実際の果汁はたった1%だったりします。レモン色は、石油原料の黄色4号という合成色素やクチナシなどがよく使われます。オレンジジュース用なら、カイガラ虫を原料としたコチニール色素を使います。昆虫が原料なので"天然色素"です。着色した液体の15%ほどの分量のブドウ糖果糖液糖を注ぎ、そこに数種類の酸味料と、レモン又はオレンジの香料を入れて"味"を作ります。酸味料の一つ、アスコルビン酸は、合成ビタミンCのこと。加える量次第で簡単にレモン50個分にも100個分にも調整できます。

ある果汁飲料を500ccすべて飲むと、砂糖50g分、つまり200mlの計量カップ半分もの糖分(ごはん1杯以上のカロリー)を摂ることになるのです。最近の子供たちは糖尿病になったり、すぐキレたりしています。清涼飲料を日常的に飲み、ブドウ糖果糖液糖を摂り過ぎて血糖値のバランスが崩れていることが一因とされています。また、ブドウ糖果糖液糖の原料は、アメリカ産の遺伝子組換えのトウモロコシが多いことも気にとめておきましょう。
★健康飲料と呼ばれているものも依存するとかえって不健康になるかもしれないのです。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年10月17日水曜日

大腸がん

大腸がん2年ぶり最多

2018イグ・ノーベル賞「医学教育省」
https://www.jiji.com/より
9月13日、ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」で、日本の研究者が「医学教育賞」を受賞した"座ったままで行う大腸内視鏡検査"が話題になりました。

 一方で翌14日、国立がん研究センターは、2014年に全国で新たにがんと診断された患者は過去最多の86万7408人だったと発表しました。前年推計から約5000人増え、部位別では大腸が胃を上回って2年ぶりに最多となりました。日本人に多い胃がんは2年連続で患者数が減り、衛生状態の改善により原因となるピロリ菌の保有者が減った影響と考えられます。
 例年のがん患者数は都道府県ごとのがん登録データから推測していましたが、今回はデータの精度が高まったとして実数を公表しました。
 新規患者数の内訳は、男性50万1527人、女性36万5881人。部位別では、男性は胃、肺、大腸、前立腺、肝臓で全体の68.0%、女性は乳房、大腸、胃、肺、子宮で64.1%を占めました。近年は特に、男性の前立腺や大腸、女性の乳房や大腸の増加が目立ちます。高齢人口の増加で、18年の患者数は101万3600人と予測しています。
 がん統計・総合解析研究部の片野田部長は「細菌やウイルス感染が原因になる胃や肝臓のがんが減少傾向にある一方、大腸がんは増えている。生活習慣の影響が大きいのではないか」と話します。
 一方、人口10万人当たりの患者数(罹患率)は、354.6人(男429.4人、女300.7人)。都道府県別で見ると、最多の富山県と最少の千葉県で約140人の差があります。ただし、データの精度や検診の普及の度合いに左右されるため、罹患率の高い地域の住人ががんになりやすいとは言えないといいます。
 16年の死亡数も公表され、37万2986人(男21万9785人、女15万3201人)で過去最多でした。
 詳しい集計結果は、同センターのサイト「がん情報サービス」(https://ganjoho.jp)で閲覧できます。
(出典:https://mainichi.jp/ 他)


■大腸がんとは

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。日本人に多いのはS状結腸がんと直腸がんです。
 大腸の粘膜に発生した大腸がんは次第に大腸の壁に深く侵入し、やがて大腸の壁の外まで広がり腹腔内に散らばったり、あるいは大腸の壁の中のリンパ液や血液の流れに乗って、リンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移したりします。

【発生要因】

大腸がんの発生は、生活習慣と関わりがあるとされています。赤肉(牛、豚、羊など)や加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)の摂取、飲酒、喫煙により大腸がんの発生する危険性が高まります。また、体脂肪の過多、腹部の肥満、高身長といった身体的特徴をもつ人で、大腸がんを発生する危険性が高いといわれています。
 また、家族の病歴との関わりもあるとされています。特に家族性大腸腺腫症やリンチ症候群の家系では、近親者に大腸がんの発生が多くみられます。

