2018年5月30日水曜日

世界禁煙デー

5.31 世界禁煙デー

5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。日本でも5月31日~6月6日を「禁煙週間」と定め、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」を今年度のテーマとし、厚労省を中心に、日本医師会、日本薬剤師会、日本看護協会などが禁煙及び受動喫煙防止の普及啓発を行っていきます。

 喫煙のリスクは、気管支炎、ぜんそくなどの肺の病気や、多くのがん、胎児への影響があることなどが知られています。そして最も大きな影響を受けるのが「血管」です。一服吸っただけで、たちまち体内には活性酸素が発生しはじめ、タバコに含まれる発がん性物質や多数の有害物質が、血管にダメージをもたらし、血管を収縮させるのです。

 喫煙 ⇒ 急激な血管の収縮 ⇒ 血圧の上昇 ⇒ 動脈硬化 ⇒ 脳卒中・心筋梗塞 

 喫煙者は、そうでない人に比べて狭心症や心筋梗塞のリスクが2~3倍高く、心・血管病による突然死リスクは5~10倍も高くなります。また、「受動喫煙」が原因で、日本では年間約1万5千人が死亡しており、その死因の8割が脳卒中・虚血性心疾患の心・血管病です。
 喫煙は心・血管病やがんなどの大きな原因になりますが、逆に考えると、タバコをやめることができれば、様々な病気の予防が可能なのです。
 禁煙をスタートした直後から、着実に健康改善効果をもたらし、10年以上禁煙すると、タバコを吸わない人と同じ健康状態に近づくと考えられています。
 受動喫煙対策により、路上喫煙禁止や公共の空間における禁煙が進み、この10年間、喫煙者は減少し続けています。その一方で、無煙タバコや電子タバコなどの新たなタバコ製品が登場しています。これらのタバコ製品にも、発がん性物質やその他の有害物質が含まれ、健康への影響が懸念されています。

 喫煙習慣の本質は「病気」(ニコチン依存症)です。医療機関での「禁煙治療」をおすすめします。一定の条件を満たせば、健康保険で禁煙治療を受けることができます。
 あなたも禁煙にチャレンジして、元気な血管を取り戻しましょう!
(出典:http://www.kyoukaikenpo.or.jp/)

■有害物質だらけのタバコ、そして依存症

タバコの煙はPM2.5(微小粒子状物質)のかたまりです。喫煙OKの居酒屋は北京市の最悪時の濃度と変わりません。

 そして、喫煙者よりも近くで煙を吸わされている人の方が、体に入る有害物質は高濃度です。

 依存性毒物のニコチンが切れると禁断症状(医学的には離脱症状)が出るような状態を、「体の依存」と呼びます。タバコを吸わないでいると、不安になる、イライラする、集中できない、眠気を感じる、ストレスを感じる、吸いたい気持ちを抑えられない‥‥といった症状です。
 また、ニコチン依存症は、「脳の変性疾患」ともいわれており、ニコチンが少しずつ脳の構造を変え、依存症の脳にしてしまいます。脳に入ったニコチンは、中脳の腹側被蓋野の「アセチルコリン受容体」にくっつき、その信号が伝わり大脳の側坐核で、「快感ホルモン」であるドーパミンが放出されます。しかも、ニコチンは注射より速いスピードで脳に届きます。こうして、タバコを吸うとドーパミンが放出され手っ取り早く快感が得られるので、いつしかタバコに依存してしまうようになるのです。さらに、ドーパミンが出たあとに分泌されるセロトニンも、ニコチンの影響を受けて出にくい体になってしまうのです。
 逆にいうと、タバコに変わるほかの自然な方法でドーパミンやセロトニンを出せるようにすれば、ニコチン依存症の魔の手から逃れられるのです。お勧めするのは、「運動」です。近年の研究で、運動すると、禁煙に直接的に良い効果があることがわかってきました。

