2018年1月10日水曜日

アルコールと肝臓

今年こそ、週に一度は休肝日を!

あけましておめでとうございます。
 年末年始、飲み過ぎてはいませんか? お酒との正しい付き合い方をして、今年も一年、楽しく、健康に過ごしましょう!

 まずは肝臓でのアルコールの代謝時間を知っておくことが大切です。
 血液検査で「γ-GTP」や「尿酸値」が高いと言われた人は多いと思いますが、これらはお酒の飲み過ぎで数値が高くなる代表的な検査です。特に、あまりアルコールを飲んでいるつもりはないのにγ-GTPの数値が高いという人がいますが、こういう人ほど要注意です。
「酒が強い」ことと「肝臓のアルコール代謝能力が高い」ことは別物です。少しのお酒ですぐに顔が赤くなる人でも肝機能は全く異常がない人、逆に、いくら飲んでも顔や態度に出ないのに肝機能はボロボロの人。肝臓病はなかなか自覚症状が出にくいので要注意です。
「どんなに飲んでも、5~6時間も経てば体からアルコールは抜ける」と勘違いしている人が多いのも事実です。「体重1kgあたり1時間で0.1gのアルコールを分解できる」と考えましょう。簡単に言うと、成人男性が肝臓で分解できるアルコール量は1時間に7cc程度。ビール大瓶1本または日本酒1合を飲むと、処理するのに3時間以上かかります。
体重70kgの人がビール500mlを2缶飲んだ場合、このアルコールを分解するのに約6時間必要となります。ビール1リットル中のアルコールは約40g。缶チューハイなら3本、日本酒で2合に相当します。睡眠中のアルコール分解速度は、起きている時より遅いという事も覚えておきましょう。個人差はありますが、それ以上飲めば、半日どころか24時間アルコールが残る事もあるのです。
 アルコールを分解するために大きな負担が肝臓にかかるわけですから、毎日、分解能力を超えた飲酒を続けると、脂肪肝や肝炎から肝硬変へと進行していきます。さらに最近、ウイルス性の肝炎だけでなく、アルコール性肝硬変から肝臓がんが発症するということも判ってきました。肝臓に負担をかけないよう、高タンパクでビタミンの豊富な食事を摂りながら、日本酒なら、せめて2合程度の飲酒量にしましょう。そして、週に一日はお酒を飲まずに肝臓を休ませる「休肝日」を作ることが"肝要"です。      (出典:デイリースポーツ)

■肝臓の構造とはたらき

肝臓には無数の血管と胆管があり、隅々の細胞まで届いています。また、3本の血管が出入りしており、体内の血液の1/4が集まっています。

●門脈:小腸で取り込まれた栄養素などを肝臓へ運ぶ血管。
●肝動脈:酸素を含んだ血液を心臓から肝臓へ運ぶ血管。
●肝静脈:肝臓でつくられた栄養分や処理されたものを心臓に運ぶ血管。

肝臓の3つの働き

(1)代謝:
 食物から摂った糖・タンパク質・脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、必要時にエネルギーの素として供給します。(飲酒過多や糖尿病、肥満など)必要以上のエネルギーを摂取すると、肝臓に脂肪が多く蓄積し、肝臓機能の低下の原因にもなります。

(2)解毒:
 アルコールや薬、老廃物などの有害物質を分解し、体に影響を及ぼさないように無毒化します。アルコールや薬物を必要以上に摂取すると解毒作用が追い付かず、肝臓に大きな負担をかけてしまいます。
(3)胆汁の生成・分泌:

 胆汁は、肝臓でできた老廃物を流し、脂肪を乳化、タンパク質を分解しやすくします。この働きによって脂肪は腸から吸収されやすくなります。また、コレステロールの体外排出にも重要な役割を持っています。胆汁は、肝臓 ⇒ 胆管 ⇒ 胆のう(濃縮)⇒ 十二指腸 と流れます。


肝炎から重疾患への進展

肝炎は、肝臓に炎症が生じる疾患です。炎症により肝臓の細胞が破壊され、肝臓の機能が次第に低下していきます。肝炎の原因としては、ウイルス性、アルコール性、NAFLD、薬物性、自己免疫性で、最も多いものは、ウイルスの感染によって起こる「ウイルス性肝炎」です。主にA・B・C・E型の4種類が知られていますが、特に慢性化しやすいとされているのはB型ウイルスとC型ウイルスによる肝炎です。

 肝炎は治療せずに放置すると、肝硬変や肝がんなどのさらに重い疾患に進展していく場合があるため、早期発見、早期治療が非常に大切です。

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康復医学学会では主要研究生薬「HM-3000(特系霊芝)」において、毒素による肝損傷に対する保護作用や、肝臓の過酸化脂質産生に対する抑制効果などをデータとして確認しており、肝炎の予防や対策においても絶対的な自信を持っています。


いつもありがとうございます。
光・愛・感謝 村雨カレン

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