【症状】

早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。症状としては、血便、下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。
 最も頻度が高い血便、下血は、痔などの良性の病気でもみられるため、放っておいてがんが進行してしまうことがあります。早期発見のために早めに受診することが大切です。
 がんが進行すると、慢性的な出血による貧血や、腸が狭くなること(狭窄)による便秘や下痢、おなかが張るなどの症状が出ることがあります。さらに進行すると腸閉塞となり、便は出なくなり、腹痛、嘔吐などの症状が出ます。大腸がんの転移が、肺や肝臓の腫瘤として先に発見されることもあります。

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「HM-3000(特系霊芝)」の含有成分である水不溶性多糖類をマウスに投与した結果、顕著な抗腫瘍効果が認められたという研究結果も報告されています。また、特異成分・ガノデリン酸類には、抗腫瘍効果抗ヒスタミン作用があるとされています。さらに霊芝には、抗がん剤によるリンパ球抑制作用の緩和など、抗がん剤の毒性に対する内臓への保護作用があることがわかっています。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年10月10日水曜日

人のエネルギーとミトコンドリア

人に2つのエネルギー工場があるのはなぜ?

28億年前、人類の祖先である原始生命体(単細胞生物)は無酸素で細胞分裂しながら繁殖してきた不老不死の生命体でした。そこに、20億年前大きな変化が起きました。太陽光をエネルギーに変えられる「光合成菌」の出現です。彼らは水と二酸化炭素から養分(糖分)を合成するシステムを持ち、酸素を老廃物として排出します。そのため大気中の酸素濃度が高くなり、私たちの祖先、原始生命体は危機を迎えます。
 一方、その酸素を利用して生きる好気性細菌の誕生(ミトコンドリアの祖先)が出現します。
原始生命体にしてみると彼らは酸素を食べてくれますし、彼らにとっては原始生命体は栄養を分けてくれます。そこで、お互いのメリットから2つは寄生・合体し、膨大なエネルギーを獲得することに成功したのです。人間が60兆個の細胞の中に2つのエネルギー産生システムを持つのは、この太古の細胞通しの寄生・合体の名残りなのです。これまで不老不死だった原始生命体は複雑化して「死」というものを持つようになりましたが、その代わりに遺伝によって子孫を残し繁栄するように変化していったのです。
 こうして人類は、酸素を使わない「解糖系」と、酸素を利用する「ミトコンドリア系」という二つのハイブリッドエネルギー工場を細胞内に備えるようになっていったのです。

■細胞分裂とミトコンドリア

ミトコンドリアは、多くの生物の脂肪代謝やエネルギー代謝、呼吸、遺伝子情報伝達に関わる細胞内の構造物(小器官)です。人の細胞のうち、赤血球を除く全ての細胞の中に存在し、1つの細胞内に数個から数千個が存在します。これらのミトコンドリアが、細胞内で酸素を取り込んでエネルギーを産生しています。
 男性と女性が惹かれ合うのは、男性が解糖系優位な細胞を持つに対して、女性はミトコンドリア優位な細胞を持つからだといわれています。つまり原始生命体同士の名残りです。
 ミトコンドリアは自らもDNAを持っていますが、このDNAは母系の情報だけが次世代に引き継がれます。これは、受精卵のミトコンドリアが極端に多いからです。女性は生まれた段階で、すでに一生分の卵子を確保しています。そして、初潮前後までに1個の卵子の中にミトコンドリアを10万個までに増やしていきます。対して男性の精子1つのミトコンドリアの数は100個くらいです。卵子は温めて"熟成"されるのに対し、精子は冷やして"分裂"されます。
 卵子と精子が受精すると、ミトコンドリアが減少して細胞分裂が盛んになります。そして胎児が大きくなると、ミトコンドリアはほとんどなくなります。誕生すると同時に肺の中に酸素が入るので、細胞分裂は抑制されてゆっくりになります。3歳くらいで大人の細胞数に達すると分裂は止まり、ミトコンドリアは再び増えていきます。

がん細胞は酸素を嫌う"嫌気性細胞" 

がん細胞にはミトコンドリアが少ないため、低酸素・低体温が大好きです。低酸素・低体温で分裂・増殖を促進します。逆に言えばがん細胞の増殖を防ぐには、十分な酸素を供給し、体を温めることです。

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康復医学学会の主要研究テーマの一つ、抗老化やエネルギー産生促進に欠かせないのが「コエンザイムQ10(Co-Q10)」です。Co-Q10はミトコンドリアが酸素を燃やしてエネルギー産生を促進するいわば"着火剤"の役割を担うと同時に、ミトコンドリアに入り込む唯一の抗酸化物質です。そして細胞に必要な酸素の供給を促すのが「HM-3000(特系霊芝)」です。酸素濃度の減少が問題視されている現代、まさに平常時こそHM-3000(特系霊芝)の摂取が必要になった時代を迎えていると言えましょう。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年10月3日水曜日