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 一方のセロトニンを自然に分泌する方法としておすすめなのが、「朝、日光を浴びること」(起床後4時間以内)と「リズム運動」(ウォーキングやジョギング、簡単なステップなど)をすること。そして、脳内セロトニンの増加に影響する「ラフマ」のサプリメントを活用するのもとても良い方法です。
 さらに「HM-3000(特系霊芝)」は、血流を改善するとともに、タバコの有害物質による血管ダメージの改善を早めることに期待できます。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年5月23日水曜日

がん対処法

実力未知数の"がん新検査" 

山形県金山町では昨年から、希望する検診受診者らに、がん探知犬による尿検査を導入しました。町立金山診療所の瀬尾医長は、手応えを感じています。
がん患者の尿には特有のにおいがあるとされ、日本医科大千葉北総病院の宮下教授らが嗅覚の鋭い犬に検知させる研究を進めています。5人の尿から1人のがん患者の尿を見つける300回以上の実験では、ほぼ完ぺきに的中。

 がん患者の尿のにおいには糸状の生き物「線虫」も反応します。これに着目するのが、元九州大の広津助教授が起業した「HIROTSUバイオサイエンス」(東京都港区)。線虫の行動計測機器を大手企業と開発し、2020年の実用化を目指します。

 一方、国立がん研究センターの落谷分野長らは、血液を使った検査法を開発。がん細胞が分泌する微少な「マイクロRNA」を調べる方法で、保存血液を使った研究では13種類のがんが判別できました。昨夏に倫理委員会の承認を受け、今は臨床研究を進めています。

 新しい検査法の特長は、簡便さと調べられるがん種の多さ。国が推奨する肺、胃、大腸、乳房、子宮頸部の5つのがん検診の受診率は、いずれも低く40~50%。医療機関に出向く煩わしさ、検査に伴う痛みや恥ずかしさが要因と指摘されますが、少量の検体で複数のがんが分かれば受診率が一気に上がる期待もあります。

 ただし、がん検診の最大の目的は発見率アップだけではなく「死亡率の減少」にあります。現在の五つの検診は、長期の比較研究で効果が確認されています。新検査法は、保存血液や尿を対象としたがんの発見率は高いものの、検診に有効かどうかの検証は緒に就いたばかりで、死亡率が低下するかは未知数です。祖父江友孝・大阪大教授(環境医学)は「新検査法は過大に評価されている」とクギを刺し、「利益が確認されていない検診は、本来実施すべきではない。実用化には手順を踏んだ検証が欠かせない」と指摘します。

(出典:https://mainichi.)


■康復医学におけるがん対処法

がんに対しては、あくまでも西洋医学による治療が大前提となります。様々ながん新検査法の開発によって、早期発見が容易になってきましたが、がん治療に関しては康復医学が担うポイントも重要です。
 康復医学療法によって、長期の過酷な治療に耐えうる体力と体内環境をしっかりと整え、精神的ダメージを緩和させることが、がんへの対処として不可欠です。

康復医学療法のポイント

 ●微小循環の改善により「がん悪液質*の進行を抑え、老廃物回収の促進により体内環境の調整、転移・浸潤を抑制する
 ●微小循環の改善と免疫機能の改善により腫瘍マーカーを正常に戻す
 ●細胞への酸素供給量を促進することで体内環境を整え、がん化進行抑制の可能性を上げる
 ●血栓の生成を抑制する(血栓症対策:がんの死因に血栓症は多い)
 ●貧血に備える、造血を促進する(がんの末期は貧血を伴っている例が多数ある)
 ●体内の抗酸化酵素の働きを高める(活性酸素による酸化ストレス対策)
 ●抗がん剤の副作用に対処する
 ●体力を強化し、長期にわたる治療による衰弱を予防する
 ●ストレス耐性を高める、疾病によるストレス対策、前向きに治療を進める