歯の冷え症

フッ素の危険性

現在、様々な分野で使われているフッ素ですが、これが如何に猛毒であるか、現代の人々は忘れてしまったようです。特に日本人はフッ素に関する危機感が欠如しています。水道水にフッ素が添加されているアメリカなどでは、早くからその危険性が問われてきました。   
 フッ素は原子番号9の元素で、非常に強い酸化作用があり猛毒とされています。フッ素の過剰摂取は骨硬化症、脂質代謝障害、糖質代謝障害と関連があるとされますが、ほかにもフッ素やフッ化化合物は、がん化促進脳神経障害という最も重い障害と関連します。
 また、それは使用濃度の問題ではなく、低濃度のフッ化物溶液が黒色腫の発生を12%から100%へと著しく増大させたという研究もあります。
 もともとフッ化物は猛毒の神経毒で、畜産家が牛たちをおとなしくさせるために使用していました。それが、ナチスの強制収容所で囚人をおとなしくさせるために使用され、その後ソ連で強制収容所の囚人に使用されます。少し歴史を探ればわかる有名な話です。
 フッ素と歯の悪化に関しては、ポールコネット博士のフッ素化合物の身体への有害な影響」が参考になると思います。フッ素の毒性に関する研究は多数ありますが、有名なのがフォーサイス神経毒学研究所で行われたものです。大脳と神経毒の研究者フィリス・マレニクス博士の告発です。実際彼女が行った実験では、安全とされる最低限度のフッ素を投与しただけで、様々な神経障害をもたらすというデータが確認されました。
 もともとフッ素安全論を唱えた筆頭がハロルド・ホッジという科学者でした。彼は今ふうに言うと"御用学者"と呼ばれる人間であり、と同時に原子爆弾を開発した「マンハッタン・プロジェクト」の中心的人物でした。そのため、彼は核兵器の製造時に大量に使用し排出されるフッ素ガスの毒性を捏造して、安全性をアピールしておく必要があったのです。
 近年、その危険性を理解し、フッ素などを使用しない歯科医も増えてきていますが、彼らは糖分制限を中心に食事指導によってこそ虫歯が予防できると唱えています。これは科学的にも社会学的にも歴史学的にも正当な考えです。少なくとも、現在国家や大企業が推奨し安全基準としているフッ素基準は、少しも安全ではないのです。
 私たちにできることは、フッ素を体の中に入れないことです。これは、日々の生活の中で意識するしかありません。
 まずは歯磨き剤から変えてください。次に、フッ素は乳幼児の食品などに入っているのでそれを避けましょう。清涼飲料水の中にも入っているものがあるので要注意。ファーストフードのフライドチキン缶詰の魚にも多いとされています。また、たばこにも含まれていますので、子供に副流煙を吸わせないよう注意しましょう。
(出典:内海聡氏facebookより)