*「悪液質」とは、cachexia(悪い状態)いう医学用語の訳語で、明治時代に訳されたまま現在も使われています。悪液質は心臓や呼吸器の慢性疾患など、がん以外の病気にも見られるので、がんを原因とするものを「がん悪液質(cancer cachexi)」と呼んでいます。

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「HM-3000(特系霊芝)」はこれまでにも、霊芝に含まれているガノデリン酸類などトリテルペノイド系化合物の薬理活性成分が抗がんに対してその有効性を認められていました。そして、このたび康復医学学会では、抗がんに特化したともいうべき霊芝配合製品を新開発いたしました。メーカーによりますと海外での発売が先行するようですが、エキス抽出方法から配合成分に至るまで全く新しい製品となっています。ご期待ください!


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愛・感謝 村雨カレン

2018年5月15日火曜日

糖分依存症

糖尿病 合併症で足切断も

70代の男性が「半年前から足に力が入りにくく、階段の上り下りが難しい」と病院に行きました。その男性は、10年前に糖尿病と診断されていました――。

 糖尿病の合併症には、視力の低下を起こす網膜症、腎機能を低下させる腎症の他に神経障害があります。神経障害の一般的な症状は両足のしびれや痛みです。

 糖尿病の病歴が長くなるにつれ神経障害も増え、糖尿病歴25年以上の人では、半数に何らかの神経障害が見られます。神経障害は、体の中心から遠い部位で左右両側に出始める特徴があり、多くの人が両足の指や足の裏のしびれ・違和感を訴えます。神経障害が進行すると、両足に痛みを感じる人もいるし、感覚が鈍ってしまう人もいます。両手に同じような症状が出ることもあります。血圧や胃腸を調節する神経に障害が起こり、起立性低血圧や便通異常などの症状を訴える人もいます。

 糖尿病を長い間放置した結果、足にしびれや痛みが出ている人が治療によって急激に血糖値が良くなると、しびれや痛みが悪化することがあります。「治療が逆効果だったのでは?」と心配する人もいますが、悪化は一時的なものであることが多く、長期的には血糖値が低い方が神経障害は進行しにくくなります。

 神経障害のある人は転倒しやすいことも分かっており、転倒のほとんどは歩行中に起こっています。歩行には、足裏の感覚や、足首・膝など関節の位置感覚、筋力でバランスを取ることが重要です。神経障害があるとこうした感覚が鈍くなり、また高血糖は筋肉の萎縮を早めることから、歩行が難しくなるのです。さらに、糖尿病患者に多く見られる「うつ」や「認知症」も転倒の危険性を高めます。感覚障害があると足に潰瘍を作ることがあります。血流の悪化や歩行の異常があると、できた潰瘍がいつまでも治らず、最悪の場合、足を切断しなければならなくなります。特に"喫煙者"では、足を切断する危険度が高まります。

 冒頭の男性は、症状が通常の糖尿病による神経障害と異なっていたため、神経内科へ紹介されました。検査で頸髄の腫瘍が見つかり、手術を受け、今は元気に歩いているそうです。
 足にしびれや痛みがあると生活の質を下げてしまいます。糖尿病の人は、自分の足を毎日見て触って、感覚の異常や傷の有無を確認しましょう。   
(出典:http://www.sankei.com/) 

■"甘いもの依存症"のメカニズム

米国プリンストン大学の研究などで、糖分の大量摂取は、脳を麻薬性物質を投与した時と同じ状態にし、同じような依存状態が起こることがわかっています。糖分依存症の多くは、他の事柄でも依存しやすい傾向が強くなる「交差感作」が現れます。そのため、米国などでは糖分依存から、薬物依存になりやすいという研究結果もありますので、注意が必要です。

やめられない原因はドーパミン!