歯が痛い、浮く、沁みるは「歯の冷え症」が原因

「歯の冷え症」を知っていますか?「冷え症」といっても、歯そのものが冷えるのではなく、歯の周囲を巡る毛細血管の血流が悪くなって起こる症状のことを便宜的にそう言っています(以後、歯の冷え症)。いわゆる「手足の冷え症」は、頭痛や肩こり、ときには不眠などの症状が出ますが、歯の冷え症の場合も同様です。口の中の免疫機能が低下して歯周病にかかりやすくなり、虫歯、口臭などの原因になる可能性があります。
 さらに、「歯が浮いた感じがする」「検査では何も問題ないのに歯に痛みがある」「知覚過敏の処置をしたのに歯がしみる」といった原因不明の痛み、違和感も、「実は歯の冷え症が原因だった」というケースが多く見られます。
 歯の冷え症が起こるのは、体の冷え症と同様に、体の末端にある毛細血管にまで、血液が十分に行き渡っていないからです。酸素や栄養が運ばれにくくなっているのです。
 私たちの体を巡る血液は、まず心臓から動脈を通って全身に送られます。そして、静脈とリンパ管を通ってまた心臓に戻ってきます。しかし、末梢の血管に行けば行くほど圧力は弱まり、血液は届きにくくなります。特に、歯肉や歯周組織は毛細血管だらけなので、そこに届く血液量はほんのわずか。この毛細血管の血流が「微小循環」です。ここで物質交換(酸素・栄養の供給、老廃物・二酸化炭素の回収)や、毛細リンパ管との間に無数の微小な通路中の組織液の循環を行います。微小循環は動脈血を個々の細胞にまで運ぶ、大切な役割をしているのです。
「静脈マッサージ」は、体内の過剰な水分や老廃物を流してむくみを取る、というものですが、静脈の流れをよくするだけでは細胞は活性化しません。酸素や栄養を含む「動脈血」の血流を改善することこそが、健康の鍵を握っているのです。
 毛細血管にまで動脈血を行き渡らせるようにするためには、全身の血行をよくすることが一番。シンプルな方法は、よく歩くことです。
 太ももやふくらはぎには、歩くことで収縮する大きな筋肉があります。その筋肉が、全身の血液をスムーズに心臓へ戻すポンプの役目を果たします。普段歩かない人は、間違いなく微小循環が悪い傾向にあり、そのため、歯に不調が現れることが多いのです。
 ちなみに、肩こりを治すだけで、歯の周囲の微小循環が改善されることもあります。肩の筋肉をほぐすことで、全身の血流がよくなり、歯の不調までもらくになることがあります。

 歯周および全身の微小循環の改善には「HM-3000(特系霊芝)」をおすすめします。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2018年9月27日木曜日

認知症薬が効かないのは

薬の到達を阻む"血液脳関門"

通常、点滴や錠剤などで血液中に溶け込んだ薬は、血流によって全身を巡り、その薬を必要とする臓器や部位に届きます。それを可能にしているのは、体内の微小循環血管(末梢組織の毛細血管)の壁にある"すき間"です。毛細血管の壁は一層の細胞でできていて、薬の成分が通ることができるほどの小さなすき間が開いています。
「血液脳関門」BBB(Blood Brain Barrier)とも呼ばれ、私たちの大切な脳へ有害な物質が入らないように調節する関所のような役割がありますが、その実態は脳毛細血管の内皮細胞です※血液脳関門は首あたりに1か所だけ関所のようにあるわけではありません。そして、脳毛細血管は厚い内皮細胞の壁で覆われていて、ほとんどすき間が存在しません
 そのため、血液から脳への栄養素などの供給と、脳から血液への老廃物の排出を、血液脳関門(内皮細胞)が厳密に制御しています。その制御は有害物質だけでなく、薬剤やウイルス、ホルモン、栄養素などの物質の出入りも調節しており、体内を循環している血液に含まれる全ての物質が脳へ到達するわけではありません。
 なぜ脳の血管だけに、この血液脳関門のような特殊な構造があるのでしょうか。血液脳関門研究の世界的権威、UCLAのウィリアム・パードリッジ名誉教授は、「それは、血液中を漂う様々な物質が無秩序に流れ込んで脳の働きに支障をきたさぬよう血管が進化してきたためだ。血液脳関門は、脳の働きを健全に保つうえで重要な役割を果たす一方、脳の中に薬を送り込んで病気を治そうとしても、これを阻んでしまう」と話します。
 血液脳関門が通す物質、通さない物質の全てが分かっているわけではありませんが、例えば、脳の働きに必要な酸素やブドウ糖、肝臓で脂肪酸から作られるケトン体、一部のアミノ酸やビタミンの他、アルコールなどは血液脳関門を通過でき、分子量が500以上の物質はほとんど通過できないようです。そんな中、インスリンはそのままでは血液脳関門を通過できないほど大きいのに、なぜか、血液を介して脳内に入り込むことが知られています。
 パードリッジ名誉教授は、インスリンが血液脳関門(内皮細胞)を突破する方法を突き止め、その仕組みを応用して、難病「ハーラー病」(脳神経細胞にムコ多糖が蓄積し、運動障害や認知障害を引き起こす病)の新薬を開発。脳内に届けることに成功したのです。
 パードリッジ名誉教授は、血液脳関門を突破する認知症治療薬がなかなか開発されなかった背景には医学会の教育問題があると指摘します。「アルツハイマー病に特化した研究室は世界におそらく1000は下らない。しかし、血液脳関門の研究室は世界に10もないのだ」
(出典:https://www.oist.jp/) 

■認知症改善に関する特許取得!

 微小循環研究所所長でもある、康復医学学会・森昌夫理事長は、このたび下記の通り、認知症改善に関する製品で配合特許を取得いたしました。9月25日には、これを記念して「特許取得報告会」(於:ロイヤルパークホテル)が行われました。

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  ●特許出願日:2016年11月30日 
  ●特許取得日:2018年8月10日
  ●特許権者 :森昌夫(微小循環研究所所長) 
  ●発明の名称:認知機能障害改善用組成物
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ほとんどの病気は、血の巡りを良くすれば発症を防ぐことができ、治すこともできます。認知症においても脳血流を増やすことで、予防するだけではなく、認知症の進行を食い止めることが可能です。脳の血流量は、年齢とともに直線的に低下します(右図)。
 認知症は、アルツハイマー型、脳血管性、レビー小体型、前頭側頭型(FTD)の4つに分けられますが、いずれの場合も脳の末梢血管の流動性が低下していることにおいては共通しています。

微小循環血流の改善で老廃物を回収する

認知症の症状軽減や治癒には、脳血管血流を含めた全身の微小循環血管の機能改善が前提となります。全身の組織や末端の部位にまで酸素と栄養素を運び、不要な老廃物や二酸化炭素を回収するという血管内外の物質交換が起こるところは微小循環以外になく、微小循環血管が生理学的には「交換血管」とも呼ばれる所以です。
 康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」には、微小循環の改善と認知症の症状軽減・機能改善に関わるさまざまな実証例とデータがあります。

認知症における康復医学学会の研究

脳は脂質成分が多いため酸化されやすく、円滑な血流が必要な組織です。そのため、脳の酸化を抑え、血流を良くすることが、認知症予防につながります。康復医学学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」による脳血流の改善作用は、早くから認知症患者の症状改善の実証例を作ってきました。今回の特許取得組成物(右画像)は、特系霊芝に加え、独自開発の霊芝炭ビール酵母オメガ3系脂肪酸(アマニ油・DHA・EPA)、そしてサバペプタイドを配合し、認知機能改善に特化しています。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年9月19日水曜日

太る理由、痩せる理由

病気リスクが高い体形・長生きする体形

性格とは無関係ですが、がんが体形と関係することはわかっています。世界がん研究基金の報告書によると、「身長」によって、大腸がん、閉経後乳がんはリスクが"確実"に高くなり、膵臓がん、閉経前乳がん、卵巣がんは"可能性が高い"と分析されています。

 高身長とがんの影響では、現在、成長ホルモンの働きが注目されています。成長ホルモンには発達を促進するだけでなく、細胞の「アポトーシス」(細胞の自消滅)を阻害する働きもあります。がん細胞の始まりとなる細胞の多くはアポトーシスするので、人はがんにならないのです(それを逃れるとがん細胞化する)。成長ホルモンが多く分泌される人は、アポトーシスが阻害されるため、がん細胞が増殖しやすい、と考えられています。

 低身長で知られる「ラロン症候群」の人々は、この現象を逆に証明しています。彼らは遺伝子異常で成長ホルモンの分泌が少ないため、成人しても身長が120cm程度止まりです。一方で、がんになる人が極端に少なく、糖尿病になる人も皆無です。ラロン症候群の患者は、成長ホルモンの分泌が阻害され、がんや糖尿病になりにくいのです。
 身長以上に病気との関係を指摘される体形は、肥満です。肥満は、がん・心筋梗塞・糖尿病のリスクが高いことは周知の通りです。しかし逆に、"やせすぎ"も問題が多いのです。むしろ標準よりも少し太り気味のほうが死亡リスクは低くなることがわかっています。

国立がん研究センターが35万人以上のデータを定量評価したところ、男性の死亡リスクが最低なのは、BMIが25~27のカテゴリーでした。BMIは肥満度を表す体格指数で〔体重(kg)÷身長(m)の2乗〕で計算します。日本肥満学会では「22」を標準としており、25以上を「肥満」と定義しています。この研究結果によれば、男女ともに死亡リスクが有意に高くなったのは、「肥満」よりも「やせ」で、全体の傾向は「逆J型」でした。
 BMI 22の標準体重とは、身長170cmなら約64kgです。死亡リスクが最も低い25~27では、同じ170cmで72~79kgなので、標準よりも10kg以上も「ちょいデブ」のほうが、長生きという観点では望ましいといえます。
 多くの日本人が「ダイエット」に励んでいますが、健康のことを考えれば、「太りすぎ」と同様に「やせすぎ」にも注意が必要です。          
(出典:http://president.jp/) 