酒やタバコ、麻薬性物質と同様に、糖の依存症には脳が関係しています。糖分を摂るとドーパミンを出して簡単に快楽が得られますが、不自然に大量のドーパミンを放出し続けていると、抑制が利かなくなり摂取量が増えていきます。逆にやめようとすると、イライラして落ち着かなくなり禁断症状が出ることさえあります。まさに一種の中毒です。

 糖の過剰摂取でドーパミン神経からドーパミンが放出されると、それがドーパミン受容体に取り込まれて"快楽"を得ます。この快楽を求めて糖を摂り続けるとドーパミンは増えますが(下図左)、バランスが働き過剰なドーパミンを抑えるために受容体の数を減らします(下図右)。すると今までの糖分摂取量では満足感が得られずに量が増え依存状態に進行します。そして、この状態になって急激に糖分の摂取を制限すると、ドーパミン系の神経伝達が低下した状態になるため、自覚的には不安感やイライラ感など不愉快な気分を生じます。

 ドーパミンもバランスが重要です。ドーパミンの分泌過剰は、依存症の原因の一つですが、逆に分泌が少なくなってしまうと、運動障害や精神障害の原因になります。パーキンソン病はドーパミンの減少が原因の一つとして知られています。

セロトニンが使われてしまう!

このドーパミンや、ノルアドレナリンなどの情報をコントロールし精神を安定させるのが「セロトニン」です。中毒症状の人は、ドーパミン制御のため、気付かないうちにセロトニンが使われてしまいます。すると、一種の"うつ症状"、そして"睡眠障害"なども表れやすく、改善が難しくなります。だから、糖質の節制が必要になってくるのです。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年5月9日水曜日

骨とコラーゲン

骨の老化予防にもコラーゲン

アンチエイジング系のコスメに配合されることの多いコラーゲン。肌にハリを与える美容成分としてよく知られていますが、表面に塗るだけではなく、口から摂ることも大切です。
コラーゲンが影響するのは皮膚だけと思われがちですが、実は骨にも重要。骨密度を上げてしなやかで強靭な骨をつくるには、カルシウムと共にコラーゲンが必要です。東京農工大学の野村義宏教授によると、コラーゲンが不足することで骨粗しょう症になりやすくなるだけではなく、皮膚のたるみも招くそうです。
 シワやたるみは、肌の衰えだけなく、頭蓋骨が痩せることも原因。皮膚の土台となる頭蓋骨が小さくなることで、皮膚がたるみ、輪郭がぼやけたり、ほうれい線が濃くなったりするのです。また、皮膚が奥に引っ張られ、鼻が上向きになることもあるようです。
 美容のためにも、骨を丈夫にする意識を高める必要がありそうです。
 加齢と共に不足していくコラーゲン。代謝もだんだん遅くなっていくので、体内での合成を促すためにも口から摂取することが大切です。
 コラーゲンを含む食品は、肉や魚。牛すじや鶏肉の皮、魚の皮や骨などは特に豊富です。煮た後に冷やして煮こごりができるものはコラーゲンが多く含まれています。効率よく摂れるのは、しらすちりめんじゃこ。皮も骨も丸ごと食べられるので、コラーゲンを多く摂れます。
 たんぱく質も同時にたくさん摂れる食材ばかり。カロリーが気になって残しがちな皮まで丸ごと食べるのがポイントです。小魚や真空調理された缶詰の魚なら、骨まで食べられるのでカルシウム補給もできます。
 外食続きでうまく摂れないときは、補助的に良質なコラーゲンを含んだサプリメントやドリングなどを利用しましょう。また、コラーゲンは体内で分解と合成をくり返しているので、代謝を上げるために適度な運動を取り入れることも必要になります。
 皮膚や骨をはじめ、血管や臓器、膝の軟骨、歯茎にも存在するコラーゲン。美しく健康に年を重ねていくために、内外から日常的に摂り入れていきたい成分です。
(出典:https://www.mylohas.net/)