■太る理由、痩せる理由

本当のダイエット方法とは、「急に血糖値を上げないこと」「糖質(炭水化物)を過剰に摂取しないこと」。たったこれだけで大きく違います。カロリー制限では痩せません。まして痩身エステやダイエットジムで痩せるのは一時的なものです。

余ったブドウ糖が肥満の原因

糖質を摂りすぎると血液中のブドウ糖が増えます。血糖値が上がり過ぎないように、すい臓からインスリンが出て余ったブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓や筋肉の細胞に取り込んでくれます。しかし、グリコーゲンを細胞に蓄える量には限界があるため、さらに余ったブドウ糖は中性脂肪に変えて脂肪細胞に取り込まれます。これが肥満の原因となります。
 摂り過ぎた脂質やタンパク質は便として体の外に出てしまい、案外、体内には残りません。一方、糖質はほぼ100%吸収されます。つまり、脂肪を食べたらそのまま脂肪になることはなく、糖質を過剰摂取してブドウ糖が余ると中性脂肪が蓄積されるのです。

清涼飲料水・果糖は太りやすい

清涼飲料水には驚くほど大量の砂糖が含まれています。また液体の糖質はご飯やパンのようにゆっくりと吸収されるわけではなく、体への吸収が速いのです。このことが血糖値を急に上げる原因となります。血糖値が急に上がるとハイな気分になります。エナジードリンク等を飲んで元気になるのは急に血糖値が上がるからです。しかし、急に血糖値が上がると、身体は血糖値を元に戻すように作用します。すると体がだるくなってしまいます。一種の中毒症状です。
 身体がエネルギー源として優先的に使うのはブドウ糖です。果糖はブドウ糖のように消化酵素で分解されることなく、胃腸から吸収されてしまい、ブドウ糖のようにインスリンの手を借りることもなく、すぐに脂肪に変えられて蓄えられます。
 果物が好きな人は、朝食の最後に少しだけ、ゆっくり噛んで食べるのがベター。空腹状態で果物ジュースをごくごく飲むのは最悪です。

肥満は血糖値が上がることで起きる

血糖値を上げないようにすれば、自然と痩せていきます。カロリーと肥満はまるで関係ないということはわかっています。消費カロリーよりも摂取カロリーを減らせば痩せるということはまずありえません。血糖値を上げすぎたり、下げすぎたりしないことこそがダイエットの秘訣なのです。

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 さらに近年の研究で、肥満を解消した人の腸内細菌を調べた結果、肥満時には悪玉菌が多かったのに、痩せてからは善玉菌が安定して優位になっていることがわかってきました。


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2018年9月12日水曜日

身体の冷え

冷えは万病のもと!

夏でも"体の冷え"を気にする人が増えています。昔は子どもの体温は37度近く、大人は 36.5~36.8度くらいありました。現在では高い人でも36.2~36.3度、ほとんどの人が35度台です。戦後60年、食生活も変わりましたが、病気もまた随分変わりました。そして、食生活と病気を結びつけている要因の一つが、実は体温なのです。

 イシハラクリニック院長・石原結實氏は、体温の低下を憂慮して次のように言います。「体温が1度下がると 免疫力が37%落ち、代謝は12%落ちる。体温が平熱より1度上がると免疫力は5倍に上がる。だから病気をすると体温が上がる。体温が下がるのは由々しきこと」。さらに「がん細胞は、35度で一番増殖し、39.3度になると死ぬ。がんの増加は、体温が低下したからだ」。その証拠として、高い温度の心臓や脾臓にはがんは発生せず、中が管状の冷えやすい臓器(食道・胃・肺・大腸・卵巣・子宮等)に発生しやすいのだそうです。
 また、身体が冷えると血流が悪くなり、いわゆる「瘀血(おけつ)」状態になります。「瘀血」が万病の元になるのは、まさに東洋医学が教える所です。

 では、なぜこのように日本人は低体温になったのでしょう? 石原院長は、①身体を動かさなくなったこと②減塩のし過ぎ③水分の摂り過ぎ――を指摘しています。

 急速な車や家電製品の普及で、本当に身体を動かさなくなりました。人の体温の4割以上は筋肉で生まれるので、動かないと冷えるのが当然です。そして、筋肉の7割以上が腰から下にあるということから、歩くことの重要性が理解できます。

 悪い塩(精製塩・化学合成塩)は減塩どころか摂らない方が良いのですが、自然塩なら身体の要求に応じてしっかり摂るべきです。少し摂り過ぎても汗をかいて出すとか、野菜類を少し多めに摂ればバランスがとれます。塩は、生命活動の根幹をなす栄養素。特に日本人は穀菜食民族で、国土の関係から微量ミネラルを塩に依存してきた歴史があります。いい塩を摂ることは特に重要です。

 身体が水分を要求しているのならともかく、習慣的に年中冷たい清涼飲料水を飲んでいるのが現状です。これらは、冷たいだけでなく甘いので益々身体を冷やします。漢方では水分の摂り過ぎを「水毒」と言い、様々な痛み等の原因とされています。
 夏はクーラー、冬は薄着で冷え、ビール・アイス・生野菜・バナナ・パイナップルで年中身体を冷やし、食べ過ぎ、ストレス、薬の乱用、睡眠不足と、身体を冷やすのに事欠かないのが今日の食生活です。

 自然界の動物は、体調が悪い時は食を断ち、体温を上げて自然回復をジッと待ちます。熱が出たといってすぐ解熱剤に頼るのではなく、動物に見習うのも大切なことです。
(出典:生理学 久間英一郎博士 http://www.ps-corp.co.jp/column/health/) 

■体温を上げるためには

 低体温が病気のリスクとなり、がんその他様々な病気の入り口になることは周知の事実です。しかし実際に体温をあげる方法となると悩んでしまうもの。実は簡単なことなのです。その方法や食べ物を考察してみましょう。
 
●砂糖や精製穀類などをやめる!
:砂糖は麻薬的な一面もあるので一番難しい方法ともいえる。また、精製穀類はGI値も高く砂糖に近い組成なので、止めれないという人は要注意。

●筋肉量を増やす! 
:スポーツ選手や筋肉量の多い人に低体温の人はまずいない。筋肉は発熱機関であり、第二の心臓でもある。

●添加物や農薬、経皮毒類など化学物質を遠ざける! 
:これらは抗生物質や薬剤に近い作用があり、ホルモンを乱して体温を下げる傾向がある。コンビニ食やジャンクフーズばかり摂っていれば、病気になりやすいのは当然。
 
●動物性食品を摂る! 
:動物性食品は良くないという人もいるが、人類の歴史は動物性食品摂取の歴史であり、良質のものを選べば悪いということはない。多種な栄養素とタンパク質を含む食品は、体を作るのに役立つ。肉にこだわらず魚貝や卵も重要だ。

●野菜は要注意!
:"野菜=ヘルシー"と考えている人が多い。しかし、これも要注意。野菜には特に「旬」があり、東洋医学では体を冷やすモノがあると教える。にんじん、ごぼう、大根などの冬野菜や根菜は体を温め、ナス、ピーマン、トマト、ゴーヤなどは体を冷やす。ただ、だからといって夏野菜が悪いわけではない。
 
●空調に頼り過ぎない! 
:ヒートアイランドの都会では必要かもしれないが、昔は冷房がなくても脱水になどならなかった。季節を感じられないほどの空調は体を壊すので要注意。

●常在菌を多く保つ! 
腸内細菌を多くするということと、皮膚や口の中の菌を必要以上に殺菌しないという二つが重要。藤田紘一郎先生曰く「アレルギーは清潔病である」。

●"温める"だけで良いのか !? 
:温泉に入る、半身浴をする、服を何枚も着るとことが、良いとばかりはいえない。これらは外的に温めている部分が強く、体がそれに適応してしまう可能性があるのだ。野生や生物の原則から考えれば着過ぎは問題。"暖衣飽食病の元"という言葉もあるので要注意。一枚減らして、少し寒いと思えるくらいがお勧め。

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東洋医学では、万物は五行理論によって系統的に分類されています。食材や薬草も、温めるもの、冷やすものとして5つ(温・微温・平・微寒・寒)の性質に分けられています。

 当学会の主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」は、ブレンドされている4系統の霊芝すべてが「平」に属しており、常用が可能で、滋養・強壮や体のバランス調整作用があるとされています。また、体温を全身に運ぶのも血液です。HM-3000(特系霊芝)は血流改善を促し、冷えた体を末梢まで温めます。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン

2018年9月5日水曜日

血管力

塩分の摂り過ぎで血管にダメージ !?