■コラーゲンの働きと選び方

タンパク質の一種であるコラーゲンは、体を構成しているタンパク質のうち、約30%を占めています。そのうち皮膚には約40%、骨や軟骨には約20%が存在し、その他、血管や靭帯、内臓など、全身に広く分布しています。タンパク質はたくさんのアミノ酸が結合してできている巨大な分子ですが、コラーゲンも同様です。コラーゲンは繊維状の分子で、アミノ酸が長く連なったもの3本がらせん状に絡み合った構造をしており、これが網目状に張り巡らされて、肌のハリや骨のしなやかさ、関節の動きの滑らかさなどを支えています。
特に、骨や関節の中に存在するコラーゲンは、外部からの力に抵抗する大切な役割を持っています。靭帯や、背骨の隙間など、様々な場所ではクッションのように働き、私たちの骨を補強しています。しかし年齢と共に、体内でコラーゲンを作りだす力が衰えて量が減っていき、また、コラーゲン分子そのものも老化していきます。コラーゲン量の減少や老化によって、骨の強度は低下し、骨そしょう症や骨折のリスクが高まっていくのです。
 残念ながら、食材からコラーゲンを摂っても、そのままの形で私たちの骨に取り込まれるわけではありません。消化の過程で分解され、バラバラになった状態で体内に吸収されるので、他のタンパク質を含む食品を食べた場合と特別に何か違った効果が得られるとはいえないと考えられています。

低分子コラーゲンならコラーゲンを"作る力"を活性化

近年、低分子のコラーゲンペプタイドに注目が集まっています。分子量の大きなコラーゲンを細かく分解し吸収しやすくしたもので、食品素材として使われています。
 低分子コラーゲンを摂取しても、前述のコラーゲンのようにバラバラに分解されるだけなので特別な効果は期待できないともいわれていましたが、実は最近の研究で、一部の低分子コラーゲンはそのまま吸収される場合があること、コラーゲンを"作る力"を活性化する可能性があることがわかってきました〔佐藤健司、日本抗加齢医学会雑誌. 11(2)81-86(2015)〕
 実際に、低分子コラーゲンを摂取することで、関節の状態が改善したというヒト臨床試験の報告も出てきています。

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 当学会ではコラーゲンの研究から、魚由来の良質なコラーゲンペプタイド製品を、また、特許技術を活用して鶏冠を酵素分解した低分子化製品を開発しています。いずれもコラーゲンの働きを助ける成分を含んでおり、明らかな効果が得られています。


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愛・感謝 村雨カレン

2018年5月2日水曜日

健康長寿

健康長寿の秘密を科学的に解明

2016年、沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、京都大学との共同研究で、高齢者に特異的に変化する血中代謝物(生体内の代謝によって産生され、個人の健康や病気、食生活などに関する多くの情報を提供してくれる体内物質)を特定しました。人体の老化の解明ついて重要な手掛かりを見いだしたと言えます。
日本人の平均寿命は、年々右肩上がり傾向を見せ、男女共に世界有数の長寿国と言えます。しかし、高齢化に伴い、生活習慣病や関節疾患などにより介護を必要とする人々も増えており、単に長寿を実現させるだけでなく、いかに健康に長生きをするかということが社会的な課題ともなっています。また、特に大きな疾病はしなくても、高齢化とともに筋力や腎臓などの身体機能が衰退することはよく知られていますが、これまで、この現象について科学的に迫った研究はありませんでしたが、研究チームは、健康状態を反映する血液中の代謝物を調べることで、老化メカニズムの科学的解明に挑んだのです。
 研究チームは、代謝物の特定・分析のため若年成人15名(25~33歳)と高齢者15名(74~88歳)、計30名の健常者から血液サンプルを採取しました。これまでの研究では、赤血球はほとんど注目されていませんでしたが、研究チームは、赤血球を重要な検査項目と見なし、詳細な分析を行いました。
 まず、採取した血液サンプルの血中代謝物の特定を行いました。そして、高齢者の体内で量が増加している化合物と、減少している化合物を調べました。
 その結果、高齢化に関わる14種の化合物を特定。そのうちの半数の化合物が、高齢者の体内で減少しており、それらは主に「抗酸化物質」と、「筋力に関わる化合物」でした。
 逆に、体内量の増加が見られた化合物類は、腎臓および肝臓機能の低下に関与している代謝物であることが判明しました。
 さらに、同じ代謝経路で見つかったこれらの加齢に関わる代謝物の一部は、その量の変動が互いに相関していることから、加齢による影響は、両タイプ方の代謝物に同時に作用していることがわかったのです。
 本研究により加齢に関わる代謝物が特定されたことで、抗酸化物質量の減少と筋力の衰えを防ぐためには、抗酸化物質を多く含む食物や、適正量の動物性タンパク質を摂取し、適度な運動を続けることが重要であることが示唆されました。
 長寿に関する研究の意義について、OISTの柳田教授はこう語ります。「長寿は私たちにとって大いなる謎です。高齢者が人生の最期を幸せに過ごすための秘訣は何か。その謎が解ければ、人類の健康と福祉に貢献することができるはずです」。 
(出典:https://www.oist.jp/)