「食欲の秋」の到来です。暑さで減退気味だった食欲も少しずつ回復する、そんな秋こそ気をつけたいのが、食べ過ぎ塩分の摂り過ぎです。
 特に塩分の摂り過ぎは、血圧を上げるだけでなく、血管に直接的なダメージを与え、動脈硬化(血管の弾力が失われて、脳卒中や心筋梗塞などの血管病を発症しやすくなった状態)を促進する大きな原因となることが知られています。しかしこのことは反面、塩分に少し気を配るだけで、強くしなやかな血管づくりに役立つということでもあります。
 食材が豊富にそろうこの季節を、おいしく減塩するのに最適な時季ととらえて、日々の食習慣を見直す機会にしましょう。

1日に必要な塩分量は?

厚生労働省が国民の健康の維持・増進を目的に策定している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、1日の食塩摂取量を成人男性8.0g未満成人女性7.0g未満に抑えることを推奨しています。ただしこれは、元来食塩の摂取量が多い国民性を考慮しての目標量で、実際に体が必要とする1日平均食塩量は、なんとわずか1.5gであると推定されています。
 現在の日本人の1日平均食塩摂取量は10.0g(男性11.0g、女性9.2g)で、近年少しずつ減ってきてはいますが、まだ目標値を上回っており、減塩する必要があります。

無理なく減塩するための2つの考え方

1つは"攻めの減塩"で、積極的に塩分摂取量を減らすこと。そしてもう1つは、"守りの減塩"。ナトリウム(食塩の主成分)の排出を促すカリウムを多く含む食品などの摂取量を増やすことです。体内に入る塩分量を減らすとともに、入ってきた塩分を速やかに排出させるという2方向からのケアで、強くしなやかな血管づくりを目指しましょう。

(出典:http://www.kyoukaikenpo.or.jp/)

■血管の力を高める"NO(一酸化窒素)"

テレビや雑誌などの影響で、血液が「ドロドロ」か「サラサラ」かを気にする人が多いようです。もちろん血液自体のドロドロサラサラはそれなりに重要です。しかし、それ以上に重要なのは、血液を運ぶ「血管の力」が健全か否かなのです。
 元気な高齢者が増えている一方で、最近は若年層で生活習慣病などに悩む人が目立つようになってきました。両者の血管をよく調べてみると、心臓から全身に至る太い動脈(大動脈)はどちらも年齢相応なのですが、末端の動脈のしなやかさに大きな差が認められているのです。末梢血管、特に微小循環血管は、全身のあらゆる臓器や細胞に必要な栄養や酸素を送っています。つまり、体中に存在する細胞にとっては血管こそが生命線といえます。そして血管の健康をはかる上で最も大切なのが「NO(一酸化炭素)」なのです。

血管内皮細胞から分泌されるNO

NOの血管(動脈)内での働きとして、●血管を拡張する ●血流をよくする ●血圧を下げる ●動脈硬化を防ぐ‥‥などがあります。
 血管の力の決め手となるのは「血管内皮細胞」です。これは血管の内壁、つまり流れる血液に触れる面をビッシリと覆っている細胞で、血管を守るバリアとしての役割を持っています。そしてNOは、動脈内のこの血管内皮細胞から分泌されているのです。そして、最近では、血管内皮細胞の衰えが動脈硬化の始まりと考えられています。
 NOは私たちの体内で、「アルギニン(アミノ酸の一種)」と「酵素」から合成されます。しかし、アルギニンを多く含む肉類を食べたからといってNOが増えるというわけではありません。ちなみに、青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は、血管内皮細胞の機能を高めてNOの分泌を促すことがわかっています。

傷ついた血管を修復する

NOの大切な役割の一つが「血管保護作用」です。血管内の炎症やプラークを修復し、動脈硬化の進行を押さえます。また、血小板凝集の抑制、酸化ストレスによる内皮障害の抑制(抗酸化)、白血球の内皮細胞への接着の抑制などによって血栓ができるのを防ぎ、血管が詰まる原因を取り除きます。NOの分泌量が低下すれば当然、血管はメンテナンスされないまま荒れ放題になってしまうのです。

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 当学会の研究する「HM-3000(特系霊芝)」の服用により、体内でのNO合成酵素が活性化し、NOの産生が促進されます。


いつもありがとうございます。
愛・感謝 村雨カレン