■― 久食軽身不老延年神仙 ―

『神農本草経』(復元)
後漢から三国の頃に書かれた『神農本草経』という中国の本草書(薬物の知識をまとめた書)があります。その後の中国本草の基本となった書ですが、原本は古くに散逸しています。(右の写真は、福山藩医で幕府医学館の教授となった漢方医・森立之が復元したもの)
この書には365種の薬物が上品・中品・下品に分類して記述されています。上品(上薬)とは無毒で長期服用が可能な「養命薬」、中品(中薬)は毒にもなり得る「養性薬」、下品(下薬)は毒が強く長期服用できない「治病薬」としています。

 そして今回のタイトル「久食軽身不老延年神仙」とは、『神農本草経』において、上薬に分類されている「霊芝」の解説に記載されている文言なのです。
日本語で読めば、「久しく食すれば身が軽やかになり、老いず天年を延べ、仙人の域に達せられる」となります。つまり、意訳すれば以下のようになります。

「久食」:長期にわたり服用が可能で、副作用がない。
「軽身」:身体が重い、痛いなどの自覚症状がなくなり、身が軽くなり動作が軽快になる。
「不老」:老化スピードを遅らせ、同年代より若々しく見える。
「延年」:健康的で寿命をまっとうできる。
「神仙」:精神が常に安定し、充実した健康生活を送れる。

 そして、康復医学学会が長年研究を進め、推奨している「HM-3000(特系霊芝)」には、これら全てを裏付けるデータが揃っているのです。

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 これまで各霊芝エキスメーカーは、霊芝の有効成分の抽出において、熱水に入れて成分を煮出す「熱水抽出」やアルコールに浸しながら成分を取り出す「アルコール抽出法」、何段階かに分けて圧力をかけ成分を取り出す「循環多段式加圧抽出法」などが用いられてきました。しかし、霊芝は細胞壁が破れにくく、多くても8~30%前後しか抽出できなかったり、有効成分を体内に効率的に取り込むために必要な補完成分が抽出後の絞りカスに残ってしまったりして無駄が多かったのも事実です。
酵素分解溶出霊芝
昨年、当学会では「A.T.E.常温酵素分解溶出技術」(特許技術)と出合い、強固な細胞結合を持つ霊芝に対し、酸やアルカリを使わず、熱(圧力)をかけず、有効成分・補完成分を失うことなく、霊芝全体を低分子化し、体内で効率的に利用することに成功しています。これにより、霊芝の持つ多種多様な有効成分を自然の比率で摂取することが可能になります。
 今後、新商品の開発や既存商品のリニューアルへの活用に期待ができます。


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光・愛・感謝 村雨カレン